ドライブ・ベルト、啼く。 [about My B3]
いやはや、めっきり寒くなりましたねぇ・・・(咳)。
グッと冷え込んだ冬の朝にB3を始動させると、直後にエンジン・ルームから「キュルキュル・・・」と音がするようになりました。
それは静かなパーキング内でしか聞こえないほどのかすかな音で、時間にしてほんの10秒から20秒程度で完全に収まります。
その後は走ろうが止まろうが再始動しようが、そんな音はまったく聞こえません。
ふむ、どうやらドライブ・ベルトが少々啼いているようですな。
始動直後にボンネットを開けて確認してみたところ、音はやはりベルト周りから聞こえてくるように思えます。
E46型BMWと同様、B3もエンジン前方にかかっている2本のベルトでエアコン・コンプレッサーやオルタネーターを駆動しています。
そのベルトは今年の9月に2本とも新品に交換しているため、今回の啼きはその劣化に起因するものでは無いでしょう。
ベルトの張り具合に問題があるのかもしれないと思って近くのディーラーで確認してもらったのですが、張力は規定値内に収まっており、テンショナーにも不具合は見られないとの由。
症状は冷え込んだ朝の始動直後に限って短時間啼くだけであり、今のところ走行時には何も問題が無いことから、まぁ暫く様子を見てみましょうや・・・とのことになりました。
とまぁ、気にするほどのレベルではありませんが、とりあえず自分で対策を施すことに決定。
超安易な対処療法=ベルトの啼き止めスプレーを試してみるのです。
カー用品店にはほぼ同価格でホルツ製と呉工業製の商品があったのですが、「逆さまでも噴射できる」とのアドバンテージで呉工業製をお買い上げ。
店の駐車場でボンネットを開け、早速作業開始です。
説明書きを読むと、「危険防止のため必ずエンジンを停止し、ベルトの内側全体にまんべんなくスプレーすること」とあります。
しかしベルトは複数のプーリーにかけられているため、その内側にスプレーできる部分はほんのちょっとしか無く、とてもまんべんなく施工できる状況じゃありません。
しかもベルト内側が露出している箇所は、かなり下の方。
袖をまくり、ファン・シュラウドとの狭い隙間に手を無理矢理突っ込んでのスプレーです。
が、エンジン・ブロックに手の甲が触れて「熱っ!」と叫んだ瞬間、手を離れたスプレー缶はアンダー・ガードの上に空しく落下していきました。
うぅ、最悪や・・・(涙)。
こんなんじゃ、いつまで経っても「まんべんなくスプレーすること」など不可能です。
腕を擦り傷だらけにしながら必死にスプレー缶を拾い上げたオッサンは、迷わず怒りのイグニッション・オン。
勢い良く回りまくるベルトにスプレー・ノズルを慎重に近づけ、ギリッギリのところで噴射すると、あっという間に「まんべんなくスプレー」が完了しました。
それ見たことか、と勝ち誇ったかのような笑みを頬に張り付けたまま煙草に火を灯す44歳。
しかしその右手に刻まれた傷からは、うっすらと血が滲んでいるのでありました(涙)。
------
そんな努力が実ったのか、寒い朝イチの始動でもベルトは啼かなくなりました。
2本のベルトのどちらが音を発していたのかはわかりませんが、いずれにせよこれで一安心です。
しかし気温はこれからますます下がってくるので、再発しないとも限りません。
引き続き、始動時にはオーディオをOFFにしてエンジン・ルームからの音に耳を澄ましていようと、ようやくカサブタになりつつある右手の傷に改めて固く誓うのでした(←「北斗の拳」か?意味不明)。
グッと冷え込んだ冬の朝にB3を始動させると、直後にエンジン・ルームから「キュルキュル・・・」と音がするようになりました。
それは静かなパーキング内でしか聞こえないほどのかすかな音で、時間にしてほんの10秒から20秒程度で完全に収まります。
その後は走ろうが止まろうが再始動しようが、そんな音はまったく聞こえません。
ふむ、どうやらドライブ・ベルトが少々啼いているようですな。
始動直後にボンネットを開けて確認してみたところ、音はやはりベルト周りから聞こえてくるように思えます。
E46型BMWと同様、B3もエンジン前方にかかっている2本のベルトでエアコン・コンプレッサーやオルタネーターを駆動しています。
そのベルトは今年の9月に2本とも新品に交換しているため、今回の啼きはその劣化に起因するものでは無いでしょう。
ベルトの張り具合に問題があるのかもしれないと思って近くのディーラーで確認してもらったのですが、張力は規定値内に収まっており、テンショナーにも不具合は見られないとの由。
症状は冷え込んだ朝の始動直後に限って短時間啼くだけであり、今のところ走行時には何も問題が無いことから、まぁ暫く様子を見てみましょうや・・・とのことになりました。
とまぁ、気にするほどのレベルではありませんが、とりあえず自分で対策を施すことに決定。
超安易な対処療法=ベルトの啼き止めスプレーを試してみるのです。
カー用品店にはほぼ同価格でホルツ製と呉工業製の商品があったのですが、「逆さまでも噴射できる」とのアドバンテージで呉工業製をお買い上げ。
店の駐車場でボンネットを開け、早速作業開始です。
説明書きを読むと、「危険防止のため必ずエンジンを停止し、ベルトの内側全体にまんべんなくスプレーすること」とあります。
しかしベルトは複数のプーリーにかけられているため、その内側にスプレーできる部分はほんのちょっとしか無く、とてもまんべんなく施工できる状況じゃありません。
しかもベルト内側が露出している箇所は、かなり下の方。
袖をまくり、ファン・シュラウドとの狭い隙間に手を無理矢理突っ込んでのスプレーです。
が、エンジン・ブロックに手の甲が触れて「熱っ!」と叫んだ瞬間、手を離れたスプレー缶はアンダー・ガードの上に空しく落下していきました。
うぅ、最悪や・・・(涙)。
こんなんじゃ、いつまで経っても「まんべんなくスプレーすること」など不可能です。
腕を擦り傷だらけにしながら必死にスプレー缶を拾い上げたオッサンは、迷わず怒りのイグニッション・オン。
勢い良く回りまくるベルトにスプレー・ノズルを慎重に近づけ、ギリッギリのところで噴射すると、あっという間に「まんべんなくスプレー」が完了しました。
それ見たことか、と勝ち誇ったかのような笑みを頬に張り付けたまま煙草に火を灯す44歳。
しかしその右手に刻まれた傷からは、うっすらと血が滲んでいるのでありました(涙)。
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そんな努力が実ったのか、寒い朝イチの始動でもベルトは啼かなくなりました。
2本のベルトのどちらが音を発していたのかはわかりませんが、いずれにせよこれで一安心です。
しかし気温はこれからますます下がってくるので、再発しないとも限りません。
引き続き、始動時にはオーディオをOFFにしてエンジン・ルームからの音に耳を澄ましていようと、ようやくカサブタになりつつある右手の傷に改めて固く誓うのでした(←「北斗の拳」か?意味不明)。
2009-12-23 20:14
コメント(12)
おつかれさまです。
悪影響はないとはわかっていてもあのキュルキュル音はあまり気持ちよくもではないですから、精神衛生上良かったですね。
しかし、怪我には気をつけましょう。OVER40の我々ですので、このくらいの怪我でも越年必至ですから(泣)
by zen (2009-12-23 21:59)
B3の整備、ご自分でいろいろトライされるんですね。
wataさんのブログは、B3に乗り続けるための精神的な支えになっていて、ホント助かります。
自分のB3、何の不具合もなく絶好調~(古)、みたいな感じで走ってるんですが、そのうち何か来るんじゃなかろうかみたいな漠然とした…
特に心配はしてないんですが(笑)、なんとなく、安心感得られるんですよね~。
訳わからないコメントですみませんが、そんな感じなんですよ。
by トモ (2009-12-23 23:16)
あぁ~この系統の傷って何気に気になる痛さですわね。
風呂入った時・・・ちょいと気になる。
頭洗う時・・・ちょいと気になる。
って感じで。でも、この所業、実は私もやったことあり。
私はホルツを選びましたが・・・
結局やっていることは同じで、まんべんなくは回ってないとですね。
ちょっと懐かしかったです。
by HAM@八王子 (2009-12-23 23:25)
zenさん、こんにちは。
よくわかりませんが、気温が低いとベルトが固くなるからなー、なんて思っています。
ま、そんな素人考えも、スプレー一発でどこかへ行ってしまいました(笑)。
今回の記事はちょっと前の出来事を書いており、現時点で右手のキズはほぼ完治していますので、越年の心配は無さそうです。
が、やはり若い頃に較べて治るのが遅いような気がしています。
オッサン、ですねぇ(泣)。
by wata (2009-12-23 23:28)
トモさん、こんにちは。
いやいや、こんなもんを「整備」などと言ってはいけません。
シュッとスプレーしただけのことですから、コレが「整備」だとすればファブリーズやフマキラーも立派な「整備」と言うことになります(←ならないか)。
ま、ALPINAだろうが何だろうが、所詮クルマは機械ですからね。
必死にメンテナンスをしていてもいつかはどこかが壊れるでしょうし、壊れないまでも調子が悪くなったりはすると思います。
そんなことを心配してても、仕方ないんですよねぇ。
雨が降るのを止めることはできませんが、とりあえず折り畳み傘ぐらいは持って出かけよう、って感じです(笑)。
by wata (2009-12-23 23:42)
HAMさん、こんにちは。
>あぁ~この系統の傷って何気に気になる痛さですわね。
そうなんですよねぇ。
何も刺激を受けなけりゃ痛くも痒くもないのでキズの存在すら忘れているのですが、風呂に入ると急にジンジンし始めたりして腹が立ちます(涙)。
そうですか、HAMさんもスプレー経験アリですか。
いやはや、正にご同慶の至りです。
しかし「エンジンを停止したまままんべんなくスプレーしろ」とか言われても、そんなもんできっこないですよねぇ。
それはつまり「ベルトを外せ」ってことなんでしょうか。
その次は「ズボンを脱げ」とでも言われるのでしょうか(←その「ベルト」ではない)。
by wata (2009-12-23 23:52)
ありゃりゃ痛そうな傷ですね。。
しかしながら傷にピントを合わせて片手でシャッターを切っている姿を想像すると笑えました。。BMWは結構このベルトの鳴きで結構なやまされますよね。私もE39の頃は同じ思いをしました。CRC556でやろうと思いましたが、ベルトが滑ると思い寸でのところでやめました。(笑)
この傷で今年は厄落としですね。どことなく顔文字に似た傷ですが・・・。
by shima (2009-12-24 19:04)
shimaさん、こんにちは。
この写真、記事の主旨からして、本来ならばKUREのスプレー缶にピントを合わせて然るべき。
しかしながらカメラを持つのは左手であり、シャッターの位置が逆になるので不自然に手首を捻りつつ無理矢理親指で撮影した結果、傷に合焦し肝心のスプレー缶がボケまくった次第です(泣)。
本格的に啼くのであればプーリーやテンショナーなどを疑うのですが、今回はほんのちょっとの啼きでしたので、スプレーでカタをつけました。
万が一CRC556を吹いていたら、間違いなく滑りまくりでしょうねぇ。
顔文字的な右手の傷も、まったく報われないと思います(涙)。
by wata (2009-12-24 20:48)
いつも楽しく拝見しています。
うぅ、痛い。見てるだけで。
でも、血出したり、汗かいたり
苦労して面倒見てやることが
クルマを愛していることになりますもんね。
by s_saigo (2009-12-25 12:31)
s_saigoさん、こんにちは。
エンジン・ルームや下回りなどを触るときには、軍手は必須。
そんな基本的なことも守らないもんですから、こんな目に遭ってしまうのです。
自業自得もいいところです(涙)。
クルマは単なる機械なので特に愛してはいませんし(笑)、自分で手をかけるのはホントにごく一部の超簡単なメンテナンスだけなのですが、やっぱり汗はかきますし、それがまた気持ちよかったりもしています。
しかし血ィ出してまで手がけるのは、イヤです(キッパリ)。
by wata (2009-12-25 20:10)
今晩は、wataさん。
なんだかんだといっても桶屋は桶屋でして、プロはそれなりの仕事をしてくれます。
ところで、朝マックでのたもうてしまったからには、来年の賀詞交換会にはお披露目したいと思います(お披露目に値しないのは重々承知の上ですが)。
でも、相当いい線いっているんですよ。乗っていて楽しすぎます。
20年以上前の車ですが「腐っても鯛」とはよく言ったもので、腐ってもALPINAなのですね。
by root-t (2009-12-25 23:58)
root-tさん、こんにちは。
おぉ!
それでは、2010年新春賀詞交換会(って何?)には「ちょっと旧いALPINA」で来ていただけるのですね。
いや~、嬉しいですよ、ホント。
>でも、相当いい線いっているんですよ。乗っていて楽しすぎます。
うーん、やっぱりなぁ・・・。
E30/BMW自体がとても楽しいクルマだと聞いていますので、ALPINAならばその走りっぷりは言うことなしなのでしょうね。
当日はかなり見まくると思いますが、その旨予めご了承いただければと思います(伏)。
by wata (2009-12-26 00:37)