房総ドライブ （feat. YOKOHAMA ADVAN NEOVA AD08） [drive/touring]
何度も経験していますが、新品のタイヤが装着直後に所期性能を発揮することはできません。
と言うことで、ヨコハマ・アドバン ネオバ AD08のランニング・インを目的に、装着翌日にどこかへ軽～く走りに行こうと考えました。
しかしながら台風の影響で、関東の山方面は軒並み荒れ模様。
困ったなぁ・・・と思案していたところ、別件でメールをやり取りしていたクルマ仲間のMTさんから「房総は大丈夫だろ」との話を聞き、翌朝早くB3で東京湾アクアラインを渡りました。
館山自動車道、富津中央ICでアウト。
ねっとりと湿った風が吹き、空には不安げな雲が流れ、途中のハイウェイでは前触れも無く土砂降りとなり、わずか数分後にはピタッと止むようなこともありました。
そんなコンディションではありましたが、道は空いてる楽しい房総ドライブ。
少なくとも往路ではまだAD08のパフォーマンスは出ていないでしょうから、あちこち寄り道しながらK88をのんびりと南下していくことにします。
まず立ち寄ったのは、いつもは通り過ぎるだけの戸面原のダム湖。
しかし湖水は茶色く濁っており、湖面近くに降りられるようなところもなく、結果的には周辺の狭い道をウロウロしただけとなりました（涙）。
続いて、K34から山の中に入ったところにある大山千枚田へ。
今回初めて訪れたのですが、朝っぱらからたくさんの人々が農作業に勤しんでいるのを見てビックリです。
後刻MTさんに聞いたところによると、ここはオーナー制度を導入し、区画単位で棚田を貸し出しているのだそうです。
K88へと戻り、再び道を外れてウロウロするB3。
迷い込んだ立派なトンネルをカッ飛ばした出口の先に、道はありませんでした。
シュールですねぇ（笑）。
館山市まで下ってきたところでK88を離れ、広域農道「安房グリーンライン」に突入。
この辺りはあまり雨が降らなかったのか、真新しい2車線のアスファルトは完全に乾いていました。
実は先刻、戸面原付近のハーフ・ウェットなタイト・コーナーでフロントを大きく滑らせてしまい、図らずも慣らしの重要性を身を以って痛感した45歳（汗）。
復路でのペース・アップを楽しみに、加速/減速/旋回と、AD08に少しずつ負荷を与えてその皮をジワジワと剥いでいきました。
それにしてもこのグリーンライン、本当に気持ちいいんですよね。
房総半島随一の快走ロードだと思います。
南房総の海には白波が立っており、港には多くの漁船が係留されていました。
道の駅「ちくら・潮風王国」にて小休止、戯れにMTさんへメールを送ってみたところ、すぐ近くにいてこちらへ向かうとの由。
程なく魅惑的なボクサー・サウンドとともに、白いポルシェ・911カレラSがやってきました。
MTさんも私と同様、先日の蓼科ツーリングを以って15,000kmで終了したタイヤを新調し、昨日/今日と房総半島へ完熟走行に来ているのだそうです。
なるほど、巨大な19インチ・ホイールに巻かれたピレリ・Pゼロのブロックは手を切りそうなほどエッジが立っており、アライメント調整やエンジン・オイル交換などを施したというカレラSは、正に絶好調と言った感じです。
ところが助手席の奥様曰く、「高速安定性は（前車の）M3の方がいい。911は山道用ね♡」とのこと。
いやはや、恐れ入りました（伏）。
湿度の高い海風の吹くパーキングで暫く談笑してから、MTさんと少しだけ一緒に走ることになりました。
安房グリーンラインに入り、リトラクタブル・リア・ウィングを立てたカレラSに引っ張ってもらいます。
Pゼロもまだ完全にはアタリが出ていないはずで、MTさんは抑え目に走らせていたものと思われますが、それでもかなりのハイペース。
ロング・コーナーの先に消え行く911のテールを追いかけてB3を走らせていると、AD08がアスファルトを捉える力が往路よりも強くなってきているのがわかります。
装着後200kmを超え、タイヤのパフォーマンスが順調に上がってきているこの感じが、イイんですよねぇ（笑）。
白浜方面へとランチに向かうMTさんたちと別れ、K88を独り北上するB3。
空からは薄日も射し始め、収穫期を迎えた田園風景の中を快調に走っていきます。
今日はこのままサクッと帰ろうかと思っていたのですが、昼近くになってやっぱり腹が減ってきました。
で、混雑してたら素通りしようと思って寄ってみたラーメン屋「江ざわ」の駐車場には、まだ数台分の空きがあります。
迷わずB3を駐め、開店と同時に店に入り、ノンアルコール・ビールと餃子、そして中辛坦々麺を注文。
汗だくとなりながら、平らげるのでありました。
ひぃ。
K34を西に走り、K182へと右折。
この道は通称「もみじロード」、秋になると紅葉目当ての観光客で賑わうのですが、シーズン以外はクルマも少なく気持ち良く走ることができます。
そんなワケでDSCは切らずに、8割程度のイメージでAD08を走らせてみました。
例えば2速で回るようなコーナー、その立ち上がりでアクセルを多めに入れても、DSC作動灯は黙したまま。
ブレーキング時のABS作動も確認できず、やはりタイヤの性能が出てきていることが実感できます。
もちろんアクセルもブレーキも踏める限りのペダルを踏んだワケではなく、故にこの日のAD08は特に驚くほどのパフォーマンスを見せてくれてはいません。
しかしながら何と言うか、AD08のグリップ・パワーにはまだまだ余裕が感じられるのです。
いずれ日を改めて、試してみる所存です（←試せるのか？）。
帰りも富津中央ICを利用、館山自動車道からアクアライン、首都高へと走ります。
往路で自らに課していたリミットを外し、いつものクルージング・スピードまでB3を持っていきました。
当然ながら走行安定性などは文句無し、タイトなレーン・チェンジも不安なくこなすことができるのですが、気がついたのはロード・ノイズ。
速度を問わずそれなりのボリュームで聞こえてくる音は、軽めの音質で不快ではありませんが、これまでに履いたどのタイヤよりも大きく感じます。
AD08はやはりスポーツ性能を第一義としているのでしょう、この辺りは割り切っているように感じますし、それはむしろ潔いとさえ思いました。
トップ・レベルを標榜するスポーツ・タイヤが妙に静かだったら、気持ち悪いですからね（笑）。
ただハイウェイのロング・クルーズ時には、この音量が気になるかもしれません。
その辺りも注視していかなきゃな～と思いつつ、泥まみれのB3をコイン洗車場へと向けるのでありました。
本日の走行距離は、340km。
走行時間と平均速度は、計り忘れました（汗）。
------
今回のランニング・インを経て、AD08の装着後走行距離は400km弱となりました。
あと少し、累計500kmほどで安定的に所期性能を出してくれるハズですので、以降は慣れ親しんだルートを走らせて、AD08のキャラクターを掴みたいと思っています。
なお、AD08のUTQG/TREADWEARスコアは180。
いまどきのタイヤとしてはかなり低いと言わざるを得ず、対磨耗性能には期待できそうにありませんね・・・。
ちなみに同メーカー＆同スコアのアドバンスポーツは、10,000kmでその天寿を全うしています。
なのでAD08は少なくとも同等レベルかと思われますので、クルマ仲間の皆さんが仰るような「5,000-6,000kmで終わるだろ」なんてことは決して、決してあり得ません（キッパリ）。
えぇ、あり得ませんとも・・・（小声）。
と言うことで、ヨコハマ・アドバン ネオバ AD08のランニング・インを目的に、装着翌日にどこかへ軽～く走りに行こうと考えました。
しかしながら台風の影響で、関東の山方面は軒並み荒れ模様。
困ったなぁ・・・と思案していたところ、別件でメールをやり取りしていたクルマ仲間のMTさんから「房総は大丈夫だろ」との話を聞き、翌朝早くB3で東京湾アクアラインを渡りました。
館山自動車道、富津中央ICでアウト。
ねっとりと湿った風が吹き、空には不安げな雲が流れ、途中のハイウェイでは前触れも無く土砂降りとなり、わずか数分後にはピタッと止むようなこともありました。
そんなコンディションではありましたが、道は空いてる楽しい房総ドライブ。
少なくとも往路ではまだAD08のパフォーマンスは出ていないでしょうから、あちこち寄り道しながらK88をのんびりと南下していくことにします。
まず立ち寄ったのは、いつもは通り過ぎるだけの戸面原のダム湖。
しかし湖水は茶色く濁っており、湖面近くに降りられるようなところもなく、結果的には周辺の狭い道をウロウロしただけとなりました（涙）。
続いて、K34から山の中に入ったところにある大山千枚田へ。
今回初めて訪れたのですが、朝っぱらからたくさんの人々が農作業に勤しんでいるのを見てビックリです。
後刻MTさんに聞いたところによると、ここはオーナー制度を導入し、区画単位で棚田を貸し出しているのだそうです。
K88へと戻り、再び道を外れてウロウロするB3。
迷い込んだ立派なトンネルをカッ飛ばした出口の先に、道はありませんでした。
シュールですねぇ（笑）。
館山市まで下ってきたところでK88を離れ、広域農道「安房グリーンライン」に突入。
この辺りはあまり雨が降らなかったのか、真新しい2車線のアスファルトは完全に乾いていました。
実は先刻、戸面原付近のハーフ・ウェットなタイト・コーナーでフロントを大きく滑らせてしまい、図らずも慣らしの重要性を身を以って痛感した45歳（汗）。
復路でのペース・アップを楽しみに、加速/減速/旋回と、AD08に少しずつ負荷を与えてその皮をジワジワと剥いでいきました。
それにしてもこのグリーンライン、本当に気持ちいいんですよね。
房総半島随一の快走ロードだと思います。
南房総の海には白波が立っており、港には多くの漁船が係留されていました。
道の駅「ちくら・潮風王国」にて小休止、戯れにMTさんへメールを送ってみたところ、すぐ近くにいてこちらへ向かうとの由。
程なく魅惑的なボクサー・サウンドとともに、白いポルシェ・911カレラSがやってきました。
MTさんも私と同様、先日の蓼科ツーリングを以って15,000kmで終了したタイヤを新調し、昨日/今日と房総半島へ完熟走行に来ているのだそうです。
なるほど、巨大な19インチ・ホイールに巻かれたピレリ・Pゼロのブロックは手を切りそうなほどエッジが立っており、アライメント調整やエンジン・オイル交換などを施したというカレラSは、正に絶好調と言った感じです。
ところが助手席の奥様曰く、「高速安定性は（前車の）M3の方がいい。911は山道用ね♡」とのこと。
いやはや、恐れ入りました（伏）。
湿度の高い海風の吹くパーキングで暫く談笑してから、MTさんと少しだけ一緒に走ることになりました。
安房グリーンラインに入り、リトラクタブル・リア・ウィングを立てたカレラSに引っ張ってもらいます。
Pゼロもまだ完全にはアタリが出ていないはずで、MTさんは抑え目に走らせていたものと思われますが、それでもかなりのハイペース。
ロング・コーナーの先に消え行く911のテールを追いかけてB3を走らせていると、AD08がアスファルトを捉える力が往路よりも強くなってきているのがわかります。
装着後200kmを超え、タイヤのパフォーマンスが順調に上がってきているこの感じが、イイんですよねぇ（笑）。
白浜方面へとランチに向かうMTさんたちと別れ、K88を独り北上するB3。
空からは薄日も射し始め、収穫期を迎えた田園風景の中を快調に走っていきます。
今日はこのままサクッと帰ろうかと思っていたのですが、昼近くになってやっぱり腹が減ってきました。
で、混雑してたら素通りしようと思って寄ってみたラーメン屋「江ざわ」の駐車場には、まだ数台分の空きがあります。
迷わずB3を駐め、開店と同時に店に入り、ノンアルコール・ビールと餃子、そして中辛坦々麺を注文。
汗だくとなりながら、平らげるのでありました。
ひぃ。
K34を西に走り、K182へと右折。
この道は通称「もみじロード」、秋になると紅葉目当ての観光客で賑わうのですが、シーズン以外はクルマも少なく気持ち良く走ることができます。
そんなワケでDSCは切らずに、8割程度のイメージでAD08を走らせてみました。
例えば2速で回るようなコーナー、その立ち上がりでアクセルを多めに入れても、DSC作動灯は黙したまま。
ブレーキング時のABS作動も確認できず、やはりタイヤの性能が出てきていることが実感できます。
もちろんアクセルもブレーキも踏める限りのペダルを踏んだワケではなく、故にこの日のAD08は特に驚くほどのパフォーマンスを見せてくれてはいません。
しかしながら何と言うか、AD08のグリップ・パワーにはまだまだ余裕が感じられるのです。
いずれ日を改めて、試してみる所存です（←試せるのか？）。
帰りも富津中央ICを利用、館山自動車道からアクアライン、首都高へと走ります。
往路で自らに課していたリミットを外し、いつものクルージング・スピードまでB3を持っていきました。
当然ながら走行安定性などは文句無し、タイトなレーン・チェンジも不安なくこなすことができるのですが、気がついたのはロード・ノイズ。
速度を問わずそれなりのボリュームで聞こえてくる音は、軽めの音質で不快ではありませんが、これまでに履いたどのタイヤよりも大きく感じます。
AD08はやはりスポーツ性能を第一義としているのでしょう、この辺りは割り切っているように感じますし、それはむしろ潔いとさえ思いました。
トップ・レベルを標榜するスポーツ・タイヤが妙に静かだったら、気持ち悪いですからね（笑）。
ただハイウェイのロング・クルーズ時には、この音量が気になるかもしれません。
その辺りも注視していかなきゃな～と思いつつ、泥まみれのB3をコイン洗車場へと向けるのでありました。
本日の走行距離は、340km。
走行時間と平均速度は、計り忘れました（汗）。
------
今回のランニング・インを経て、AD08の装着後走行距離は400km弱となりました。
あと少し、累計500kmほどで安定的に所期性能を出してくれるハズですので、以降は慣れ親しんだルートを走らせて、AD08のキャラクターを掴みたいと思っています。
なお、AD08のUTQG/TREADWEARスコアは180。
いまどきのタイヤとしてはかなり低いと言わざるを得ず、対磨耗性能には期待できそうにありませんね・・・。
ちなみに同メーカー＆同スコアのアドバンスポーツは、10,000kmでその天寿を全うしています。
なのでAD08は少なくとも同等レベルかと思われますので、クルマ仲間の皆さんが仰るような「5,000-6,000kmで終わるだろ」なんてことは決して、決してあり得ません（キッパリ）。
えぇ、あり得ませんとも・・・（小声）。
2011-09-07 19:21
nice?(0)
コメント(8)
こんばんは。
拝読いたしました・・・。
いやはや、インプレ楽しみです！
正直、私もタイヤに関して、一度リセットしてみようと思っておりましたので、wataさんの今後の感想が非常ゥォ～～に気になります・・・。
っても、AD08は買えませんが（涙）・・・。
今度、北関東あたり、御一緒いたしますかぁ～～（笑）。
by リョウスケ (2011-09-07 22:43)
リョウスケさん、こんにちは。
AD08は、私も買えません（涙）。
買えないタイヤを履かせてもらっているワケですから、その間はこれまで以上に走りを楽しまなきゃイカン、と思ったりもしています。
今回のドライブはあくまで完熟走行の一環でしたが、もうそろそろ本来のパフォーマンスが出てくる頃だと思っています。
･･･が、せっかくのパフォーマンスも私じゃ使い切れないような気がするんですよねぇ（泣）。
そんな状況ですが、そろそろ秋の気配も見えてきましたので、走りますか。
北関東までお越しいただけるのなら、喜んでおつき合いしますよ（笑）。
by wata (2011-09-07 23:34)
週末のタイヤの慣らし。上手くすれば房総のどこかでお会いできるかもと
期待はしてましたが、まさか同じような時間帯に同じようなルートを通って
たとはね。(笑)
メールを頂いたときは、丁度安房グリーンラインを走り終えて鴨川へ向か
ってる時でした。
お互いいい慣らしが出来ましたね。私のタイヤはほぼアタリが出ました。
帰りの高速でも安定性が出てきましたから。やはり５００キロ程度は必要
ですね。
アドバンは凄いブロックでした。あれは食いつきますよ。
でも磨耗は・・・・。前のアドバンで１００００キロと言われますが、磨耗限
界を通り越してツルツルでしたでしょ。それにあの頃より、ＬＳＤを入れて
踏んでますでしょ？(笑)
それなら、丁寧に走ってもスリップサインまで、まぁ８０００キロって所で
しょうか。(笑)お楽しみですね。
by MT (2011-09-08 06:44)
MTさん、こんにちは。
房総ドライブとくりゃ、安房グリーンラインは必走ですよね。
ホントは途中のパーキングで待ち伏せしようと思っていたのですが、棚田や行き止まりトンネルなどをウロウロしている間にMTさんに抜かれてしまったようです（汗）。
おかげさまで、私のAD08もこのショート・ドライブでだいぶアタリが出てきましたよ。
しかし、痛いところを突きますねぇ（涙）。
仰るとおり、アドバンスポーツの10,000kmは引っ張りまくってのライフでしたし、LSDを入れてからは確かにタイヤの減りが早くなっているような気がします。
AD08、丁寧に乗ってもスリップ・サインまで8,000kmですか･･･。
･･･いや、最低でも10,000kmはイケるんじゃないかと思うんですけど（汗）。
by wata (2011-09-08 22:04)
大胆予想!! 3000キロで終了ォ～っ!!
by kama (2011-09-09 01:13)
kamaさん、こんにちは。
･･･そんなタイヤ、ありませんから（汗）。
by wata (2011-09-09 21:38)
担々麺を食べた後、痛いことはなかったですか？
翌日に味わったあの感触を思い出しました。（ひぃー)
着々と皮むきが進んでいるようですね。
私も行き先は決まってませんが、今週末に皮むきに出掛ける予定です。
N3000、いい感じですよー。
by M郎 (2011-09-09 22:28)
M郎さん、こんにちは。
耐性がついたのか、今回は翌日の「ひぃ」はありませんでした。
何だか、ちょっと損した気分です（←そうか？）。
ネクセン・N3000は、私もいいタイヤだと思ってます。
ただし、新品時は特にウェット路面でかなり滑りますのでご注意下さい。
前後左右をまんべんなく使い、500kmを超えれば本来の乗り味が出てくると思います。
焦らず、じっくりと育ててやってくださいね（笑）。
by wata (2011-09-09 23:14)