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茨城蕎麦ドライブ with HONDA FIT Hybrid [drive/touring]

梅雨時なのに天気予報は悪くない、明日は軽~く走って旨い蕎麦でも喰いたいな・・・と思った土曜日の夜。
本棚に積み重ねられた「ツーリングマップル」の間から、小さな冊子を取り出しました。

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1年前の福島ツーリングの際にクルマ仲間と立ち寄った蕎麦屋で入手した小冊子、「SOBA DO(蕎麦道)」。
蕎麦の名産地である茨城県/常陸太田市が発行する、市内の蕎麦屋40店舗余が掲載されているガイドブックです。
パラパラと眺めているだけでも食欲がそそられまくるのですが、昔から郷土料理として良く食べられているという「けんちんそば」の存在は、この小冊子で初めて知りました。
今年の3月には、雪道に滑りながらもDOBA DOを頼りに蕎麦屋2軒をハシゴし、けんちんそばを堪能。
今回も興味深い店を見つけたため、フィット・ハイブリッドで訪れてみることにしました。

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とは言っても、家からまっすぐ蕎麦屋に向かったりすることなど決して無い46歳。
茨城県北部は素晴らしく楽しいドライビング・エリアですので、早起きして定番のカントリー・ロードを繋ぎ北上します。
常磐自動車道/土浦北ICを下りて立ち寄った筑波山は、ロードレースか何かのために表筑波スカイラインが通行止め。
仕方ないのでそのまま山を下り、広域農道/フルーツラインでフィットのスロットルを開けました。
相変わらず交通量は僅少で大変気持ちよく、開け放ったサイド・ウィンドウからは6月末とは思えない摂氏20度の爽やかな風が吹き込んできます。
周囲には青々とした水田が拡がっており、道を離れてその鮮やかな緑の風景の中に立っていると、何だか視力が回復してきそうな気がしました(笑)。
一息ついたらリスタート、啼き続けるエコタイヤを宥めながらK42/道祖神峠を越えて駆け下り、笠間からは広域農道/ビーフラインで快適なファスト・ランが続きます。

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常陸太田に入り、K33を北上。
曇っていた空は次第に晴れ間を見せはじめ、ただでさえ良かった気分がますます良くなってきました。
調子に乗って、ツーリングマップルでおすすめルートに指定されている武生林道を探訪すべく左折します。
小石や枝葉が散乱する荒れた山道を上ったその先には、1.5-2車線のキレイなアスファルトが明るい尾根伝いに伸びていました。
ただしそれも長くは続かず、急に狭いガタガタ道になったり、再び広くなったりするのがこの手の道のお約束。
最終的には災害通行止めに出くわし、来た道を延々と戻らされるハメになりました。
んもー、だったら林道の入口に「通り抜け不可」とか書いておいてよ、ホントに(涙)。

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K33に戻ったフィットは、引き続きR461をトレースしていきます。
その道端に立てられた「露天風呂」の看板に誘われて立ち寄ったのが、「滝見の湯 白木荘」。
日帰り入浴利用料は350円と格安で、地元の人と思しきお客さんやライダーの方が何組か入っていました。
内湯は消毒用の塩素臭がちょっと気になったものの、陽の光を浴びながら入る露店風呂はやっぱり気持ちいいんですよねぇ。
なお、「滝見の湯」と言いながら滝らしいものは見当たりませんでした。
強いて言えば、露天風呂の湯口が滝的に見えないことも無いと思います(←見えない)。

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さ、そろそろ蕎麦屋へと向かいましょう。
K22/猪鼻峠を越えてR349を南下、K36を経由してぐるっと再びK33に入りました。
小冊子/SOBA DOの中から選んだのは、旅館でありながら昼時は十割蕎麦を喰わせてくれると言う「木勢旅館」。
K33から脇道に入った山の中の一軒宿らしいのですが、その分岐がサッパリ見当たらず、二度ほど行き過ぎてしまいました。
宿に続く山道は両側に遺棄されたクルマが並んでいたりして、ヤバいんじゃないか感が炸裂中(汗)。
そんなこんなで辿り着いた木勢旅館は人の気配が無く、緑に覆われてひっそりと静まり返っています。
このまま帰ろうか・・・とも思いましたが、「営業中」の小さな看板を心の支えにして何度か呼びかけると、旅館の奥にある民家からおばあちゃんがやっと出てきてくれました。
注文して待つこと暫し、漬物や刺身蒟蒻と共に出されたのは「けんちん用に太目に打ったよ」と言う十割蕎麦。
そいつを箸でガッと掴み、熱いけんちん汁に浸してワシワシと喰いました。
ツルツルとした喉越しとは全く無縁ですが、素朴かつ野性味溢れる田舎蕎麦に大満足です。
聞けば、旅館は最近廃業してしまったとの由。
蕎麦屋としてこれからも営業を続けてほしいと願いながら、おばあちゃんに「また食べに来ます」と言い置いて、店を後にしました。

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竜神大吊橋をサクッと見学し、R461の狭隘なを越え、R349沿いの「さとみ生産物直売所」で土産物を物色。
旨そうなトマトやキュウリ、手作りの柚子味噌、更には炊飯器やウォーター・クーラー用に竹炭を仕入れました。
ついでに買ってしまった茹でトウモロコシを外のベンチで貪り喰ってから、帰路に就きます。
日立南太田ICから乗った常磐道は順調に流れており、アクセル踏んづけて他車をブッコ抜きつつフィットを走らせた結果、渋滞が始まる前に帰着することができました。
帰宅後は早速トマトを切って塩を振り、キュウリに柚子味噌をタップリとつけ、冷えたビールで二次会です(笑)。

本日の走行距離は、371km。
平均速度は65km/h、平均燃費は14.6km/Lでした。
カタログ・データの6割にも満たない燃費性能ですが、あんだけ走らせてこんだけ走りゃー大満足です(笑)。

茨城県、特に筑波山から北のエリアは、楽しく走れる道がたくさんあります。
代車のフィット・ハイブリッドで訪れるのはこれが最初で最後となりますが、今回もまたとても楽しいドライブとなりました。
次回は改めてB3で走りまくり、再び旨いけんちんそばを喰らう所存です。

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SHERRY

こんばんは。

自分の駆るクルマと同クラスのそれでツーリングを楽しむwataさんのブログを見て、あても無くドライブに繰り出そうと触発されている23歳です(笑)

こちら高松では、行きつけにしていた郊外の旨いうどん屋が閉店してしまって少々傷心気味な今日この頃なので猶更です(さて、どこに出かけよう…?)
by SHERRY (2012-06-26 00:13) 

つくばの松

・・・笑、またかなりニアミスでしたね~

でも、たぶんフイットだと気づかなかったと思いますが・・・
よく御存じの通り、北茨城いいですよね。気持ちよく走れる道をいまだにたくさん発見します。交通量が少ないのも特徴かと(笑)

けんちん蕎麦の美味しい店知ってますので、次回是非B3でご一緒しましょう!


by つくばの松 (2012-06-26 06:01) 

zdm1929

こんにちは
うーむ、武生林道、シビレますね~(汗)
緑に染まる風景はイイですね!ワタシもこういう風景はとっても好きです。特に最後の写真の風景は素晴らしいです(^^)
同じく、蕎麦が大好きなので、けんちん蕎麦も興味深いです♪
あ、秩父に旨い蕎麦屋さんがあるのでよろしければご一緒しましょう!
けんちんではありませんが・・・(^^;
by zdm1929 (2012-06-26 11:27) 

wata

SHERRYさん、こんにちは。

23歳ってことは、私の半分じゃないですか。
若いですねぇ・・・(涙)。
オッサンに負けず、時間を作ってどんどんドライブに出てくださいね。
ただ、「高松郊外のうどん屋」はちょっと近いと思われますので、できればもう少し遠いところを目的地にしてみては如何でしょうか。
・・・例えば、「峠のうどん屋」とか(←高松から770km)。

by wata (2012-06-26 18:10) 

wata

つくばの松さん、こんにちは。

どれどれ→リンクっ!→ふむふむ、案の定日曜日はエリア的にカブりまくりだったんですねぇ。
折橋付近では、鬼の勢いでR461を駆け下ってきた青いB3がココストアの駐車場でスピン・ターンを決めたりしてるんじゃないかとヒヤヒヤしていましたが、どうやら杞憂に終わったようで何よりです(汗)。
お声掛けいただければ松さんのシマまで伺いますので、北茨城のおいしい店や&おいしい道に是非連れて行ってくださいね!

by wata (2012-06-26 18:15) 

wata

zdm1929さん、こんにちは。

あちこちクルマを走らせていて思うのですが、いわゆる景勝地や観光道路じゃなくても、素晴らしい景色の中を走れるシーンはたくさんあるんですよね。
私も今回のような里山の風景が大好きで、B3やフィットを走らせるのはもちろん、脇道でボーッと一休みするのも大好きです。
秩父方面にもいい道や旨い蕎麦屋がありそうですから、これまたご案内していただければと思います。
あぁ、忙しい(笑)。

by wata (2012-06-26 18:16) 

shima

アマガエルの写真で思い出しましたが、私の祖父は(享年92)私が子供の頃アマガエルを捕まえて持って行ってあげると、胃にいい薬だ!といって、コップの水にアマガエルを泳がせてそのまま一気飲みしてました。確かに胃の病気にはなって無かったです。。。。本文と関係無い(一部写真以外)話ですんません。早くB3治って帰ってくるといいですね。
by shima (2012-06-26 21:58) 

wata

shimaさん、こんにちは。

おじいちゃん、凄いですね・・・。
写真のカエルは小指の先ほどの小さな奴ですので、一気飲みはできないことも無さそうですが、でもやっぱり私にゃ不可能です(汗)。
しかし我々も歳を取ってくると、「これでワシも絶倫ぢゃ!わはははははははははははははは」などと言いつつ、マムシの粉末とかスッポンの血とかを飲んだりするようになるんでしょうか・・・。

・・・って、更に話が逸脱してすみません(伏)。

by wata (2012-06-26 22:32) 

kenzou

こんにちは
ちょうどフルーツラインからビーフラインを経由して、鮎とそばを食べに行きたいなと計画していたところでした。
「オネガイあんまり飛ばさないでロード」まで訪問するとなるとかなり走りでがあるんじゃないでしょうか。茨城周辺は初訪問ですので2回に分けて探訪がよいですかね。
次回はB3復活でしょうか、また楽しみにしています。
by kenzou (2012-06-30 14:01) 

wata

kenzouさん、こんにちは。

なるほど、この辺りは蕎麦だけでなく確かに鮎も旨そうですねぇ。
「オネガイあんまり飛ばさないでロード」を走り回ったとしても、あと40-50kmほどプラスされるだけですから、一度のドライブで十分に堪能することができると思いますよ。
是非、SZで思い切り楽しんできてください。
私も次回はB3で走りますよ!

by wata (2012-07-01 14:57) 

ちゅう

お久しぶりです。こんばんは。

Fitの最終ランですね。お疲れ様でした。

R461→R349→猪鼻峠はロードレーサークラブ(自転車)の定番コースです。竜神峡の最後の坂がキツいです(^^) R461の戻りは二度と行きたくありません(笑

坂の途中に蕎麦屋さんがいくつかあって、そのうちひとつは超有名ですが、そうではない普通のお店で食べた軍鶏の熱いのが忘れがたいです(開いていないことが多い)。

ワタシの車は、昨夜の雨の中を650kmを走破して実家に戻り、車検準備中です。


by ちゅう (2012-07-07 19:02) 

wata

ちゅうさん、こんにちは。

チャリンコでツーリングに出たり山を登ったりするのは、中学生で卒業しました(笑)。
最近、峠道などでよくロード・レーサーを見かけます。
上りは大変だなぁと思う反面、下りをカッ飛んでいるのは結構怖いんですよねぇ・・・。
接触なんかしたらシャレにならないので、逃げまくっている次第です(汗)。

by wata (2012-07-09 22:55) 

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