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信州ツーリング[1] [drive/touring]

ALPINA B3に乗るクルマ仲間のShimaさんが企画してくれた、春のツーリング。
みんなで走って泊まってバーベキューしましょうとの主旨で、行き先は信州方面です。
大変僭越ながら私も参加させていただくこととなり、皆さんとともに楽しい二日間を過ごしてまいりました。
以下、その顛末です。

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4月19日、早朝
前日までの大雨も上がり、曇り空ながらもときどき陽の射す中央自動車道。
まずは(1)k7さんのB3Sカブリオと共に北へと向かいます。
なぜか前夜から松本付近に潜んでいたという(2)「こだま」さんのB3Sとみどり湖PAで合流し、松本ICでアウト。
桜舞う市内を抜け、3台は美ヶ原林道で登山を開始しました。

080419王ヶ頭へ.jpg080419王ヶ頭.JPG針葉樹の森の中、一気に高度を稼ぐ2車線幅のワインディング・ロード。
背後を衝いてくる2台の300馬力マシンに、止む無く踏み込むガス・ペダル(汗)。
路面に残る大量の落葉と雪解け水とにやや足を取られつつも、2速⇔3速で快適に上って行きました。
先行車ゼロ、対向車もほとんど無く、朝っぱらから楽しいドライビングが炸裂です。
ただ標高が高くなるにつれて霧が出てくるようになり、尾根伝いのK62は雲の中でした。
ここで3名、ご休憩
昨年秋に独りで訪れたときのように晴れていれば素晴らしいパノラマが拝めるルートなのですが、ちょっと残念です。
それでも県道終点の王ヶ頭では、雲の切れ間から青空や上田市街を垣間見ることができました。

その王ヶ頭駐車場でのこと。
誰もいないのをコレ幸いと好き放題に写真を撮りまくるオッサン3名でしたが、それにも飽きたのか「こだま」さんは独り雪の残る一角へ。
雪上でB3Sをスピン・ターンさせるなど、年甲斐も無く大暴れです。
が、天はそんな不届き者を黙って放置しておくはずも無かったのでした・・・()。

080419K464.jpg080419美ヶ原高原美術館.JPG30分後、気を取り直してK62を戻り、武石峠方面へと右折。
枯葉の散乱する1.5車線の荒れた山坂道を、ゆっくりと下っていきます。
そして再び山の中へ。
初めて走るK464は、ヘアピン・カーブが織り成す急勾配の楽しい山岳路でした。
美しい白樺林での小休止を挟み、ぐんぐんと上っていく3台。
やがて視界が開ければ、そこは美ヶ原高原美術館。
人もまばらなレストラン、遠くの山々を見晴らす窓際に席を取り、クルマ談義に花を咲かせつつオッサン3名での昼食です。

レストランのおねいちゃんに拠れば、ビーナスラインはまさに本日開通したばかりとのこと。
ロード・コンディションを少々心配していたのですが、南側からバイクの一団が走ってきたりしていたのでどうやら凍結などは無さそうです。
ここから南下していけば北上する本隊と遭遇するはずとの推論を立て、小一時間ほどの休憩を終えて再び走り出しました。

雲は多いながらも、空には太陽。
路面はほぼドライ。
開通直後とあってか、行き交うクルマもほとんどありません。
4速中心のクルージングが実に気持ちよく、トランシーバから聞こえてくるのは「いや〜最高っすねぇ、コレ!」と言うやや上ずったk7さんの声。
えぇ、今にも発射しそうな勢いです(汗)。

扉峠の先、三峰山付近のパーキング・スペース。
休憩中の我々の前を、青と白のB3がすんごい勢いで駆け抜けて行きました。
程なく戻ってきたのは、(3)Shimaさんと(4)MO~さん。
と言うことで、予想以上に早く本隊と合流できました。
しかし観光バスに阻まれたという後続の数台は、待てど暮らせどその姿を見せません。
恐らくは、途中で別の道へと分かれてしまったのではないかとのことです。
・・・そう、「本隊」なのに2台だけなのでした(涙)。

「ま、みんなオトナだから大丈夫だろ」とのお気楽な見解に達した5台は、後続を探すのをあっさりと諦めて扉峠から松本方面へ下ることに。
しかし、一般車輌が間に入ってたちまち3台と2台とにバラけてしまいます。
扉峠から少し下ったところの分岐でクルマを停める私と「こだま」さん。
地図を広げてルートを確認していると、K67沿いに記された「逆さクラゲ(←死語)」に目が留まります。

「行きますか?」
「行こう行こう!」

が、このK67が途轍もなく酷い道。
崖っぷちにへばりつく急勾配の屈曲路で、道幅は殆ど1車線分しかありません。
路面には落ち葉や砂に加えて割れた落石が散乱しており、前を行くB3Sが蹴り上げた握り拳ほどの石が「ガンッ!」と言う音と共にガードレールを直撃して私のB3のすぐ前に跳ね返ってきます。
ことここに及び、アクセルを緩めて不自然なほどの車間を確保する42歳。
いやもう、たまったもんじゃありません(汗)。

080419扉温泉「檜の湯」.jpgそんなこんなで辿りついた、扉温泉「檜の湯」。
かなりの山奥ですが、比較的新しい設備で気持ちよく入浴できます。
公共の施設らしく、入湯料は400円でした。
このあと宿へ向かうために短時間の入浴でしたが、それでも露天風呂の力を借りて一気にリフレッシュすることができました。

扉峠付近でブレーキ・ランプが切れていたため、「こだま」さんと別れて松本市内のカー用品店へ。
しかし、市街地はどこもかしこも大渋滞。
満開を迎えた桜を見物するためのようですが、全く以っていい迷惑です(涙)。
そこで空いている道を選びつつ、市内を大きく南→西へと迂回して北アルプスの山麓を走るK25へ。
だいぶ遠回りにはなりましたが、この道は目論見通りクルマも少ない快適カントリー・ロードでした。
溜飲、下げまくりです(笑)。

安曇野・穂高温泉郷
30分近く探し回って辿りついた本日の宿には、Shimaさん/MO~さん/k7さんが乗る3台だけしか見当たりません。
それもそのはず、カーナビで案内されるのは全く別の場所にある小学校。
宿の近くまで来れたとしても、最寄の県道に出ている看板は小さく目立たず、看板としての用を全く成していません。

「大丈夫ですかねぇ」
「ま、みんなオトナだから大丈夫だろ」

程なく、「こだま」さんが到着。
威勢の良いエグゾースト・ノートを轟かせた浪花の三人衆、(5)mtmさんのB3、(6)nishiさんのB10 V8S、(7)ゴウさんのAudi A3 3.2Qもやって来ました。
名古屋からは、(8)一徹さんのB10 3.3。
はるばる福島県からやって来た、(9)リョウスケさんのB3も登場です。
バーベキューが始まる頃には(10)tomさん(11)miniさんのB3クーペ・コンビと(12)杉さんのB3、そして(13)ゼンさんのB10 3.2の4台、すなわち「元・本隊」がやっと姿を現しました(笑)。

080419セミナーハウス花村.jpg私のB3を含め、合計14台。
MO~さんは息子さんを、一徹さんはお嬢さん/息子さんを連れてこられたので、総勢17名が集まったことになります。
いやはや、えらいこっちゃ・・・。
ま、とりあえず乾杯です(笑)。

本日の走行距離は、397kmでした。


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