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GT2011北海道[8]:細川 [drive/touring]

旅も残すところあとわずか。
8日目は新冠から支笏湖を経由し、ニセコに向かう。

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5時に起床、朝風呂にゆっくりと浸かる。
曇天だが、夕べ降った雨が再び落ちてくる気配は薄く、風も冷たいが爽やかだ。
宿で自転車を借り、朝食までの時間をぷらっとポタリングする。

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沿道には競走馬の牧場が多数あり、数頭の馬が野に放たれていた。
そんな景色の中、風を切って長い下り坂を走っていくのは大変気持ちがいいのだが、下ってきたということは上らないと帰れないということであることにハタと気づく。
案の定、息を切らし吐きそうになりながら坂道を上り、半泣きで宿まで戻った。
ちょうど羊にエサをやる時間だとのことで、牧舎を見せてもらう。
飼育されている羊は顔の黒いサフォーク種、近寄ると全頭がピタッと動きを止めてこちらを思いっきり凝視する。
これが昨晩の旨いジンギスカンなのか・・・と考えていることを見透かされているようで、牧舎内に何とも気まずい空気が流れた(汗)。

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朝食はまた夕食に劣らず旨い。
野菜や卵からジャム、パンまで自家製とのこと、素材の味を活かした調理も実にイイ感じである。
食後のコーヒーと共にのんびりと寛いでしまい、今回のGTでもっとも遅い9時の出立となった。
シルバーフォレスト レストロッジ」は、本当に素晴らしい宿だと思う。
食事や周辺環境はもちろん、建物は空間を大きく取った何とも居心地の良い設計で、調度も実にいいセンスである。
ホスピタリティも抜群でコストパフォーマンスも文句無し、是非また泊まりたい宿のひとつとなった。

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これから苫小牧方面へと東に向かうのだが、海沿いのR235ではやはりマイペースを保つことはできないだろう。
そこで昨日と同様、山の中を往く。
D71→D80と平取[びらとり]までのルーズなワインディング&カントリー・ロードを疾走、相変わらず走り放題にも程がある。
苫小牧の辺りからは青空が拡がり始め、素晴らしいコンディションの下、R276で支笏湖へと駆け上がった。
森を抜けるロング・ストレートは実に爽快で、白線区域では先行車を遠慮なく抜かせていただくこととなる。
R453で湖の北岸を走り、ポロピナイで小休止。
支笏湖は大好きな湖のひとつで、揺らめきながらも雲を映す湖面には静かな初秋の風が吹き、とてもいい雰囲気に包まれていた。
少し戻って南岸をR276で西に向かう。
今日は三連休の初日、いけしゃあしゃあと40km/hで走り続けるコンパクト・カーを先頭に、11台がダンゴとなってB3の邪魔をする。
仕方が無いので2台、4台、3台、2台とブッコ抜くと、大いに気分が良くなった。

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喜茂別[きもべつ]付近まで来ると、正面に後方羊蹄山がその雄姿を現す。
蝦夷富士とも呼ばれる羊蹄山の観望スポット「望羊の丘」へ行きたいのだが道がわからないため、とあるライダーが道順を記したBlogをケータイで見つけ、従うことにした。
京極[きょうごく]からD784を終着まで東に走り、カーナビにも載っていない林道に入る。
ってこれがとんでもない狭隘路&悪路で、深い轍のダートにB3は顎や腹を擦りそうである。
シャレにならないなーとマジで焦りつつそのまま進んでいくと急に視界が拓け、文字通り羊蹄山を望む丘に出た。
写真では何度か観ている景色なのだが、ナマの素晴らしさにはやはりまったく敵わない。
時間を忘れてこの風景をボーッと眺めていた・・・のだが、時間を忘れすぎてこの後の約束に間に合いそうも無いことに気づき、SMSで30分遅刻の旨を連絡した。
ちなみにこの林道、下界へと戻る際に2車線幅の舗装路で京極からアプローチできることに気がついたのだが、もはや後の祭りでピーヒャララ(涙)。

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D97→D66で羊蹄山の東から南麓をぐるりとカッ飛ばし、大混雑の道の駅「ニセコビュープラザ」の近くでnikukyu-さんと落ち合った。
そのままD66を戻り、道の駅「真狩[まっかり]フラワーセンター」の駐車場で暫し談笑する。
北海道在住、ALPINA B3Sクーペの40周年記念モデルに乗るnikukyu-さん
以前から互いのBlogにアクセス&コンタクトしていたのだが、今回のGTを機に連絡をいただき、お会いすることができたのだ。
すんごいボディ・コーティングと汚れない&効かないブレーキ・パッド(汗)とでビッカビカのB3Sクーペと、洗っても洗ってもすぐに蟲と泥にまみれる汚いB3(涙)。
似て非なる2台を前に、楽しいクルマ談義に花が咲く。
しかもお土産に洞爺湖名菓「あずき衣」までいただいて、昼飯を喰いそびれたオッサンには本当に嬉しい限りである。

せっかくなので(せっかくなのか?)、二人して近くの「細川たかし記念像」へと赴く。
この銅像、台座の側面にタッチ・スイッチが設えてあり、触れるとダブル・スーツの細川たかしがワンコーラス唄ってくれるのだ。
と言うことで、スイッチ・オン。

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♪きた~の~~~~~~~~~~さかばどおりには~~~~~~~~~~なが~い~~~~~~~~~かみのおんなが(以下略)

羊蹄山をバックに「北酒場」を熱唱する、細川たかし像。
いや~、最高だ(最高なのか?)。
ここまで思いがけず楽しい時間を過ごすことができ、nikukyu-さんには感謝することしきりである。
もう二度と会えないかもしれないが(汗)、いつかまた会えることを信じつつ別れ際に鳴らした短いクラクションが、北海道の秋空にゆっくりと溶けていった。

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再び独りとなった45歳のオッサンは、D66/ニセコパノラマラインに突入した。
2速まで落とすほどの屈曲路では無いものの、知床横断道路以来のワインディング・ランに、手荒く扱われたAD08が軽く抗議の声を挙げる。
満足行くまでB3を走らせてから、五色温泉「ニセコ山の家」に到着した。
部屋に入るなり浴衣に着替え、露天風呂へと向かう。
乳白色のお湯は適温で肌触りも良く、開放感バッチリで大変気持ちがいい。
夕餉の時間となり、ビール片手に山の幸を腹いっぱい喰ってから再び風呂に入った。
夜空に雲はなく、湯煙の向こうに星が瞬いている。
風呂から上がって外に出てみると、空には見事な天の川が流れていた。

明日は小樽発10時30分のフェリーで帰路に就く。
信じらんねぇよなぁ・・・と呟きながら、まだ暖かさの残るアスファルトに座ってしばらく星を眺めていた。
旅はもうすぐ、終わってしまうのだ。

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9月23日の走行距離は、321km。
走行時間は5時間08分、平均速度は62.5km/hだった。

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コメント 4

nikukyu-

こちらこそ楽しい一時を過ごさせていただき、感謝感激雨霰でした(笑)。
本当に二度と会えないかもしれないんですよね(汗)。

でも私は決して忘れないでしょう!
あの時、あの場所でwataさんと共に『北酒場』熱唱したことを・・・(爆笑)。


by nikukyu- (2011-10-11 22:56) 

wata

nikukyu-さん、こんにちは。

いや、本当にありがとうございました。
現場でも「二度と会えないかもしれないから」なんて話をしていましたが、何となく、また会えるような気がしています。
それは、私が再び北海道へ行く日か、またはnikukyu-さんが大黒PAに来る日のいずれかだと思います(笑)。

で、「北酒場」を熱唱していたのは、細川たかし像です。
私?
・・・いや、私は唄ってませんから、えぇ決して(汗)。

by wata (2011-10-11 23:52) 

zdm1929

こんにちは(^^)
緑一色のナビの画面が狭隘路具合を物語りますね(^^;

さて。早朝のポタリング、気持ちよさそうです♪
コレも北海道の楽しみのひとつかも(^^)

んが、羊さんたちの視線は痛い(>_<)
「今ウマイって思ったでしょ?」的な(汗)
まさに「目は口ほどにモノを言」ってるような・・・。
by zdm1929 (2011-10-12 10:45) 

wata

zdm1929さん、こんにちは。

よくぞナビ画面に気づいていただきました。
過去のGTでも毎回一度は凶悪路に迷い込むのがお約束、しかし今回は北海道の広くて真っ直ぐな道を走りまくった挙句にコレでしたので、その落差にインパクトが甚大でした(涙)。

チャリンコはすごく気持ち良かったんですが、案の定ヘトヘトになりました。
体力、ゼロですねぇ・・・。
羊はすんごい勢いで私を見るんですけど、やっぱりバレてたんでしょうか、仲間を喰ったこと(汗)。

by wata (2011-10-12 19:53) 

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