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B3回収ツーリング[1] [drive/touring]

和歌山県/橋本市の工場を出発、混雑するR24を避け、並行する広域農道を西に向かって走るB3。
雨雲は予想よりも早く南の海上に下がり始めたようで、天候は急速に回復し青空も見えてきました。
路面はハーフ・ウェットからドライに変わりつつあり、適度なアップダウンを絡めた山間のワインディングはクルマも少なく、その気になればハイペースで走らせることもできそうです。
が、ここは敢えて抑え目とし、B3のペダル/シフト・ワークやステアリング操作をじっくりと楽しみました。
すっかり私の身体のカタチに馴染んでしまったレザー・シートも含め、各部の触感・操作感は入庫前と何ら変わりはありません。
そのフィット感があまりに自然なためか、久しぶりに乗ったと言う実感がぜんぜん湧いてこず、感動も感激も無かったのが正直なところです(笑)。
いつもの週末にB3を走らせている、その感覚と同じ。
そう感じられることこそが、実はいちばん大切なのかもしれないな・・・と思いました。

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R24に戻り、和歌山ICから阪和自動車道に乗ります。
土曜日の昼前、南へと向かうクルマの数は多く、更に道はやがて片側1車線となったため、「高速走行テスト」はおあずけです(笑)。
そのまま終点の南紀田辺ICまで走り、南紀白浜エリアへ。
有名な観光地と言うことで初めて立ち寄ってみたのですが、家族連れや団体客で大いに賑わっている模様です。
宿泊地としてならともかく、私のような者がツーリング中に立ち寄るべきところでは無いな・・・と感じ、早々に撤収しました。
太平洋を右手にR42を南下、海が見えるスペースを探しB3を駐め防潮堤に腰かけて、手前のコンビニエンス・ストアで買った缶コーヒーとパンでちょっと遅めの昼飯とします。
空も雲も太陽も、海の景色も吹く風も、完全に「夏」のそれでした。
いやー、暑いです!

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高速を降りてからはずっと海沿いをのんびり辿ってきたので、そろそろ山ん中を走りたくなってきました。
で、すさみ町からは内陸方面へと舵を切り、K38を進んでみることにします。
最初は快適な2車線道路だったのですが案の定、途中からは深い森の中を往く交通量皆無の1.5車線路となりました。
そんな広狭混在路を山奥へと進んでいくうちに、R371と合流。
北側が10km先で未開通となっているためもあるのでしょう、この国道にもクルマは殆ど走っていませんでした。
アクセルを開け、連続するミッド・コーナーを2速⇔3速で走り抜けます。
DSCの介入を許しながらも、255サイズのリア・タイヤでやや荒れたアスファルトを蹴り倒し、強引に立ち上がりながら次のコーナーへと駆けてゆくB3。
ドライビング・プレジャー、炸裂です!

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ノン・ストップで串本の町まで走り続け、そのまま潮岬へ。
ここは本州最南端、前回のツーリングの際に立ち寄ることができなかったスポットです。
駐車場にB3を置いて5分ほど歩き、灯台の中の階段を20m上って外に出ました。
空は岬の周辺だけが一面の雲、水平線の彼方から吹きつける湿った海風が汗をかいた身体にまとわりつき、お世辞にも気持ちがいいとは言えません(涙)。
それでも、B3が復活したら必ず潮岬を訪れようと決めていたので、オッサンは充足感でいっぱいです。
この地からBlogへのアップロードでB3復活を報告し(たくさんのコメント、ありがとうございました!)、R42に戻って本日の宿へと向かいました。

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紀伊勝浦温泉、「ホテル中の島」。
その名の通り、湾に浮かぶ島ひとつがそのままホテルになっているとのことで、出発直前に「じゃらんネット」で見つけて思わず予約してしまいました。
勝浦港のパーキングにB3を駐め、桟橋から小さな連絡船に乗ってホテルのある島に向かっているうちに、どんどんテンションが上がってきます(笑)。
朝食つきの一番安いプランで予約したところ、空きがあるとのことでひとつ上の部屋にしてくれたのですが、これが広くて湾を一望できる素晴らしい部屋でした。
広い内風呂から長い階段を降りたその先にある露天風呂は、これまた目の前が湾となっているすんごいロケーション。
夕暮れ時、素っ裸で仁王立ちしているその眼前を、漁を終えた船が港に帰ってゆく・・・。
そんな夢のようなシチュエーションが、現実のものとなるのです(←夢だったのか?)。

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風呂から上がって連絡船に乗り、3分ほどで再び対岸へと降り立った46歳。
紀伊勝浦と言えばまぐろの町、本日の晩飯は「まぐろ三昧 那智」でまぐろの定食をいただきます。
観光地らしからぬ今風の店ですが、刺身やカツ、燻製、オイル漬けなど、いろいろなまぐろ料理をリーズナブルに味わうことができました。
涼しい夜風に吹かれつつ連絡船でホテルに戻り、再び露天風呂へ。
脱力全開で風呂に浸かりながら見上げた空には、たくさんの星が瞬いていました。
そういえば、今日は七夕。
七夕の時期って梅雨の真っ最中なので、星なんか見えたことが無いんですよね。
いやはや、いい一日でした(笑)。

つづく。

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ブロスナン

どうも、こんばんは。改めまして、B3の復活おめでとうこざいます(←おめでとうで良いのか?)B3の快調な姿を写真で拝見したら「あぁ、Life,BMW ALPINA B3 だな」と勝手な解釈をしながらもB3の復活が嬉しいそんな今夜です。
そしてwataさんの「いつもの週末にB3を走らせている、その感覚と同じ。」という言葉を目にしたとき改めて安心しました。

私の多忙で久しぶりにコメントさせて頂きましたが、陰ながら毎週楽しみに拝見していました(笑)

数ヶ月ぶりのGTが再開されますが、どうか運転と御身体と主役のB3にはお気をつけて下さい。

では、これからも良いツーリングを!!
by ブロスナン (2012-07-13 22:10) 

root-t

B3 復活よかったですね。
何事もなかったようなGT継続のブログは、さすがです。
 いろいろな思いもあるでしょうが、 B3を引き取り、帰り途の何とも言えない、思わず笑みがこぼれてしまう気分。「よし」としとくかぁっ!というところでしょうか。
また、ご一緒しましょう。
Glueckwuenschen B3 Gut Geheilt!

by root-t (2012-07-13 22:54) 

wata

ブロスナンさん、こんにちは。

どうもありがとうございます。
そうですね、端的に言えば壊れたところが元に戻っただけですので、3ヵ月半のブランクを除けば何も変わっていなくて当然なのだろうと思っています。
そんなわけで、Blogもまた従前と変わらず続けていくと思います。
よろしければ、今後ともおつき合い下さい!

by wata (2012-07-13 23:15) 

wata

root-tさん、こんにちは。

どうもありがとうございます。
3月の紀伊半島ツーリングが未完のままとなっていましたので、今回はB3を引き取るついでに完結させたかったんですよ(笑)。
事故に遭ったことは事実ですが、ネガティブなわだかまりなどは一切ございません。
これからも、これまでと同様、B3を楽しく走らせるだけです。
ドイツ語はまったく読めませんが(汗)、近いうちにまたお会いしましょう!

by wata (2012-07-13 23:25) 

ゆうこ

遅ればせながら、B3の復活、おめでとうございます!!。

感動も感激も無いくらいに元に戻るって素晴らしいと思います。
ちょっとぶつけただけでも、あれ?なんか変…って事がけっこうあると思うので…。

続きの記事も楽しみにしております♪。
wataさんのblogを読んでいると、物凄く臨場感があって、色々な所に出かけたくなってきます。
by ゆうこ (2012-07-14 11:23) 

wata

ゆうこさん、こんにちは。

どうもありがとうございます。
もうちょっと、感動の再会的な感じになると思っていたのですが、我ながら少々拍子抜けでした。
ま、相手(B3)は人間や動物ではなくマシーンですから、ドライバーの気持ちなんか知ったこっちゃないんですよね(笑)。
回収の旅、続きはまたアップさせていただきますので、よろしければまたご高覧下さい。

by wata (2012-07-14 17:41) 

ulyssenardin36000

回収とはいえ、好い旅でしたねぇ~~^^^^
by ulyssenardin36000 (2012-07-16 06:58) 

wata

ulyssenardin36000さん、こんにちは。

はい、回収半分、ツーリング半分って感じです。
陸送しなくて良かった、と思いましたよ(笑)。

by wata (2012-07-16 14:45) 

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