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箱根ドライブ [drive/touring]

十数年来のクルマ仲間と「久しぶりに箱根辺りを走ろう」ってな話となり、東名高速/海老名SA
日曜日の朝5時半集合はちょっと早すぎたかな・・・とも思いましたが、東名の下り線は結構な交通量でパーキングも混雑、レスト・エリアは何だかよくわからない人々で一杯でした。
おまけに物凄い湿気で強烈に蒸し暑い、暑すぎる・・・。
さらには近所の田畑に撒かれた肥料が臭い、臭すぎる・・・。
そんな具合でとても長居は不可能、3台はたまらず本線へと飛び出しました。

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小田原厚木道路に入ると、クルマは一気に少なくなりました。
アクセルを空け、終着までハイペースで気持ちよく快走していきます。
TOYO TIRESターンパイクのゲートをETCでスルー、途中の御所ノ入駐車場で一息ついてから山頂目指して駆け上っていきました。
途中、私がそれまでの先導から最後尾に回るとその途端、軛(くびき)から解き放たれたかの如く一気に速度を上げる2台の黄色いスポーツ・マシン。
青いファミリー・セダンも必死こいてついて行こうと試みますが、クルマよりもむしろドライバーの性能差ゆえにそれも叶わず、コーナーの彼方に消えてゆく2台を成す術も無く見送るのでした(涙)。

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山頂、大観山駐車場は23℃。
夏の陽射しは早朝でも容赦無く、引き続き湿度も高いのですが、それでも麓と較べればそよぐ風に涼しさを感じます。
E46/M3に乗るMTさん、ポルシェ・ボクスターに乗るKさんと3人して僅かな日陰に座り込み、小田原のコンビニエンス・ストアで仕入れた握り飯やサンドイッチで朝食と洒落込みました(笑)。
しかしまぁ、ここには朝っぱらからいろんなクルマが集まってきますねぇ。
その中の一台、コスワース・エンジンをミドに積んだジネッタG12に喰らいつくオッサン3名。
600kgを下回る車重に200ps近いエンジン、走るために必要なもの以外は何も装備しておらず、「ライトウェイト・スポーツ」と言うよりむしろ「ロードゴーイング・レーサー」です。
オーナーさんからお話を伺うにつれ、ストイックにも程があるジネッタのプロフィールに驚かされました。
いや~、男前です。

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暫くグダグダしてから、K75/椿ラインを下ります。
ハードなタイト・コーナーの連続、しかも夏を迎えて路傍から大きく張り出す夏草が視界を遮りコースを狭め、バック・ミラーでの「黄色いの」チェックも含めて絶え間ない緊張を強いられました。
2速メインで奥湯河原まで下り切ったら、休む間もなく湯河原パークウェイへ突入です。
M3&ボクスターから逃げるべく久しぶりに3速レッド・ゾーンまで回したE4/6型エンジンにクーラントの温度は100℃を超え、ドライバーもヒート・アップで汗まみれ。
しかしコレが、めちゃめちゃ楽しいんですねぇ(笑)。
終着の湯河原峠でクール・ダウンしながらタイヤをチェックしてみると、B3が履くマランゴーニ・ミトスのトレッドは案の定、思いっきりベタベタしています。
このベタベタ・コンパウンドが文字通り粘りつくような独特のグリップ感を生んでいるのでしょう、個人的にはなかなか面白いタイヤだなぁと思っています。

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・・・が、MTさん曰く、そのベタベタのミトスが拾った小石がM3のフロント・ウィンドウを直撃したとのこと。
B3が先頭、ボクスターを挟んでM3が最後尾でしたから、「いやそんなコトは無いでしょ」と反駁してはみたものの、クラッシュド・ナッツをまぶしたチョコレート・ドーナツのようなミトスを見ているうちに、「さもありなん」と小さく唸った次第です(汗)。

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K20から伊豆スカイラインはそれなりにクルマも走っており、チンタラ走行を強いられます。
天気は晴れっちゃー晴れなのですが、空は白く濁っており景色も今ひとつ開けません。
しかしながら亀石峠からの復路はそこそこ空いており、先行車をパスしながら3台で気持ちよくクルーズできました。
箱根エリアまで戻り、霧の出てきた芦ノ湖スカイラインを流し、湖尻峠で昼飯の算段です。
土用の丑の日に喰いそびれたから・・・との私のリクエストを聞いてもらい、鰻を喰うことに決定。
そんなワケで、序盤1車線→後半2車線のK337で静岡県側へグリグリと下っていきました。

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三島の市街地にはいくつか有名店があり、いずれも確かに旨い鰻を喰わせます。
が、いつも大混雑ですし、そもそも市街地にクルマを乗り入れようと言う気には全くなりません。
そこで今回訪れたのは、住所は三島市ながら殆ど箱根エリアにある「鰻工房 竹屋」。
やはり注文を聞いてから鰻を捌くらしく、更に先客もいたためか、鰻重が出てくるまで40分ほども待たされました(涙)。
が、その味は待った甲斐もあろうというもの。
サラッと甘すぎないタレが十分に絡んだふっくら香ばしい炭火焼の鰻に、挽きたてを思わせる薫り高い山椒をはらりと落とせば、問答無用の旨さです。
・・・結局、40分待ってわずか5分で完食してしまいました(←ゆっくり味わえよ)。

今日は午後早くから上り線の大渋滞が想定されているため、鰻を喰ったらサッサと撤収です。
R1で箱根峠まで戻り、通行料無料の箱根新道で下山、覆面パトカーの餌食となっている軽自動車に同情しつつ(涙)小田原厚木道路を快走。
そのまま厚木ICから東名高速に乗り、解散場所の海老名SAでドアを開けた瞬間、物凄い暑さに仰天しました。
下界は、こんなに暑かったのか・・・。
もはや立ち話も不可能なレベルの暑さにオッサン3人はそれぞれのクルマへと逃げ込み、帰宅後のビールを、ビールのみを思い描いて本線へと加速していくのでありました。

本日の走行距離は384km。
走行時間は6時間16分、平均速度は61.2km/hでした。

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純然たる観光地である箱根エリアですが、頑張って早起きして空いているうちに走るのはやっぱり楽しいですねぇ。
クルマやバイクが多過ぎるのが玉に瑕ではあるものの、こうして仲間と走るのにも最適なロケーションだと思います。
MTさん、Kさん、今回もまた楽しかったです。
いずれまた、一緒に走りましょう!

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shima

マランゴーニは塊魂ですかね。
娘がそのゲームやってました。

by shima (2010-08-03 21:09) 

アル

いやー、凄いですね~、タイヤ溶けてませんか ?
うーむ、その走り具合がいかに凄いモノであったか ?
容易に想像がつきますね~

私事ですが、先週松山から大山を走ってきました。
天気がイマイチで、蒜山高原の景色があまり良くなかったです(涙

おまけに、中国自動車道で覆面のゼロクラウンにやられました。

あと、ランエボにちぎられました。やっぱり、車重が軽いのと、4WDはトラクションが凄いです。フル加速したらたちまちDSCが・・・
ま、ドライバーの腕も違うんでしょうけど・・・

暫くおとなしく走ります(汗
by アル (2010-08-03 22:14) 

MT

お疲れ様でした。楽しい一日を感謝です。
しっかし、久しぶりに走りました。マランゴーニになって、以前よりペース
が上がりましたよ。椿では一度単車に阻まれたとはいえ、その後かなり
のペースでボクスターを先頭に追いかけたんですよ。でも全く姿見えずで
した。ボクスターは椿の下りでは、それは素晴らしいコーナリングでした。
軽く、ミッドのレイアウトはまさに水を得た魚で、重いM3では出て行くテ
ールを抑えながらの立ち上がり加速勝負でようやくついていける状態で
した。それでも姿が見えなかったんですから、B3もまた相当にすっ飛ん
でたんでしょう。(笑)
湯河原では私も3速全開でしたね。飛んできた石ころに傷がつこうがお構
いなしに、まるでサーキットでタイムを削り取ってるかのような錯覚に陥り
ながら走ってました・・・ってちょっと大袈裟か。(笑)
うなぎも旨かったし、帰りも渋滞無しでした。やはり早起きは三文の得で
すなぁ。(笑)

by MT (2010-08-03 22:46) 

wata

shimaさん、こんにちは。

>マランゴーニは塊魂ですかね。

・・・はい、そうだと思います(←意味がわかってない)。

by wata (2010-08-03 23:07) 

wata

アルさん、こんにちは。

タイヤはですね、荒れたアスファルトのワインディングを走ったらこうなりました。
と言ってもご想像とは全く異なり、ごく普通に走っただけですよ。
ずーっとバックで走るとか目隠しして走るとか片輪走行するとか、そんな凄い走りはしておりません。
ご安心下さい(伏)。

中国・四国辺りはいい道が多いんですよね。
天気はちょっと残念でしたが、B3Sでの走りは楽しまれたことと思います。
ただ、あまり楽しみすぎると覆面パトカーに(以下略)

by wata (2010-08-03 23:23) 

wata

MTさん、こんにちは。

「三文の得」におつきあいいただき、ありがとうございました(笑)。
まだ履き潰していないのでエラそうなことは言えませんが、マランゴーニ・ミトスはこれまで履いたタイヤの中では最もスポーティな印象があります。
しかしながら椿ラインでも湯河原パークウェイでも黄色い2台に刺されるのは目に見えていたため、間にバイクを入れて全力で逃げた次第です(汗)。
いずれにせよエキサイティングで楽しいワインディング・ランでしたが、ココでガソリンとタイヤを一気に減らしてしまったような気がしています(涙)。

下界の強烈な蒸し暑さや海老名SAでの肥料臭、更には「鰻待ち40分間焦らしプレイ」の拷問もありましたが、おかげさまでいい一日でした。
やっぱ、クルマは走らせてナンボですね(笑)。
また遊びましょう!

by wata (2010-08-03 23:41) 

ball

wataさん、こんにちは。

マランゴーニ・ミトス3分山切ってるようにお見受けしすが・・・(震) ファン・トゥー・ドライブの代償とは言え、記事によれば確か履き替えられたのは、6月だったと記憶しています。
にしても、良い塩梅の蕩け具合・・・・(汗)
直向に・・・ただただ直向に駆け続ける事いかに大事か、改めて思い知らされた次第です。 ハイ。(笑)
by ball (2010-08-05 00:03) 

wata

ballさん、こんにちは。

いや、コレは撮影してくれたMTさんのアングルで、何となくタイヤが減ってるように写しているのだと思われます。
マランゴーニ・ミトスはまだ5,000kmそこそこですから、いくらなんでも3分山ってコトは・・・無いと・・・・・・思いたいです(汗)。
ま、いずれにせよ私ゃ仰るほど直向(ひたむき)に走っちゃいないんですけどね(←走れよ、直向に)。

ちなみに、ミトスのTREADWEAR指数は、「280」。
ネクセン・N3000の「340」には敵いませんが、「220」のミシュラン・パイロットスポーツやピレリ・P ZERO NEROよりは長持ちしてくれるハズですからね!(←ホントか?)。

by wata (2010-08-05 21:05) 

s_saigo

いつもながら、カッコ良い写真です。
運転したくなってきました。

昔の記事も見たんですが、190Eとか、M3Bも乗られてたんですね。
まさに私の好きなクルマばかり。
う、うらやましいです。
by s_saigo (2010-08-06 23:10) 

wata

s_saigoさん、こんにちは。

過去の記事までご覧いただき、恐縮です。
確かに190E2.3-16とかE36/M3B&Cとかに乗ってきましたが、いずれもその性能を大して使わないうちに安易に降りてしまっています。
今のB3についても然り、何とか元を取ってやろうと時間を作っちゃー走ってる次第です(汗)。

by wata (2010-08-07 00:34) 

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