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アライメント調整 [about My B3]

サスペンションを新調したB3。
作業してもらったStudieからは、アライメント調整は500-1,000km走行後が望ましいとのアドバイスをもらっていました。
で、翌日に箱根を、翌週に群馬-長野を走り、交換後1,000kmを突破。
改めてStudieを訪れ、サスペンション交換の最後の仕上げとして、アライメント調整を行いました。


G-SWAT.jpgアライメント・テスター「G-SWAT」にB3が乗り、タイヤが回って測定開始。
しかしこのG-SWAT、なんだかよくわかりませんが凄い機械です。
コンピュータ・オペレーションでB3を乗せたまま動いている様など、「サンダーバード」の出撃シーンを彷彿とさせます(笑)。
測定結果を元に、フロント/リアのトーおよびキャンバーを適正値に調整してもらいました。

メカニックの方にいろいろとお話を伺います。
聞けば、特にALPINAサスペンションはフロント・トーの正確なリセッティングが不可欠だとのこと。
サス交換後にアライメント調整をしなかったため、直進性や操安性に問題を抱えたまま走っている個体も少なくないのだそうです。

サスペンション新調効果に大満足だった私ですが、スタッフの方からは「これでさらに良くなりますよ」とのお言葉。
しかし元来クルマに対する感覚が鈍く、しかもアライメント調整なるものが初体験だった私は、内心「たった数mmの調整で、そんなに変わるワケないじゃん」なんて思ってました。
作業そのものは必須だと思ってはいましたが、それはあくまで「基準値から外れたままでいるのがなんとなく気持ち悪いから」と言う理由だけだったのです。
ところが・・・。


Studieを出て、多くのクルマに混じってのんびり市街地走行。
特に何の変化も感じません。
で、そのまま首都高神奈川1号線/東神奈川ICのゲートに向かって走っていきます。
ここで不覚にも「嗚呼ッ!」と思わず声を出してしまった、そんな私は四十歳(汗)。


東神奈川IC(東京方面).JPGこのIC、ゲートまでのランプ・ウェイは上りの緩いS字コーナーになっています。
のんびり市街地走行から開放され、少し加速気味に右カーブへと進入。
いつもと同じ感覚でステアリングを入れます。
と、B3のノーズがこれまでより明らかに早く内側を向きだすではありませんか!

・・・いやもう、驚いたのなんの。
B3はもともと良く曲がるクルマだとの印象がありますが、そのことにさらに磨きがかかった、とでも言いましょうか。
ステアしてからクルマが実際に曲がりだすまでのタイム・ラグが極めて小さくなり、調整前に較べてよりシャープ&レスポンシブになったと言う感じです。

ただし、この新たなステア特性が必ずしも自分のドライビングにマッチしているとは限りません。
前述の印象がオーバー・ステア気味に躾けられたことによるものだとすると、山道などでの挙動がやや心配です。
「テール・ハッピー」と言えば聞こえはイイのですが、あまり尻が出るようだと、大きくブレイクした場合に私のスキルではリカバリーが困難ですので・・・(汗)。

ホントのところ、B3のステア特性はどこまで変わったのか。
その答えは、ショート・コーナーが連続するような山道へB3を持っていけばハッキリするような気がします。

また、交換直後に改善を感じた直進性は、さらなる向上を遂げていました。
前述のステア特性にもかかわらず中立付近のバッファは適度に残されており、相変らず轍状の路面では多少の修正舵を必要とするものの、神経質なところは微塵もありませんでした。


・・・このBlogでも折に触れて述べている通り、私はクルマに対する感覚がかなり鈍いほうだと思います。
タイヤの空気圧を多少変えても走りの変化に気づきもしませんし、以前のE36/M3で「走りが激変するよ!」と言われて組んだストラット・タワー・バーやロア・クロス・メンバーについても、装着前後でその違いは全くわかりませんでした。

そんな私でもその効果に驚いた、わずか数mmのアライメント調整。
ワケもなく、「クルマって奥が深いんだなぁ」なんて思ってしまいました。

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当Blogにアクセス&リンクしていただいている、ALPINA B3Sカブリオレにお乗りのkan7bmwさん。
Studieの近所にお住まいとのこともあり、今回のアライメント調整におつきあい下さいました。
初対面だったのですが、Studie店内で楽しくお話させていただくことができました。

kan7bmwさん、どうもありがとうございました。
またご一緒できる日を楽しみにしています!
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