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福島・南会津ドライブ [drive/touring]

梅雨も明け、猛暑となった8月最初の日曜日。
涼しいところへ行こうと思い立ち、朝5時にB3をスタートさせました。
とりあえず東北自動車道で北へと向かいます。
まだ渋滞は始まってはいませんでしたが、早朝にもかかわらず交通量は多め。
なかなかマイペースで走ることができません。

栃木県を抜け、福島県に入り、白河ICでアウト。
K37を北西に走っていきます。
この道は1年前にB3で走ってなかなか気にいったルート。
しばらくは田園を走り、やがて山の中へと入っていきます。
が、上り坂となった途端に低速走行の集団につかまり、殿(しんがり)を務めることに(涙)。
そのままダラダラと峠を越え、羽鳥湖畔を走っていきます。

T字路にぶつかったところを右折し、R118を東へ。
山間を走るこの道はよく整備されておりクルマも少なかったため、K37での鬱憤を晴らすべくいいペースで走っていきました。
R294へと左折し、そのまま猪苗代湖を目指して北上します。
昨年秋、「グランド・ツーリング」の初日に走ったときはあちこちに補修跡があり、数箇所で工事も行われていましたが、その甲斐あってか路面はだいぶキレイになっていました。
登坂車線を有効に活用しつつ、快適走行が続きます。


猪苗代湖付近9時前に猪苗代湖の南岸に到着。
湖畔の涼しい風に吹かれながら一休み、と思ったのですが、駐車場はどこも満車状態。
この辺りは海水浴場ならぬ、湖水浴場だったんですね。
諦めて近くの田んぼの真ん中にB3を停め、煙草をふかしておりました。
しかし涼を求めてはるばるやってきたはずなのに、暑いです・・・(涙)。

R294で猪苗代湖の西を北上。
田園風景の中を緩やかなカーブが続く気持ちの良い道なのですが、やはり観光シーズンとあってかクルマも多く、集団の後ろについて走ることもしばしば。
ここはひとつ山道へエスケイプしようと思い立ち、K374へと左折します。
山を越えて会津若松へと至るこの道、狙い通りクルマはほとんど走っていません。
途中からセンター・ラインがなくなるものの、比較的道幅もあり見通しの良いショート・コーナーが続きます。
2速⇔3速で楽しく走ることができました。

会津若松からは、南へと転針。
街を抜け、K131で再び山の中へと走りこんでいきます。
この道、地図やナビの表示から1.5車線クラスの細い山道を想像していたのですが、走ってみてビックリ。
完全2車線、キレイな路面の素晴らしいワインディング・ルートでした。
クルマもほとんど走っていなかったため、調子に乗ってアクセルを開け、タイヤを鳴らしつつ走っていきます。
今日一番のドライビング・プレジャー。
いや〜、楽しいです。

氷玉峠を越え、しばらく下っていくと現れるのが大内宿
江戸時代の会津西街道の宿場町で、往時の雰囲気を今に残す一大観光地です。
ここでB3を降り、早めの昼食を摂ることにしました。


大内宿旧街道沿いに並ぶ茅葺(かやぶき)屋根の家々を眺めつつ、独りゆっくりと歩いていきます。
店の軒先からは、炭火で炙られた串団子や岩魚のいい香りが漂ってきます。
そぞろ歩きの観光客で、かつての宿場町は大いに賑わっていました。
しかし、暑い・・・。
暑いときには、そうです。
冷たい蕎麦、と相場は決まっています(←いや、決まってませんが)。


「こめや」大盛り暑い、と言っても都会の暑さではありません。
蕎麦屋に入り、風の抜ける座敷で蕎麦を待っていると汗がスーッと引いていきます。
程なく、手打ちの大盛りざる蕎麦とご対面。
濃い目のツユでいただきます。
・・・うーん、旨い。
いつもの如く、あっという間にたいらげました。


大内宿「そば処こめや」この「そば処こめや」を訪れたのは、これで二度目。
4年前の夏、独り旅の途中にここで蕎麦を食い、いずれまた来ようと思っていた店です。
なお、大内宿には手打ち蕎麦の店が軒を連ねており、目移りは必至。
ネギを丸々一本齧りながら食わせるという名物蕎麦を出す店もあり、早くも大内宿再訪の意欲マンマンです(笑)。


南郷トマト道端の用水路にはキレイな水が流れ、ところどころで南郷トマトがその流れに揺れています。
ひとつ買って、そのまま齧りながら駐車場へと戻ります。
よく冷えていて甘く、とても旨いトマトでした。

さて、ワインディング・ラン→手打ち蕎麦とくれば、次は温泉です。
引き続きK329を走り、快走ロードのR118を東へ向かい、途中を右折して二岐温泉へ。
昨年の夏に訪れた「大丸あすなろ荘」は混んでいそうだったため、その先の「湯小屋旅館」という宿で露天風呂をいただきました。


湯小屋温泉断崖に沿って建つ、旧い鄙びた湯治宿の小さな露天風呂。
目の前を渓流が流れており、ロケーションは言うこと無しです。
お湯は透明、程よい湯温の源泉掛け流し。
ゆったりと浸かっていました。
が・・・。

この時期、山間の露天風呂にはアブが飛んでいるのです。
熱くなって風呂から上がって涼んでいると、汗のニオイに惹かれるのかたちまちアブがやってきます。
刺されてはたまりませんので、必死にタオルで追い払います。
鬱陶しくなって風呂に飛び込むのですが、また熱くなってすぐに出ます。
するとまたアブがやってきて(以下繰り返す)。

諦めて風呂を出ますが、ちっとも涼むことができなかったので暑くて堪りません。
カラダを拭き服を着ると、もはや汗だくです。
強い日差しに晒されながら駐車場までの坂道を登り、B3のエアコンを全開にしてしばし放心状態でした。

お湯といいロケーションといい、露天風呂そのものは本当に素晴らしいのです。
機会を作って、また訪れようと思っています。
が、もう夏には来ません(涙)。

R118まで戻り、コンビニエンス・ストアで買った500mlペット・ボトルの冷たいお茶を一気に飲み干して、帰路に就きます。
往路と同様、羽鳥湖からはK37で白河まで。
昼過ぎの東北自動車道はまだ空いており、渋滞ゼロで無事帰宅しました。
ちなみにその日は夕方から夜にかけて、かなりの渋滞が発生していた模様です。
これだから、早起き&早帰りはやめられません(笑)。

走行距離は、ちょうど600kmでした。
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