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P Zero Nero、12,000km。 [about My B3]

今年の4月にB3に履かせた、ピレリ・P Zero Nero。
、二度のグランド・ツーリングを含め12,000kmを走らせました。
比較的低価格でありながら、ミシュラン・パイロットスポーツと同等以上のパフォーマンスを体感することができる、非常に良いタイヤだと思います。

ALPINA社がB3の純正指定タイヤとしていたパイロットスポーツに較べ、Neroはドライ/ウェット・グリップ性能、スタビリティ性能、コントロール性能などに優れていると思います。
特にコントローラブルなキャラクターは自分の好みに合っており、DSC一段カット(ADBモード)でタイトなワインディング・ロードを走らせるのが更に楽しくなりました。
またこれらのスポーツ性能に加え、乗り心地や静粛性などのコンフォート性能に於いても、Neroはパイロットスポーツを上回っていると感じています。

反面、入舵時のシャープなレスポンスはパイロットスポーツに軍配が上がります。
これはNeroのラウンド・ショルダー形状故の特性かもしれませんが、初期応答が適度にマイルドなので、ハイ・スピード・クルージングに神経を遣わなくて済むと言うメリットもあります。
それとどうでもイイことなのですが、Neroのトレッド・パターンはやっぱりカッコ悪いですね・・・。
ただ、このパターンが性能を決めているのでしょうから文句は言えません(←言ってますが)。

Nero、12000km.jpgさて、12,000kmを後にしたNeroの現状です。
コーナリング性能を確保すべくネガティブ・キャンバーを与えられたクルマの例に洩れず、B3もタイヤは内側から減っていきます。
特にフロント・タイヤの内側はリアルにスリック状態で、往年のセミ・レーシング・タイヤであるヨコハマ・アドバンHFタイプDを彷彿とさせる仕上がりです(笑)。
ショルダー部分もすっかり削られており、何とも痛々しい限り。
リア・タイヤもご覧の通りで、使用限界を遥かに超えてしまっています。
しかし、本来はここまで減る前に交換しなくちゃいけないんですけどね・・・(汗)。

と言うことで、トレッド・ウェア性能については「やや不満」と言った感じでしょうか。
パイロットスポーツの平均交換サイクルが15,000km前後ですから、Neroにはもうちょっと頑張ってもらいたかったんですけどねぇ。
ま、Neroを履いてからは以前にも増して走るのが楽しくなり、タイヤに負担をかける機会も増えてしまったので、減りが早いのも致し方無いのかもしれません。

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四国/紀伊半島2,800kmの旅でスリップ・サインを完全に露出させ、翌週の奥多野/蓼科激走で一気にスリック状態となったP Zero Nero。
さすがにドライ・コンディションでも山道走行はキツくなって参りました。
次もNeroを履かせるか、パイロットスポーツで原点回帰か、はたまた別の銘柄にチャレンジするか。
うーん・・・。

・・・悩ましいこと、マリリン・モンローの如しです(←意味が違う。しかも古い)。


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