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GT2008GW[5]あとがき [drive/touring]

事故らず、壊さず、捕まらず。

今回のグランド・ツーリングも、「三無い宣言」を無事に達成して終了することができました。
・・・ちなみにこれは私が勝手に宣言しているだけで、一般に用いられている標語などではもちろんありません。
ま、「捕まらず」とか言ってる時点で標語になり得るハズもありませんが(汗)。

ともあれ、3泊4日/2,136kmの旅は殆ど初夏のような陽気に恵まれて、最高のツーリングとなりました。
900km余の高速道路走行や市街地走行を除くと、1,000km以上に及ぶハイ・スピード・クルージングやワインディング・ランを楽しんでいた計算になります。

今回もまた、極力「走ったことの無い、走りたい道」を選びました。
関東在住の人間からするとあまり馴染みの無い土地ばかりを走りましたが、とにかく楽しい道だらけ。
六甲山(二度目)や蒜山高原、大山、丹後半島と言ったメジャーなドライビング・エリアはもちろんですが、岡山/鳥取の県境付近を走る国道や兵庫北部の快走県道、京都や岐阜、長野の山深くを辿る1-1.5車線路など、観光ルートとは程遠いところに素晴らしい道が多数潜んでいました。
時期的にどこも眩しい新緑に包まれていたこともまた、ドライビングを盛り上げる大きな要素になっていたと思います。

ハード・ウェアのことに少し触れると、今回はそれまでのGTと異なる点が二つありました。
COX・ボディダンパーを装着していたことと、ピレリ・P Zero Neroを履いていたことです。
ボディダンパーはこれまでのデイ・ドライブやショート・ツーリングで発揮されたその効能を大変気に入っており、それは今回のGTに於いても折に触れて感じ取ることができています。
またP Zero Neroのロング・クルーズにおける安定感は本当に抜群で、タイヤに起因する疲れはまず皆無と言って差し支えありません。
大山周辺のワインディング・ロードや奥琵琶湖パークウェイなどを2速⇔3速で走らせた際にも、「ボディダンパー+P Zero Nero」のコンビネーションがB3のドライビングを一層楽しくしてくれていることを、改めて実感することができました。

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自動車評論家の徳大寺有恒氏によれば、プロダクション・モデルの正式名称に「GT」の二文字が登場したのは、1950年のランチア・アウレリア2500GTが最初だとのことです。
以来、数多のクルマにGTの名が冠され、そのエンブレムの多くは高性能車の証として誇らしげに輝いています。
もちろんB3にはGTの名はつきませんし、加えて現代のクルマにおける「GTの定義」も今ひとつよくわからなくなってきていますが、私にとってB3は「優れたスポーツ・グランド・ツアラー」であることに間違いはありません。
今回のグランド・ツーリングを終えて、その意を更に強くした次第です。

スーツ、ワイシャツ、ネクタイ、革靴、満員電車、Suica、名刺、会議、売上、目標、実績、書類、判子、職位、義務、上司、部下、評価、譴責、報告、稟議、Excel、Word、Powerpoint、Access、などなど・・・。
そんなもんを一時的にでも全て投げ出して、グランド・ツアラーたるB3で自由の旅に出るのです。
「今頃みんな一生懸命働いてるんだろうな〜」などと独りごちつつ、爽快なワインディング・ロードを駆け抜けてゆくのです。

・・・コレ、やっぱり最高ですわ(笑)。

GT2008GW.jpg

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