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東京モーターショー2013[前編] [automobiles except My B3]

クルマ仲間のKさんに誘われて、東京モーターショーへ行ってきました。
乗用車ブースを中心にひととおり観て回った中で、印象に残ったクルマを記しておきます。

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まず始めに、BMWブースへ直行。
FFベースのコンセプト・アクティブツアラー・アウトドアや、電気自動車のi3もありましたが、何と言ってもこの目で観たかったのがプラグイン・ハイブリッド・スポーツ、BMW i8です。
その革新的なテクノロジーやメカニズム、スペックなどももちろん凄いんですけど、とにかくコレがコンセプト・モデルなどではなく、市販車であるということに今更ながらビックリ仰天です。
来年の夏以降に日本でもi8がこのまんまの姿で発売されるというニュースを耳にしてはいたものの、実車を観た瞬間にそれはデマなんじゃないかと思ったほどです、逆に(汗)。
それほどまでにi8のエクステリアは先進的、未来的であり、いい意味で非現実的。
本当に素晴らしいと思いました。

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BMWブースでのもうひとつのお目当ては、コンセプト・M4クーペ。
金色的な黄色のボディ・カラーはショウ・モデルとしても抜群のアピアランスですが、市販車でも採用してくれるといいな~と思います。
オフィシャル・アナウンスによれば、今回のM4はセダン・タイプのM3と共に、3リッター直列6気筒エンジンをツイン・ターボで過給するとのこと。
ひょっとすると、M550d xDriveのようにトライ・ターボで攻めてくるんじゃないか?と思ったりもしたのですが、さすがにそんなことはありませんでした(笑)。
エンジンのダウン・サイジングだけでなく、ボディにもライト・ウェイト・テクノロジーが多用されるようで、車重は1,500kgとサイズの割にはかなり軽量に仕上げられるらしいですね。
それより何より、このセグメントでは今や傍流となってしまったマニュアル・ギアボックスが標準で設定されるってーのが、もう嬉しすぎます。
トランスミッション自体も新開発だそうですから、BMWはホントにわかってるよな~と思います。
ALPINA B3/B4ビターボとBMW M3/M4、いずれか選べと言われたら、もうこの1点だけで私はMを選びます。
・・・ま、選んでも買えないんですけどね、高すぎて(涙)。

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BMW MINIのブースには、クーパーSのニュー・モデルが展示されていました。
パッと観た限りでは大きく変わった感じがしませんが、全体的なサイズ・アップは確実に実感できるレベルです。
新型に積まれるエンジンはクーパーSが2リッター直列4気筒ターボ、クーパーは1.5リッターの直列3気筒ターボだとのこと。
車内を覗いてみると、速度計などがセンターからドライバー正面に移されているものの、ディスプレイ類が中央部の大きなサークル内に配されています。
「伝統の『センター・メーター・デザイン』をなんとか守ったね」とは、かつてMINIのオーナーだったKさんの弁ですが、このクルマのモデル・チェンジはやっぱりキープ・コンセプトが重要なんですね。

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続いては、ALPINAブースです。
ワールド・プレミアとなるB4ビターボ・クーペがブルーの輝きを放っていましたが、個人的な興味の対象はその隣に並ぶブラウンのF30型ボディ、新型D3ビターボ。
9月のリリースを聞いてブッたまげたのが、そのエンジンです。
先代の2リッター直列4気筒ツイン・ターボから3リッター6気筒ツイン・ターボへとアップ・サイジングしているのですが、このエンジンは日本に導入されていないD5ビターボやXD3ビターボと同じだとのこと。
つまり350ps&700Nmをひねり出すキョーレツなディーゼル・ユニットなワケで、それだけでもう発射モノなのに、エミッション・レベルはユーロ6を達成しているのです。
ということで、ユーロ5のD5ビターボやXD3ビターボと異なり、D3ビターボは日本の排ガス規制をクリアしてそのまま輸入できちゃうんですねぇ。
先代モデルの「MTも選べる4発のALPINAディーゼル」と言うキャラクターが失われてしまったことは残念ですが、激速スポーツ・ディーゼルとして生まれ変わった新型D3ビターボには、現在のALPINAのモメンタムを見せられたような思いがしました。

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ダイハツのブースでは、センター・ステージでコペンのコンセプト・モデルが披露されていました。
1年ほど前まで販売されていたコペンを含め、ホンダ・ビート、スズキ・カプチーノ、マツダ/オートザム・AZ-1といった軽自動車のスポーツ・カーは、いずれも遊びゴコロ満載で大好きなジャンルです。
今回のコペンも市販を前提としているようで、このようなクルマが世に出てくれるというのは本当に嬉しいことだと思ってます。
また、このモデルは外板パーツを脱着できる造りとなっており、「着せ替え」を楽しめるとのこと。
サード・パーティのカロッツェリアが独自のボディ・パネルを架装して売ったりすれば楽しいよな、なんて思いました。

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ロサンゼルスとほぼ同時、東京がワールド・プレミアの場となった、ジャガー・Fタイプ・クーペ。
先に発売されたFタイプ・コンバーチブルさえ見たことが無いのに、発売前のクーペ・モデルに接することができて幸せです(笑)。
3リッターV6や5リッターV8といったデカいエンジンを積むモデルの割にはコンパクトな印象で、大きなグラス・エリアを持つなだらかなテール・ゲートもいい感じ。
個人的にはコンバーチブルのスタイリングが好みですが、クーペの方がより「スポーツ」を感じさせるイメージだと思いました。
ちなみにこのクーペ、よく見るとフロントとリアに「R」のエンブレムが光っています。
なるほど、今のところコンバーチブルには設定の無いRモデルが、クーペにはあるんですねぇ。
いや~、速そうだこりゃ(汗)。

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プジョーのブースでは、いずれも本邦初公開となる208GTiとRCZ Rが目に留まりました。
デザイン・コンシャスなRCZをプジョー・スポールが本気でチューニングしたと思われるRCZ R、エンジンは1.6リッターで270ps・・・ってすげぇな、おい!(震)
その迫力は見た目からも十分伝わってくるようで、ノーマル・モデルとはかなり違った印象を受けました。
隣のシトロエンでは、DS3カブリオがイイ感じ。
ルーフの両サイドが残るため、スタイルは屋根付きのDS3とほぼ同じバランスを保っていますが、さすがに「フル・オープン」とは呼べないような気もします。
が、試乗したことがあると言うKさんによれば、「オープン時の解放感や爽快感に不足無し」。
さらにこのクルマ、トランスミッションは6速マニュアルのみってところもカッコ良すぎです(笑)。

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長くなりましたので、ここでブレイク。
後編に続きます。

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K

TOKYOモータショー“ねり歩き”、お疲れ様でした。

やはり気になったのは、
おすまし顔のi3とホットパンツのMINIということですね!
(いや、クルマのことですけど)
by K (2013-12-05 23:38) 

AKUA.T

私も22日に。もお大変な混雑でM4が置いてあったのも、人だかりで......。 すいているのは。ALPINA位で、エスプレソを2杯飲んじゃいました。 しかしB4私はカッコいい良いと思いました。シートに座って見ると座席を一番下にすると 私 身長170cm何ですが、ダッシユボード上から前が見えません。 一体どんな人間が座るのか疑問です。いま乗って要るB3Sは取っといて、B4買っちゃおうかな。 結構 本気で考えています。ALPINAプレートにわ 0001と書いて在りました。 でもまだ細かいつめが完全でわないので、本国に送り返すうです。 0001ナンバーに乗りたいです。 まだ二コルにあるはずなので.........。考えてしまいます。

by AKUA.T (2013-12-06 04:45) 

ブロスナン

こんばんは。
久しぶりにコメントさせて頂きます。

黄色いM4、ネットで画像で見ていたより印象が良い意味で違いました。あの奇抜な色はフェニックスイエローⅡかと思いきや「オースティン イエロー メタリック」というそうです。
カーボンルーフ上にMカラーやゴツゴツとしたエアロダイナミクスも往年のBMWファンなら堪らない仕様になってるいるのだなという印象でした。
某BMWジャーナリストに聞いた話によると、M3/M4のツインターボはかなり優れているらしく、スロットルを戻して1分間はターボ圧が掛ったままという仕組みだそうで、これによりターボ特有のターボラグが無くなるということらしいです。
足回りの造りも大変なことになってるらしいので市販化が待ち遠しいですね。DCTも気になりますが、やはり6MTに乗ってみたいものです。

by ブロスナン (2013-12-06 17:27) 

wata

Kさん、こんにちは。

誘っていただき、どうもありがとうございました!
確かに、ねり歩きましたねぇ。
「ホットパンツ」等の意味がわかりませんが(汗)、今回のハイライトはやっぱりi8ですよ。
・・・といいつつ、後編でもインパクト大のクルマたちが登場する予定ですけどね(笑)。

by wata (2013-12-06 23:02) 

wata

AKUA.Tさん、こんにちは。

はい、私が行った日もALPINAブースは空いてました。
知らない人は、「あれ?ここにもビーエムが展示してあるのか」ぐらいにしか思わないんでしょうね(笑)。
BMW4シリーズは着座位置がかなり低いとのことですから、B4ビターボも低いんでしょうかねぇ。
いずれにせよ私にゃ一生縁の無いクルマですが、買ったら見せてくださいね!

by wata (2013-12-06 23:02) 

wata

ブロスナンさん、こんにちは。

そうですね、やっぱり実際に見てみないとわかりませんよね。
M4コンセプトのボディ・カラーは、近くで見るとキラキラのラメ入りで、直射日光を浴びたら眩しくて見ていられないんじゃないかと思いましたよ(笑)。
あくまで「コンセプト」なので、量産車がこのまんまのカタチで出るのかどうかわかりませんが、カッコいいのは間違いないと思ってます。

なお、BMWのプレス・リリースによれば、このカラーは「オーラム・ダスト」というそうですよ。

by wata (2013-12-06 23:03) 

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