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GT2007[5]9月7日(金):岐阜県→長野県→群馬県→埼玉県 [drive/touring]

GT2007最終日、岐阜県奥飛騨温泉郷/新平湯温泉の朝は曇り空。
目覚めにテレビのスイッチを入れると、台風9号はやはり関東で大暴れした模様。
ラップトップPCを繋いでJARTICをチェックしてみたところ、
−上信越道:通行止
−中央道:通行止
−東名高速:通行止

・・・って、帰れないじゃん(大汗)。

まぁ天候はこれから回復するだろうから午後には通行止も解除されるさ、と軽く考えて朝風呂へ。
細心の注意を払って椎茸を撤去した朴葉味噌を中心とするおかず群でお櫃を空にし、実はクルマ好きだった宿のご主人と言葉を交わしてB3をスタートさせました。

上高地乗鞍スーパー林道.JPGR158で再び、いや三度長野県入り。
沢渡(さわんど)を右折し、荒れた県道を白骨温泉へと向かいます。
雲間から青空も覗いているのに雨が降る、というよくわからない天候の中、上高地乗鞍スーパー林道を南下。
台風の残滓でしょうか、路面には小枝や葉が散乱しています。
気温も上がり、噎せるような緑の匂いに包まれて独り山の中を走っていきました。

乗鞍高原まで出て、K84/エコーラインを登ってみます。
途中からは一般車輌の通行が通年禁止となっていますが、山腹からでもキレイな景色が拝めるのではないかとB3を走らせることとしたものです。
が、標高を上げるに従って雨も風も強まり、ほとんど嵐の中を走らせている状況。
どん詰まりの三本滝レストハウス駐車場では、もはやドアを開けることすら叶いません。
そのまますごすごとUターンです(涙)。

乗鞍高原温泉付近まで引き返してくれば、再び晴れ間も垣間見えてきます。
K84を下ってR158に復帰、観光バスやその他多くの車輌にブロックされてダラダラと松本方面へ。
いい加減イヤになったので、新島々の手前を左折してK278へエスケープ。
1.5車線ほどの道ですが、快調に走れて大正解でした。

さて、松本からは昨日走る予定が雨天順延となっていたビーナスラインへ向かいます。
K67/アゼリアラインで扉峠まで一気に上ってやろうと思い、カーナビの地図画面をスクロールさせていきました。
と、通行止のマークが・・・(汗)。
VICS詳細情報を呼び出してみると、倒木のために通れなくなっているようです。
他に登れるルートはないものかと地図を眺め、アゼリアラインの北を走る美ヶ原林道でアプローチしてみることにしました。

美ヶ原林道.jpg深いカラマツ林の中、荒れた舗装路を2速でぐいぐい登っていくB3。
今回初めて走ったのですが、急勾配ながら比較的道幅も広くて楽しい道です。
しかし路面にはやはり大量の小枝が散らばっており、B3の足元をすくいます。
ところどころには、道を塞いだ倒木をチェーン・ソーで切断/撤去した跡がありました(汗)。
しかしこんな状況で、ビーナスライン方面へ抜けられるのだろうか・・・。

K62、通行止。.jpg・・・やっぱり(泣)。
林道の終点、ビーナスラインへと繋ぐK62の東行き/武石峠方面は通行止となっていました。
VICSの情報は表示されていませんでしたが、まぁこんな山奥の道なので致し方ありませんね。
ビーナスラインは断念し、K62を王ヶ頭方面へと向かいます。

K62.JPGK62-2.jpg森を抜けると、眼前に拡がる爽快な高原道路。
牧場では牛が草を喰み、左手には上田の市街地を、右手には松本の市街地を遠く見渡せます。
アクセルをくれ、4速までシフト・アップ。
通行止にもめげず、ここまで登ってきた甲斐があるってもんです。
こういう道に出会っちゃうからやめられないんですよね、ツーリング。

王ヶ頭付近.JPG標高2000m弱、終着点のパーキングで涼風に吹かれつつ頬張るコンビニの握り飯は、気のせいかいつもよりちょっとおいしく感じられました。
確かに粗末ではありますが、旅の最後を飾るに相応しい昼食だったと思います。

・・・さて、帰るか。

美ヶ原林道を下り、R254を東へ。
東部湯の丸ICから乗った上信越道は、通行止区間が下仁田-富岡間の1区間だけにまで復旧していました。
しかし本線上ではあちこちで法面の修復作業が行われており、改めて台風の威力を思い知らされます。
台風一過、照りつける真夏のような太陽を虫と泥に汚れたボディで受け止めつつ、閑散とした関越道をノン・ストップで突っ走るB3。
もう間もなく、新座の本線料金所です。

本日の走行距離は、404kmでした。
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