SSブログ

妙義・嬬恋ドライブ [drive/touring]

友人のKさんと走ることとしていた、11月23日の日曜日。
さて今日はどこを走ってくれようか・・・などと考えつつ、待ち合わせ場所の関越自動車道/上里SAで朝飯を喰っていると、ケータイに一通のメールが入ってきました。

「ゴメン!寝坊した!」

・・・・・・。
本人に電話をしたところ、まだ出発前との由。
関越道は交通量も多いため、上里SAまではどう少なく見積もっても1時間半はかかるハズです。
十年来の友人だろうがなんだろうが悠長にお待ち申し上げるつもりなどサラサラ無い私、すかさず本線へと合流です(鬼)。

朝7時過ぎの上信越自動車道は、事前の予報が大ハズレの素晴らしい快晴でした。
周囲の山々は紅葉真っ盛り、その向こうに白く輝く浅間山を見晴るかしつつの快適なクルージングが続きます。
下仁田ICでR254に下りたB3はそのまま西へと向かい、K51を経由してK196へと左折。
やや荒れた2車線の低中速ワインディング・ロードを、2速メインで駆け上がっていきました。

081123妙義山.jpg初めて訪れた、妙義山。
これまでも上信越道などからその姿を垣間見てはいたのですが、こうして近くで見上げてみると実に厳ついその山容に驚かされます。
早朝の駐車場にはハイキングの準備をする人たちだけで無く、スバル・インプレッサSTIやミツビシ・ランサー・エボリューション、ホンダ・インテグラ・タイプRなどの速そうなクルマたちもいました。
K196は、確かに走り好きな人たちの琴線に触れる楽しい道だと思います。
私もタイヤ鳴らして懸命に上っては来たものの、これらのクルマにつつかれなくてホッとしている次第です(汗)。

081123K196.jpg081123K196-2.jpgダウン・ヒル。
あちこちにキャッツ・アイやゼブラ・ゾーンがあるのですが、引き続き景色も良く、楽しいタイト・コーナーが続きます。
先行車がいなかったためマイペースで走ることができたのですが、DSCやABSが思ったより早いタイミングで介入してきます。
うーむ・・・。

081123アドバンスポーツ.jpgと言うことで、残念ながらヨコハマ・アドバンスポーツには、ピレリ・P Zero Neroほどのドライ・グリップを感じることはできませんでした。
もちろん絶対値としては十分ですし、ハイウェイ・クルーズやウェット・グリップではNeroを上回る印象がありますので、タイヤとして狙うところが異なっていると言うだけのことなのでしょうね。

081123下仁田葱.jpg下りきったところにある、道の駅「みょうぎ」でご休憩。
地元の農家の方々が農産品を次々と運び入れているのですが、とりわけ旨そうなのが名産の下仁田葱。
泥のついたぶっといのが数本入って150円、堪らず一束ご購入。
とろける食感と口一杯に拡がる甘味の妄想が、早くもオッサンの脳を灼きます(涎)。
そうこうしているうちに、松井田妙義ICからKさんの白いBMW M3が到着。
2台はR18を西へ走り、碓氷峠へと向かいました。

軽井沢方面へのメイン・ルートとなっている上信越道やR18碓氷バイパスと比べ、184ものカーブで山の中を行くR18旧道はクルマも殆ど走っていないだろうと思っていました。
が、数台のクルマが前を走っていたためにチンタラ走行を余儀なくされる2台のBMW。
道そのものは非常に楽しそうな造りとなっているのですが、三連休の中日ですし、まぁ仕方ありませんね・・・。
軽井沢からは中軽井沢を経由して白糸ハイランドウェイを走り、鬼押ハイウェーのパーキングで一休みです。

081123浅間山.jpg眼前に聳える、雪化粧の浅間山。
火口から次々と湧き出す膨大な量の白い煙が風にたなびき、雲ひとつ無い青空に溶けていきます。
いやもう、素晴らしい景色。
風が強くてとても寒かったのですが、レスト・ハウスにも入らず震えながら煙草に火を点け、その雄大な光景をぼうっと眺めていました。
外れてくれてありがとう、天気予報!(笑)

081123嬬恋高原「あさぎり」.jpg三原料金所の先でK235へと左折し、昼飯を喰うことにしました。
手打蕎麦の店「あさぎり」は周囲に何も無い一軒屋にも拘らず、日によってはかなり混雑するとのことですが、我々が着いたときは開店直後のため空いていました。
座敷に上がりこみ、天ざる蕎麦の大盛りをつるつるっといただきます。
初めて訪れた店でしたが、蕎麦もツユも天ぷらも文句無しの旨さでした。

R144(R406併用区間)を西へ走ると、道の周囲にうっすらと積もった雪が目につき始めました。
道は基本的にドライなのですが、山間部の日陰に入ると路面にも多少雪の跡が残っています。
前走車の撒き上げる雪解け水でアルピナ・ブルーのボディを汚しつつ(涙)、田代湖を過ぎた辺りで本日の目的路へと右折。
広域農道/つまごいパノラマライン・北コースです。

081123つまごいパノラマライン1.jpg081123Snowing_B3_Photo_by_K.jpg2年前の秋に雨の中を走って以来、その素晴らしさに再訪を誓ったこのルート。
青い空の下、白いセンター・ラインがどこまでも続くストレートを、青いB3と白いM3が速度を上げて走っていきます。
・・・が、緩いコーナーの先の日陰に数百メートルほど残るシャーベット状の雪に急制動(汗)。
Kさんと二人、どうしようかと逡巡しましたが、ここまで来て帰れるかっ!とばかりに尻振りながらの強行突破。
そんな場所が何箇所かありましたので、調子に乗らずにクルージング・レベルで走ります。

081123M3_on_Panorama-line.jpg081123B3_on_Panorama-line.jpgしかし、この道は本当に素晴らしい。
ゆったりと拡がる丘陵地帯を4速⇔5速で走っていると、雄大な景色がフロント・スクリーンに次から次へと現れては、サイドからリア・ウィンドウへと流れて行きます。
上述の通り、日陰の雪に備えて無用なアクセレーションは控えたのですが、この道は「飛ばす」よりも寧ろ「流す」ほうが遥かに適していると思いました。
スタッドレス・タイヤを履いた地元のクルマを何台か見かけたものの、基本的には青/白2台のBMWがひたすら気持ち良く走っているだけ。
その模様、是非とも空撮してほしいと思いました(笑)。

さて、そろそろ帰るとしましょう。
ノルドシュライフェ・・・いや(汗)、北コースの終点でK59へと右折、鬼押ハイウェーからR146を南下。
渋滞し始めた軽井沢周辺を裏道でクリアしながら、上信越道/碓氷軽井沢ICを目指します。
ICへのアクセス路であるK43/K92は、対向車線がかつて見たこと無いほどの超大渋滞。
登坂車線も含め全く、全く微動だにしていません。
逃げ道も無く、10kmにも満たない軽井沢まで2-3時間はかかるものと推察されます。
ニッサン・GT-RやBMW M3、ポルシェ911やボクスターなどの名だたるスポーツ・マシンもまた、成す術無く渋滞の奥底に埋もれていたのでした(涙)。

081123寄居PA.jpg関越道上り線/寄居PA、人目も憚らず栗ソフトクリームを舐め倒す四十路のオッサン二人(汗)。
その脇には2台のスペシャルなBMW、こんなに晴れているのに何故か泥だらけのM3とB3が静かに佇んでいました。
高速道はクルマが非常に多く、この先では短いながらも渋滞が始まっているようです。
やがてPAを出た二人のオッサンは、混雑走行の退屈を紛らわせるべく、トランシーバでIQ低めの会話に現(うつつ)を抜かすのでありました・・・。

本日の走行距離は、473kmでした。
081123つまごいパノラマライン.jpg

















-------------------------------------
タイヤに関するアンケートを実施中です。
是非ともご協力をお願いします。
詳しくはこちら
-------------------------------------


nice?(1)  コメント(12)