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箱根ドライブ(feat. REVO WIN × Vervis Zero NA) [drive/touring]

ほぼ快晴ながら強風が吹き荒れ、厳しい冷え込みとなった日曜日。
朝6時半、TOYO TIRES ターンパイク・早川料金所付近の気温は、氷点を僅かに上回る程度でした。
ただ料金所のオジサンによれば、凍結の心配は無いとのこと。
しめしめ・・・とばかりにシフト・ノブを1速に入れ、クラッチを静かにエンゲージ、アクセル・ペダルをゆっくりとフロアまで踏み込んでいきました。

080224ターンパイク.JPG誰もいないターンパイクを駆け上がっていくB3。
エンジン内部洗浄新品オイルの恩恵か、E4/6型エンジンは全く澱みなく回転を上げていきます。
高回転域でのエンジン・サウンドも心なしか以前より澄んだ音色に聞こえ、必要以上にシフト・ポイントを遅らせてしまいました。
いや、実に爽快です。

・・・が、頂上の大観山パーキングはマイナス6.5度。
クルマも人も、全く見当たりません。
煙草を喫うべくクルマを降りると氷のような強風が顔面を襲い、耳が千切れそうになります。
とてもじゃありませんが、煙草に火を点けることなど不可能。
おまけにレストハウスは9時からの営業とのことで、暖を取ることすらできません。
すごすごとB3へと戻り、引き続き走ることにしました(涙)。

奥湯河原へと下るK75、通称「椿ライン」。
やや路面の荒れた、2速メインのタイトなワインディング・ロードです。
走り出してみるとやはりところどころ凍っており、ブレーキングでABSが炸裂。
しかし下っていくにつれて路肩の雪も消え、ほぼ完全なドライ・コンディションとなりました。
短いストレートで敢えて3速に入れ、コーナー手前でシフト・ダウン。
跳ね上がるタコ・メーターの針と瞬時に高まるエンジン・サウンド、続くコーナーで軋むタイヤ、明滅するDSCインジケータ。
もちろん実速は大したことは無いのですが、年甲斐も無く気持ちが勝手に高揚していくのを抑えることができません(笑)。
先行車も対向車も見当たらない屈曲路を、ひたすら駆け下っていきました。

奥湯河原からは、湯河原パークウェイ。
これまた誰も走っておらず、ところどころ薄く凍った路面に注意しながらアクセルを開けて登っていきます。
ここは時折現れるタイト・ベンドを除けば、3速中心で走っていける道。
ですが、やはり用も無いのについつい2速へとダウン・シフトしてしまいます(笑)。
終点の湯河原峠まで、一気呵成に走りきりました。

・・・で、Uターン。
ここまで実に楽しいドライビングだったため、調子に乗って今来た道を戻ることにしたのです。
湯河原パークウェイでダウン・ヒル、椿ラインでヒル・クライム。
両方ともこれまでに何度となく走っている道なのですが、往復してしまったのは今回が初めてです。
復路もクルマやバイクは殆ど見当たらず、かつ凍結ポイントを概ねチェックできていたため、往路と同等以上のペースで走ることができました。
しかし、椿ラインの往復は結構キツいですね・・・(汗)。

再び戻った大観山ですが、レストハウスはまだ開いていません。
トイレを求めて芦ノ湖まで下り、ついでに湖畔沿いをゆったりと走ります。
サイド・ウィンドウ越しの芦ノ湖は、強風に白波が立っていました。
またまた大観山まで戻り、そのままターンパイクを軽いペースでリハビリ走行。
で、またまたまた登っていく途中、シルバーのB3クーペとすれ違いました。
いたいた・・・。
大観山のパーキングでエンジンを切り、ウィンドウ越しに日向ぼっこをしながら張り込みを開始します。

080224tomさんとDBさんと.JPG暫くしてターンパイクを上がってきたのは、クルマ仲間のtomさんが乗るシルバーのB3クーペと、DeepBlueさんが乗るブルーのBMW318Ci。
本日は「伊東でイタ飯を喰う」とのtomさん企画が走っていたのでした。
本当は私も参加したかったのですが、早めに帰宅する必要があったために断念。
そこで早朝から箱根を走りまくることとし、帰る前にちょこっとご挨拶すべくアンブッシュを謀った次第です(笑)。

時刻は10時を回り、さすがにクルマも多くなってきました。
熱海峠までのK20でチンタラ走行を堪能し(涙)、伊豆スカイラインを南下するお二人と別れてK11の旧道を熱海方面へ下っていきます。
急勾配のタイト・コーナーが続くのは椿ラインと似ていますが、どうやら観光道路としても使われている模様。
後続に従えた多数の乗用車に黒煙を浴びせながら登ってくる巨大な観光バスが、ヘアピン・コーナーでそのフロント・オーバー・ハングをこちらの車線へとはみ出させつつ、あたかもスーパー・スター・デストロイヤーのように迫ってくるのです(汗)。

混雑した熱海の市街地を抜けながら、さてどうやって帰ろうかと思案します。
で、やっぱり東伊豆の海沿いは混んでてつまらないため、K102で山を越えていくことにしました。
リゾート・マンションの間を縫うように走っていくと、前方にいたのはケータハム・スーパーセブン。
やけにトロトロ走ってるな〜と思ったら、先導車がいたのでした(汗)。

080224K102.JPG道が1.5車線となって森の中へと入る手前で、パトカーは路肩に寄っていきます。
2台でゆっくりとやりすごし、バック・ミラーから消えるまで我慢。
すると、前を行くセブンが猛ダッシュを開始しました。
やはり、思うところは同じだったようです(笑)。
クイックでシビアなセブンのコーナリングを後方から拝見しつつ、奥湯河原まで走っていきました。

・・・で、またもや椿ライン(汗)。
我ながら何やってんだかと思いつつ、本日三度目のアタックです。
これでもか、と走ったB3は箱根新道で麓まで下り、そのまま小田原厚木道路で東名高速道路へと向かいました。

昼飯・・・。.jpgしかし、腹減った・・・。
混雑した海老名SAでは、店に入って昼飯を食う気にもなれません。
「tomちゃんたち、今頃は牛タンのシチューに舌鼓を打ってるんだろうな・・・。ちくしょうめ、腹立つなぁ」などと独り呟きつつ、出店で買った特製肉まんを闇雲に頬張る42歳の私なのでした(涙)。

本日の走行距離は、394kmでした。

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距離は大したことありませんが、今回はいつにも増して「走った」ような気がしています。
それは雪道に遭遇しなかったからだけではなく、やはりエンジンが一皮剥けたかのように気持ちよく回ってくれたことが大きかったのだと思ってます。
タイヤやサスペンションを新調すると無性に走りたくなるのと同じことなのでしょう。
エンジン内部洗浄「REVO WIN」は、パワー感やトルク感の向上は特段体感できなかったものの、これまでも良かった回転フィールを更に全域で改善してくれました。
特に5000rpmから上はエンジン・サウンドも素晴らしく、思わず聴き惚れてしまいます。
製造から早7年目を迎えるB3ではありますが、これでますます楽しいクルマになってしまいました。
いやはや、困ったもんだ(笑)。
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