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奥多野ドライブ [drive/touring]

From: tom To: wata Sent: Wednesday, July 23, 2008 10:43 PM Subject: お疲れ様です。 こんばんは、夜分遅く失礼します。 突然ですが、週末辺り走る予定ありますか? また、なければ走りませんか? ・・・何だか最近欲求不満で。(笑)
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と、そんな若者の何だかよくわからない欲求不満の解消につき合うべく、蒸し暑い曇天の関越自動車道を走るB3。
嵐山PAでスタンバっていると、シルバーのB3クーペに乗る本日のオーガナイザー・tomさんが現れました。
助手席の友人・Yさんとともに、今日こそ「峠のうどん屋・藤屋」のうどんを是が非でも喰いたいのだそうです。

群馬県は奥多野エリアの最奥部へうどんを食いに行こう、とtomさんを最初に連れて行ったのが昨年の9月
B3に乗る杉さんと3台で向かったものの、そのとき峠のうどん屋は休業日でした。
で、彼は今年の5月にも他のメンバーとリベンジを図ったのですが、再度の休業日に敢え無く撃沈
ということで、今回は「三度目の正直」なのだそうです。
朝飯用に二つ買った握り飯、一つだけしか喰わないところに彼なりの覚悟の程が窺えます。

そんな背水の陣で臨んだ若人に対し、保護者(?)である私は打って変わってお気楽極楽。
店が開いていて大好きなうどんにありつければ、もちろんそれに越したことはありません。
が、よしんば休業日であったとしても、奥多野の山深くに頽(くずお)れるtomさんの姿を目の当たりにすることができるのです。
つまり、私にとってはどちらに転んでも「おいしい」ことには相違無し。
故に、余裕綽々です(笑)。

本庄児玉ICを出て、R462→K44K37とB3クーペの後に続きます。
秩父付近まで来るといつの間にか蒼い空が広がっており、真夏の勁烈な陽射しが照りつけてきました。
そのままtomさんの先導で、群馬県境を越すK71/土坂峠(とっつぁかとうげ)へと登っていきます。
2速メインのタイトなワインディング・ロード。
若さ漲るtomさんの尻にしがみつき、老骨に鞭打って走る42歳(汗)。
しかしこの道、何度走っても楽しいねぇ(笑)。

080727道の駅「上野」2.jpg080727道の駅「上野」.jpg峠を下りきり、R462→R299と西へ向かいます。
途中、道の駅「上野」で小休止。
気温は30度近くまで上がってきていると思われ、日向にいると熱射が脳天を直撃してきます。
少しの油断で一気に溶けるソフトクリームを、一気呵成に舐め倒しました。
が、日陰に入ればサラッと涼しく、やはり都会の暑苦しさとは全く違う渇いた空気。
これぞ田舎の夏、と言った趣です。

K124を左に折れ、浜平温泉「しおじの湯」へ。
2人の若者と1人のオッサン、緑眩しい朝の露天風呂へと乱入です。
熱い温泉と涼しい沢風に、出たり入ったり熱したり冷ましたりの繰り返し。
図らずも、「金冷法」の実践です(←?)。

汗を流しに温泉へ入り、より一層汗だくとなった我ら3名(泣)。
本日のハイライト、「峠のうどん屋・藤屋」へとK45を登っていきました。
今日は開いているだろうと思いつつも、心のどこかで休業日であることを願う私。
どう考えても、そのほうがおもろいに決まってます。
tomさんが来ると、うどん屋は必ず休む。
「雨男」ならぬ、「休み男」の称号を、tomさんに奉るのです。
店が近づくに連れ、膨れ上がるそんな想いを抑えることができませんでした。

080727「峠のうどん屋・藤屋」.jpg残念ながら・・・いや(汗)、幸いなことに今日は休業日ではありませんでした。
tomさん、嬉しそうだ〜(笑)。
開店前の店に入れてもらい、漬物を突付きながら待つこと暫し。
出てきた極太+極盛りの「野菜天ぷらうどん」に直ちに箸をつけるYさん、一口啜って「うん、旨い!」。
後は3人とも再び汗だくとなり、ひたすら、ひたすら喰らい続けるのでありました()。

店を出、傍らにある木陰のベンチでご休憩。
汗も腹も多少落ち着いたところでUターン、往路とは逆に東へと走っていきます。
R462沿いの道の駅「万葉の里」を過ぎると、若気の至りか再び山の中へと突入するtomさん。
K71/土坂峠の2nd.ステージです。

ポテンザRE050Aを高く鳴らし、横腹をチラ見せしながらタイト・ベンドをクリアして行くシルバーのB3クーペ。
その前段階で啼き始めたP Zero Neroを窘(たしな)めつつ、遅れまじと同じコーナーへ突入するブルーのB3リムジン。
深い山道では先行車が圧倒的に不利なハズなのですが、それでもちょっと気を抜いただけでサッサと逃げられてしまいます。
頑張れ、俺!(汗)

080727K71.jpg峠を出たところで、煙草休憩。
空は雲に覆われ、蒸し暑い空気の中を遥か後方から雷鳴が轟いてきます。

w「やっぱりイイねぇ、土坂峠」
t「いや〜、楽しかったっスよ」
w「しかしオレたちはともかく、助手席は堪んないよな」
Y「ハイ、両手両足踏ん張ってました・・・(汗)」

その後はK37→K82→R140と走って花園ICへ。
嵐山PAで解散し、クルマが増えてきた関越道で帰宅の途に就きました。

本日の走行距離は、348kmでした。

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tomさん、Yさん、本日はおつかれさまでした。
めでたく峠のうどんを喰うことはできましたが、これで少しは欲求不満が解消したのでしょうか?
願わくば、私との同道により却って更なる欲求不満が鬱積していないことを・・・(祈)。
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