SSブログ

GW東北ツーリング[2]:5月1日(火)岩手→宮城→山形→宮城 [drive/touring]

2日目、岩手県/鉛温泉の朝はどんよりとした曇り空。
今にも雨が落ちてきそうな匂いがします。
露天風呂に入り、朝飯を食い、B3のエンジン・ルームやタイヤ周りを一通りチェックしてから出発です。
K12を戻り、K37で南下を開始しました。


K37.jpg大動脈のR4や東北自動車道と並行し、その西側を南北に走るK37。
単なる県道ではありますが、正真正銘、文字通りの素晴らしいカントリー・ロードでした。
畑や牧草地の中をたゆたう2車線路はどこまでも続き、しゃかりきになって飛ばさずとも、4速⇔5速3,000rpm辺りでのクルージングで実に豊かな気分にさせられます。
今回のツーリングで必ず走ろうと思っていた道でしたが、予想以上の快走路に驚きさえ覚えました。
いや、実に気分がよろしい(笑)。

そんな状態が60kmほど続いた後、平泉の手前でK49へとスイッチ。
これまた劣らず爽快な道で、明るい山間部を快適に走って宮城県に突入します。
小さな峠である県境付近は、森の中の1.5車線路。
下りきった栗駒ダムの辺りで改良済のK42へと左折し、R457で栗駒市街を抜け、鳴子方面へと走ります。
R47に至る峠道では先行するコンボイに低速走行を余儀なくされますが、それもK253へとエスケープすることで一気に解決。
アクセル開けて川渡温泉まで走り、荒雄川の河原で一休みです。


川渡温泉付近.jpg山の中を除けば、みちのくにも春が訪れていました。
そこかしこで桜が満開となっており、目を奪われます。
田んぼの畦道では土筆が顔を出し、沿道には地域の人たちが植えた花々が咲き始めていました。
ここ川渡温泉でも、菜の花の絨毯が河原を鮮やかな黄色に染め上げています。
うーん、イイですねぇ。

さて、予想より遥かに速いペースで進行している本日のツーリング。
今朝の時点ではこのまま宮城県内を南下していくつもりでしたが、まだまだ寄り道する時間はありそうです。
ということでB3のノーズを西に向け、交通量の多いR47で山形県に入りました。


K28.jpg赤倉温泉付近で、K28へと左折。
芭蕉ゆかりの街道も、今では快適な山間のハイスピード・ルートです。
ダラダラ走行のR47で溜まったカーボン/スラッジを焼き切るべく、回転を上げて走っていきました。
一昨年に反対方向から走ったこの道もまた、私のお気に入りルートの一つです。

尾花沢市街をストレートの続くR347でパス、K36を右折して山間の集落、次年子(じねんご)へ。
今回のツーリングでは行程の都合で来られないと思っていた大好きな蕎麦屋「七兵衛そば」に到着です。


山形県「オ兵衛そば」.jpg前回もそうでしたが、平日の山奥にも関わらず今日もたくさんのお客さんで賑わっています。
ここの蕎麦は、本当に旨い。
しかも食べ放題です。
旅館の朝飯を腹一杯食っていたため2杯止まりでしたが、もう大満足。
これまで全国で蕎麦を食っていますが、この店はその中の三本指、いや、ひょっとすると一番かもしれません。

本日は、雨模様の天気を覚悟していました。
が、予定外に訪れた山形県内は薄曇りといった按配で、時折陽射しも届きます。
予報では明日のほうが天気が悪そうなので、調子に乗った私は更なる寄り道を画策し、蔵王を走ることとしました。


東北中央ゥ動ヤ道.jpgK36→R347と南下し、無駄な市街地走行を避けるために東根ICから東北中央自動車道へ。
クルマはほぼ皆無、虫を蹴散らしながら走ります。
終点の山形上山ICからはK21をぐりぐりと登り、山頂の蔵王温泉大露天風呂へ。
適温の強酸性硫黄泉に手足を伸ばして一休みです。
いや〜、お気楽極楽。


エコーライン.jpgクルマのいないツイスティ・ロードのK53/蔵王ラインで、磨り減ったリア・タイヤの物理的限界とそれをカバーしきれない自身の技術的限界を痛感した私(涙)。
続くK12/エコーラインでは、一般の観光客に続いて大人しく宮城県へと入ります。
それにしても物凄い雪の壁。
路面が凍結している様子はありませんでしたが、不用意に走ると凍結防止剤で滑ります。
おぉ、くわばらくわばら。


R457.jpg遠刈田温泉から白石市街へと向かう一般客の集団と別れ、独りK47を北上するB3。
続くR457も含め、爽快なドライビングを楽しめました。
R48にぶち当たったところで左に折れ、本日の宿である作並温泉/鷹泉閣岩松旅館に到着。
チェック・インするが早いか、浴衣+温泉+ビールとニッポンの中年オヤジ丸出しです(汗)。

結局のところ、本日はワイパー・スイッチを捻ることはありませんでした。
雨は明日に持ち越しのようですが、さてどうなることやら。

本日の走行距離は、363kmでした。
nice?(0)  コメント(8)