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奥多野・蓼科ツーリング[1] [drive/touring]

081004嵐山PAにて.jpg10月最初の土曜日。
抜けるような青空の下、埼玉県は秩父長瀞に沿うK82を、西へ。
バック・ミラーには、2台のE46/M3が映っています。
K37を経て、K71に入ったところで小休止。
この先に待つ峠道へのアタックを前に、マイルドセブン・ライトに火を点けました。

フェニックス・イエローのM3に乗るMTさんと、アルピン・ホワイトのM3に乗るKさん。
十年来の友人である「四十路トリオ」で久々に走ろうと言うことになり、秋のツーリングに出た次第です。
「ルート隊長」を拝命した私が選んだのは、奥多野エリア。
もはやホーム・コースと言って差し支えないほど何度も訪れてはいるのですが、この3人で走るのは初めてです。
ということで、私/MTさん/Kさんの順で群馬県境の土坂峠へと突入しました。

081004土坂峠.jpgDSCを一段カットしてADBモードとし、2速メインのアクセル・コントロールで1.5-2車線の山坂道を上って行きます。
が、磨耗著しいピレリ・P Zero Neroは連続するタイトなヘアピン・コーナーに耐え切れず、常に絶叫状態。
すぐ後ろに「連結」しているMTさんのM3が19インチ・ホイールに巻くミシュラン・パイロットスポーツPS2からも、甲高い悲鳴が聞こえてきます。
新品バリ山のコンチネンタル・コンチスポーツコンタクト3をM3に履かせたKさんも、殿(しんがり)をやはりいいペースで走らせていたとのこと。
とにかく、楽しさ炸裂です。
峠を走り終えた3台のフロント・ブレーキからは、ヘンな臭いと共にうっすらと煙が立ち昇るのでありました(笑)。
ところが、

K「無い・・・」
w「無いって、何が?」
K「SDカード・・・」
w「ひょっとして、落とした?」
K「うん、たぶん峠の向こう側に・・・」
M「時間は大丈夫でしょ?じゃぁ探しに行こう」
w「OK。でも、ペースは落とそうね(汗)」

てなワケで、再び土坂峠を越える3台。
SDカードも無事に発見/回収し、もう一度峠道を走ってR462へと復帰しました。
1往復半の土坂峠ドライビング、図らずも堪能しまくりです(笑)。
なんだかんだで時刻は既に10:30、このまま「峠のうどん屋 藤屋」へと向かうことにします。

081004峠のうどん屋 藤屋.jpgいきなり休むことがままある藤屋も、今日は無事に開いていました。
座敷に上がりこんで待つこと暫し、「わりぃねぇ〜」と言いながら店のおじさんが運んできた野菜天ぷらうどんは、相も変わらずのデカさです。
巨大なかき揚げに齧りつき、極太の手打ちうどんを噛み千切るオッサン3名。
初めて連れてきたMTさんも大変ご満悦のご様子で、早くも再訪を仄めかしておりました(笑)。
食後は浜平温泉「しおじの湯」へ。
涼風渡る露天風呂にのんびりと浸かれば、うどんで膨れた腹も徐々に治まってきます。

土坂峠、藤屋、しおじの湯。
この3つを堪能し、渋滞が始まる前に引き返して帰途に就くのが奥多野ドライブのパターンです。
が、本日は更に山奥へと分け入る覚悟。
10月1日に災害復旧工事が完了し、通行止が解除となったばかりのK124で西へと向かいました。
舗装の荒れまくる1.5車線路、小砂利を蹴り飛ばしつつぶどう峠まで上っていくと、視界がどんどん開けてきます。
長野県に入ると一転してキレイな舗装となり、途中からは2車線の改良済カントリー・ロードに。
青/金/白の3台は、明るい山間を4速3000rpm前後で快調に走っていきました。

R141に出、小海で給油してからK127→K480で松原湖を経由してR299/麦草峠へ。
標高2000mを超える沿道の樹々は、早くも赤や黄色に色づき始めていました。
が、峠付近ではパーキング待ちの渋滞ができるほどの混雑っぷり。
これもハイ・シーズン故の宿命かと諦めて、睡魔との死闘を演じながらダラダラと茅野の市街地まで下り、そのままスーパー・マーケットへ。
食品売場をうろつきながら今夜の食材を漁る3人のオッサンは、傍から見れば何とも怪しげだったに違いありません(汗)。

陽が落ちると同時に急激に冷え込む、蓼科高原の夜。
まだ10月初旬にも関わらず焚かれたストーブの傍らで、ビール片手に今日の走りを振り返る四十路トリオ。
Kさん謹製の味噌キムチ鍋を平らげ、クルマから仕事、何故か社会情勢にまで話はとめども無く拡散しつつ、蓼科の夜は更けていくのでありました。

本日の走行距離は、265kmでした。
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