SSブログ

温泉旅行(山梨県/奈良田温泉) [drive/touring]

大学を卒業してから毎年、同窓会を兼ねて秋に温泉旅行へ行っています。
第19回となる今年は、山梨県の奈良田温泉へ7名で行きました。
クルマは2台、私のB3とホンダ・オデッセイです。
それぞれ埼玉と横浜から出発し、東名高速道路/足柄SAに朝8時の集合としました。

私は2名を乗せて埼玉を6時に出発したのですが、首都高速道路がもうカンベンしてよの大渋滞(涙)。
都内を抜けるのに2時間もかかり、集合場所の足柄SAに到着したのは9時でした。
これまで極力渋滞を避けていた私には、首都高2時間は堪えました(涙)。
ほぼ時間通りに来ていたオデッセイ組は待ちきれず、「白糸の滝でも見に行く」と言って出発していました。
酷いよなぁ・・・。

オデッセイ組に連絡を取り、待ち合わせ場所を再設定。
静岡県の富士山新五合目としました。
御殿場ICで一般道へ降り、K23/富士山スカイラインを登っていきます。
標高を稼ぐにつれ、周囲の木々は緑から黄色へと変わっていきました。
引き続きK152で新五合目に到着し、オデッセイ組と合流。
残念ながら霧雲がかかっていたために眺望は開けませんでしたが、時折見える山肌の樹林帯はキレイに紅葉していました。

富士山スカイラインを富士宮方面へ下山。
K75→R139で、青空にパラグライダーの舞う霧降高原を北上していきます。
本栖湖畔で一休みしながら昼飯の算段をしたところ、満場一致で「ほうとう」に決定。
R300を西へ下っていき、山梨県/下部温泉街の奥にある「かど久」の暖簾をくぐります。


下部温泉「かど久」.jpg山梨県の名物であるほうとうはこれまでに何度も食いましたが、ここは実に旨い。
麺だけでなく味噌まで自家製とのことで、その味噌の香りが素晴らしいのです。
注文してから30-40分ほどかかるのですが、我々は本栖湖を出発する際に電話を入れておいたので、待ち時間は15分ほどで済みました。
また来ようっと(笑)。

昼食後は、温泉です。
下部から少し離れたところにある湯沢温泉「不二ホテル」で入浴。
素っ裸になり、内湯で体を洗って即座に源泉の露天風呂へ向かいます。
いざ入ろうとして足をつけると、「冷たっ!」。
どうやらここは冷泉のようで、源泉は28度とのこと。
ほうほうの体で内湯へと戻りました。
仲間はその話をフロントで聞いていたらしく、戻ってきた私を見て大笑い。
「それならそうと言ってくれよ!」と文句を言ったら、「ちゃんと説明を聞いていないおまえが悪い」だって。
いや、仰るとおりです・・・(涙)。

宿へ向かいます。
R300をさらに西へ進み、K37/南アルプス街道で山の中を北上。
川沿いを走るほぼ2車線の快適な道路です。
この道は自然保護のために宿のある奈良田から先がマイカー規制となっており、さらに奥にある渓谷などへはバスで行くことになります。
が、台風による土砂崩れでバスも走っていないとのことでした。


南アルプス・奈良田.jpg山深い奈良田温泉の「白根館」が本日の宿。
紅葉には少し早い周囲を散歩した後で、風呂へと突入。
かけ流しの温泉はその泉質が素晴らしく、四十を越えたオッサンの肌までツルツルです(←気持ち悪いな・・・)。
露天風呂/内風呂ともに湯加減もちょうど良く、暗くなっていく山々を眺めつつ皆でゆったりと浸かっていました。

夕食には、山の幸がこれでもかと並びます。
チーズのように濃厚な自家製の湯葉豆腐や、芋の味がしっかり残っている蒟蒻の刺身。
程よい塩加減の山女の塩焼に、近くの山で仕留めたという猪の肉を使った陶板焼。
香ばしく揚げ出しにされたそばがき、具だくさんのきのこ汁などなど・・・。
どれもこれも実に旨い料理ばかり。
滋味タップリの岩魚の骨酒とともに、各自次々と平らげていきます。
卓上には、近くの農家に頼んで作ってもらっているというエゴマの胡麻塩がおいてあり、飯にかけるとこれまた絶品。
メタボリックも何のその(汗)、皆で苦しくなるほど堪能しました。

・・・ただ、アツアツの揚げたてで出てきた椎茸のフライにだけは撃沈。
旨い旨いと言って皆が頬張っている中、椎茸がキライな私は独りで萎えていました・・・。
すると、そんな私を見かねた仲間の一人から「オレの山女と交換してやろうか?」とのお申し出!
もちろんここで駆け引きなどできるはずもなく、二つ返事で合意形成。
いや〜、いい仲間を持って私は本当に幸せ者です(笑)。

---

翌朝も晴天。
風呂へ入り、温泉粥を主軸とした旨い朝食をたらふく食って出発です。


雨畑ダム.jpgK37を南へと戻り、途中を右折して狭いK810で山深い雨畑ダムへ。
山奥とは言え意外に開けた感じで、真新しい日帰り温泉施設などがありました。
ダム湖にかかる「定員1名」と書かれた吊り橋を渡ったりして陽気にはしゃぐ、四十過ぎの男たち(汗)。
美しい山々はまだまだ緑でしたが、紅葉の時期にはさらに素晴らしい景観が広がることでしょう。


由比「井筒屋」.jpg来た道を辿り、R52を南下して静岡県入り。
清水まで出て海が見えたところでR1バイパスへと左折、由比で昼飯です。
お目当ては、当然ながら桜海老。
旬の時期ではありませんが、有名店の「井筒屋」でかき揚げの定食をいただきました。
これで山の幸/海の幸、二部門を制覇です(笑)。

ここで、解散。
そのまま帰京する6名はオデッセイへ。
私は引き続きB3を走らせるべく、独り伊豆へと向かいます。
しかし・・・。

これまでの晴天はどこへやら、伊豆半島は雨でした。
楽しみにしていたK127/西伊豆スカイラインに至っては、次のコーナーも霧で見えない始末。
せっかく走りに来たのに、あんまりです(泣)。

---

今回は、ツーリングではなく「中年温泉旅行」の記事となってしまいました。
ま、一応B3で出かけてますので、このBlogの趣旨からはそんなに外れてないかな、と(汗)。
なお、来年の幹事は私となりました。
首都高の拷問渋滞はもうイヤなので、来年は都心を抜ける必要のない東北/関越方面へと向かうことにします(←もう決めたのか?)。
nice?(0)  コメント(4)