東北GT2012春[3]・5月3日：田沢湖から横手へ [drive/touring]
朝起きたときにはまだ曇り空だったのに、風呂に入って飯喰って宿を発つ頃には本降りの雨となった岩手県/八幡平温泉。
岩手山パノラマラインを経てR282に出、雨の音を聴きながらのんびりと南下していきます。
本来、今日は三陸沿岸部を走るつもりでした。
盛岡経由で東進し宮古まで出、釜石や陸前高田を巡り、気仙沼まで南下してから内陸部へ戻る計画だったのです。
しかしながら「5月としては記録的な雨量をもたらす低気圧」がやってきており、よりによって三陸の沿岸部を中心に、豪雨や突風、高波や高潮などが発生するとの予報。
と言うことで、三陸沿岸部は明日改めて訪れることとし、本日は雨の影響が比較的少ないと思われる日本海側＝秋田県を走ることにしました。
が、秋田県側へと向かう前にちょいと寄り道です。
そぼ降る雨の中、小岩井農場の牧草地に立つ一本桜は、三分から五分咲きと言った按配でした。
晴れていれば桜の向こうにドーンと聳えて見えるはずの岩手山も、残念ながら今日は雲隠れ。
しかしながら、ここは確かに素晴らしいロケーションですねぇ。
今日もひっきりなしに人が訪れており、満開の頃には周囲の道路が大渋滞になるというのも頷けます。
更に、少し離れたところにある「七ツ田の弘法桜」にも立ち寄ってみました。
こちらも満開までには至っていませんが、七-八分咲きといった感じで見応えは十分です。
樹齢は800年を数えると言う老木で、雨に打たれながら花を咲かせ地面近くまで枝を伸ばすその姿には、生き続ける執念のようなものを感じました。
R46、仙岩トンネルで秋田県に入ると、雨は心なしか小降りとなっています。
R341へと右折し田沢湖畔に出て、反時計回りにインサイトを走らせました。
再び雨を落とし始めた空には鉛色の雲が犇めき合っており、それを映す湖面もまた暗い色を湛えて冷たい風にざわめいています。
そんな中でも、変わらず静かに佇むたつこ像。
いずれまた、天気の良い日に訪れようと思います。
K60で田沢湖を離れ、R105を角館方面に南下していきます。
・・・と、どう見ても普通の農家としか思えないような佇まいの蕎麦屋を発見。
「農家のそば屋 一助」は民宿も営んでいるようで、居間に上がりこんでぶっかけ蕎麦をいただきました。
タップリの鰹節と海苔に干し海老や揚げ玉まで載っており、一見するとお好み焼きのようなルックスです（笑）。
が、箸を入れるとその下にはキリッと冷たい手打ち蕎麦、ガッサリと混ぜて頬張れば、コレが実に旨い。
アッと言う間に平らげてしまいました。
店を出て、「武家屋敷＋桜」でおなじみの角館へと向かいます。
が、街の手前から渋滞が始まっており、駐車場はどこもかしこも満車状態。
おまけに肝心の桜は殆ど散ってしまっているようで、これではもはや角館に立ち寄る意味はまったくありません。
と言うことで渋滞を躱しつつ角館エリアを脱出、雨の上がったK11をのんびり南へと走っていきます。
この道には旧街道の雰囲気が漂っており、沿道には往時を偲ばせる立派な杉並木などが遺されていました。
R13に合流すると、程なく横手の街に出ます。
横手・・・と言えば、横手やきそばがあるじゃないかっ！
すかさずケータイで店を検索し、「藤春食堂」に到着しました。
良くわかりませんがここはかなりの有名店らしく、既に14時を回っているにも関わらず店内には10人ほどのお客さんがいます。
柔らかい太麺に汁気の多い甘めのソース、目玉焼き、福神漬け。
一昨日に喰った塩味の男鹿焼きそばとはまったく違いますが、これもまたなかなか旨い焼きそばでした。
そろそろ岩手県側に戻ろうと思うのですが、どうせなら山道を走りたい。
相変わらずそんな調子で雨のR342を東に向かったところ、その先、県境の山へと向かうR397は今もなお冬期通行止めのバリケード（涙）。
横手から30km近く走ってこの仕打ちですが、5月になっても積雪で通れない道がたくさんあるのが東北なんですよね・・・。
仕方なく横手まで戻り、素直に秋田自動車道に乗りましたが、岩手県に入った途端に物凄い土砂降りです。
うーん、今日はやっぱり秋田県を走って正解だったかもしれません。
宿泊は、江刺の市街地にある「ホテル・ニュー江刺」です。
クルマと荷物とをホテルに置き、付近の居酒屋で晩飯を喰おうと思って傘を差し歩いてみたのですが、どこもかしこも満席状態で入れません。
この日はたまたま街を挙げての祭りの日だったようで、飲み屋だけでなく通りにも人が溢れています。
屋台でリンゴ飴やクレープを買って晩飯に・・・とも思いましたが（いや思いませんでしたが）、ホテル近くのレストランに入り、久しぶりの洋食を腹一杯喰ったのでした。
本日の走行距離は、304km。
平均燃費は、21.8km/Lでした。
岩手山パノラマラインを経てR282に出、雨の音を聴きながらのんびりと南下していきます。
本来、今日は三陸沿岸部を走るつもりでした。
盛岡経由で東進し宮古まで出、釜石や陸前高田を巡り、気仙沼まで南下してから内陸部へ戻る計画だったのです。
しかしながら「5月としては記録的な雨量をもたらす低気圧」がやってきており、よりによって三陸の沿岸部を中心に、豪雨や突風、高波や高潮などが発生するとの予報。
と言うことで、三陸沿岸部は明日改めて訪れることとし、本日は雨の影響が比較的少ないと思われる日本海側＝秋田県を走ることにしました。
が、秋田県側へと向かう前にちょいと寄り道です。
そぼ降る雨の中、小岩井農場の牧草地に立つ一本桜は、三分から五分咲きと言った按配でした。
晴れていれば桜の向こうにドーンと聳えて見えるはずの岩手山も、残念ながら今日は雲隠れ。
しかしながら、ここは確かに素晴らしいロケーションですねぇ。
今日もひっきりなしに人が訪れており、満開の頃には周囲の道路が大渋滞になるというのも頷けます。
更に、少し離れたところにある「七ツ田の弘法桜」にも立ち寄ってみました。
こちらも満開までには至っていませんが、七-八分咲きといった感じで見応えは十分です。
樹齢は800年を数えると言う老木で、雨に打たれながら花を咲かせ地面近くまで枝を伸ばすその姿には、生き続ける執念のようなものを感じました。
R341へと右折し田沢湖畔に出て、反時計回りにインサイトを走らせました。
再び雨を落とし始めた空には鉛色の雲が犇めき合っており、それを映す湖面もまた暗い色を湛えて冷たい風にざわめいています。
そんな中でも、変わらず静かに佇むたつこ像。
いずれまた、天気の良い日に訪れようと思います。
K60で田沢湖を離れ、R105を角館方面に南下していきます。
・・・と、どう見ても普通の農家としか思えないような佇まいの蕎麦屋を発見。
「農家のそば屋 一助」は民宿も営んでいるようで、居間に上がりこんでぶっかけ蕎麦をいただきました。
タップリの鰹節と海苔に干し海老や揚げ玉まで載っており、一見するとお好み焼きのようなルックスです（笑）。
が、箸を入れるとその下にはキリッと冷たい手打ち蕎麦、ガッサリと混ぜて頬張れば、コレが実に旨い。
アッと言う間に平らげてしまいました。
が、街の手前から渋滞が始まっており、駐車場はどこもかしこも満車状態。
おまけに肝心の桜は殆ど散ってしまっているようで、これではもはや角館に立ち寄る意味はまったくありません。
と言うことで渋滞を躱しつつ角館エリアを脱出、雨の上がったK11をのんびり南へと走っていきます。
この道には旧街道の雰囲気が漂っており、沿道には往時を偲ばせる立派な杉並木などが遺されていました。
R13に合流すると、程なく横手の街に出ます。
横手・・・と言えば、横手やきそばがあるじゃないかっ！
すかさずケータイで店を検索し、「藤春食堂」に到着しました。
良くわかりませんがここはかなりの有名店らしく、既に14時を回っているにも関わらず店内には10人ほどのお客さんがいます。
柔らかい太麺に汁気の多い甘めのソース、目玉焼き、福神漬け。
一昨日に喰った塩味の男鹿焼きそばとはまったく違いますが、これもまたなかなか旨い焼きそばでした。
そろそろ岩手県側に戻ろうと思うのですが、どうせなら山道を走りたい。
相変わらずそんな調子で雨のR342を東に向かったところ、その先、県境の山へと向かうR397は今もなお冬期通行止めのバリケード（涙）。
横手から30km近く走ってこの仕打ちですが、5月になっても積雪で通れない道がたくさんあるのが東北なんですよね・・・。
仕方なく横手まで戻り、素直に秋田自動車道に乗りましたが、岩手県に入った途端に物凄い土砂降りです。
うーん、今日はやっぱり秋田県を走って正解だったかもしれません。
宿泊は、江刺の市街地にある「ホテル・ニュー江刺」です。
クルマと荷物とをホテルに置き、付近の居酒屋で晩飯を喰おうと思って傘を差し歩いてみたのですが、どこもかしこも満席状態で入れません。
この日はたまたま街を挙げての祭りの日だったようで、飲み屋だけでなく通りにも人が溢れています。
屋台でリンゴ飴やクレープを買って晩飯に・・・とも思いましたが（いや思いませんでしたが）、ホテル近くのレストランに入り、久しぶりの洋食を腹一杯喰ったのでした。
本日の走行距離は、304km。
平均燃費は、21.8km/Lでした。
2012-05-12 22:09
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コメント(4)
こんにちは～
北には奇麗なロケーションが多いですね。 奥入瀬渓流、小岩井農場、八甲田山、どこも行ってみたいところばかりです。
こうして地元の祭りに出くわしたりするのも、ツーリングの楽しみですね。
インサイトは基本性能が良いのか、そのスタイリングから想像しがたい走りをしてくれそうです。
会社の同僚が先週納車になったと言っていたので、借りてひとっ走りしてみたいと思います。
by amataro (2012-05-13 21:32)
amataroさん、こんにちは。
北東北って関東からかなり遠いイメージがありますが、東北道一本で行けちゃうので思ったほどキツくないんですよ。
インサイトで楽勝なんですから、M3は言わずもがなです（笑）。
amataroさんも是非、東北へ走りに行ってみて下さい。
ちなみにこの江刺の祭りはかなり大きく、中村あゆみのライブなどもあったようです。
インサイトの走りについては、あくまで私のレベルでの見解です。
くれぐれも鵜呑みにしないよう、ご注意願います（汗）。
by wata (2012-05-13 23:11)
wataさんお久しぶりです。
新潟のgocciです。覚えてるかな。汗
B3の事故は大変残念でしたが、写真コンテスト二回連続優勝おめでとうございます！すごい！！
相変わらずの文才＆写真のセンスにうっとりですわ。
そして、今回のインサイトのダッシュボードに貼ってある『禁煙』のステッカーを見ると笑ってはいけないのに、つい笑ってしまいます。すいません。
B3が元気な姿で戻ってくるのを楽しみにしています。
by gocci (2012-05-14 13:04)
gocciさん、こんにちは。
いろいろとお気遣いいただき、どうもありがとうございます。
センスも才能もありませんが（汗）、引き続き温かい目で見守っていただけると幸いです。
で、私もインサイトの「禁煙」ステッカーは大いに気になっておりました。
そうは言ってもレンタカーですので勝手に剥がすこともできず、目に留まる度に失笑を禁じ得ずに東北を駆け巡った次第です。
ちなみに運転席ドアの内側には、「ガソリンは満タン返しで！」とのステッカーも貼ってありました（笑）。
by wata (2012-05-14 21:08)