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奥多野ドライブ [drive/touring]

というワケで本日、群馬県は奥多野エリアへと行って参りました。

晴れているとは言え、いくらなんでも真冬に北関東の山ん中へ行くなんて我ながら如何なものかと思いつつ、寒さに震えながら関越自動車道/嵐山パーキング・エリアでスタンバイ。
例によって前日の告知だし、例え時間があったとしてもさすがに今日一緒に走ってくれるような酔狂な人もいないだろうと思っていた矢先、「おや?」
何やら真っ黒いB3が・・・。
さらに10分ほど経つと、ケータイに「今、高坂(サービス・エリア)」とのメールが・・・。

いや、ビックリしました。
黒いB3Sは、「こだま」さん。
白いM3は、Kさん。
そして青いB3の私。
・・・以上、酔狂な三名で出発です(笑)。

今日はさすがに山坂道を「走る」ワケにもいきませんので、のんびり走って温泉に浸かり、昼飯を食って帰ってくるプランです。
故に、山越えのルートを避けて比較的安全と思えるR462で西へと向かいました。


神流湖畔にて.JPG神流湖(かんなこ)に沿って2車線のワインディングが続きますが、外気温計は既に3度を下回っています。
ほぼドライ・コンディションではあるのですが、路面が濡れていたらそれは確実に凍結を意味します。
ブラインド・コーナーの先で凍っていたら、その時点で確実に「終了」(汗)。
ということで、ややグニャチン状態で走っていく私と、後続でグニャチン走行を強いられる黒のB3Sと白のM3。
しかしこんなとき、先頭を走るのはちょっとツライですねぇ(笑)。

R299と合流、引き続き西(=山の中)へ。
道の駅/上野を過ぎたあたりから、路面に滑り止めの砂が撒かれるようになります。
轍の部分だけアスファルトが露出しているのですが、見れば黒々と濡れています。
で、周囲に目をやると、いつの間にか畑や空き地には雪が積もっていました。
外気温計は、氷点近くを指しています。
うーん・・・。

ことここに及び、「ややグニャチン状態」から「かなりグニャチン状態」へ(汗)。
更に速度をセーブし、トロトロと走っていきました。
バック・ミラーを見やると、後続の「こだま」さんはかなりの車間をとってくれています。
これなら何かあっても私独りで済みますので、その心遣いを大変嬉しく思いました。
K124を左折、引き続き恐々走って浜平温泉の日帰り入浴施設「しおじの湯」に到着です。

神流湖畔でとった休憩で冷え切った手足が痺れるのをほぐしつつ、ゆったり浸かる快晴の露天風呂。
「こだま」さんとKさんが素っ裸であれこれとクルマ談義をしているのを見ていると、とても二人が初対面だとは思えません(笑)。


試聴中(笑).jpgオーディオ好きのKさんは、「こだま」さんのカー・オーディオは凄いらしいと私から耳打ちされると、風呂上りにすかさずB3Sのドライバーズ・シートへと潜り込んでいます。
持参したCDを爆音で鳴らすKさん。
窓を閉め切っているハズのB3から、外で煙草を喫っている私の耳へ、静かな山間へ、そして冬晴れの空へとその歌声は響いていきます。

♪く〜も〜り〜ガッラッスのっむっこっうはっかっぜっのまっちっ、とわっずっがったっりのっこっこっろがっせっつっないっねっ、かれっはっひっとっつのっおっもっさもっなっいっいのっちっ、あ〜なた〜をう〜しなっ(以下略)

・・・もうハラ減ったから行こうよ〜。

K124をR299まで戻り、左折。
すぐにK45を右に折れて少し走ると、「峠のうどん屋 藤屋」があります。
今日はここで極太のうどんを食う、と二人の承諾も取らずに勝手に決めています。
ただ、実は少々心配なことが・・・。

このうどん屋に来るのは、これで三度目です。
昨年3月に初めて訪れたのですが、二度目の7月には、雨の中再びはるばるここまでやってきて「本日休業」の看板に頽(くずお)れた私。
定休日は水曜なのですが、そこは山の中で朴訥なおじちゃん/おばちゃんが商売っ気もなく開いている小さなお店、いつ休んでいても不思議ではありません。
温泉でその可能性を伝えると、「ここまで連れてきてソレは無いよね〜」とKさん。
うーん、休みだったらどうしよう・・・。


「藤屋」の刺身粤粫.jpg「藤屋」のうどん.jpg・・・が、それも杞憂に終わりました。
駐車場には、ダシのいい香りが漂っています。
開店と同時にコタツにあたり、先に出された漬物をつつきながら待つこと暫し。
透明でプルプルした刺身蒟蒻に続いて出てきた極盛り極太うどん(+かき揚げ二種とゆで卵のトッピング)に驚愕する二人と、それを見て独りほくそ笑む私。
いや、私も麺は完食したものの、今回はツユを飲み干すことはできませんでした。
しかし相変らず素朴でいい味です。
また来よう、と思いました。

さて、ここから帰路へ就くことに。
気温は若干上がってきたものの、やはり大事を採って山坂道へは向かわずに往路と同じルートで帰ります。
神流湖沿いのR462では、前が空いたのを見計らってためつすがめつアクセルを開けてみたりもしましたが、やはり凍結の不安は拭えません(汗)。
ショート・コーナーを走りたくなって鬼石(おにし)でK13へと右折してみましたが、先行車に阻まれてそれも叶わず。
ま、こんな日もあるさ(笑)。

その後はK44経由で本庄児玉ICから関越道に乗り、寄居パーキング・エリアで解散。
気温はいつの間にか10度を越え、朝とはうって変わって陽射しが春めいて見えました。

本日の走行距離は、350kmでした。

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「こだま」さん、Kさん、今日はどうもありがとうございました。
お二人とも「走り」の面ではやや消化不良気味だったかとは思いますが、凍結の心配が無くなったらまた走りましょうね。
ちなみに私、うどんの食い過ぎでやや消化不良気味です・・・(涙)。
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明日、走ります。 [drive/touring]

天気予報によると、明日の関東地方は概ね晴れ。
気温もそれほど低くないようです。
ということで、奥多野方面へ行こうかと思ってます。
例によって独りで走る所存ですが、おヒマならご一緒にいかがですか?

しかし、
・天候急変の可能性あり
・山岳部は凍結の可能性あり
・昼飯を食おうとしている店が休みの可能性あり
ということを予めご了承いただく方に限ります(笑)。

関越自動車道/下り・嵐山PAに朝7時半にはいますので、よろしければどうぞ。
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アルピナ・ブルー? [about My B3]

私のB3、ボディ・カラーはアルピナ・ブルーです。
の、ハズなんですが・・・。

BMW車には、エンジン・ルーム内にそのボディ・カラー名称を記したラベルが貼られています。
B3以前に乗っていたBMWは2台、いずれもE36/M3ですが、もちろんこの2台のエンジン・ルームにもラベルが貼付されていました。
曰く、「avusblau」と「estrilblau」。
それぞれ「アーヴス・ブルー」「エストリル・ブルー」と読めます。
しかし、カラー名称をハッキリと訴求しているのって結構面白いなぁ、なんて思うのですが、他のメーカーのクルマはどうなんでしょうかね。

で、私のB3。
ボンネットを開けると、ストラット・アッパー部分にE36/M3と同じようにカラー名称が記されたラベルが貼られています。
当然、「alpinablau」と書かれているハズと思って見てみると、

dunkelsaphirblau-metallic


ボディ・カラー名・・・なんだこれ?
読み方も意味もわかりません。
しかし貼付位置といいフォーマットといい、このラベルがカラー名称を表していることは間違いなさそうです。
ということは、このB3のボディ・カラーは「ダンケルなんとかブルー・メタリック」。
アルピナ・ブルーじゃなかったんですね。

以上。

・・・いや、「以上」じゃなくて(汗)。

「dunkelsaphir」を直訳してみると、「dark sapphire」と出ました。
「ダーク・サファイア・ブルー」というのが、このクルマの正式なボディ・カラー名のようです。
車輌情報を刻んだプレートにも、同じように記されていました。

ということは、「アルピナ・ブルー」というのは俗称?通称?なのでしょうか。
それともこのクルマはアルピナ・ブルーではないのでしょうか・・・(汗)。
そうなると、アルピナ・グリーンのカラー・ラベルには何と書かれているのでしょうかね。
一度、エンジン・ルーム内を拝見してみたいものです。

ちなみにその上に書いてある「Sonderlackierung」は、「特別塗装」とでも訳せましょうか。
下にある「ALPINA Nr.」は、いわゆるカラー・ナンバーのような気もしますが、7桁も必要か?
BMWだって3桁なのに・・・。

うーむ、なんだかよくわからんな〜。
ま、めんどくさいのでこれからも「私のB3はアルピナ・ブルー」で通すことにします(笑)。

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と、ここまで書いて投稿しようと思っていたのですが、後日談がありまして・・・。


with k7.jpg日曜の午後、予定が無くなりヒマになったので、首都高で横浜の大黒PAまで軽く走りに行きました。
おヒマだったらどうですか?との誘いに応じていただいたのは、ヒマじゃなかったk7さん(笑)。
お仕事中にもかかわらず、大黒PAまで駆けつけて下さいました。

k7さんは、アルピナ・ブルーのB3Sカブリオレにお乗りです。
調子に乗った私は屋根を開けていただいたり、エグゾースト・フラップの開閉を確認させてもらったりしていました。
で、ふと思い立ってB3Sのエンジン・フードを開けていただき、カラー名称を確かめてみると・・・

ALPINA BLAUⅡ

アルピナ・ブルーじゃん・・・(汗)。

アルピナ・ブルー!.JPG「Ⅱ」ってのがまた微妙ですが、私の3.3のようなワケのわからないカラー名ではありませんでした。
もちろんラベルだけでなく、車輌情報プレートにも「ALPINA BLAUⅡ」と記載されています。
そういえば、並べてみるとなんとなく色味が違うようにも見えます。
ただその差はあまりなく、年式が旧い私の3.3が色褪せているからかな、と思えなくもありません。
それでも名称が違うってことは、やはり別の色だということなのでしょうかね・・・。

しかもB3Sのラベルには、「BMW Individual」とも記載されているじゃありませんか。
ってことはこのカラーはALPINA車専用というワケではなく、Individualで頼めばBMW車にも塗ってくれるということなんでしょうか。
うーん、謎が謎を呼び、妄想は拡大する一方です(汗)。

・・・まぁいいや(笑)。
やっぱりこれからも、「私のB3はアルピナ・ブルー」で通すことにします(←いいのか?)。
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BMW ALPINA B3 BiTurbo [a view]

メール・ニュース配信の登録をしていたニコル・オートモビルズから、「待望の3シリーズ(E90)をベースとしたアルピナ最新モデルの名称が決定しました」とのメール。
なんだよ、名称は「B3」に決まってるじゃん、と思いながら見てみると、「モデル名称が『BMW ALPINA B3 BiTurbo』と決定」とあります。
なるほど、殊更に「BiTurbo」ってのを言いたかったのね・・・。

エンジン:直列6気筒ビターボ
最高出力:360PS
最大トルク:500Nm/51.0kgm
最高速度:285km/h
0-100km/h:4.9sec
ギア・ボックス:6速オートマチックSWITCH-TRONIC
車両本体価格:¥9,950,000(消費税抜き車両本体価格¥9,476,190)

・・・と、まだこれだけしかわかりません。
まぁ詳細は、追って雑誌やWebで徐々に明らかになってくることでしょう。

買う/買わないは抜きにして(いや、絶対買えませんが)、まず思ったことが「MTの設定はないのか・・・」ということ。
多くのBMW車のように、本国では設定されているけど日本には正規輸入しない、というのであればまだイイのですが、新B3ではMT仕様を作らないんですかねぇ。
だとすると、残念至極です。

MTとATがあって積極的にAT車を選ぶのと、そもそもAT車しか無いというのとでは、なんだかずいぶん違うような気がします。
Mのスポーツ路線と比較して、ALPINAはスポーツとコンフォートとのバランスが身上だと思っているのですが、今回のモデルでよりコンフォート(或いはラグジュアリィ)へとポジションをシフトさせたということなのでしょうか。
穿った見方をすれば、これで少なからずカブっていたM3との勝負を完全に避けたようにも思えます。
ALPINAの出自は、サーキットだったハズなんですけどね・・・。
2ペダル・モデルしか用意できないのであれば、せめてシーケンシャル・マニュアル・トランスミッションにして欲しかったなぁ、なんて思ってます。

いや、もちろん強烈に速いと思います、新B3。
私の乗る旧B3など、足元にも及ばないでしょう。
でも、少なくとも私の中では、必ずしも「速い=スポーティ」ではないんですよね・・・。
新B3は郊外よりも街中が、ワインディング・ロードよりもハイウェイが似合うような気がします。
そしてALPINAの好敵手はもはやMではなく、AMGとなったような気もしています。

---

・・・なーんて、買い(買え)もしないし乗ったこともないくせに、我ながら勝手なことを言ってますねぇ。
旧モデル・オーナーの負け惜しみ、ってところでしょうか。
ついでに言えば、今回の新B3のリリースを以って、私の中で最も好ましいALPINA現行モデルは「D3」と相成りました(笑)。
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公安委員会からのハガキ [arround My B3]

11月のある日、埼玉県公安委員会から一通のハガキが来ました。

・・・って、なんで公安委員会からハガキが来るんだよ!
慌てて圧着ハガキを開いてみると、「違反」とか「講習」とか書かれています。
マジかよ・・・。

・・・最近何かやらかしたか、オレ。いや、思い当たるフシなんかないぞ。なんで呼び出しくらうんだ?駐車違反なんて絶対にやってないし、オービスだって光らせてないぞ。ん?オービス?オービスか?そういえばこの前近くの国道に設置されてるのを忘れてて直前で急ブレーキ踏んだっけ。ABS効いたな、ドライだったのに。しょっちゅう通る道なのになんで忘れてたんだろ。歳かな、やっぱ。確か厄年だったしな、今年は。あれ?今年オレ厄年だっけ?厄年って42歳だよな。オレ今40歳だろ。なんだ、厄年じゃないじゃん。心配して損したよ。待てよ、数え年だといくつだ?今年41歳になるってことは、さらに1を足して42。数えで42歳?なんだよやっぱり厄年じゃんか。参ったな。いやそんなことはどうでもよろしい。ハガキだよハガキ。なんで公安委員会からハガキが来るんだよ。最近何かやらかしたか、オレ。いや、思い当(以下繰り返す)

・・・などと暴走しながらハガキを改めて見てみると、「運転免許更新のお知らせ」だって。
なんだよ、脅かすなよ・・・(脱力)。

少し前の道交法改正により、免許更新時の講習は「優良」「一般」「初心者」「違反」の4種類に分かれたとのこと。
そのうち「優良」に区分されるのは過去5年間に一度も捕まらなかった人。
いわゆるゴールド免許になりますね。
「一般」は3点以下の軽微な違反で一回捕まった人で、それ以上になると「違反」となるようです。


ハガキで、2005年にB3で、2003年にM3Cでいずれも北海道において速度違反で捕まってる私。
ということで、文句無く「違反」に該当するって寸法です(涙)。
上記の四区分はそれぞれ講習内容や受講料も違っていて、私が該当する違反者講習は時間もカネも一番かかります。
しかも、交付される免許証の有効期間は「優良」「一般」の5年間に対して3年間。
全く以って、一つもイイところがありません。

「違反」に該当する身分では、免許証の更新は最寄の警察署ではできません。
畢竟、運転免許センターなる施設へ赴くこととなります。
埼玉県の場合は鴻巣(こうのす)というところにセンターがあり、午前の部は11時まで受付を行っているとの由。
ということで期限切れを翌日に控えた1月のある日、更新に行ってきました。
10時半頃に到着するつもりで、9時過ぎに埼玉県東部の自宅を出発します。

ところが、鴻巣って結構遠い。
しかも、道は結構混んでいる。
結局センターに着いたのは11時5分、午前の受付は当然ながら終了しています。
午後の部の受付開始は13時から。
仕方なく2時間近くもの間、昼飯を食ったりして無為に過ごしました。
結局、新しい免許証を手にして帰宅したのは17時過ぎ。
丸一日を使ってしまいました(涙)。

なお、この1月から埼玉県はICカード式の免許証を導入したとのことです。
とは言っても、少し厚くなったぐらいで見た目も使い勝手(?)も全く変わらず、しかも更新手数料は導入を理由に値上げされています。
偽造防止というのが名目なのですが、なんだかなぁって感じですね・・・。

その昔M3Bに乗っていた頃、東京都の府中で新しい免許証を手にしたまさにその帰り道の国道で、光電管にヤラれて赤キップを食らったことがあります。
なんともマヌケな話ではありますが、二度とその轍を踏むわけにはいきません。
そんなことを考えつつ、混雑する夕刻の国道を避けて県道を走っていると、やっぱりいましたネズミ捕り。
ブドウ畑と思しき辺りに身を潜め、三脚式のレーダー測定器でこちらを狙っていました。
トラックの後ろについて走っていたため事なきを得ましたが、どうもこのところよく遭遇するんだよな〜(汗)。

ま、何はともあれ更新した免許証。
次回は久しぶりのゴールド免許(優良)を取れるよう、頑張ります!

って、ちょっと待てよ・・・。

過去5年間の違反をカウントするってことは、2005年の速度違反がまた対象になるじゃんか!
ということは、次回も免許証の色は「青」確定・・・。

一気に萎えました・・・。
全く以ってやる気ゼロ、いわゆるグニャチン状態です(涙)。
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伊豆ドライブ [drive/touring]

成人式絡みの三連休は、各地で大荒れの天候となったようです。
最終日の8日も大雪などで被害が出てしまったとのことですが、関東地方や静岡県は抜けるような晴天。
朝7時の東名高速道路下り線/海老名SAからも、朝日を浴びて真っ白に輝く富士山を臨むことができました。
身を切るような寒風の中、沼津ICまで快調に走っていきます。

2007年一発目のドライビング・エリアは、静岡県の伊豆半島
ウェット・コンディション+ツルツル・タイヤだった前回の意趣返しです(笑)。
さらに今回は素晴らしい天気に恵まれたため、調子に乗って南伊豆まで足を延ばすこととしました。
一緒に走るのは、フェニックス・イエローとアルピン・ホワイト、2台のE46/M3。
それぞれMTさんとKさんがドライブします。


K17.JPG三島から伊豆中央道経由で三津(みと)まで出た3台は、西伊豆北部の海岸線沿いにK17走ります。
前回と比較して路面はウェット→ドライ、B3のフロント・タイヤはツルツル→バリバリ。
楽しさ倍増、いやが上にもスロットル・バタフライが開いてしまいます(笑)。
勾配/曲率ともに激しい1.5-2車線路を、タイヤ鳴らして走っていきました。

眼下の戸田漁港が美しい、途中のパーキング・スペース。
写真など撮りながら熱くなったカラダとクルマを冷ましていると、Kさんが小首をかしげつつ自車のタイヤを見つめています。
どうやら換えたばかりのタイヤ、ミシュラン・パイロットスポーツPS2にややご不満の様子。

K「PS2ってイイんだけどさぁ、追い込んだときにグニャッとした感じになるんだよ」
wata「それって、アウト側のコンパウンドが相当柔らかいからじゃないの?」
MT「エアはちゃんと入ってる?とりあえずフロントを測ってみようか」
(測定中・・・)
M「ほらやっぱり。2.2(bar)しか入ってないよ」
K「ホントだ・・・」
w「走った直後で2.2ってことは、冷間時はもっと低いってことだね」
M「冬は特に下がるからなぁ。よし、入れよう」


M3パンク修理キット2種.jpgということで、M3のトランク・フロア下から電動エア・コンプレッサーを取り出しました。
ちなみにE46/M3はスペア・タイヤを積んでおらず、その代わりパンク修理剤とコンプレッサーのセットが標準搭載されています。
「ヴーーーーー」と大きな音を立ててタイヤに空気を充填していくコンプレッサー。
周囲の観光客にじろじろ見られつつ4本の空気圧調整を終え、再び南下を続けます。

土肥から先は、西伊豆のメイン・ルートである海沿いのR136
交通量も多く、ダラダラと走っていきます。
西からの風が強く、フロント・スクリーンに波しぶきがかかるのにはちょっと閉口しました。
もう海岸線はいいだろうということで松崎から内陸部へと左折、K121を東へ。
他のクルマもいなくなり、3台は本来のペースを取り戻していきました。

蛇石峠
前々から一度走ってみたいと思っていた、西伊豆から南伊豆への山越えルートです。

蛇石峠.JPGマップで見てだいたい想像はついていたのですが、やはり思った通り。
蛇の名に恥じない、クネクネ屈曲路が山奥へとのたうっています。
木漏れ日の中、九十九折れの1-1.5車線路を駆け上る3台。
峠を越えればさらに激しいショート・コーナーの連続する、2速固定のダウン・ヒル。
左右に切り返すステアリング・ワークが、忙しいったらありゃしません(笑)。
峠越えをクリアした一行は、腹を空かせてカントリー・ロードを突っ走っていきます。


南伊豆「つかさ庵」の蕎麦.jpg
南伊豆「つかさ庵」の鴨汁.jpg南伊豆町、国道から少し離れた静かな住宅地の一角にある蕎麦屋「つかさ庵」。
最近は旨い蕎麦に出会うことが多いのですが、嬉しいことにここもまた例外ではありませんでした。
房総ドライブの折に味をしめた「温かい鴨汁+冷たい蕎麦」の鴨ざる蕎麦をいただきます。
長葱の他に炒めた小ぶりの茄子が入っており、山椒の風味を効かせた個性的な鴨汁。
キレイに揃えられた細身の田舎蕎麦とのマッチングも最高で、思わず蕎麦のお代わりを頼んでしまいました。
千葉県「上総屋京兵衛」の鴨汁蕎麦に勝るとも劣らない旨さです。


マーガレット・ライン.JPG南下はここまでとし、北上を開始します。
南伊豆から松崎までの区間、R136は「マーガレット・ライン」と呼ばれる快走路。
土肥-松崎間のような交通量もなく、内陸部では大きなRのコーナーとストレートが交互し、海沿いでは1.5-2車線の比較的タイトなワインディング・ロードとなります。
旨い蕎麦を堪能した三名は、すっかり上機嫌でアクセル・オン。
山間部から沿岸部を快調に走っていきました。
特にタイヤの空気圧を調整したKさんのM3は気になっていた「グニャっと感」も解消され、文字通りオン・ザ・レールのコーナリングを楽しめたとのことです。


大沢温泉露天風呂.jpgワインディング・ラン、旨い蕎麦とくれば、残るは温泉です(←何回目だろう、このフレーズ・・・)。
松崎からK15で再び内陸方面へと走り、山間の清流脇にある「大沢温泉露天風呂」で一休み。
ゴボゴボと豊富に湧き出すお湯は湯加減も丁度よく、手足を伸ばしてゆったりと浸かります。
風呂上りには、真冬だというのにTシャツ姿で冷たいラムネを一気飲み。
ここからの更なるドライビングに備え、十分に英気を養いました。

R136へ戻って引き続き北上を続けますが、交通量の多いこの道を走り続けるつもりは毛頭ありません。
すぐに右折してK59でまたまた山の中へと分け入っていきます。
山あいの明るい2車線路はほどなく1-1.5車線の山坂道となり、カーブ・ミラーさえないブラインド・コーナーが続きます。
交通量はほとんどありませんでしたが、この後に待っている「最終ステージ」を前に大事を取ってのんびりと山を登っていきました。
そして暗い森を延々と走り抜けると、いきなり目の前に大パノラマが開けます。

・・・強風吹きすさぶ、仁科峠。
下界とは一変、黒々とした雲が凄い勢いで空を流れていきます。
ここから北に向かって尾根を貫く、K411/西天城高原線とK127/旧西伊豆スカイライン。
使用限度を遥かに超えたフロント・タイヤとウェット・コンディションにスキッド・アウトの恐怖を感じ、アクセルを緩めてしまった前回のいわば個人的なリベンジを果たすべく、再びこの峠に立ちました。
凍結の危険性を考慮して午後に走ることとした計画が奏功し、路面はほぼ完全なドライ・コンディション。
峠の脇にある水溜りには、割れた氷が溶け切らずに残っています。
煙草を一本灰にし、イグニッションをON。
2台のM3とともにリスタート、ゆっくりとスロットルを開けながら、このステージのメイン・ギア・ポジションである3速へとシフト・アップしていきました。


K411西天城高原線.jpg
K411_西天城高原線.jpg何度も走った道ではありますが、この日のドライビングには格別の楽しさがありました。
大量の混合気を与えられたE4/6型エンジンは「ギュィィィィィン!」という高周波のサウンドを奏で、前を行くM3×2台の計8本のテール・パイプから放たれる管楽器音のようなエグゾースト・ノートと相まって、脳をダイレクトに刺激してきます。
フット・レストを踏ん張りながら中速コーナーをパーシャル・スロットルで回り、コーナー出口が見えたところでアクセルを踏み込むと、gが横方向から後方へグーッと回っていくのが実に気持ちよく感じられます。


旧西伊豆スカイライン.JPGR136との交点である船原峠を越えて旧西伊豆スカイラインに入ると、しばらくは連続する上りタイト・コーナー。
2速に落とした回転計の針は時計で言えば1時から3時の辺りにとどまり、短いストレートでレッド・ゾーンに突き刺さると、エンジン・サウンドは「シュゥゥゥゥゥン!」という唄うような音色へと変わります。
再び尾根へ出て3速へとシフト・アップ。
空はいつの間にかその青さを取り戻し、白い雲の隙間から射す金色の陽光が伊豆の山々に降り注いでいます。
ときどき前後を入れ替えながら、金/白/青の3台は快調に走っていきました。

しかし一体なんなんだ、この楽しさは・・・。
まさに「ドライビング・ハイ」。
β-エンドルフィン、出まくりです(笑)。

その後はK18で修善寺まで下山。
混雑し始めた三島市街を抜けて沼津ICから東名高速を走りますが、秦野中井ICから先が20km近い渋滞の報。
ということで秦野中井ICでアウト、少し早目ながらゆっくりと旨い晩飯を食いました。
店を出る頃には東名の渋滞もほぼ解消しており、二宮ICから小田原厚木道路経由で順調に走って帰りました。

いや、素晴らしい一日でした。
クルマを走らせることの楽しさを再認識することができた、新年一発目に相応しいドライブでした。
翌日やや首の痛みが残ったものの、楽しさの代償としては実に安いもんです(笑)。

走行距離は、530kmでした。
K17パーキング・スペースにて.JPG
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リフト・サポート、脱落。 [about My B3]

一ヶ月ほど前、仲間と4台で箱根-伊豆を走った日曜日の晩、久しぶりに洗車場へ行きました。
高圧スチームでボディを洗ったあと、拭き取りのためにB3を移動させます。
が、暗い中、ウィンドウの水滴も拭わずにクルマを動かした報いを受けました・・・。

B3「ガリバキッ!」
私「げっ!」

・・・スチーム・ブースと拭き取りスペースとの間には自動洗車機が鎮座しているのですが、辺りを良く見ずにB3を移動させていたため、どうやらそのレールの上を跨いでしまった模様。
B3の下回り、右フロント・タイヤの後ろ辺りをレールに引っ掛けてしまいました。
あいたたた・・・。

で、しゃがんで引っ掛けた辺りを見てみると、無い(汗)。
そこにあるはずの、リフト・サポートが無いのです。


リフト・サポート(壊)
ここにあります。E46型などのBMWには、サイド・シル下部の両端、合計4箇所にブロック状の硬質樹脂が装着されています。
これらは「リフト・サポート」と呼ばれ、ジャッキ・アップの際のジャッキ・ポイントとして機能します。
そのリフト・サポートが取れちゃったのです。
件の自動洗車機レールの辺りを探してみると、案の定落っこちてました。
やれやれ・・・。
まぁ走行には影響も無さそうなので、落ちてたリフト・サポートを拾ってそのまま帰宅しました。


リフト・サポートの裏(壊)拾ったリフト・サポートを家で見てみると、ボディとの接合部分のプラスチックが折れちゃってます。
そもそもどうやってボディに装着されていたのか良くわかりませんが、いずれにせよこれでは再利用は不可能と思われます。
接着剤で無理矢理くっつけてやろうかとも思ったのですが、テキトーにつけてジャッキ・アップの際に取れちゃったりしたらエラいことになります。
というワケで後日、ネット・オークションに出品されていた新品のリフト・サポートを落札しました。

さて、車体側はどうなっているのか。
当日は夜のため確認もしませんでしたので、次の週末にチェックすることに。
横から覗きこんでもよくわかりませんので、車載ジャッキを使ってジャッキ・アップしてみようと思いました。

・・・って、リフト・サポートがないんだからジャッキ・アップできないじゃん(涙)。
ガレージ・ジャッキなど持ってない私、どうしたらいいかと少ない脳味噌で考えた挙句に閃いたのがこの暴挙。


危ないですね(汗)。・・・駐車場の車止めにフロント・タイヤを乗せ、リアを車載ジャッキでリフト・アップしました。
車止めに乗せる際にアンダー・スカート部分をヒットしないよう、木材を置いてアプローチ・アングルを確保。
リアをジャッキ・アップし、レジャー・シートを敷けば、下に潜りこむことができます。
ま、貧乏人の浅知恵もいいところですが、これでとりあえず目的は果たせます。
でも、地震が来たら死んじゃうな・・・。
皆様におかれましては、くれぐれもマネなどなさらぬよう(←しないって)。

下回りを見るとリフト・サポート以外にもひっかけた箇所があり、樹脂製のアンダー・ガードを止めているピンが紛失していたりしました。
近くのDIYストアで適当にネジを見繕い、装着。
一通りチェックしてみましたが、他にダメージは無さそうです。
センター・マフラーとかが破損してたら洒落になりませんので、まずは一安心。
あとはオークションで落札したリフト・サポートが到着するのを待つばかりです。

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新旧リフト・サポート、表。
新旧リフト・サポート、裏。到着しました。
新品のリフト・サポートを見てみると、ボディとの接合部はガッシリとした樹脂製の爪になってます。
下からピンを打ち込むとこの爪が開き、外れないようになるんですね。
しかし破損した部分を見ると、爪が根こそぎもぎ取られています。
かなりの力がかかったんだろうな、と恐ろしくなる一方で、この樹脂部品のおかげでボディにダメージがなかったんだな、と妙に感謝したりしました。

ということで、次の週末に再びB3を(無理矢理)ジャッキ・アップ。
リフト・サポートのピンをハンマーでぶっ叩き、装着完了です。

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・・・しかし、情けない(涙)。
大してカネもかからずにDIYで治せるレベルだったからまだ良かったようなものの、完全なる不注意が引き起こした今回の顛末。
己の迂闊さにハラが立ちます。
たとえ低速であっても、クルマを動かしている以上は周囲に目を配るのは当然のことですよね。
ヘタすりゃ事故にもつながるわけですから・・・。

いや、反省することしきりです(汗)。
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謹賀新年 [drive/touring]

明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。

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さて2007年の走り初めは、埼玉の自宅から神奈川の実家までの往復でした。
元旦の首都高速道路は思いのほか流れも良かったのですが、リア・シートに家族を乗せている以上、B3を思い通りに走らせるワケにはいきません。
スポーツ・セダンからファミリー・セダンへと転じたB3は、周囲の流れに合わせて淡々と走っていきます。

実家の駐車場には、先にやってきた弟の1990年式カローラ・ツーリングワゴンが駐まっていました。
23万kmを超えても相変わらず調子よく(?)走っているようで、今年も引き続き乗り倒す、とのこと。
いや、もう十分乗り倒していると思うのですが・・・(笑)。

自宅へと向かう夕刻の首都高神奈川1号線、上り方向。
ふとルーム・ミラーを見ると、家族は後部座席でウトウトしています。
ならば、家族を起こさずにどれだけ「走れる」か試してやろうと思い、静かにアクセルを開けていきました。

余計なGを発生させないよう急加速/急制動/急旋廻を極力行わず、それでいてハイ・ペースを保つのは、思っていたほど簡単ではありませんでした。
車線変更もできるだけ避けたかったのですが、それなりに交通量があったためになかなかそうも行きません。
B3の周囲だけでなく、リア・シートの様子にまで目を配りながら、神経を集中して走っていきます。
途中、何度か目を醒まされそうになりながらも、なんとか首都高をクリアしました。

いつもより、遥かにスムーズネスを要求されるこの走法。
何度も続けていれば、ひょっとするとスポーツ・ドライビング・スキルも向上するかもしれません(笑)。
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