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GT2008秋[5]9月25日(木)香川県→徳島県 [drive/touring]

朝6時過ぎ、曇り空の琴平市街地を疾走するB3・・・いや、チャリンコ(笑)。
ホテルの無料レンタサイクルに跨り、金刀比羅宮の表参道を目指す。
折角四国までやって来たのだからと、朝飯も喰わずに「こんぴらさん」に参詣する魂胆である。

080925金刀比羅宮1.jpg参道入口にチャリンコを駐め、石段を登る。
左右には土産物店が並んでいるが、さすがにこの時間ではまだどこも開いておらず、実に静かである。
「おはようございます」
「おつかれさんです」
と既にお参りを済ませて下りてくる人たちと交わす挨拶が、実に心地良い。

080925金刀比羅宮.jpg・・・が、本宮までの785段はオッサンの足腰に容赦無し。
登り切って、果てた(倒)。
僅かな賽銭で旅の無事から世界平和までを一方的に祈念し、膝をガクガクさせながら下っていく。
下り切って、また果てた(倒)。
この「こんぴらさん」参詣、それだけで、ある意味「グランド・ツーリング」である(涙)。

ホテルの大浴場で暫し放心した後、チェック・アウト。
朝食も喰わず、「こんぴらさん」参詣で力を使い果たしたため、猛烈に腹が減っている。
が、それもここまで。
これからB3を足として、さぬきうどんを鱈腹喰ってやるのだ。
それでは、出発!

080925「山越うどん」.jpg本日1軒目、「山越うどん」。
さぬきうどんの超有名店、平日でも行列ができると聞いていたため、本日一発目に赴いた。
熱々の釜揚げうどんに生卵を絡めた「釜玉(かまたま)」にお揚げを載せて250円也。
和製カルボナーラってな感じの半熟状態を、一気にいただく。
うーん、旨いっ!

080925「なかむら」.jpg本日2軒目、「なかむら」。
いわゆる「セルフ店」で、大根おろしを自分で擂るのにはちょっと驚いた。
冷たいうどんにかき揚げを載せて250円也。
出汁醤油をちょろっとかけて、サクサクのかき揚げと共に一気にいただく。
うーん、旨いっ!

080925「山下うどん」.jpg本日3軒目、「山下うどん」。
県道沿い、見た目普通のうどん屋さんで、ジャンル的には「一般店」と呼ばれるらしい。
名物の冷たいぶっかけうどんが280円也。
レモンを絞り、下ろしたての生姜をチョイと載せ、徳利で供される出汁をかけて一気にいただく。
うーん、旨いっ!

080925「谷川米穀店」.jpg本日4軒目、「谷川米穀店」。
市街地の南、R438から脇に入った山の中にある人気店。
具も何も無い冷たいうどんが120円也。
テーブルに就き、葱をたっぷり、青唐漬を少々、生醤油を回しかけて一気にいただく。
うーん、旨いっ!

と言うわけで、昨日の「おか泉」を合わせ、計5軒。
どの店も並ぶことは無かったものの、平日にも関わらずたくさんの客で賑わっていた。
いずれも大変旨いうどんを食わせてくれ、大満足である。
コシや喉越しがどうのこうのと言う前に、理窟抜きでツルッと旨いのだ。
・・・しかし、さすがに腹一杯で苦しいのは言うまでも無い(涙)。

080925剣山木綿麻温泉.jpg080925脇町にて.jpgR438で再び徳島県に入り、山の中の剣山木綿麻温泉に立ち寄る。
小さな露天風呂で独り寛いでいるうちに、うどんで膨れた腹も治まってきた。
少し戻って吉野川沿いのR192を東へ走り、脇町の旧い「うだつの街並み」へB3を乗り入れる。
重厚な本瓦と漆喰塗りの街並みは実に趣があり、非常にイイ感じである。

080925K245.jpg080925眉山.jpg本日の宿がある徳島市街までは、ここからR192でわずか40kmである。
が、そうは問屋が卸さないのがグランド・ツーリング。
山に向かうR193へと右折、切り返しを強いられるようなコーナーを含む山道のK245を東へと辿り、山村を結ぶK20からK21を経て徳島市街に出た。
タイヤ鳴らして標高290mの眉山(びざん)まで一気に駆け上がったのだが、山頂のパーキングから展望所までは更に徒歩で登る必要がある。
眼下に拡がる徳島の街から紀伊水道までを睥睨しつつ、うどんと階段は当分遠慮しようと心に決めた汗まみれの42歳なのであった(涙)。

本日の走行距離、170km。
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