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GT2008秋[8]あとがき [drive/touring]


GT2008秋map.JPG「グランド・ツーリング2008秋」は、6泊7日で2,843kmを走破しました。
事故らず壊さず捕まらず、我ながら良く走ったもんだと思います。

本州を脱出してツーリングに行くとなれば、まず思い浮かぶのが北海道、続いて九州。
四国は何となくプライオリティが低かったような気がしています。
ところがどっこい、本GTのメイン・ステージとした四国は予想以上に素晴らしいツーリング・エリアでした。

まずもって、交通量が少ない。
そもそもドライブやツーリングはクルマの少ないルートを選定するのですが、海沿いの幹線道路や市街地を除けば、四国は基本的に「走り放題」。
他のクルマに妨げられず、また妨げることもなく、マイペースでひたすら走っていくことができます。
マイペースで走れるということは、即ち安全に走れると言うこと。
「秋の全国交通安全週間」に相応しく、安全第一で走ることができました(←?)。

また、道が変化に富んでいます。
4速以上でずっとクルーズできる快適な道もあれば、ひたすら続く1-1.5車線の狭隘路もたくさん残っています。
もちろん2速⇔3速で思いっきり走れるワインディング・ロードもあちこちにあり、あらゆる「走り」を存分に楽しむことができました。
私は走りませんでしたが、日本一のダート距離を誇る「剣山スーパー林道」などの未舗装路も多数あるとのこと。
「クルージング主体」や「アドベンチャー・ラン主体」など、ルート設定によって好みのツーリングを堪能できると思います。

そして、景色の素晴らしさ。
天候に恵まれたこともあり、特に四国カルストの雄大さは鳥肌モノでした。
これまでに見てきた日本各地の景色の中でも、トップ・クラスに数えられます。
雲の上を走る瓶ヶ森林道や、十数基の風力発電機が聳える「風の里」、心和む沈下橋と四万十川の風景もまた、印象深く記憶に残っています。
そんなスポットだけでなく、B3を走らせた数々の国道/県道/大規模林道の周囲に溢れる景色も素晴らしいものがありました。
深い山の緑、美しい清流、青く輝く海、黄金色に揺れる稲穂など、途切れることなくウィンドウ越しにダイナミックに流れていく風景が、走ることの愉しさを倍加させてくれました。

そういえば、今回のツーリングでは蕎麦を口にしていません。
さぬきうどんを鱈腹喰ったとは言え、蕎麦を喰わなかったGTは初めてだと思います(笑)。
また四国5泊のうち温泉宿が1泊だけだったと言うのも、我ながらちょっと意外でした。
立ち寄りを含めても、四国で浸かった温泉は3箇所だけです。

が、温泉と言えば紀伊半島。
山の中に湧き出す露天風呂は、開放感抜群で最高でした。
フェリーを介した四国とのルーティングも上手くハマり、爽快なドライビングも相俟って、結果的に立ち寄ったのは大正解だったと思ってます。
関東からは1泊でも十分に楽しめるエリアですので、いずれまた訪れることは明白です(笑)。

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毎度同じようなことを書いてますが、B3はこのようなロング・ツーリングにうってつけのクルマだと思います。
いや、B3に限らず、自分のクルマでひた走るグランド・ツーリングこそ、カネと時間の最も有意義な使い途だと考えている次第です。
何かを人に薦めることを滅多にしない私ではありますが、グランド・ツーリングだけは本当にお薦めです。
自分のクルマがもっと好きになること、請け合いですよ(笑)。

GT2008秋.jpg
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