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奥多野ドライブ [drive/touring]

というワケで本日、群馬県は奥多野エリアへと行って参りました。

晴れているとは言え、いくらなんでも真冬に北関東の山ん中へ行くなんて我ながら如何なものかと思いつつ、寒さに震えながら関越自動車道/嵐山パーキング・エリアでスタンバイ。
例によって前日の告知だし、例え時間があったとしてもさすがに今日一緒に走ってくれるような酔狂な人もいないだろうと思っていた矢先、「おや?」
何やら真っ黒いB3が・・・。
さらに10分ほど経つと、ケータイに「今、高坂(サービス・エリア)」とのメールが・・・。

いや、ビックリしました。
黒いB3Sは、「こだま」さん。
白いM3は、Kさん。
そして青いB3の私。
・・・以上、酔狂な三名で出発です(笑)。

今日はさすがに山坂道を「走る」ワケにもいきませんので、のんびり走って温泉に浸かり、昼飯を食って帰ってくるプランです。
故に、山越えのルートを避けて比較的安全と思えるR462で西へと向かいました。


神流湖畔にて.JPG神流湖(かんなこ)に沿って2車線のワインディングが続きますが、外気温計は既に3度を下回っています。
ほぼドライ・コンディションではあるのですが、路面が濡れていたらそれは確実に凍結を意味します。
ブラインド・コーナーの先で凍っていたら、その時点で確実に「終了」(汗)。
ということで、ややグニャチン状態で走っていく私と、後続でグニャチン走行を強いられる黒のB3Sと白のM3。
しかしこんなとき、先頭を走るのはちょっとツライですねぇ(笑)。

R299と合流、引き続き西(=山の中)へ。
道の駅/上野を過ぎたあたりから、路面に滑り止めの砂が撒かれるようになります。
轍の部分だけアスファルトが露出しているのですが、見れば黒々と濡れています。
で、周囲に目をやると、いつの間にか畑や空き地には雪が積もっていました。
外気温計は、氷点近くを指しています。
うーん・・・。

ことここに及び、「ややグニャチン状態」から「かなりグニャチン状態」へ(汗)。
更に速度をセーブし、トロトロと走っていきました。
バック・ミラーを見やると、後続の「こだま」さんはかなりの車間をとってくれています。
これなら何かあっても私独りで済みますので、その心遣いを大変嬉しく思いました。
K124を左折、引き続き恐々走って浜平温泉の日帰り入浴施設「しおじの湯」に到着です。

神流湖畔でとった休憩で冷え切った手足が痺れるのをほぐしつつ、ゆったり浸かる快晴の露天風呂。
「こだま」さんとKさんが素っ裸であれこれとクルマ談義をしているのを見ていると、とても二人が初対面だとは思えません(笑)。


試聴中(笑).jpgオーディオ好きのKさんは、「こだま」さんのカー・オーディオは凄いらしいと私から耳打ちされると、風呂上りにすかさずB3Sのドライバーズ・シートへと潜り込んでいます。
持参したCDを爆音で鳴らすKさん。
窓を閉め切っているハズのB3から、外で煙草を喫っている私の耳へ、静かな山間へ、そして冬晴れの空へとその歌声は響いていきます。

♪く〜も〜り〜ガッラッスのっむっこっうはっかっぜっのまっちっ、とわっずっがったっりのっこっこっろがっせっつっないっねっ、かれっはっひっとっつのっおっもっさもっなっいっいのっちっ、あ〜なた〜をう〜しなっ(以下略)

・・・もうハラ減ったから行こうよ〜。

K124をR299まで戻り、左折。
すぐにK45を右に折れて少し走ると、「峠のうどん屋 藤屋」があります。
今日はここで極太のうどんを食う、と二人の承諾も取らずに勝手に決めています。
ただ、実は少々心配なことが・・・。

このうどん屋に来るのは、これで三度目です。
昨年3月に初めて訪れたのですが、二度目の7月には、雨の中再びはるばるここまでやってきて「本日休業」の看板に頽(くずお)れた私。
定休日は水曜なのですが、そこは山の中で朴訥なおじちゃん/おばちゃんが商売っ気もなく開いている小さなお店、いつ休んでいても不思議ではありません。
温泉でその可能性を伝えると、「ここまで連れてきてソレは無いよね〜」とKさん。
うーん、休みだったらどうしよう・・・。


「藤屋」の刺身粤粫.jpg「藤屋」のうどん.jpg・・・が、それも杞憂に終わりました。
駐車場には、ダシのいい香りが漂っています。
開店と同時にコタツにあたり、先に出された漬物をつつきながら待つこと暫し。
透明でプルプルした刺身蒟蒻に続いて出てきた極盛り極太うどん(+かき揚げ二種とゆで卵のトッピング)に驚愕する二人と、それを見て独りほくそ笑む私。
いや、私も麺は完食したものの、今回はツユを飲み干すことはできませんでした。
しかし相変らず素朴でいい味です。
また来よう、と思いました。

さて、ここから帰路へ就くことに。
気温は若干上がってきたものの、やはり大事を採って山坂道へは向かわずに往路と同じルートで帰ります。
神流湖沿いのR462では、前が空いたのを見計らってためつすがめつアクセルを開けてみたりもしましたが、やはり凍結の不安は拭えません(汗)。
ショート・コーナーを走りたくなって鬼石(おにし)でK13へと右折してみましたが、先行車に阻まれてそれも叶わず。
ま、こんな日もあるさ(笑)。

その後はK44経由で本庄児玉ICから関越道に乗り、寄居パーキング・エリアで解散。
気温はいつの間にか10度を越え、朝とはうって変わって陽射しが春めいて見えました。

本日の走行距離は、350kmでした。

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「こだま」さん、Kさん、今日はどうもありがとうございました。
お二人とも「走り」の面ではやや消化不良気味だったかとは思いますが、凍結の心配が無くなったらまた走りましょうね。
ちなみに私、うどんの食い過ぎでやや消化不良気味です・・・(涙)。
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