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GT2008秋[6]9月26日(金)徳島県→和歌山県/奈良県 [drive/touring]

080926フェリーつるぎ.jpg四国最終日、徳島の朝はそぼ降る雨。
通勤のクルマに混じって市街地を走り、徳島港フェリー・ターミナルに到着。
南海フェリー「つるぎ」はB3他20台ほどのクルマを飲み込んで、定刻の8時15分に出港した。
A甲板に出、遠ざかる四国の地を見つめるオッサンの眼。
いやぁ、楽しかったな・・・道も景色も素晴らしかったし、いつの日かまた絶対に来

「うわ冷てっ!」

・・・急に強まった雨に、そそくさと船室へ逃げ込むのであった(涙)。

080926R424.jpg10時10分、和歌山港に着岸。
R42を南下、海南ICから阪和自動車道で有田ICまで走り、K22を挟んで本日のメイン・ルートであるR424へ。
路面はハーフ・ウェットながら雨の上がった快適な2車線路で、山奥へと走りこんでいく。
紀伊半島を走るのはもう5-6回目になるが、本当に素晴らしいドライビング・エリアだと思う。
道も良く、交通量も少なく、深い緑と美しい清流を愛でながら4速⇔5速でひたすら走っていけるのだ。
そんなわけで、さんざん四国を走り回ったのにも関わらず、つい寄り道してしまった次第である(笑)。

080926道の駅「しらまの里」.jpg時刻は昼頃となり、腹が減ってきた。
何か喰おうと道の駅「しらまの里」に立ち寄るも、ここは殆ど地元の物産品直売所であり、食事を摂れるような場所ではなかった。
地元産を地元で漬けたと言うラッキョウ漬けを買ったのだが、まさかコレを一瓶喰うワケにもいかない(←当たり前だ)。
引き続き走るR424には沿道に店が殆ど無く、土産用に買った徳島の金時芋クッキーや土佐の鰹生節に手を出そうかと本気で考え始める。
もはやこうなったら、一昨日に韓国のおばちゃんに貰ったコムタン味のインスタントラーメンをバリバリ喰うしか無いか・・・と思った矢先に現れた、道の駅「水の郷日高川龍游」。
併設された食堂へ駆け込み、唐揚げ定食を貪り喰った。

K198で3速メインのワインディング・ランを楽しんだ後は、R311を東へと向かう。
路面はすっかり乾いており、更なるハイ・アベレージでのクルージングが続く。
このままだとあっという間に宿に着いてしまうと言うこともあり、山奥の野天風呂で少しのんびりすることとした。
本宮からR168で北上し、奈良県/十津川村からは崖にへばりつく1車線のK735を辿っていく。
道の真ん中から蛇を咥えた巨大な鳶が飛び立ったり、サルが脇の森に逃げ込んだり、とにかくかなりの道である。

080926上湯温泉露天風呂.jpgそんな山奥の渓谷の河原に湧き出す、上湯温泉露天風呂。
正に野趣満点、素晴らしいロケーションに私独りである。
やや熱目の湯が実に気持ちよく、手足を伸ばして寛ぎまくり。
目と鼻の先には村営の共同浴場もあるようで、やはりこの付近は温泉の宝庫らしい。
う〜ん、最高だ・・・。

080926野猿.jpg一人乗りの人力ロープウェイ、「野猿」。
その昔、十津川の人々は橋を架ける代わりにコイツで谷を渡っていたのだと言う。
乗り物好きの私(乗り物か?)、十数年ぶりに乗り込んで谷間へと繰り出してみた。
・・・が、実にしんどい。
ロープを引っ張れば籠は前へと進むのだが、逆に言えば引っ張った分だけしか進まないのだ。
このまま無理して対岸まで渡ったところで、オッサンは体力を使い果たし戻って来れなくなる可能性が極めて大。
ということで半分も行かないところで引き返し、にも拘らずヘトヘトの汗まみれである。
いや、情けない・・・(涙)。

080926川湯温泉露天風呂.jpgR168を引き返し、川湯温泉「川湯みどりや」に到着。
質素を旨とするGTの宿にあるまじき料金だったが、会社の福利厚生補助制度を使いまくって予算内(笑)。
B3の火を落とし、荷を解いて浴衣を羽織り、近くの共同浴場露天風呂まで歩いていった。
清流・大塔川の河原に沸く大好きな温泉に浸かりながら、「明日でGTも終わりか・・・」とポツリ呟く42歳。
暮れなずむ空はいつの間にかキレイに晴れわたり、気の早い一番星が静かに輝きを放っていた。

本日の走行距離、186km。
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