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GT2006:9月23日(土)福岡−埼玉 [drive/touring]

最終日の朝。
福岡の空は雲ひとつない快晴に恵まれました。
今日は1,000km彼方の自宅まで帰るだけですので、朝もゆっくりです。
チェック・アウトの後、福岡中心部へ寄ってお土産を購入。
しかしすぐに高速に乗るのもつまらないので、少し福岡県内を走ることにしました。

市街地を抜け、K21で山の中を東へ。
祝日とあってかクルマも多く、のんびりと走っていきます。
と、山あいに日帰り温泉の看板が・・・。
そういえば一昨日の長崎県/小浜温泉以来、温泉に浸かっていません。
迷うことなくステアリングを右へ切り、温泉へと向かいました。

脇田温泉「湯乃禅の里」。
料金は800円とかなり高目ですが、たくさんの露天風呂や広い休憩室があり、なかなか快適です。
ついつい1時間ほどダラダラと寛いでしまいました。
このまま帰るのは惜しい、と言った気持ちがあったからかもしれません(笑)。

とは言え、いつまでもこうしているわけには行きません。
昼過ぎには高速に乗ろうと思い、K21へ戻ってIC方面へ。
途中、腹ごしらえに沿道のうどん屋「まとい亭」へ立ち寄り、満席の中を10分ほど待ってごぼ天うどんを注文。
九州も関西と同様、澄んだ出汁(だし)のうどんが主流なのでしょうか。
なかなか旨いうどんでした。

九州自動車道/若宮ICから高速に乗り、ひたすら東へ。
交通量は少なく、その気になれば速度を上げられるのですが、やはり注意してそこそこのペースで走ります。
オービス設置場所では当然速度を落としますが、若宮ICから6km、上り38.8kp付近のHシステムの手前で、追い越し車線をものすごい勢いでバイクが通過。
CCDカメラの脇にあるストロボが赤く光るのを目の当たりにしました。
私が走っていた走行車線側のカメラは光りませんでしたが、大丈夫だろうな・・・(汗)。

今日も秋の交通安全週間の真っ最中、いつどこに覆面パトカーが走っているかわかったもんじゃありません。
で、前方に「これは」と思った福岡ナンバーの白いゼロ・クラウン。
リア・ウィンドウはスモーク貼りで、左右にカーTVの付属品としてよく見る触角のようなアンテナが装着されています。
そーっと追い抜きながら観察すると、フロントにはカバーのついたフォグ・ライトのようなモノが。
そして、乗車しているのは青い服の二人。
やっぱり・・・(汗)。
じっと観察していると、追い越し車線を走っていくクルマを追尾しかけたこともありましたが、そこまでの速度ではなかったのか再び走行車線に戻って待機したりしています。
ほどなくゼロ・クラウンは北九州都市高速へと別れていきました。
やれやれ・・・。

関門橋を通過し、本州へ。
往路は山陽自動車道でしたので帰路は中国自動車道を走ることにしたのですが、これは完全に選択ミスでした・・・。

カーブやアップ・ダウンが多いというのは別に気になりませんし、むしろ走りを楽しめると思います。
問題は路面の酷さ。
一方の車線は轍状になっており、他方の車線は補修跡だらけ。
そんな状態が延々と続くため、安心して速度を上げることができません。
常に前方路面の状況を凝視しながら、マシな車線を選んで走っていきます。
だから、パトカーに後ろを取られたのにも気がつかなかったのです(←言い訳)。

晴天、祝日の日中だというのにほとんどクルマが走っていない中国道。
とあるトンネルを過ぎ、前述のように路面を気にしながら走行車線を走っていくと、前方に低速車。
久しぶりにクルマを見たなぁ、などと思ってブレーキをかけて後ろにつきました。
で、ふとルーム・ミラーを見ると、赤色灯を回したパトカーが・・・。
「げ!」

スピードを落としたB3の前に入った島根県警のパトカーに従い、最寄のPAに入ります。
停車したパトカーから警察官が二人、降りてこちらに歩いてきます。
「三無い宣言(事故らず壊さず捕まらず)」もこれまでかと観念し、自分からB3を降りて「どうも済みませんでした」と声をかけつつパトカーの後部座席へと向かおうとしました。
が、警察官はなぜかパトカーへは向かわず、B3の脇で立ち止まっています。
二人ともやや苦虫を噛み潰したかのような面持ち。
どうも様子が変です。

警察官「ずいぶん出してましたけど、急いでるんですか?」
wata「いや、そんなことはないですけど・・・。参ったなぁ・・・」
警「そうですか。うーん・・・」
w「?」
警「いや、結論から言いますと、今回は正式に測定できなかったので検挙は無しです」
w「え・・・!」

聞けば、どうやらトンネルの手前から狙いを定めて追いかけてきたとのこと。
そういえばトンネル内で後ろの方にライトが見えていたような気もしましたが、酷い路面に夢中でロクに気にもしていませんでした。
で、トンネルを出たところで測定しようとしたら、先行車に追いついたB3が減速した、ということのようです。
別に飛ばしてはいなかったのですが、制限速度80km/hですので、捕まったらそのダメージは大きかったはず。
いや・・・超ラッキーかも・・・(大汗)。

警「ご自分ではどれぐらいのスピードだったと思いますか?」
w「そうですね・・・。100は超えてたかと思いますが・・・(謙遜)」
警「いやいや、間違いなく赤キップでしたよ!」
w「あ、やっぱり・・・(汗)」

実際は、恐らく120-140km/hぐらいではなかろうかと思ってます。
やはり警察官はプロですから、誤魔化せないですね(汗)。

警「とにかく速度には注意して下さいよ。中国道はずっと80キロ規制だから、このスピードメーターの針がだいたい真ん中辺りを超えないように・・・・・・って、このクルマ300キロも出るんかいな!?(驚)」
w「あ、いや、メーターだけですよ、メーターだけ(汗)」

警察官、いわゆる「ノリツッコミ」状態。
不謹慎で恐縮ですが、私は思わず笑いそうになるのを必死で堪えていました。

警「まぁ今回はともかくとして、この先も取り締まりやってますから気をつけて行ってくださいね」
w「ハイ・・・」

いやはや、さすがに参りました。
検挙されなかった喜びよりも、パトカーの存在に全く気づかなかった自分の情けなさが極めて遺憾です(涙)。
しかし、本当にどこから現れたのか見当もつきません。
とにかく、気をつけていかないとダメだということが骨身に沁みました。
それと、・・・もう中国道はイヤだ!(泣)

パトカーを見送って暫くした後にB3をリスタートさせ、バック・ミラーに必要以上の注意を払いつつ(笑)ほどほどの速度で走り出しました。
相変わらず酷い路面を広島北JCTまで走り、広島自動車道を経由してやっとのことで山陽自動車道へ。
うーん、やはり舗装の質が違いますよ、質が(笑)。
しかしもう二度と捕まりたくはありませんので、イイ感じの速さで走るクルマを見つけてはペース・メーカーとし、その後を走っていきました。

が、やはり取り締まりは厳しいようで、あちこちに捕まっているクルマがいます。
そして尾道付近では、走行車線を流す白いクラウンの覆面パトカーを発見。
そーっと追い抜き、2-3台ほど前に入って様子を窺っていると、案の定サイレンが・・・。
不運な日産・キューブが容赦なく追尾され、覆面クラウンの先導で次のICから出て行きました。
あんまりだ・・・()。

兵庫県に入る頃には、陽もすっかり落ちていました。
吹田−宝塚間は10km弱の渋滞。
神戸の夜景ならぬ、テール・ライトの列を見ながら(涙)ノロノロと進みます。

その後は名神/東名とも事故や渋滞、取り締まりにも遭わず、深夜にかけて淡々と走っていきます。
思いのほかクルマが多く、また休み休み走ったために往路よりもだいぶ時間がかかりましたが、明けて24日の午前3時過ぎ、無事自宅に到着しました。

B3のイグニッションをOFFにすると、耳が痛くなるほどの静寂。
ヘッド・レストに頭を預けつつ、脱力感と満足感とで思わず口をついて出た言葉は、

「終〜了〜」

本日の走行距離は、1,155kmでした。

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