筑波山ドライブ [drive/touring]
明日は晴れて暖かくなる・・・との予報を聞き、勝浦式タンタンメンでも喰いに行こうかと考えていた土曜日の夜。
しかし日曜日は午後から所用があるため、南房総でのうのうと昼飯なんぞ喰ってはいられません。
と言うことで、夜明け前の常磐自動車道をハイペースで走るB3。
自宅から最も近いドライビング・エリアたる筑波山で、日曜の朝をのんびりと過ごす算段です。
土浦北ICでアウト、麓のコンビニエンス・ストアで買った握り飯を腹に収めてK236/表筑波スカイラインへ。
まだ誰もいない朝日峠のパーキングにB3を駐め、ヒイコラ言いながら遊歩道で山頂にたどり着きます。
やがて東の空に、薄い雲のベールを纏った太陽が昇ってきました。
ちょっと寒いのですが、清々しくて実にいい気分です。
陽が射すに連れて氷点を割っていた気温もぐんぐん上昇し、パーキングにも「走るクルマ」たちが徐々に出入りし始めています。
快音を残して駆け去るそんなクルマたちの間隙を縫って、私もB3を走らせました。
日陰の路肩には雪が残り、ところどころハーフ・ウェットな表筑波スカイライン。
とは言え、ロード・コンディションはこの時期としては文句無しで、マイペースで気持ちよく走ることができます。
他に走っているクルマもいくつか見かけましたが、特にブッたまげたのがトヨタのコンパクトSUV、RAV4。
前方を走る低速車輌が脇に寄るや否やその後ろのRAV4が猛ダッシュ、盛大なロールと激しいスキール音とともにワインディングを攻め始めたのです。
軽～く抜かさせてもらうつもりがいきなりブッちぎられてしまった私、仰天してB3でその後を追いましたが、頑張って走らせないと追いつけないほどのレベルでRAV4はカッ飛んでいきました。
いやはや凄い、素晴らしい・・・。
風返し峠までの短いランデブーでしたが、そのドライバーのスキルとスピリットには、心から敬意を表する次第です。
峠から北側へ下るタイトな屈曲路を往復し、表筑波スカイラインを戻ります。
往路で路面の感じを概ね掴んでおり、かつタイヤもドライバーも適度に温まっていたので、自分なりにペースを上げて走ってみました。
タイヤがグリップを喪う手前ぐらいのところでコーナーをクリアし続け、「うーむ、イイ感じだねぇ」などと独りほくそ笑みつつふとバック・ミラーに目をやると、ピッタリ張り付くマツダ・ロードスター（汗）。
止むを得ずDSCを「弱」にセット、ダメ元でスロットルを開けて逃げにかかりますが、ロードスターとの車間距離は一向に開きません。
下り勾配のレフト・ハンダーで四輪ドリフトならぬ「四輪スキッド（汗）」が炸裂するに及び、ここまでか・・・と逃走を断念。
ハザードを焚いてエスケイプ・ゾーンに滑り込み、以降はロードスターの走りを勉強させてもらうことにしました。
しかし、めちゃくちゃ速い・・・。
B3はパワー/トルクに任せて立ち上がりからストレートではその差を詰めることができるものの、どうしてもロードスターと同じ速度でコーナーを曲がることができません。
ネクセン・N8000は啼き続け、制御を弱めたはずのスタビリティ・コントロールも常時介入し、クルマとウデの限界をつくづく痛感させられました。
これ以上速く走るには、DSCを完全に解除してスロットルとブレーキの制御を外すしか無いと思いましたが、その代わりドライバーにはB3を100%自力でコントロールするスキルが求められます。
・・・って私、そんなスキルなんぞ持ち合わせちゃいませんから（涙）。
ヘトヘトになって戻ってきた、朝日峠のパーキング。
冷たい缶コーヒーをイッキ呑みして頭をスッキリさせてから、ロードスターの若いおにいさんに話しかけました。
「速いねぇ！いやはや、参りました（礼）」
「あ、アルピナの方ですか？いやとんでもない、僕もかなり必死でしたよ！」
「かっちりとチューンしてありそうだし、こういう峠道は無敵だよねぇ。これ、エンジンは？」
「テンハチ（1.8L）の最終でパワーは結構出てますよ。カネ無くてリア・タイヤが安物なんでケツ出まくりですけどね（笑）」
「後ろから見てると、走りっぷりが全然違うもんなぁ。とにかく軽くヒラヒラと曲がってくよね」
「車重は1tちょいですからねぇ。でもアルピナも凄かったっすよ！後ろで見てたらコーナーでグワーってロールして、うわー危ねぇよ！って思ったけどそれでもそのまんま曲がっていくんでビックリしましたよ！」
「いや、自分のウデではあれ以上はもう無理。って言うか、そもそもこんな山道を必死こいて走らせるクルマじゃないんだよね（汗）」
こんな感じで楽しく談笑し、「勉強になりました！」と一礼して撤収。
空いているハイウェイをカッ飛ばし、午前中のうちに帰着しました。
で、冷たいお茶でも買おうと立ち寄ったコンビニエンス・ストアで思わず手にしたカップ・ラーメン。
当初の思惑通り、本日の昼飯は勝浦式タンタンメンと相成りました（笑）。
本日の走行距離は、182km。
走行時間は2時間38分、平均速度は68.9km/hでした。
しかし日曜日は午後から所用があるため、南房総でのうのうと昼飯なんぞ喰ってはいられません。
と言うことで、夜明け前の常磐自動車道をハイペースで走るB3。
自宅から最も近いドライビング・エリアたる筑波山で、日曜の朝をのんびりと過ごす算段です。
土浦北ICでアウト、麓のコンビニエンス・ストアで買った握り飯を腹に収めてK236/表筑波スカイラインへ。
まだ誰もいない朝日峠のパーキングにB3を駐め、ヒイコラ言いながら遊歩道で山頂にたどり着きます。
やがて東の空に、薄い雲のベールを纏った太陽が昇ってきました。
ちょっと寒いのですが、清々しくて実にいい気分です。
陽が射すに連れて氷点を割っていた気温もぐんぐん上昇し、パーキングにも「走るクルマ」たちが徐々に出入りし始めています。
快音を残して駆け去るそんなクルマたちの間隙を縫って、私もB3を走らせました。
日陰の路肩には雪が残り、ところどころハーフ・ウェットな表筑波スカイライン。
とは言え、ロード・コンディションはこの時期としては文句無しで、マイペースで気持ちよく走ることができます。
他に走っているクルマもいくつか見かけましたが、特にブッたまげたのがトヨタのコンパクトSUV、RAV4。
前方を走る低速車輌が脇に寄るや否やその後ろのRAV4が猛ダッシュ、盛大なロールと激しいスキール音とともにワインディングを攻め始めたのです。
軽～く抜かさせてもらうつもりがいきなりブッちぎられてしまった私、仰天してB3でその後を追いましたが、頑張って走らせないと追いつけないほどのレベルでRAV4はカッ飛んでいきました。
いやはや凄い、素晴らしい・・・。
風返し峠までの短いランデブーでしたが、そのドライバーのスキルとスピリットには、心から敬意を表する次第です。
峠から北側へ下るタイトな屈曲路を往復し、表筑波スカイラインを戻ります。
往路で路面の感じを概ね掴んでおり、かつタイヤもドライバーも適度に温まっていたので、自分なりにペースを上げて走ってみました。
タイヤがグリップを喪う手前ぐらいのところでコーナーをクリアし続け、「うーむ、イイ感じだねぇ」などと独りほくそ笑みつつふとバック・ミラーに目をやると、ピッタリ張り付くマツダ・ロードスター（汗）。
止むを得ずDSCを「弱」にセット、ダメ元でスロットルを開けて逃げにかかりますが、ロードスターとの車間距離は一向に開きません。
下り勾配のレフト・ハンダーで四輪ドリフトならぬ「四輪スキッド（汗）」が炸裂するに及び、ここまでか・・・と逃走を断念。
ハザードを焚いてエスケイプ・ゾーンに滑り込み、以降はロードスターの走りを勉強させてもらうことにしました。
しかし、めちゃくちゃ速い・・・。
B3はパワー/トルクに任せて立ち上がりからストレートではその差を詰めることができるものの、どうしてもロードスターと同じ速度でコーナーを曲がることができません。
ネクセン・N8000は啼き続け、制御を弱めたはずのスタビリティ・コントロールも常時介入し、クルマとウデの限界をつくづく痛感させられました。
これ以上速く走るには、DSCを完全に解除してスロットルとブレーキの制御を外すしか無いと思いましたが、その代わりドライバーにはB3を100%自力でコントロールするスキルが求められます。
・・・って私、そんなスキルなんぞ持ち合わせちゃいませんから（涙）。
ヘトヘトになって戻ってきた、朝日峠のパーキング。
冷たい缶コーヒーをイッキ呑みして頭をスッキリさせてから、ロードスターの若いおにいさんに話しかけました。
「速いねぇ！いやはや、参りました（礼）」
「あ、アルピナの方ですか？いやとんでもない、僕もかなり必死でしたよ！」
「かっちりとチューンしてありそうだし、こういう峠道は無敵だよねぇ。これ、エンジンは？」
「テンハチ（1.8L）の最終でパワーは結構出てますよ。カネ無くてリア・タイヤが安物なんでケツ出まくりですけどね（笑）」
「後ろから見てると、走りっぷりが全然違うもんなぁ。とにかく軽くヒラヒラと曲がってくよね」
「車重は1tちょいですからねぇ。でもアルピナも凄かったっすよ！後ろで見てたらコーナーでグワーってロールして、うわー危ねぇよ！って思ったけどそれでもそのまんま曲がっていくんでビックリしましたよ！」
「いや、自分のウデではあれ以上はもう無理。って言うか、そもそもこんな山道を必死こいて走らせるクルマじゃないんだよね（汗）」
こんな感じで楽しく談笑し、「勉強になりました！」と一礼して撤収。
空いているハイウェイをカッ飛ばし、午前中のうちに帰着しました。
で、冷たいお茶でも買おうと立ち寄ったコンビニエンス・ストアで思わず手にしたカップ・ラーメン。
当初の思惑通り、本日の昼飯は勝浦式タンタンメンと相成りました（笑）。
本日の走行距離は、182km。
走行時間は2時間38分、平均速度は68.9km/hでした。
2011-03-09 00:49
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コメント(10)
お久しぶりです。
筑波山ネタなのでコメントさせてもらいました。
昔、土浦に住んでいた時、FCでよく走りました。
ALPINAでは走ったことはもちろん無いですが、
タイトで急なコーナーが多い印象です。
軽量コンパクトな車に分があるコースだと思います。
楽しくランデブーされたのでよかったです。
by falconB3 (2011-03-09 09:17)
wataさん、こんばんは。
なかなか面白いところなんですね、つくば。
日が長くなったら、是非行ってみたくなりました（羨）。
やっぱ、チューンの基本は軽量化と足回りなんでしょうね。
B3は私にとってとても満足いくクルマなんですが、時折、アジアンタイヤのくせに足回りにモノ足りなさを感じてしまいます（汗）。
もう少しロールが少なくなんないかな～～（妄想中）。
by リョウスケ (2011-03-09 21:05)
falconB3さん、こんにちは。
完全2車線とは言え、表筑波スカイラインはかなりタイトでテクニカルな道ですよね。
ここを走らせるときはいつも緊張するのですが、マツダ・ロードスターを追いかけた際はその緊張に「必死」と「楽しさ」が加わって、半ばワケわかんなくなってました（汗）。
B3の重さを感じるコースであることは確かですが、しかしこのクルマはもっと走れるハズだと思うんです。
なのに走れていないのは、やっぱりドライバーのせいなんですよね（涙）。
by wata (2011-03-09 21:25)
リョウスケさん、こんにちは。
筑波はですね、赤城や榛名、箱根などとは全然違う、一種独特な雰囲気があります。
ストイックと言うかリスキーと言うか、なんだか良くわかりませんが緊張するんですよ･･･。
でも実に楽しいワインディング・エリアですので、是非一度お越し下さい。
「B3で速く走る」ことを主眼とするならば、まず足回りは全とっかえが必要でしょうねぇ。
E46にはさまざまなアフター・マーケット製品がありますから、選び放題だと思いますよ。
ちなみに私はこれ以上B3に手を入れようとは思っておらず、引き続きのんびりと余生を過ごす所存です（頷）。
by wata (2011-03-09 21:41)
やっぱり車重が軽い車でさらには本気モードの車には敵いませんね。。
まぁそもそもALPINAというカテゴリーはそういう用途ではないと思うので自分のペースで楽しめればそれでいいとはおもうのですが、いざ後ろにつかれたり前走車がダッシュすると頑張りたくなりますよね。。（笑）
このカップラーメンの坦々麺私も食べましたが、感想は。。んー。。
by shima (2011-03-10 06:23)
ご無沙汰しています。
同僚がＺ４を購入しましたので、近々ご紹介しようかと画策中です。
全く持って走りに行く時間をくれない会社なもんで。。。
以前持っていた、ライトウェイトで本気の車。。。昨年天寿を全うしまして今はどこかの溶解炉かと思うと目頭が熱くなります。
筑波山ドライブ是非ご一緒したいと思います。
by タッチー (2011-03-10 08:55)
こんにちは(^^)
筑波山ですかぁ。どうもワタシの居住地からは遠いような気がして、実は行ったことがないんです(^^;
ロードスター、とてもいい車ですね！
ちょいと難しい車ですが、やはり軽さは何にも勝る素晴らしさだと思います。
非力なエンジンで1トン未満のFR、ものすごく魅力的♪
by zdm1929 (2011-03-10 11:45)
shimaさん、こんにちは。
いやもう、一から十までまったく仰る通りです。
ハイウェイにしろ山坂道にしろ、マイペースで楽しく走らせるのが一番ですよね。
なので、筑波山でもすぐにロードスターに道を譲りゃー良かったものの、立場も弁えず無駄な抵抗を試みてしまった45歳。
案の定、己の未熟さ加減を思い知らされることとなりましたが、それはそれで楽しかったので良しとします（←いいのか？）。
カップ・タンタンメン、残念ながらホンモノの味は再現できていませんでしたね･･･。
やはり現地へと赴く必要がありますので、いずれまたご同道願います（笑）。
by wata (2011-03-10 20:56)
タッチーさん、こんにちは。
走りに行く時間は、頑張って何とかひねり出しましょう。
それすらも会社が許してくれないのなら･･･辞めちゃいましょう、この際（←おいおい）。
ハチロクは残念でしたが、BMW/130iは現役ですよね。
テクニカルな筑波山でも相当イケるクルマだと思いますし、B3では絶対に不可能な走りができると思います。
はい、是非一緒に走りましょう。
微力ながら、オッサンも頑張りますよ（笑）。
by wata (2011-03-10 20:56)
zdm1929さん、こんにちは。
確かに遠いっちゃー遠いような気もしますが、高速道路で100km強ですから、近いっちゃー近いようにも思えませんか？
モノは試し、一度お越しになることをお勧めしますよ。
マツダ・ロードスターは、やはりニッポンの誇るライトウェイト・スポーツですよね。
そういえばこの日の筑波山はRX-7やアテンザ、アクセラなど、マツダのクルマを数多く見かけました。
いずれも元気にワインディングを走っており、個人的にマツダというメーカーのプレゼンスが上がったような気がしましたよ（笑）。
by wata (2011-03-10 20:57)