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伊豆ドライブ [drive/touring]

アルピン・ホワイトのE46/M3を駆る、友人のKさん。
タイヤを新品に換装したとの連絡があり、早速そのパフォーマンスを試すべく走りに行くぞっ、との御託宣。
無論、否やはありません(笑)。
もう一人の友人であり、フェニックス・イエローのE46/M3に乗るMTさんと3人で伊豆方面へと向かうべく、東名高速道路下り線の海老名SAを出立しました。
12月17日の日曜日、午前7時半頃のことです。

伊豆方面へのアクセスは、箱根を抜けていくというのがお約束(←お約束?)。
しかし今朝はどんよりとした曇天、山の上は恐らく雨や霧。
気温は高目なので凍結の心配はないものの、今回は箱根をパスしてダイレクトにアプローチすることにしました。
向かうは西伊豆、駿河湾沿いのワインディング・ロードです。

沼津ICでアウト、市街地を抜けてR414を南下。
ノロノロダラダラ走行が続き、こりゃルート選択を失敗したかな、と思いました。
この道はいつも混雑しているような気がします。
淡島のあたりでK17へと右折、右手に海を見ながら走っていきます。
しかしそうこうしているうちに先行車は一台また一台とK17を離れていき、前が空いたところを見計らってアクセル・オン!

ハーフ・ウェットの路面には濡れた落ち葉が散乱しており、不用意にコーナーへ進入するとズルリときます。
しかも私のB3が履くミシュラン・パイロットスポーツ、もはやフロントは使用限界を超えている状態。
交換予定は既に立ててありましたが、残念ながら今回のドライブには間に合わなかった次第です。
降り出した雨の中、DSCインジケータを点滅させながら、安全と思われる速度で走っていきます。


K17「夕映えの丘」.jpg以前に較べて改良が進んだのか、K17はだいぶ走りやすい道になっていました。
ところどころに展望台を兼ねたパーキングが新設されており、晴れた日には駿河湾越しの富士山を眺めることができるようです。
戸田(へた)を越えて土肥(とい)に至るまで、ヒヤヒヤしながらも楽しいワインディング・ランが続きました。

土肥でガソリンをチャージ、ここからはR136で引き続き西伊豆の海岸線を南下。
宇久須(うぐす)のコンビニエンス・ストアで小休止です。
時刻を見ると、10時前。
本日の昼食は修善寺の蕎麦屋をターゲットにしているので南下はここまでとし、東へ向けてK410で山へと入っていくこととしました。


K410.JPGK410-2.JPG雨は上がったのですが、K410も引き続きのウェット・コンディション。
わずかに残る紅葉に時折目を奪われつつ、急勾配の屈曲路をぐりぐりと登っていきます。
ヘアピン・コーナーでアクセルを踏んづけてみるのですが、DSCはパワー・コーナリングを許してはくれません。
試しにDSCスイッチを押してみても、やはりエンジン出力はちゃんと(?)絞られます。
もともと上り坂ですので、ブレーキ制御が解除されてもあまり変わらないんですね。
スイッチ長押しでDSCを完全にOFFにしてしまえば、エンジンに嵌められた枷も外れるのでしょうが、私にゃそんな根性はありません(笑)。

K410を上りきり、「西天城高原牧場の家」で一休み。
いや、一休みどころか1時間くらいはダラダラしていたでしょうか。
予報では昼を境に天候が回復するとあったので、しばらく待っていれば西伊豆スカイラインのコンディションも良くなるだろう、と考えたのです。
雑談の友は、前回来たときに髭おやじさんが「旨い」と言っていた熱〜いカフェ・オレ。
そう、本日はソフトクリームではないのです(笑)。

さて、そろそろ出発です。
空はまだ鈍色でしたが、山にかかる霧雲はだいぶ薄くなっており、これなら少なくとも視界は確保できそうです。
ここからは針路を北へとり、K411/西天城高原線とK127/西伊豆スカイラインを走ります。


西天城高原線 .JPG西伊豆スカイライン.JPGここは大好きなルートの一つなのですが、今日は残念ながら遠慮なく走れるようなロード・コンディションではありません。
ましてや、フロント・タイヤはほぼスリック状態(汗)。
ストレートはともかく、いつものペースでは中高速コーナーを回れるはずがないのです。
探り探りのコーナリングでしたが、それでも幾度かは「玉が中に入るような感覚」を味わいました(意味不明)。
そんな状況でも、2台のM3と走るのが楽しく感じられるってのは不思議なもんですね。

「だるま山高原レストハウス」のパーキングで小休止した後、K18を東へ下り修善寺へ。
驚いたことに路面はほぼドライ、見上げれば雲も薄れてきています。
その後も天候は急速に回復し、修善寺で3台をパーキングに放り込む頃にはすっかり快晴となっていました。

いわゆる有名店と言われるだけあり、蕎麦屋「朴念仁」は大混雑。
ちょうど昼時になってしまったためもあるのでしょう、順番待ち名簿の8番目に名前を書いて待ちます。
普通だったらこんなに並んでまで食わないのですが、今回はこの店に来ることも目的のひとつでしたので、我慢我慢。


修善寺「朴念仁」.jpgやっとのことで名前を呼ばれ、座敷に通されます。
頼んだ生湯葉や出汁巻き卵、桜海老のかき揚げ、そして驚くほど細く切られた十割蕎麦は、どれも上品ないい味わいでした。
が、上品なだけに量が少ないんですよね・・・。
私がこの店で腹いっぱい食おうと思ったら、飲み物抜きで5,000円はかかると思います(涙)。

修善寺には、遊園地を併設した自転車競技のための施設である「日本サイクルスポーツセンター」があります。
で、その施設内に露天風呂つきの日帰り温泉があると言うことを、つい最近知りました。
ワインディング・ラン、蕎麦とくれば、あとは温泉。
ということで3人はK80でサイクルスポーツセンターへと向かい、快晴の下の露天風呂で暫し寛ぎます。
風呂上りにはビン牛乳を一気飲み。
うーん、たまりませんねぇ(笑)。

さて、陽もだんだん傾いてきました。
すっかり晴れていることもあり、往路にパスした箱根を経由して帰ることにしました。


伊豆スカイライン .JPG伊豆スカイライン2.JPGK19を東へ走り、亀石峠から伊豆スカイラインを北上。
日曜日の夕刻とあって他のクルマもそこそこ走っていましたが、夕陽を浴びて快晴のスカイラインを走るのもまた格別です。
幾多のコーナーを抜けて眼前に現れた富士山も、中腹に雲をたなびかせながら朱に染まっていきます。
いやホント、まるで絵のようでした。

その後は箱根ターンパイクで下山。
小田原市内で夕食を摂り、厚木ICからは渋滞の憂き目に遭いつつも、首都高を抜けて無事に帰ってきました。
ドロドロに汚れたB3を洗車場でキレイにして終了です。
ツルッツルのフロント・タイヤに冷や汗をかきっ放しではありましたが、それでも大満足の楽しい一日でした。

本日の走行距離は、440kmでした。
熱海峠.jpg