SSブログ

飛騨高山ツーリング[2] [drive/touring]

2日目。
希望者による早朝ツーリングに参加し、朝5時半に高山を出発。
昨日快走した中高速ワインディング・ロード、「せせらぎ街道」を6台で走ります。
しかしながら天候は雨で、路面には水が流れている状況。
リア・タイヤにスリップ・サインを抱える私は、迷惑をかけないよう殿(しんがり)に回ることとしました。

走るに連れて雨はその酷さを増し、前車の蹴り上げる飛沫に視界も覚束なくなってきます。
にもかかわらず、かなりのハイ・ペースで走って行く皆さん。
「みんなすげぇなぁ〜」と独りごちつつ、曖昧になってきた接地感に、こりゃとてもついていけないと判断した私。
恥も外聞も無くペース・ダウン、先行する5台から離れて自身の範疇で走って行きました。
いやー、前日ドライ・コンディションのうちに走っておいて良かった・・・。

R257を左折し、山間の隘路を下ります。
先導する「こだま」さんが私を慮ってくれたためか、ここからは普通についていけるペースとなりました。
飛騨萩原まで下山すると、隊列を入れ替えてK98で再び山の中を北上。
位山峠付近はガードレールも無い完全な一車線、前を行くmtmさんのB3のラインを忠実にトレースしながら走ります。
その後はR41に出て、高山まで戻りました。

私は本隊とは別のホテルに宿泊していました。
レストランに入り、独りで朝食の朴葉味噌定食をモリモリ食います。
と、前のテーブルに座っていたお爺さん、自分の焼魚と味付海苔をやおら私の皿に・・・。

wata「え?」
お爺さん「ワシはもう食いきれんからフガフガ・・・(聴き取り困難)」
w「あ、ありがとうございます・・・」
爺「いや、お若いからたくさんフガフガ・・・(聴き取り困難)」

この時点で飯は三膳、既に満腹の私。
お爺さんの手前、止む無くもう一杯お代わりを頼む羽目と相成りました。
うぅ、苦しい・・・(←だったら食わなきゃいいのに)。

食後、チェック・アウト。
本隊の宿泊するホテルへと赴き、朝食中の皆さんにお別れのご挨拶。
一足お先に帰路に就くことにしました。

とは言え、往路をそのまま戻ったり最寄のICから高速道路で帰るつもりなどさらさら無い私。
雨の上がった高山市内を出て、数年前に楽しく走れたR361を東へ向かうこととしました。
VICSで確認すると美女峠付近は未だ積雪通行止であったため、西を並行する県道へと迂回。
トンネルで山を越え、K87を経由して再びR361へと入ります。


R361開田高原にて.JPG数年前と比較して、R361はかなり改良が進んでいました。
雨も上がってロード・コンディションはハーフ・ウェット、このレベルであればなんとかB3を御すことができそうです。
交通量もほぼ皆無だったため、完全なマイペース走行となりました。
3速⇔4速の快適なカントリー・ロードを軸に、時折現れる2速ワインディング・セクションやところどころに残る狭隘区間、山間からダム湖、高原地帯へと、変化に富んだドライビングをほぼノン・ストップで堪能。
木曽福島でR19との併用区間となるまで、実に気持ちよく走ることができました。

少し北上し、再び単独区間となったR361で東へ向かいます。
難所と言われた権兵衛街道も、開通したばかりのバイパス・トンネルであっと言う間に通過。
あまりにあっけなくて、物足りないほどです。
立派な高架道から旧道を見やると、クルマが一台も走っていないツイスティなワインディング・ロードが延々と続いていました。
うーん、旧道のほうが圧倒的に楽しそうです。
次回は、あっちだな(笑)。

伊那ICから、中央自動車道へ。
首都高を下りるまで渋滞は全くありませんでしたが、残念なことに危険運転行為(=追越車線に低速で居座ること)に何度か遭遇しました。
うーむ、極めて遺憾です。


パイロットスポーツ.jpg街中に下りると、その汚れっぷりが一層際立つB3。
文字通り泥だらけ、かつ虫だらけで、矢も盾もたまらず洗車場へ直行。
予想以上に減っていたリアのパイロット・スポーツに思わず苦笑しつつ、高圧スチームのシャワーをB3に浴びせます。
旅の汚れを落としたB3に乗り込む私の脳裏には、帰路に道の駅で買った蕗味噌で呑むビールが既に泡を立てているのでした(笑)。

本日の走行距離は505km。
二日間合計で、1,035kmでした。
飛騨高山・日下部味噌醤油醸造株式会社謹製「ふき味噌」.jpg





---

オーガナイザーの「こだま」さん、そして皆さん、2日間どうもありがとうございました。
天候には今ひとつ恵まれませんでしたが、それを補ってなお余りある楽しい時間を過ごすことができました。
大人数での団体行動がガキの頃から苦手な私ではありますが、「こだま」さんが残してくれた自由度のおかげでそんな心配も杞憂に終わりました。
本当に、参加して良かったと思っています。

それともう一つ、皆さんとお会いしてつくづく感じたこと。
「人はネットじゃわからない(深)」
nice?(0)  コメント(12)