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八ヶ岳周辺ドライブ [drive/touring]

クルマ仲間の「こだま」さんから、ドライブのお誘いをいただきました。
6月23日(土)に圏央道の八王子JCTとあきる野IC間が開通し、関越道と中央道とが結ばれるため、翌日そのルートを走って八ヶ岳方面へ向かおうとの由。
朝5:30に関越道/三芳PAに集合です。

しかし良く考えたら、「こだま」さんのお住まいは中央道近辺。
八ヶ岳方面だったら中央道に乗れば済むハズなのに、圏央道を走るためにわざわざ三芳PAまで来られるとは・・・。
うーん、やはり酔狂な方ですねぇ(笑)。


圏央道のキミーラ.jpgで、曇り空の三芳PAを出発した計5台。
「こだま」さんのTVR・キミーラを始め、ポルシェ・ボクスター、BMW・M3、三菱・eKスポーツ、そして私のB3と、バラエティに富んだ布陣です。
鶴ヶ島JCTから圏央道に入り、開通したての区間を通って中央道へ。
いやー、ホントに繋がったんだなぁ・・・。

しかし。
埼玉県の東部に住む私にとって、このルートはかなりの遠回り。
距離もさることながら、料金も1,300円ほど高くなります。
利用価値を考えると、中央道へ向かう往路で首都高が大渋滞しているときに迂回ルートとして使うかどうか、といったところでしょう。
が、私の場合は早起きして渋滞する前に首都高を走り抜けてしまうので、このパターンは無さそうです。
また復路で中央道から首都高にかけて渋滞しているときは、関越道も同様に渋滞しているハズなので、わざわざ遠回りする意味がありません。

というワケでこのルート、開通の記念として今回往路で走ったのが最初で最後となる見込み。
復路はもちろん、首都高経由で帰ります(断言)。

中央道/藤野PAでtomさんのB3クーペと合流し、流れの良い中央道を走ります。
別の場所へと向かうボクスター&M3と双葉SAでお別れし、小淵沢ICまで。
しかし八ヶ岳PAから先は相変らずバンピーな路面。
景色も良く、適度に曲がった気持ちのいい上り坂の区間なのですが、調子こいて走ると冷や汗かきまくりです。
無論、私は前車の挙動を凝視。
キミーラのテールが大きくバンプする箇所では、そっとアクセルを緩めます。
そう、これぞまさに教習所で習った「危険予測運転」です(笑)。

小淵沢ICを右に折れ、K11で八ヶ岳方面へ。
キミーラ/B3/B3クーペ/eKスポーツの順に八ヶ岳高原ラインを走ります。
K620を左折し、天女山登山口で一休み。
生憎の曇り空で肌寒いほどでしたが、郭公の声が響き渡る静かなパーキングで煙草を喫いつつ談笑です。

K11へと戻り、K615を経由してR141を北へ。
長野県に入り、このままどこまで行くのかなーと思っていた矢先、やおら右折する先頭のキミーラ。
ここからは、初めて走るルートでした。
畑作地帯を突っ切り、K106を南下します。
農耕車の落とした土を巻き上げて疾走するストレート。
明るい2車線のワインディングを信州峠へと登り、K610と名を変えた山梨県側の1.5車線屈曲路を下っていきます。
黒森付近で左折、暗い森の中を走る釜瀬林道の途中で休憩です。
しかし「こだま」さん、イイ道知ってますねぇ(笑)。


TVRキミーラ.jpgTVR・キミーラ。
なんとも不思議で凄いクルマです。
他の何物にも似ていない、唯我独尊のスポーツ・カーだと思います。
スチール製のスペース・フレームにFRP製のオープン・ボディを架装、フロント・ミッドにV8エンジンを積み、ABSもエア・バッグも持たないとのこと。
実にストイックでレーシーな成り立ちです。
そんなプロファイルやスタイリング、パフォーマンスもさることながら、豪華レザーまみれのインテリアに設えられた極めて難解な操作系が、私の心を掴んで離しません。
レクチャーがなければ、ドアも窓も開けられないのです(汗)。
いろんな意味で危なさ炸裂のこのクルマ、乗りこなすオーナー・ドライバーは常人ではあり得ません(キッパリ)。


eKスポーツ.jpgそして侮れないのが、獅子まるさんのeKスポーツ。
狭い山道でときどきバック・ミラーに目をやると、もう普通についてきています(汗)。
聞けば足回りはRALLIART製のサスペンション・キットで堅め、わずか660ccのターボ・エンジンはガッチリとコンピュータ・チューンを施してあるとのこと。
ぶっといテール・パイプも、実にイイ音させていました。
「踏めば5km/L台(!)」と言う軽自動車にあるまじき凄まじい燃費が、そのパフォーマンスを如実に物語っています。
もちろんクルマの走りの結果を担うのは、その大半がドライバーのマインドとスキル。
初対面で大変失礼かとは存じますが、やはり獅子まるさんもタダモノでは無い方とお見受けしました(笑)。

時刻は午前10時前ながら、早起きが祟ってお腹がグー。
増富温泉からK23を南下し、降りだした雨の中を茅ヶ岳広域農道で韮崎方面へと向かいます。
ICの100mほど手前にある「集雲庵」にて手打蕎麦。
細く切られた冷やし蕎麦を、空腹も手伝って一気食いです。
うーむ、満足。

その後は中央道に乗り、双葉SAで解散。
tomさんのB3クーペと共に、一路東京方面へと走ります。
交通量はそこそこありましたが、まだ昼時なので渋滞の心配も全くありません。
よーし、このまま家までスムーズに帰

・・・調布IC付近、事故で通行止め?(汗)

電光掲示板の表示に驚いてVICSや1620kHzで確認してみると、現場を先頭に渋滞が延びているとのこと。
当然、下道も渋滞しているであろうことは火を見るよりも明らかです。
参ったなー、どうしよう・・・。

・・・・・・!(電球)

ということで、八王子JCTから圏央道へ。
関越道経由でスムーズに帰宅することができました。
いやぁ、圏央道は利用価値大ですねぇ(←おい)。

本日の走行距離は、460kmでした。

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主催の「こだま」さん、そして一緒に走ってくれた皆さん、今日はおつかれさまでした。
おかげで楽しい休日を過ごすことができました。
これを機に、またご一緒させていただければと思います。
どうもありがとうございました
B3×2.jpg
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現在地 [live!]

070624_1050~0001.jpg今日もやっぱり蕎麦なのか…(汗)。

[GPS情報URL]
http://walk.eznavi.jp/map/?datum=0&unit=0&lat=%2b35.43.27.25&lon=%2b138.28.05.11&fm=0


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特定小電力トランシーバ [arround My B3]

最近、仲間と走るときに特定小電力トランシーバを使っています。

DJ-P20.jpg私が持っているのは、アルインコ製のDJ-P20というモデル。
スタンダードな20ch仕様です。
特定小電力トランシーバは規格が決まっているので、他メーカーの機種とでも問題なく通話できます。
ちなみに私は、秋葉原で定価の約3割の値段で買いました。
ただし携帯電話と同じく、このままでは走行中には使えません。


スピーカー・マイク.jpgそこで追加購入したのが、スピーカー・マイク。
本体を操作することなく送話/受話が可能となりますので、安全性も飛躍的に向上します。
タクシー無線と同様、これなら道路交通法上でも規制の対象とはなりません。
私はクリップでシート・ベルトに装着して使っています。
インターネットで2,000円ぐらいの台湾製?ですが、マイク感度/スピーカー音量ともに申し分無しです。

トランシーバなので、通話は一方通行です。
自分が話しているときには、相手の声は聞こえません。
また、免許不要の「小電力」ですので、通話距離は概ね相手が見える範囲です。
もう、携帯電話とはエラい違いです。
が、コイツがあると非常に便利ですし、かつグループ・ドライビングが楽しくなります。

予め仲間内でチャンネルを合わせておけば、後はトーク・スイッチを押して話すだけ。
ダイヤルも呼び出しもへったくれもありません。
一人が話せば仲間の全員に聞こえますので、グループ内の意思疎通をイッパツで図ることができます。
もちろん携帯電話と違って基地局などのインフラを必要としませんので、見通しの範囲内であれば山奥だろうとどこだろうと使うことができます。

ということで、便利で楽しいトランシーバ。
個人的には、もはやグループ・ドライビングの必需品だろうと思っています。

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「ちょっとガソリン少ないから次のSAに入るよ〜」
「了解」

「ここで抜いて先に行ってくれるか?」
「OK!(加速)」

「今、対向車がパッシングしてたぞ」
「ホント?じゃぁ念のため速度を落とそうか・・・あっ!(発見)」

「ありゃりゃ、踏切に引っかかったよ・・・」
「はいはい、この先のコンビニで待ってるよ」

「なんか後ろの方に赤い光が見えるねぇ(汗)」
「じゃぁ、今のうちにチギッちゃいましょうっ!(全開)」by _


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「3.3」、脱落。 [about My B3]

「無い・・・(汗)」

3.3、脱落.jpg4月末の飛騨高山ツーリングを終え、帰宅前に洗車場に立ち寄って劇的に汚いB3を洗っていたときのこと。
ふと見ると、トランク・リッド右側に貼られている「B3 3.3」のプラークのうち、「3.3」がありません。
なんで無いんだよ・・・。

・・・いつ、どこで剥がれたんだ?今朝、ホテルを出て荷物を積む際には気づかなかったな。そもそも普段から意識して見ちゃいないからなー、あんなもん。その後トランクを開けたのは・・・道の駅で土産を買ったときか。そのときはどうだったっけ?・・・うーん、憶えてないなぁ。土産を買って、トランク開けて・・・。土産か・・・。そういえば、土産に買ったあの蕗味噌はいかにも旨そうだな。帰ったら速攻でビールだな。他にも蕎麦味噌とかにんにく味噌とかがあったっけ。どうせなら全部買ってくればよかったなぁ。でも土産に蕎麦味噌を買ったとか言うと、「やっぱり蕎麦ですか」なんてコメントが入るだろうな、きっと。・・・って、そんなこと言ってる場合じゃないだろ、おい。いつ、どこで剥がれたんだ?今朝、ホテルを出て荷物を積(以下繰り返す)

「あった・・・(安堵)」

3.3、発見.jpg・・・洗車場に落ちてました。
どうやら、高圧スチームの勢いで剥がれたものと推察されます。
とりあえず、紛失しなくて良かった(汗)。

しかしボンネットのBMWエンブレム剥離と言い、今回の「3.3」脱落と言い、この辺りはたっかいクルマとは思えないほどチャチですねぇ。
しかも、拾い上げた「3.3」はパキッと折れそうなプラッチック製。
ま、金属製などである必要は全く無いのですが、なんとなく興を削がれた想いです。

帰宅後、瞬間接着剤で「これでもか!」と固定。
・・・やれやれ、と言った感じです。

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それから一ヵ月後、神戸・紀伊半島ツーリングの翌週末、洗車後の拭き取り中。
今度はトランク・リッドの左側に貼られている「ALPINA」の文字のうち、「I」がグラグラしていることに気がつきました。
こりゃまた近日中に剥がれてしまうであろうことは、火を見るよりも明らか。
紛失を恐れて有無を言わせず剥ぎ取ったため、B3は最早「アルプナ(ALP NA)」状態(汗)。
念のため他の文字全てをチェックしましたが、とりあえずは大丈夫そうです。

帰宅後、またもや瞬間接着剤で「これでもか!」。
・・・やれやれ、と言った感じです(その2)。
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BMWシーズン・イン・チェック [about My B3]

消耗品交換などは行っていたものの、納車前の12ヶ月点検整備以来ディーラーの世話になっていない私のB3。
特に不具合などは無かったのですが、積算距離計が60,000kmを越えたのを機会に、一度プロの目で診てもらおうと思い立ちました。
ということで、自宅から最も近いBMW正規ディーラーへ初めての訪問です。

点検整備にはいろいろなメニューがあるのですが、サービス・アドバイザーの方と相談した結果、最もベーシックなパッケージ・プログラムである「BMWシーズン・イン・チェック」を受けてみることにしました。
27項目の点検を行うとのことで、その過程で何かあれば、必要に応じて追加で整備をするとの段取りです。
ちなみに点検項目は以下の通り。

−DISによる車輌診断
−車体下廻りのオイル漏れ等の点検
−バッテリー液の量
−バッテリーの機能/状態
−エア・コンディショナーの作動状態
−タイヤの空気圧
−マイクロ・フィルターのつまり具合
−ワイパー、ウォッシャーの機能
−ワイパー、ブレード・ラバーの状態
−ウォッシャー液の量
−エンジン・オイルの汚れ、量
−冷却水(不凍液)の量
−ブレーキ液の量
−ブレーキの効き具合
−ブレーキ・ペダルの踏みしろ
−ブレーキ・パッドの厚み
−パーキング・ブレーキの効き具合
−各Vベルトの劣化/張力
−タイヤの溝の深さ
−タイヤの亀裂/損傷/磨耗
−ヘッドライト、フォグライトの機能
−ライト類の機能/損傷
−ホーンの機能
−リア・デフォッガーの機能
−BMWサービス・インターバル・インジケーターの機能
−エンジンの始動具合/異音
−試運転による車輌状態の点検

と、「旧法定6ヶ月点検+α」といった感じの内容ですね。
自身の日常点検でカバーできている項目も多々ありますが、DIS診断や各種数値類の正確な測定などは自分ではできませんので、ザッと診てもらうにはちょうどいいメニューかもしれません。
このうち、ブレーキ・フルードは前回交換から2年以上が経過しているため、予め交換を依頼します。
その他に何もないことを祈りつつ、B3を預けてディーラーを後にしました。

・・・で、結果的には特に問題無し。
ブレーキ・フルード以外では、拭き取り跡の残るワイパー・ラバーを交換しただけでした。
ブレーキ・パッドの残量が少々気になっていたのですが、測定の結果はF6.5mm/R6.0mmと、もう暫くは使えそうです。
なおフルードを交換した結果、フット・ブレーキは少ない踏み込み量でカチッと効いてくれるようになりました。

余談になりますが、今回の明細書などを見ると型式欄には「GH-AV30」、原動機欄には「30 6S」と記載されていました。
車台番号(下7桁)も「JT02***」と書かれており、これは現車の刻印では×印で消されたベース車輌のナンバーと一致します。
つまりこのクルマは「BMW ALPINA B3 3.3」ではなく、「BMW 330i」として扱われているんですね。
なんだか二重国籍みたいで面白いです。
細かいことを言えばALPINAはBMWとは別のメーカーなのですが、やはりALPINAはBMWなんだな、と改めて感じた次第です。
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神戸・紀伊半島ツーリング[3] [drive/touring]

曙光射す露天風呂、ゆるり浸かれば極楽浄土。
3日目の朝も、和歌山県/川湯温泉は快晴に恵まれました。
同じ湯に浸るのはいい感じに枯れたジイさんと、妙に元気なオッサンです。

ジイさん「どちらから?」
wata「ハイ、関東から来ました。しかしここは最高ですねぇ」
オッサン「最高だねぇ。風呂はやはり朝風呂に限るな。わははははは。さて、ちょっと失礼(と言って風呂から上がり、目の前の清流へ)」
ジ「ワシはここから1時間ぐらいのところに住んどるんやが、この辺りで一番やな〜、川湯は」
w「へぇ、そうなんですか」
オ「おいち、にっ、さん、し、にぃ、にっ、さん、し(と素っ裸で体操を始める)」
ジ「そうや。とにかくやな、ここはお湯がゲホッ、ゴッホゴホッ、ゴホッ(咳)」
w「・・・あの、大丈夫ですか?」
オ「さん、にっ、さん、し、しぃ、にっ、さん、し」
ジ「・・・あぁ、大丈夫や。とにかくここの温泉はお湯が全然違ゲッホゴホッ、ゴホッ、お湯がゲッッホゲホッ・・・グエッ」
w「ちょ、ちょっと!大丈夫ですか?(汗)」
オ「おいち、にっ、さん、し、にぃ、にっ、さん、し」
ジ「・・・いや、ちょっとむせてしもたわ。大丈夫や、大丈夫ゲホッ」
オ「さん、にっ、さん、し、しぃ、にっ、さん、し」
w「・・・じゃ、お先に失礼します(汗)」


R169.jpg晩飯同様、腹が痛くなるまで飯を食ってから出発。
R168で東へ、R169で北へ。
名勝・瀞峡に沿って走るR169は、未だ改良されていない1車線路。
数年前にM3で走ったときと、殆ど変わりがありません。
一部区間だけは高規格道路並みの立派な道でしたが、すぐにまた山間部を縫う細い道となります。
ついつい呟く「これが国道かよ〜(汗)」。


和歌山県・道の駅「おくとろ」にて.jpg道の駅「おくとろ」で煙草休憩の後、引き続きR169を東へ走ります。
R309との併用区間の辺りからは普通の2車線路となり、ギアを上げて快走。
奈良県に入り、そのままR169で北上を続けていきました。
暫く走ったところで一旦国道を離れ、1.5車線路を暗い山の中へと分け入っていきます。
羊腸の登坂路を終えてトンネルを抜けると、その反対側には素晴らしい道と景色が待っていました。


奈良県・大台ケ原ドライブウェイ.JPG予てから一度は走ってみたいと思っていた、K40/大台ケ原ドライブウェイ
標高1,000-1,500mの稜線を走る、絶景のスカイラインです。
この道はどこにも抜けておらず、国道から約20kmで終了。
終点には大きな駐車場や山小屋があり、トレッキングの基地となっているようです。
肝心の道路はセンター・ラインの無い荒れた舗装路ですが、コーナーの見通しも良い実質2車線幅の中低速ワインディング・ロード。
往路は自身のスキルが許す限りの力でアスファルトを蹴り、復路は運転席側に拡がる大パノラマに見とれつつ、余裕を持って流しました。
いやはや、爽快感この上無しです。

再びR169で北への快走を続け、宮滝大橋でR370へと右折。
K16を経由して、R166で東へと走りました。
少し早いのですが、ここらで昼食と洒落込みます。


奈良県・手打ち蕎麦「会津屋本店」.jpg「そば粉100%・シートベルト100%」の看板でお馴染みの(←お馴染みか?)「会津屋本店」で頂く韃靼蕎麦。
蕎麦自体はなかなか旨いのですが、ツユが甘いのには参りました。
食い終わった後に煙草を喫いながらメニュー表を眺めていると、注文時に甘くないツユも選べるとの由。
・・・遅いって(涙)。

台高山脈をトンネルでブチ抜くR166は、三重県に入っても交通量僅少の快適ルート。
拡幅2車線と緩いカーブが続き、5速⇔6速で余裕のクルージングが続きます。
そのままノンストップでR368へと続き、勢和多気ICから伊勢自動車道へ。
ここから約500km先の自宅まで、あとはひたすらのハイウェイ・ランです。

高速に乗ってから程なく、ペース・カーを発見。
黒のトヨタ・クラウン・マジェスタですが、速度感や車線の取り方、先行車の抜き方などが私のそれと非常に近いのです。
前方に白や黒、銀のトヨタ・クラウンを発見すると、ペースを落としてそーっと抜いていく様まで私と一緒(笑)。
常にマイペース走行を旨とする私ですが、このマジェスタの走りっぷりは見ていて非常に気持ち良く、ある程度の車間を取って一緒に走らせてもらいました。
伊勢自動車道/松坂IC付近から東名阪自動車道を経由、伊勢湾岸自動車道/名古屋南ICでマジェスタが降りるまで、かれこれ100km近く併走したでしょうか。
大変勝手ながら、実に楽しく走らせてもらいました(笑)。

あとは、東名高速道路を一路東へ。
何度か休憩を挟みつつ、特段の渋滞にも遭わず夕刻に帰着することができました。

本日の走行距離は、729kmでした。

---

いい道・いい風呂・いい天気。
いい結婚式に、いい仲間。
今回もいい旅ができました。
その代償として、B3は例によって虫だらけ。
・・・洗車は次の週末だな(笑)。

2泊3日の総走行距離は、1,690kmでした。
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神戸・紀伊半島ツーリング[2] [drive/touring]

友人の結婚式に出席し、迎えた翌朝。
礼服を詰めたガーメント・バッグをB3のトランクに放り込み、ホテルのパーキングを出ます。
雲ひとつ無い青空からは、初夏のような陽射しが降り注いでいました。
今日は紀伊の山奥へと走ります。
が、その前に立ち寄るべきところがありました。


六甲アイランド.jpg六甲アイランド
BMWの一大イベント、「BMW Familie! Westen in KOBE」の会場です。
が、私が到着したのは開場の1時間前。
スタッフの皆さん、最終の準備に余念がありません。
で、輪になって打ち合わせをしている5-6名の中に目指す人物を見つけた私。
息を殺してその背後から忍び寄り、そっと囁きます。

「何してんねん・・・」
「え?・・・あぁっ!!」

クルマ仲間のmtmさん
このイベントのスタッフとして会場にいるとのことでしたので、忍び寄らせて頂きました(笑)。
前日は深夜まで、当日も早朝から頑張っているとの由。
いや、本当にご苦労様です。
そんなmtmさんの邪魔を小一時間ほどさせていただき、会場を後にしてマック・・・いや、「マクド」で朝飯を食って出発です。


阪神高速湾岸線.jpg阪神高速5号→4号と、大阪湾沿いに湾岸線を時計周りに快走。
4号線の南端である泉佐野南出口で高速を降り、R481経由でK62を南下していきます。
山越えの楽しそうな道なのですが、なんだか交通量が多くダラダラ走行を強いられます。
うーん、つまらん。

和歌山県に入り、打田(うちた)の街に出てから高野山方面へと走ります。
が、今日は快晴の日曜日。
迂闊に高野山へ向かうと、渋滞に巻き込まれかねません。
で、信号待ちの間にツーリングマップルを開いて一思案。

常人ならばまずここから立派なR24で東へ走り、R480かR370で高野山へ向かうじゃろ。
ならばその裏をかき、ここは一つK3で山の中を走ってやるとするかの。
わざわざこんなルートで高野山へ向かうヤツもおらんじゃろうて。
多少遠回りにはなるが、なに、その分ペースを上げて走れば良いだけのこと。
どうじゃ、思い知ったか。
わーっはっはっはっはっはっはっはっ!(←誰?)

・・・と言うことで、K3を東進するB3。
思っていたよりも明るく拓けた山間のカントリー・ロードで、目論見通りクルマは殆ど走っていません。
3速⇔4速の快適なマイペース走行が続きます。
そのままR480にスイッチ、R370との交点からはさすがに交通量も増えてきましたが、さほど時間もかからずに高野山に到着しました。

B3を駐め、散策でもしながら少し歴史に触れてみようかと思っていた私。
が、連合艦隊を彷彿とさせるかのように驀進する観光バス群や、ゲラゲラ笑いながら車道を横断する無数のオバハンなどを見るにつけ、そんな気持ちも何処へやら。
気がつけばそのまま高野山を素通りし、R371/高野龍神スカイラインをアクセル開けて走っていました。

この道を走るのは、今日で三度目。
何度走っても本当に楽しい、40kmに及ぶ山岳道路です。
このまま一気に走り抜けようかとも思ったのですが、六甲アイランドからノンストップで走ってきたため、レストランのあるパーキングで休憩。
ペットボトルの冷たいお茶をガブ飲みし、深く喫う煙草は旨いことこの上なしです。


護摩壇山付近.jpgベンチに座って交通量の少ない道を眺めていると、みんな楽しそうに走っていきます。
色とりどりの、スポーツ・バイクたち。
のんびり走る、家族連れの1BOXカー。
揃いの革ジャンで決めた、アメリカン・バイクの一団。
和歌山県警の、パトカー。
天気も景色も最高、文字通りのドライブ日和でそれぞれ気持ちよく走

・・・って、なんでこんな山の中をパトカーが走って来るんだよ(汗)。
楽しい気分も一気に萎えそうになりましたが、パトカーと同じ龍神方面から走ってきたユーノス・ロードスターの兄さんに聞いたところ、この先も特に取締りなどはやっていないとのこと。
兄さん「今日は最高っすよ。この先も気持ちよう飛ばして行って下さい!」
wata「了解(笑)」


龍神スカイライン.jpg1,000mクラスの稜線を走る絶景のスカイラインも、護摩壇山を過ぎると下り急勾配の屈曲路に変貌。
右へ左へ舵を切り、タイヤ鳴らしてダウン・ヒル。
龍神温泉を過ぎると、R371/龍神街道は渓流に沿って走る快適なクルージング・ロードとなります。
4速⇔5速で南下を続けていきました。


熊野古道を行く.JPG
団子で、一休み。.jpg西へと向かう国道を離れ、改良済のK198を引き続きハイペースで南下。
R311との交点を左折し、中辺路(なかへち)からは旧道に入ってのんびり走ります。
この付近は、いわゆる「熊野古道」が交錯する歴史街道。
B3を駐め、そよぐ風の中を少し歩いてみました。
深い緑に覆われた熊野の山々を眺めつつ、風情のある茶屋で団子などいただきます。
うーん、イイですねぇ。

再びR311に戻り、東へ。
本宮からはR168へとスイッチし、さらにR169→R311と結びます。
和歌山/奈良/三重の県境であるこの付近は、国道と言えども1-1.5車線路。
暗い森の中、ライト・オンで走ります。
K780に入り暫く走っていると、急に目の前が明るく拓けました。


丸山千枚田.jpg三重県紀和町、丸山の千枚田。
斜面に広がる棚田は、文字通り1,000枚以上あるとのことです。
初めて目にする光景に、暫し呆然。
休憩所のベンチに腰を落とし、30分ほども見入ってしまいました。
いやぁ、素晴らしい眺めです。

K780→R311→R169→R168と来た道を辿り、本日の宿である和歌山県/川湯温泉に到着。
河原に設えられた宿の露天風呂にゆったりと浸かり、のぼせてくると目の前の清流・大塔川に足まで入って仁王立ち。
開放感炸裂、もはや何も言うことはありません。
暮れなずむ空を見ながら腹が痛くなるほど晩飯を食い、部屋に戻るとバタンキュー。
そのまま2時間ほど、果て寝をしてしまいました。

初夏のようだった昼の暑さが嘘のように冷え込んできた21時過ぎ、浴衣に雪駄で共同浴場露天風呂へ。
吊橋を渡って河原へと降り、真っ暗闇の中で独り静かに湯に浸かります。
聞こえてくるのはさらさら流れる川の声、瀬を揺がす河鹿の合唱、そしてシャウトするロックン・ロール。

・・・ロックン・ロール?

いつの間にやら、カップルと思しき二人連れが来ていました。
暗くてよくわかりませんが、「おぅ、ワシは入るでぇ。お前はどないすんねや。入らんのかいな?あつつつつっ!なんや、熱いやないか、コラ」と荒くれ口調の細身の彼氏と、「いや、アタシも入るよぉ」と言う恰幅の良い彼女。
その大きな彼女がぶら下げている小さなラジカセから、ロックン・ロールが流れているのです。
しかもロックなのに、何故か小さな音量。
河鹿の鳴き声にすら、完全に負けている始末。
全く以って、意味不明です(汗)。

明かりも無い真っ暗な露天風呂でしたが、失礼かと思って二人に背を向けて入っていました。
が、いい加減に熱くなってきたので出ようと思い振り返った刹那、不覚にも目にしてしまったのは「よっこらしょ」と言って先に上がろうとする彼女の後姿のシルエット。
いたたまれなくなった私はそそくさと浴衣を身につけ、「お先に失礼します」と言って足早に風呂を後にしました。
吊橋を渡りきったところで歩調を落とし、震える手で煙草に火を点けます。
深々と肺に吸い込み、ようやく落ち着きを取り戻した私の口を衝いて思わず出た一言。

「トドやがな、あんなもん・・・」

本日の走行距離は、317kmでした。

龍神街道付近.JPG
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