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群馬県:榛名−草津ドライブ [drive/touring]

春ですねぇ。

ということで、また走りに行ってきました。
ま、冬でも走ってましたが(笑)。

早朝の関越自動車道を高崎ICで降り、市街地を西へ。
K29の榛名支所付近からは広域農道を走ります。
初めて走る広狭混在の道ではありますが、狙い通り交通量は皆無で快適走行。
そのままノン・ストップで北西方面へと走り、K33を一旦南へ下ってすぐに右折。
本日の第一「目的路」、榛名西麓広域農道の南側入口に到着しました。
鳥の囀りしか聞こえない山の中、独り煙草を喫って休憩です。


農道にて.JPGS字へ.JPGこの道を走るのは、これで3回目。
私が最も好きな道のひとつです。
冬の間はさすがに来るのが躊躇われましたが、本日は気温8度のドライ・コンディション。
エンジンに火を入れてリスタート、やや荒れた路面を2速⇔3速でスロットルを開けていきました。
ところどころ砂が浮いていたこともあって思わぬABSの作動を招いたこともありましたが、終着であるK28との交点まで実に楽しく走ることができました。


2速・左コーナー.JPGしかしながら、どうも自らのステアリング・ワークがイマイチのような気がしてなりません。
B3の傍らで煙草に火を点けながらそんなことを考えていたのですが、結局「ま、いいか」ということになり(←いいのか?)、K28を左折して北へ向かいます。

郷原駅前を左折、クルマの多いR145をのんびりと西へ。
途中の川原湯温泉で朝風呂です。
昨年6月にも訪れた「聖天様露天風呂」で、早くも溜まってきたワインディングの疲れを癒します(注:41歳です)。
浴後に煙草をふかしつつ、ツーリングマップルでルートを検討。
まだ時間も早いので、とりあえず草津まで行ってみることにしました。
引き続きR145を西へ走ります。

草津へは「草津道路」と呼ばれるR292のバイパスで行くのが、常人の行動。
事実、ほとんどのクルマが長野原から草津道路へと向かっていきます。
となれば、私としては旧道を選ぶのは自明の理。
六合村(くにむら)を経由するR292は、旧道になったとは言え路面も見通しも良い完全2車線路でした。
先ほどまでの交通量は何処へやら、4速メインで快調に走っていけます。

しかしR405を右へ分けるところからR292は急に暗い山の中へ入り、路面の荒れたクネクネの1.5車線路に変わりました。
が、それもまた楽しからずや(笑)。
すかさずギア・スティックを2速に叩き込み、対向車予防にライト・オン。
広域農道で気になった自らのステアリング・ワークを意識しつつ、ぐりぐりと山を登っていきました。

草津温泉は、結構な人とクルマ。
腹も減っていたので、少し早いのですが混雑する前に昼飯を食うことにします。
初めての蕎麦屋「大信」は国道沿いのビル1Fにあって風情は無いものの、なかなか旨い手打蕎麦を食わせてくれました。
ちなみに今回は大もり蕎麦にしたのですが、ちょっと高いけど鴨せいろにしても良かったかな・・・。

草津には巨大な「西の河原露天風呂」があり、前々から一度入ってみたいと思っていました。
が、なんだか人が多そうな感じです。
どうしようかなーと思いつつダラダラとB3を走らせていくと、そのままR292/志賀草津道路に。


志賀草津道路.jpg「おや?」
例年ならまだこの時期は少なくともチェーン規制があるはずなのに、路面は完全なドライ。
外気温計は8度を表示しており、しかも前にクルマの気配無し。
こりゃ走るっきゃねぇだろ!とシフト・ダウン、周囲のゲレンデでスキーヤーが滑っている中をアクセル開けて登っていきます。
さすがに殺生河原から先は積雪通行止だったため引き返してきましたが、雪景色の中のヒル・クライムとダウン・ヒルを楽しむことができました。

草津から南へ戻るR292/草津道路は混雑模様。
で、迷わず旧道を選び東へ。
先ほど上ってきた1.5車線路を2速で駆け下っていきます。
下りきったところでノーズを北に向け、R405を快走。
どん詰まりの野反湖までは積雪通行止で辿り着けないとのことでしたので、途中を左折して尻焼温泉へ向かいました。


尻焼温泉.jpg尻が焼けるほどの熱い湯が川底から沸くと言う、尻焼温泉。
本当に、川の堰がそのまま大露天風呂になっていました。
その存在を知ってはいましたが、実際に目の当たりにするとビックリ仰天です。
先客はわずかに2名、対岸側で温泉談義に花を咲かせています。
脱衣所もへったくれもありませんので、河原で素っ裸になり入浴。
・・・おぉ、ちょうどいい湯加減。
開放感も抜群、最高です。

で、河原に現れたスーツ姿の若いにぃちゃん二人。
役場の人か?と思ったら、どうやらそうではないらしい。
「普通に入れますか?」と聞くので大丈夫と答えると、二人ともスーツを脱ぎ捨てて入ってきました。

wata「スーツで露天風呂ですか・・・」
にぃちゃん「えぇ、僕たち営業なんですよ」
w「なるほど、営業は現場周りが基本だからねぇ(意味不明)」
に「はい、外回りのついでに立ち寄ってみたんです」
w「『ついでに』って、こんな山奥までついでじゃ来ないでしょ、普通(笑)」


尻焼温泉の先.jpg尻焼温泉の先は、崖にへばりつくような1車線路。
面白そうだし行ってみようかな、とも思ってしばらく進んで行ったのですが、やはり先が通行止となっているようなので引き返すことに。
R405→R292を南へ戻りました。

六合村役場の付近で、K55へと左折。
「日本ロマンチック街道」の一部を成すこの道、ツーリングマップルで予め目星をつけておいたのですが、予想に違わぬ快走ルートでした。
高原を貫く中高速ワインディングから、暮坂峠付近では2速⇔3速の山坂道。
山を下りきると、時折現れる民家付近で速度を落とせば後は4速⇔5速で走っていけます。
この道も、文句無く「お気に入り」に登録することとなりました(笑)。

K234→R145と南へ走り、K28/通称「裏榛名」で榛名山頂を目指します。
登りは登坂車線つきの2車線路が続き、クルマが少なければ豪快なヒル・クライムが楽しめるのですが、それだけに速度が乗ってちょっと怖い。
この日も調子こいてアクセルを踏みすぎ、トレース・ラインも甘かったせいか何度かDSCに窘(たしな)められる羽目に・・・。


榛名富士.JPG山頂、榛名湖のほとりで小休止しつつ、己の未熟さ加減を反省すること暫し。
が、煙草を一本灰にすると同時に反省は終了(笑)、伊香保温泉経由のメイン・ルート/K33を避け、南麓の森の中を走る1.5車線路/K126で高崎へと下っていきました。

混雑した高崎市内のバイパスでは、BMW/335iクーペと併走。
片側3車線路で他車を次々と追い抜いていくその加速力は、傍から見ていてもさすがと思わせるものがありました。
で、高崎ICのランプ・ウェイに入ると、バック・ミラーにその335iが映っています。
コレは、と思って先に本線に入って中央車線で待っていると、追越車線をやってきましたよ335i(嬉)。
加速する335iについて行きましたが、いや、速いですねぇ。
彼がどこまでアクセルを踏んでいたかはわかりませんが、私は自分でも珍しくB3のスロットルを全開近くにしていました。

以降暫くの間、2台とも前が閊(つか)えると減速し、クリアになれば加速を繰り返します。
その瞬間テールを僅かにクッと沈ませ、左右のエグゾースト・パイプから一瞬白煙を噴き、強烈な加速を見せる335i。
いや〜、カッコいいです。
程なく交通量も増えてきたため併走は終了しましたが、互いに適度な車間距離を保ったままのランデブー、ちょっとイイ感じのひとときでした。
335iのドライバーの方も、楽しんでくれていたらいいのですが。

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何度か走りに行っている群馬県ではありますが、R292旧道やK55など、今回も「走れる道」を新たに見つけることができました。
クルマはやはり、走らせてナンボ。
このような道を探して走ることが、クルマの楽しみそのものを拡げていっているような気がしています。

本日の走行距離は、460kmでした。

農道にて一服.jpg
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