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伊勢志摩ツーリング [drive/touring]

東名高速道路/海老名SAでB3ビターボに乗るk7さんと打ち合わせを行い、出発したのが午前4時。
しかし、この先の鮎沢PAで車中泊(笑)しているB3クーペのtomさんには、k7さんの同行を明かしていません。
普通に合流してもおもしろくないので、k7さんには本線上でいきなり出現してもらう算段としたのです。

鮎沢PAには私が先に入り、k7さんはtomさんに見つからないよう入口付近で待機。
tomさんと一緒にいたB3クーペのminiさんと3台でリスタートし、その後方から密かにk7さんが尾行します。
全員が同じ周波数に合わせたトランシーバを持っている点が、この企画のポイントなのです。

wata「二人ともタイヤはゼロゴーゼロ(BSポテンザRE050A)だよね。乗り心地はどう?」
tom「うーん、やっぱりちょっとカタいですかねぇ」
mini「そうですね、カタいと言うか締まっていると言うか」
k7「カタいカタい」
mini「・・・あれ?今のは誰ですか?」
wata「え?いや、何も聴こえなかったけど(汗)」

と、必死に笑いを堪えながらこんな調子で交信していきます。
最後にハイ・ビームを怒らせたB3ビターボが後方からすんごい勢いで登場し、企画は完了。
k7さん曰く、ブッコ抜きざまにtomさんの見せた驚愕の表情が最高だったとのことでした(笑)。

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と言うワケで始まった、クルマ仲間のzenさん&mtmさんが企画してくれた秋の一泊二日ツーリング。
今回は厄払いを目的に(?)、伊勢神宮の座する三重県へと向かうことになりました。
集合は、伊勢自動車道/安濃SAに13時。
しかし11月最初の三連休、高速道路は朝から渋滞が予想されたため、上述の通り4台で未明に出立。
この後に出来(しゅったい)した大笑いの椿事については、前回の記事通りです(笑)。

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御在所SAを出発した4台は東名阪自動車道/亀山ICを9時にアウト、R25/名阪国道/板屋ICから一般道に出ます。
本当は四日市からR477/鈴鹿スカイラインを走りたかったのですが、直前に調べたところ9月の土砂崩れで通行止めのまま・・・。
ということで御在所SAにてツーリングマップルを広げ、どこを走るかゼロ・ベースで考えるハメとなりました。

「wataさん、どこ走るんすか?」
「え?・・・いや、あの、えーと(汗)・・・ココだココ、県道668/蝙蝠峠」
「こうもりとうげ?」
「どんな道?」
「いや、その、自分の中では2車線のキレイで快適なワインディングがずーっと続
「自分の中でって」
「1車線とかガタガタ道じゃ無いでしょうねぇ」
「『こうもり』って名前に惹かれただけなんじゃないすか?」
「・・・・・・」

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その蝙蝠峠越えは、結構ハードなツイスティ・ロードでした。
路面は少々荒れており、センター・ラインにゃキャッツ・アイ。
が、そんなことにはお構いなく、前を行くk7さんのB3ビターボは安定した姿勢で峠道をグリグリと上っていきます。
更に峠からの下りでコーナー間に短いながらストレートが現れると、「k7ビターボ」の本領発揮。
その圧倒的な立ち上がり加速に舌を巻きつつ、見失わないように必死でついて行ったのでした(汗)。

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R163に出、給油を済ませてから山の中のK2を南下。
R165を東に戻ってK512/青山高原道路を上っていきます。
これまた走れるワインディング・ロードでしたが、山頂近くになると林立する巨大な風力発電機に目を奪われ、思わず右足を緩めてしまいます。
全部で20基ほどのプロペラが音を立てて回る様は、実に壮観でした。

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国道へと下るK512は、山頂までの高原道路からうって変わって暗い森の中を縫う急勾配の1-1.5車線路。
相変らず先導を強いられている私(涙)、対向車に気をつけて慎重に下っていきました。
R163に出ると、すぐに左折して広域農道/グリーンロードで北上します。
芸濃ICから伊勢自動車道に入り、集合場所の安濃SAに到着。
程なく関東/中部/関西からの仲間も集まり、楽しい会話に花が咲きました。

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ここから一路、伊勢を目指します。
安全を慮り、かつ他のクルマに迷惑をかけぬよう、ハイウェイでの一列縦隊走行などは決してやらないこのメンバー。
次の集合場所を伊勢志摩スカイラインのパーキングと決め、ハイウェイをそれぞれのペースで走りました。
中盤にスタートした私、直後についていたk7さんには先頭集団へと挨拶しに行っていただき(笑)、miniさん/tomさん、およびShimaさんのB3の4台で気持ちよくクルージングを続けました。
なお、先頭集団がどんな状況だったのかは一切存じ上げません、ハイ(汗)。

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伊勢ICからは市街地を抜け、1,220円もするのかよ!と悪態を吐きながら伊勢志摩スカイラインを登ります。
暫く独りで走っていると、新品タイヤ皮剥き中のzenさんのB10 3.2が現れました。
市販タイヤでトップ・クラスの性能を誇るピレリ・P Zeroはやはりグリップ力も素晴らしいようで、路面の小石を余さず拾っては私のB3へとガンガン投げつけてきます(涙)。
程なく辿り着いた待ち合わせ場所の展望台には、「超・先行」していた皆さんが既に集結済。
眼下に絶景のパノラマを楽しむことができ、1,220円の元が取れたような気になりました(笑)。
しかし、どう考えても家族連れなど他の車輌の邪魔になってるこの集団。
そこで山頂のレスト・ハウスに場所を移し、広々とした駐車場で談笑するのでありました。

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ここから宿へと向かうことにし、スカイラインを下っていきました。
最後尾からのんびりと走り、前走するくまぷぅさんのB3越しに拡がる伊勢湾の青い海に目を奪われます。
引き続き走る海沿いのK750-K128/パールロードはさすがに一般車輌も多く、チンタラ走行を強いられました。
が、野太い排気音を伴うゴウさんのアウディA3 3.2Qと共に前走車を一気にパスすれば、暫しワインディング・ランを楽しむことができます。

ホテルに到着、喫煙者のよしみで同室となったのはk7さん、Shimaさん、そしてtomさん。
間髪入れずに缶ビールのプル・トップを開け、「tomちゃんエンブレム」「k7ビターボ in 蝙蝠峠」など本日の動画をTV画面で肴としつつ、IQ低めのしょうも無い会話で大笑い。
夜は大広間での食事+宴会で盛り上がり、オッサンたちの笑い声に満ちた志摩の夜は更けていくのでありました。

本日の走行距離は、633kmでした。

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翌日もまた、素晴らしい晴天。
本来の主旨である「厄払い」を果たすとのことで、伊勢神宮を目指してK32/伊勢道路を北上します。
観光バスなどに阻まれながらダラダラと走っていくと、やっと現れた登坂車線。
前を行くk7さんのB3ビターボが複数の前走車を一瞬でパスし、あっという間に消えていきます。
私も負けじとアクセルを踏みつけましたが、ふと覗いたバック・ミラーには微笑むnishiさんのご尊顔が・・・。
そう、B10 V8Sのナンバーはおろかキドニー・グリルさえミラーには映っておらず、信号待ちでもここまで寄らないだろうと思わせる詰められっぷりなのです。
たまらず左ウィンカーを出し、平身低頭してnishiさんに道をお譲りした次第です(汗)。

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イチョウ並木の美しい伊勢神宮近くの駐車場で、残念ながらタイム・アップ。
参拝する皆さんにお別れを告げ、一足お先に帰路に就きます。
他の道へ走りに行くと言うtomさんと共に伊勢自動車道に乗りましたが、彼のB3クーペはスイッチトロニック・トランスミッションにエラーが生じたため、先に行ってくださいとの由。
その後は東名高速道路/岡崎付近で多少渋滞していたものの、概ね順調に帰ることができました。
単なる高速道路での移動ではありましたが、何台か興味深いクルマに出会いましたのでついでに記しておきます。

袋井IC付近で遭遇した、静岡ナンバーの黒いホンダ・レジェンド。
2名が乗車、トランクにポール・アンテナを立て、助手席側には補助ミラー。
そ〜っと前に出て見てみると、フロント・バンパー上部にカバーつきのライトが装備されていました。
・・・んもー、快適なクルージングが台無しじゃんか〜(凹)。
後方からヘッド・ライトを点けてブッ飛ばしてきたAMG SL55も追い抜きざまに急制動、他のクルマたちもレジェンドを抜くことができず、快晴のハイウェイがそこだけドンヨリと曇ったかのような空気に満たされます。
しかもそんな状況は走れども一向に解決せず、日本坂トンネルの手前でレジェンドが路側帯に消えていくまでの間、実に50km近くも延々と続いたのでありました(涙)。

で、そのAMG SL55。
レジェンドの拷問から解き放たれるや否や、もの凄い勢いで走り始めました。
いやもう、速いのなんの。
同じ被害者同士、勝手に親近感を覚えた私も思わずその後に続きます。
追越車線に居座る進路妨害車をスリー・ポインテッド・スターが片っ端から蹴散らす様は実に痛快、おかげで後続の私はクリア・ラップ状態。
交通量の増えてきた御殿場IC付近でSL55を見失うまでの90kmを、勝手にランデブーさせていただきました。
そんな私は文字通り、「虎の威を借る狐」です(笑)。

都心も近づき、3車線ともクルマで埋まってきました。
止むを得ず比較的流れの良い追越車線を淡々と走る私の後ろにピタリとついた、ポルシェ・ボクスター。
と、いきなりB3のリア・フェンダーを掠めるようにして左からビュンッ!と追い抜きを仕掛けてきます。
しかし走行車線のクルマに阻まれて、ボクスターはすごすごと私の後ろに戻りました。
で、なんだか良くわかりませんが、そんな意図不明の行動を何回も繰り返すのです。
もちろん抜けるであろうタイミングもあるのですが、そういう時にはB3の後ろについたまま。
なのに、誰がどう見ても抜けないだろうという時に限って、ビュンッ!と仕掛けてすごすごと戻るのです。
やがてその「ビュンッ!→すごすご・ボクスター」は、クルマの途切れた第一車線へと消えていきました。
なんなんだ、一体・・・(汗)。

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ってな感じで終了した、秋の伊勢志摩ツーリング。
愉快な仲間と走って笑った二日間は、素晴らしい天気にも恵まれて最高の休日となりました。
参加された皆さん、私のような不束者と遊んでくれて本当にありがとうございました。
いずれまた、一緒に走りましょう!

二日間合計の走行距離は、1,174kmでした。



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