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榛名・北軽井沢ドライブ [drive/touring]

3月9日、日曜日。
東京では最高気温が16度を超えるなど、関東地方は春本番を思わせる陽気となりました。
そんな絶好の行楽日和、各地に人がどっと繰り出したと思われますが、斯く言う私も同じ穴の狢。
これだけ暖かくなれば凍結の心配も無かろうと、「榛名、解禁!」を一方的に宣言し、早朝の前橋市内を西へ走っていきます。
ドライ・コンディションのワインディング・ロードを縦横無尽に駆け巡るB3の姿が脳裏に浮かぶ42歳。
が、そうは問屋が卸さないのでありました・・・(汗)。

080309榛名西麓広域農道.JPG080309榛名西麓広域農道から浅間山を望む.jpg榛名西麓広域農道
スタート直後は快適に走れたのですが、暫くすると路面に大量の砂が浮くようになります。
不用意に進入した左コーナーで足を取られ、アウトに膨らむB3。
どうやら砂の下、ところどころに雪氷が隠れているようです(涙)。
と言うことでペース・ダウン、景色を愛でつつのんびり走っていきました。

080309裏榛名より.JPGK28、通称「裏榛名」。
クルマもバイクも、全く見当たりません。
3速で探りつつ登っていくものの、それでもときどき滑ります。
朝日が反射して路面状況が良くわからないのですが、基本的に「やや濡れ状態」となっている模様。
氷点を割る気温から、部分的な凍結も十分考えられます。
日が昇れば少しは改善されるだろうと思いつつ、山頂まで行かずにUターン。
遠くの山々がとてもキレイでした。

川原湯温泉「聖天様露天風呂」.jpgR145を西へ走り、川原湯温泉「聖天様露天風呂」へ。
厳つい、アグレッシブな感じのオッサンが独り目を閉じて入っています。
料金箱に100円を投入して寒さに震えながら服を脱ぎ、アグレッシブな感じのオッサンに「失礼します」と声をかけて風呂に入りました。
朝早いこともあって湯量はまだ約半分しかありませんでしたが、肩まで浸かるとじんわりと温まってきます。
例によってケータイで足の写真を撮っていると、アグレッシブな感じのオッサンがアグレッシブな感じで曰く、「おい!こっち撮ってるんじゃねぇだろうな」

wata「え?あぁ、景色を撮ってるだけですよ」
アグレッシブな感じのオッサン「そうか、ならいいんだけどよ。この間、若けぇ奴がこっちを勝手に撮ったもんだから喧嘩になったんだよ」
w「そうなんですか・・・」
ア「まったくよ、最近この風呂も若けぇ奴等が滅茶苦茶やりやがるんだよ。騒ぐわゴミ捨てるわ、ひでぇもんだ。おかげで昔っから来てる人たちが来なくなっちまったよ」
w「うーん、そりゃ酷いですねぇ」
ア「『青春18きっぷ』で電車に乗って来るおとなしい奴等もいるんだけどよ、そいつらはそいつらで挨拶もしなけりゃ喋りもしねぇ。下向いたまま、黙ーって入ってやがる。あれじゃまるで葬式だよ、葬式」
w「(爆笑)」

世を憂う、アグレッシブな感じのオッサン。
正直、最初はちょっとおっかなかったのですが、話を聞いているうちにアグレッシブな感じのオッサンが怒る気持ちがなんとなくわかるような気がしてきました。
ここに限らず、地元の人が損得勘定抜きで自主的に維持/管理している温泉はあちこちにあります。
入る側は維持してくれている人たちに感謝しつつ、マナーを守ってお互い気持ちよく利用すべきだと改めて思いました。

080309二度上峠より浅間山を望む.jpgじゃぁ気ィつけてな、と言うアグレッシブな感じのオッサンと別れ、引き続きR145を西へ走りました。
長野原付近で左に折れ、R146を南下。
純白の浅間山を見晴るかしつつ、左右に雪景色が広がる高原道路を快走していきます。
北軽井沢でK54へと左折、ところどころ雪の残る2車線路をヒル・クライム。
標高1390mの二度上峠までたどり着くと、オール・ヌードの浅間山が出迎えてくれました。
風の音を聴きながら、煙草を一服。
うーん、旨いっ。

峠を越え、暫く走るとK54は森の中へ。
陽も射さない山間部のためか、路面には雪氷がかなり残っていました。
ブレーキングで滑り、ステアリングで滑り、アクセルONでまた滑る。
あまりの滑りっぷりに、思わず笑ってしまいました(←笑ってる場合か)。
下り道だったのが不幸中の幸いで、上り坂だったらまず動けなくなっていたことでしょう。
山を下って広い道に出れば、もう安心。
ギア・スティックが4速から5速へと入ります。

080309全面結氷の榛名湖.jpgこの後は再び榛名西麓広域農道から裏榛名を走りました。
しかし気温がだいぶ上がっているにも関わらず、ロード・コンディションは朝と大差無し(涙)。
いずれまた改めて走ってやると心に決め、榛名山頂へと向かいます。
頂上の榛名湖は全面結氷しており、湖畔の道も日陰はかなりヤバい感じでした。

そういえば、伊香保へと向かうロング・ストレートでALPINAロードスターSとすれ違いました。
極めてレアなクルマを、しかもまだ冬景色の榛名山頂で見ることができたとはビックリです。
或いはスタッドレス・タイヤを履いていたのかもしれませんが、ALPINAでこんなとこ走ってるのは自分独りじゃないんだ、と妙に勇気づけられました(笑)。

080309水沢うどん「丹次亭」1.jpgまだ10時半ですが、メシを食って帰ろうと水沢うどん街へ。
とにかく私は椎茸と同じぐらい渋滞が嫌いなので、早めの撤収を図った次第です。
で、今回はまだ入ったことのない店にしようと思い、「丹次亭」の暖簾をくぐりました。
この界隈のうどん屋はどこも観光地価格ではありますが、ツルッと透明でコシのあるうどんは水沢ならではの味わいです。
そんなうどんに添えられていたのは、舞茸と南瓜、そしてタラの芽の天ぷら。
いや〜、旨そうです。
それでは、いただきま

080309水沢うどん「丹次亭」2.jpg






あ・・・・・・(汗)。

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本日の走行距離は、430kmでした。


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