GT2013春[1]4月28日-29日:宮崎へ [drive/touring]
2013年のゴールデン・ウィークは、九州へ走りに行ってきました。
例によって旅日記を記事にしていきますので、おヒマであればおつき合い下さい。
それではグランド・ツーリング、スタートです!
---
4月28日、22時。
一週間分の着替えを詰めこんだバッグをB3のラゲッジ・ルームに放り込み、「事故らず壊さず捕まらず」と低く唱えつつ、E4/6型3.3リッター直列6気筒エンジンに火を入れます。
近所のガソリン・スタンドでハイオクを満タンにしてから首都高速道路で都心方面へと向かいますが、旅路へと続く3号線は池尻ランプ付近を先頭にアホの大渋滞(涙)。
一般道に下りて渋滞箇所を迂回してから再び首都高に乗り、東名高速道路/東京料金所のETCゲートをくぐりました。
最初の宿泊地である宮崎市のホテルまでのルートをカーナビに検索させたところ、その距離は約1,400km、到着予想時刻は明日の16時過ぎ。
わかっちゃいましたが、その遥か彼方っぷりにあらためてビックリです。
イスカンダル星じゃないんだから・・・(汗)。
夜の東名はそれなりにクルマが多く、制限速度+α程度のレベルで淡々と走ります。
御殿場JCTからは新東名高速道路を選びましたが、これはどうやら必ずしも正しい選択ではなかったような気がします。
とにかく単調ですし、長距離トラックや深夜バスが多くて思ったほどペースが上がらないのです。
IC/SA/PA付近、およびトンネルを除けば真っ暗で、長泉沼津IC手前に初めて設置されたオービスも、視認することはできませんでした。
今日は仮眠などもできずに出発したこともあり、眠気と闘いながらB3を走らせ続けます。
終着から東名に合流、愛知県の美合[みあい]PAのマクドナルドで夜食を摂り、伊勢湾岸自動車道→東名阪自動車道→新名神高速道路→名神高速道路と快走。
中国自動車道/西宮名塩[にしのみやなじお]SAでガソリンをチャージ、気温が10℃以下にまで冷え込んだ山陽自動車道をひたすら走っているうちに夜が明けてきました。
朝7時過ぎ、山口県の下松[くだまつ]SAのベーカリーでパンを買い、青空の下で気分良く朝食です。
眠気も吹っ飛びテンションも高まったオッサンはB3のアクセルを必要以上に踏み込み(汗)、午前9時前に関門海峡を突破。
九州自動車道は交通量が多いものの渋滞にまでは至らず、古賀SAで再びハイオクを満タンにしてからのんびりと南下を続けます。
熊本県に入る頃にはそのクルマも減り、再びマイペース走行を開始しました。
八代から先の山間部は、トンネルとコーナーが続くテクニカルなハイウェイ・ワインディングを楽しく走らせます。
えびのJCTから宮崎自動車道にスイッチすると交通量は皆無となり、もはや走り放題。
時刻は12時過ぎ、このままだと13時には宮崎駅前のホテルに着いてしまうため、都城ICで下りて一般道を行くことにしました。
なお、退屈な高速道路走行も、走りっぷりのいいクルマに出会うと俄然楽しくなるものです。
まずは新名神で素晴らしい走りを見せてくれたのが、黄色いルノー・メガーヌRS。
特徴的なテールを追いかけてしばらく走りましたが、すんごい加速についていけずにお別れです(涙)。
その先でツルんだのは、白いBMW・X3。
2台は殆ど同じペースで先行車をブッコ抜きつつ、名神道の途中まで実に楽しく走らせてもらいました。
山陽道をカッ飛ばす白いトヨタ・ノアは、間違いなくアクセル全開でリミッター・レベルのスピード。
営業車と思われるトヨタ・ベルタも、他のクルマを蹴散らしながら九州道を爆走していきました。
いずれも高級高額スポーツカーをチンタラ走らせるより、よっぽど男前だと思います(笑)。
宮崎県の気温は26℃。
新緑の眩しいR269を、山間に向けて気分良く走っていきます。
腹が減ったので道の駅「山之口」に立ち寄りますが、レストランでちゃんとした飯を喰うって気分でもありません。
で、屋台を覗いてみると、イトヨリという魚のすり身が入っているという鶏の唐揚げがイイ感じ。
すり身を衣に混ぜているのでしょうか、ふんわりと柔らかく、おいしくいただくことができました。
今日の宿は街中のホテル、大浴場が備えられているわけでは無いので、その前に温泉へと立ち寄ることにします。
R269沿いの青井岳温泉「青井岳荘」は大きな施設で、地元の方々と思われるおじいちゃん&おばあちゃんや家族連れで大いに賑わっていました。
内湯でカラダを洗ってから露天風呂に浸かると、青空+新緑+午後の陽射しが実に気分良く、正に「リフレッシュ」という言葉がピッタリです。
ここのお湯は無色透明ながらヌルヌル感の強い温泉で、オッサンの肌もスベスベとなりました(笑)。
風呂上りは冷たいお茶を一気飲みし、川沿いの木陰でしばし涼風に吹かれてクール・ダウンを図ります。
宮崎の市街地へはこのままR269を進めばいいのですが、交通量も多くて面白くありません。
と言うことで田野からK28を北上、遠回りにはなるものの、カントリー&ワインディング・ロードで走りの勘を取り戻します。
高速道路をひたすらまっすぐ走ってきただけだから、やっぱり少し曲がっとかないとね(笑)。
宮崎は市街地や海沿いなどあちこちにヤシやソテツなどが植えられており、夏のような気温や陽射しと相まって、南国気分も炸裂。
遠くまでやって来たことを実感しつつ、16時頃にホテル「ニューウェルシティ宮崎」にチェック・インしました。
シャワーで汗を流したら、飯を喰いに外へ出ます。
宮崎駅まで歩き、スマートフォンで検索して見つけたガード下の「粋仙」で、宮崎の地鶏料理をいただきました。
冷たい生ビールをキューッとやりながら、名物だという真っ黒なモモ焼きやタタキをつつきます。
特に旨かったのがチキン南蛮で、〆に頼んだ冷汁とともに、舌だけでなく心に残る味でした。
膨らんだ腹をさすりながらホテルへと戻り、長かった今日一日をUMPCでテキストにまとめてから再びゆっくりとシャワーを浴びます。
20時過ぎにはベッドへともぐりこんだのですが、実はちょいと気がかりなことがあり、暗い天井を見つめたまま少々思案。
が、考えてもしゃーないな・・・と思い目を閉じた瞬間、あっという間に深い眠りへと墜ちてゆくのでした。
本日の走行距離は、1,449km。
3年前の九州GT初日を越え、自身の最長走行距離となりました(笑)。
走行時間は14時間4分、平均速度は103.5km/hでした。
例によって旅日記を記事にしていきますので、おヒマであればおつき合い下さい。
それではグランド・ツーリング、スタートです!
---
4月28日、22時。
一週間分の着替えを詰めこんだバッグをB3のラゲッジ・ルームに放り込み、「事故らず壊さず捕まらず」と低く唱えつつ、E4/6型3.3リッター直列6気筒エンジンに火を入れます。
近所のガソリン・スタンドでハイオクを満タンにしてから首都高速道路で都心方面へと向かいますが、旅路へと続く3号線は池尻ランプ付近を先頭にアホの大渋滞(涙)。
一般道に下りて渋滞箇所を迂回してから再び首都高に乗り、東名高速道路/東京料金所のETCゲートをくぐりました。
最初の宿泊地である宮崎市のホテルまでのルートをカーナビに検索させたところ、その距離は約1,400km、到着予想時刻は明日の16時過ぎ。
わかっちゃいましたが、その遥か彼方っぷりにあらためてビックリです。
イスカンダル星じゃないんだから・・・(汗)。
夜の東名はそれなりにクルマが多く、制限速度+α程度のレベルで淡々と走ります。
御殿場JCTからは新東名高速道路を選びましたが、これはどうやら必ずしも正しい選択ではなかったような気がします。
とにかく単調ですし、長距離トラックや深夜バスが多くて思ったほどペースが上がらないのです。
IC/SA/PA付近、およびトンネルを除けば真っ暗で、長泉沼津IC手前に初めて設置されたオービスも、視認することはできませんでした。
今日は仮眠などもできずに出発したこともあり、眠気と闘いながらB3を走らせ続けます。
終着から東名に合流、愛知県の美合[みあい]PAのマクドナルドで夜食を摂り、伊勢湾岸自動車道→東名阪自動車道→新名神高速道路→名神高速道路と快走。
中国自動車道/西宮名塩[にしのみやなじお]SAでガソリンをチャージ、気温が10℃以下にまで冷え込んだ山陽自動車道をひたすら走っているうちに夜が明けてきました。
朝7時過ぎ、山口県の下松[くだまつ]SAのベーカリーでパンを買い、青空の下で気分良く朝食です。
眠気も吹っ飛びテンションも高まったオッサンはB3のアクセルを必要以上に踏み込み(汗)、午前9時前に関門海峡を突破。
九州自動車道は交通量が多いものの渋滞にまでは至らず、古賀SAで再びハイオクを満タンにしてからのんびりと南下を続けます。
熊本県に入る頃にはそのクルマも減り、再びマイペース走行を開始しました。
八代から先の山間部は、トンネルとコーナーが続くテクニカルなハイウェイ・ワインディングを楽しく走らせます。
えびのJCTから宮崎自動車道にスイッチすると交通量は皆無となり、もはや走り放題。
時刻は12時過ぎ、このままだと13時には宮崎駅前のホテルに着いてしまうため、都城ICで下りて一般道を行くことにしました。
なお、退屈な高速道路走行も、走りっぷりのいいクルマに出会うと俄然楽しくなるものです。
まずは新名神で素晴らしい走りを見せてくれたのが、黄色いルノー・メガーヌRS。
特徴的なテールを追いかけてしばらく走りましたが、すんごい加速についていけずにお別れです(涙)。
その先でツルんだのは、白いBMW・X3。
2台は殆ど同じペースで先行車をブッコ抜きつつ、名神道の途中まで実に楽しく走らせてもらいました。
山陽道をカッ飛ばす白いトヨタ・ノアは、間違いなくアクセル全開でリミッター・レベルのスピード。
営業車と思われるトヨタ・ベルタも、他のクルマを蹴散らしながら九州道を爆走していきました。
いずれも高級高額スポーツカーをチンタラ走らせるより、よっぽど男前だと思います(笑)。
宮崎県の気温は26℃。
新緑の眩しいR269を、山間に向けて気分良く走っていきます。
腹が減ったので道の駅「山之口」に立ち寄りますが、レストランでちゃんとした飯を喰うって気分でもありません。
で、屋台を覗いてみると、イトヨリという魚のすり身が入っているという鶏の唐揚げがイイ感じ。
すり身を衣に混ぜているのでしょうか、ふんわりと柔らかく、おいしくいただくことができました。
今日の宿は街中のホテル、大浴場が備えられているわけでは無いので、その前に温泉へと立ち寄ることにします。
R269沿いの青井岳温泉「青井岳荘」は大きな施設で、地元の方々と思われるおじいちゃん&おばあちゃんや家族連れで大いに賑わっていました。
内湯でカラダを洗ってから露天風呂に浸かると、青空+新緑+午後の陽射しが実に気分良く、正に「リフレッシュ」という言葉がピッタリです。
ここのお湯は無色透明ながらヌルヌル感の強い温泉で、オッサンの肌もスベスベとなりました(笑)。
風呂上りは冷たいお茶を一気飲みし、川沿いの木陰でしばし涼風に吹かれてクール・ダウンを図ります。
宮崎の市街地へはこのままR269を進めばいいのですが、交通量も多くて面白くありません。
と言うことで田野からK28を北上、遠回りにはなるものの、カントリー&ワインディング・ロードで走りの勘を取り戻します。
高速道路をひたすらまっすぐ走ってきただけだから、やっぱり少し曲がっとかないとね(笑)。
宮崎は市街地や海沿いなどあちこちにヤシやソテツなどが植えられており、夏のような気温や陽射しと相まって、南国気分も炸裂。
遠くまでやって来たことを実感しつつ、16時頃にホテル「ニューウェルシティ宮崎」にチェック・インしました。
シャワーで汗を流したら、飯を喰いに外へ出ます。
宮崎駅まで歩き、スマートフォンで検索して見つけたガード下の「粋仙」で、宮崎の地鶏料理をいただきました。
冷たい生ビールをキューッとやりながら、名物だという真っ黒なモモ焼きやタタキをつつきます。
特に旨かったのがチキン南蛮で、〆に頼んだ冷汁とともに、舌だけでなく心に残る味でした。
膨らんだ腹をさすりながらホテルへと戻り、長かった今日一日をUMPCでテキストにまとめてから再びゆっくりとシャワーを浴びます。
20時過ぎにはベッドへともぐりこんだのですが、実はちょいと気がかりなことがあり、暗い天井を見つめたまま少々思案。
が、考えてもしゃーないな・・・と思い目を閉じた瞬間、あっという間に深い眠りへと墜ちてゆくのでした。
本日の走行距離は、1,449km。
3年前の九州GT初日を越え、自身の最長走行距離となりました(笑)。
走行時間は14時間4分、平均速度は103.5km/hでした。
無事に帰られたようでなによりです。
今回のGTの記事も楽しく読まさせていただきたいと思います。
by koji (2013-05-06 21:15)
wataさん、こんばんは。
22時発で山口県に7時ですか。
一度は(車の)里帰りを果たしたいなと思っているので、参考にさせていただきます。
wataさんをちぎる、ルノーメガーヌRS半端ないですね(笑
今後のGT記事も楽しみにしております。では。
by KeiM* (2013-05-06 21:38)
平均速度に仰天です。大変お疲れさまでした。
次号blogも楽しみにしております。
気がかりなこと・・・?
by toriton (2013-05-06 21:45)
kojiさん、こんにちは。
はい、おかげさまで楽しんで帰って参りました。
2-3日おきぐらいに記事をアップしていくつもりですので、引き続きご覧いただけると幸いです。
by wata (2013-05-06 22:22)
KeiM*さん、こんにちは。
埼玉の自宅を出たのは22時でしたが、渋滞を避けたりなんかして池尻から3号線に入ったときには既に23時を回っていました(涙)。
メガーヌ・ルノー・スポールはとてもカッコよく、次回は是非ワインディングでブッちぎられてみたいと願っております(←Mか?)。
by wata (2013-05-06 22:32)
GT九州、大変お疲れ様でした。
しかし、22時に関東発で7時に山口とは…そのペースだと間違いなくデミオはブッ壊れることでしょう(スピードメーターの針が午後2時半の位置近辺で巡航すると、時々焦げ臭い匂い?がしますゆえ…汗)
続編、楽しみにしております!
by SHERRY (2013-05-06 22:35)
toritonさん、こんにちは。
走行距離や平均速度などはCAMP2のデータを転載しているだけですが、この日は殆ど高速道路だけでしたので、こんなもんなのかもしれません。
渋滞してなきゃ長距離でも平気なんですけど、眠気に襲われる夜間走行はやっぱりキツいですね(涙)。
by wata (2013-05-06 22:38)
SHERRYさん、こんにちは。
特にすっ飛ばしていたわけではなく、道が空いていて長時間の休憩も仮眠も取らなかったからだと思いますよ。
昨年のGWは代車のホンダ・インサイトで東北道を北上しましたが、感覚的には同じぐらいのペースだったと感じています。
いや、給油回数が少ない分、長距離の平均速度はB3より上かもしれません(汗)。
by wata (2013-05-06 22:59)
やっぱり地鶏ですね~
私も以前出張で都城へ行ったとき、地鶏のフルコース(刺身~黒いやつなど)をたらふく食し、赤霧をめいっぱい飲んで、お会計が予想の半分ぐらいだったことを思い出します(それしか思い出さないのか・・爆)
さあ、次は何を食べますか~、佐世保バーガー?博多ラーメン?それとも紫色のソフトとか?ワクワク・・・
by つくばの松 (2013-05-07 05:11)
こんばんは!
大変お疲れ様でした^^
無事戻られたようで、安堵しております!
当日は、ところどころ渋滞で、
合流にも貴重な時間を浪費してしまい、
申し訳なく思っています(汗
しかし、天山~B3の3台の競演、最高でした!
次回は松さんも!!夢は広がります^^
by wakinchan (2013-05-07 19:44)
つくばの松さん、こんにちは。
個人的に名物の「黒いやつ(モモ焼き)」はあまり印象に残りませんでしたが、チキン南蛮はさすがの旨さでした。
私は酒が弱く、焼酎などの強い酒は呑めませんので、生ビール一杯で充実の酔っ払いです(笑)。
なお、今回のGTではラーメンや紫色のソフト(?)は喰いませんでしたが、佐世保バーガーはいただきましたよ!
by wata (2013-05-07 21:20)
wakinchanさん、こんにちは。
こちらこそ、どうもありがとうございました。
渋滞はwakinchanさんのせいではありませんので、どうぞお気になさらないように(笑)。
次回は松さんが腹を空かせて伺うと思いますので、走りまくらずに喰いまくって下さいね!
皆さんへ:
このコメントは当記事へのものではなく、5月3日に一緒に走った際のものだと思われます。詳細は後日の記事を参照下さい。
by wata (2013-05-07 21:21)
はじめまして、昨年からいつも楽しく拝見しております。関西方面から宮崎県へは、次回は四国の高速経由で愛媛県八幡浜市から大分県臼杵へ渡れば300KMくらい短縮でき楽ですよ。そこのフェリー会社(宇和島運輸)のものでした。
by MM (2013-05-16 09:51)
MMさん、はじめまして。
コメントいただき、どうもありがとうございます。
私は今回全て陸路で宮崎入りしましたが、仰るとおり、各種フェリー航路を使う手もあるんですよね。
時間やコスト、行き先によって選択肢があるのはありがたいと思ってます。
そもそも私、フェリーの旅が好きですしね(笑)。
by wata (2013-05-16 20:36)