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GT2006:9月22日(金)長崎−佐賀−福岡 [drive/touring]

長崎県/小浜温泉の朝は、カラリと晴れたイイ天気でした。
朝食を平らげ、いつもの通りエンジン・ルームをチェックしてスタートです。
昨晩の洗車のおかげで、ピカピカとは言わないまでもだいぶキレイになったB3。
よーし、今日も走るぞっ!

橘湾を左手に見ながら湾沿いのR251を走ります。
比較的クルマも少なく気分良く走っていたのですが、いきなり前がつかえる大渋滞。
対向車の走りすぎる様を見ると、どうもこの先で片側交互通行をやっているようです。
徐々に進んでいくとパトカーや警官の姿が。
どうやら事故のようです。
対向車線にはフロント部分が潰れた軽自動車と、凹みながら警官と話しているおねいちゃん。
ま、大したことなさそうで良かったですが、自分も気を引き締めていかねば、と改めて思いました。
「事故らず壊さず捕まらず」。
今のところ、三無い宣言遵守中です(笑)。

R57で交通量の増えてきた諫早市街まで走り、長崎バイパス→川平道路と有料道で市街地をクリア。
R206で鏡のように凪いだ大村湾沿いを走りますが、やはりクルマがいるため、例によって山間ルートを選びます。
K204からK229で北上しますが、交通量はもうほとんどゼロ。
1.5車線路のためペースはそこそこですが、ストレス・フリーのドライビングを楽しむことができました。

で、ここでできたばかりと思われる広域農道「オレンジロード」を発見。
走ってみて驚いたのなんの、対向2車線という点を除けば、もはや高速道路と呼んで一向に差し支えないような道です。
実際、高速道路のように走っても一向に差し支えありませんでした(笑)。
6速/3,000rpmで余裕のクルージングです。
広域農道、恐るべし。

その後はK43からR202へと結び、潮の渦巻く西海橋を通過。
R205→佐世保道路→K11→K139と走って佐世保市街をパスしつつ、九十九島探索ルートであるK18に入りました。
K18は海沿いの鄙びた2車線路ですが、道を走っている限りではほとんど島々を見ることはできません。
で、海抜300m余の冷水岳展望台まで、狭い山道を登っていきます。


九十九島風の強い展望台からは、名勝・九十九島が一望でした。
多少靄がかかっていて島々のディテイルまでははっきりしませんでしたが、それでも幾多の小島が海に浮かぶ風景はなかなか目にできるものではありません。
蒼い空には、鳶や隼らしき鳥たちが翼を広げて飛んでいます。
しばし煙草をふかしつつ、そんな情景をぼーっと眺めていました。

K18まで戻り、北上を続けます。
K204を左折、しばらく走ると平戸大橋有料道路。
100円を払って平戸の街へと向かいます。
カーナビにセットしていたのは、「天満屋」という食事処。
昼飯に、名物の鯛茶漬けを食ってやろうという目論見です。
ガイドブックにも載っていますし、グルメサイトや旅行サイトなどでも取り上げられている有名店のようです。

平戸商店街の駐車場にB3を放り込み、店まで歩きます。
このあたりにあるはずだ、とキョロキョロしながら歩くのですが、見当たらない。
引き返してみても、見当たらない。
捜索範囲を広げて15分ほど歩き回ったが、見当たらない。
目印となる建物は、そこここにある。
業を煮やしてケータイで地図を確認すると、合っている。
ということで、ちょっとした空き地の前で通りがかったおばちゃんに聞いてみました。

wata「すみません、このへんに天満屋さんってありませんか?」
おばちゃん「てんまや?」
w「はい、鯛茶漬けが有名で食べに来たんですけど見当たらなくて・・・」
お「あぁ、天満屋さんね。ここにあったわよ」
w「あ、ここですか・・・って、ここ空き地なんですけど(汗)」
お「そう。お店なくなっちゃったのよ〜」
w「ゑ?」

最新のガイドブックやWebにも紹介されていた店なのに、あんまりだ・・・。
思わず膝をつきそうになる私を見かねてか、おばちゃんは同じように鯛茶漬けを出す店を教えてくれました。
何も天満屋に限らず、このあたりでは普通に食べられるとのこと。
教えられた店に入り、念願の鯛茶漬けをさらさらら〜と食べ終わる頃には、頬を流れる涙もすっかり乾いていました(嘘)。

食ったら走る。

川内峠平戸市街を出て、景色が良いと言われる川内峠を走りました。
峠に向かう森の中の山道を抜けると、陽光に輝く草原をゆったりと伸びていく2車線路に出ました。
いや、確かに素晴らしい道です。
・・・が、ちと短い。
ものの1分ほどで走りきってしまい、その後は山の中の1.5車線路に戻ってしまいます。
もうちょっと楽しめればいいんですけどね・・・。

さ、そろそろ福岡方面へ向かう頃合いです。
平戸大橋を渡り、R204を戻ります。
と、左折側に広域農道が(笑)。
広域農道→K144→広域農道と走れば、例によってクルマもなければ信号もない、快適ワインディング・ランが続きます。
引き続きK11→K54と山の中の県道をひた走り、国見有料道路で佐賀県入り。
後はK326→R202と南下、佐世保三川内ICから西九州自動車道→長崎自動車道→九州自動車道とハイウェイを結び、福岡の港近くのホテルに到着しました。

さて、高速の入口となった佐世保三川内ICでのこと。
前を走るのは、地元ナンバーのオペル・アストラ。
運転手はおねいちゃん、助手席にはお父さん、後部座席には派手目なパーマのお母さん。

ETC無し・・・。で、アストラは颯爽とETCゲートに入っていくのですが、ゲートが開きません。
見ていると、3人とも何やら慌てている様子・・・。
パーマのお母さんがウィンドウ越しにこちらに向かって何度も頭を下げています。
おいおい・・・(汗)。
料金所のオッサンがすっ飛んできておねいちゃんと話をするのですが、横からパーマのお母さんが窓を開け話に加わってもう大騒ぎ。
しばらく悶着が続いたあと、ゲートが開いてアストラは路肩へ寄っていきます。
B3で追い抜きざまに見ると、おねいちゃんは半泣き、お父さんは仏頂面、そしてパーマのお母さんは深々と頭を下げています(涙)。
私は短くホーンを鳴らし、手を挙げて通り過ぎました。
ま、いきなりバックされなくて良かったかな・・・(笑)。

今宵は九州最後の夜。
コメントで紹介していただいた店でたらふく旨いもんでも食うか!と思ったのですが、よくよく地図を見るとホテルは中心部から結構離れてます(涙)。
中洲で暴れるのはまたの機会にして、ホテルから一駅ほどのところにある評判のラーメン屋「名島亭」へ歩いて行きました。
博多ラーメンというより長浜ラーメン(両者の違いはイマイチわかりませんが)の有名店。
ライスと餃子、さらに替え玉(麺だけのお代わり)で大満足。
最後の晩餐に相応しい、実に旨いラーメンでした。

本日の走行距離は、436kmでした。

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MAP1
MAP2
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