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マイクロ・フィルター、エア・フィルター、エンジン・オイル [about My B3]

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細かなリフレッシュ項目を3点ほど。


■マイクロ・フィルター交換

1ヶ月半の入庫からB3が帰ってきたタイミングで、マイクロ・フィルターを交換しました。
前回の交換が2006年9月/42,000km時のことですから、3年弱/60,000kmも使用していたことになりますねぇ・・・。
いやはや、放置プレイにも程があります(汗)。

ご存知の通り、マイクロ・フィルターはキャビン内へ導入する外気を濾過するパーツです。
コイツのおかげでゴミやホコリの侵入を防ぐことができるのですが、汚れて目詰まりしてくればエアコンの風量低下を招き、酷くなるとブロア・モーターにも負荷がかかるようになるとのこと。
私のB3ではそんな症状が出るようなことはありませんでしたが、フィルターがキレイになるとなんとなく気持ちがいいものです。

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純正同等のOEM品をインターネットで購入し、チャッチャと交換。
工具すら使わない極めてカンタンな作業で、あっという間にリフレッシュ完了です。
で、外した旧いフィルターはやはり真っ黒。
小さなゴミやわけのわからない蟲の死骸、各種植物のタネやケサラン・パサラン的な謎の物体など、関東から東北、中部、関西、中国、四国、九州にかけて広く採取した貴重な標本が犇(ひしめ)いていました(汗)。


■エア・フィルター交換

マイクロ・フィルターと同時にエア・フィルターも新しくしました。
それまで永らく使っていたK&N製の湿式フィルターから、純正同等OEM品の乾式フィルターへとリプレイスです。
これまた数分で完了する作業レベル、工具不要のワンタッチ交換で、リーチ一発2600点です(意味不明)。

K&Nのエア・フィルターは、以前に乗っていたE36/M3の頃からずっと使用してきました。
もちろん、このテの商品でよく言われる「レスポンス/パワー/トルク・アップ!」などにはまったく期待しておらず、実際にまったく体感できておりません(笑)。
それでも使い続けていたのは「洗って何度でも再利用できる」ということと、「湿式ゆえに微細なチリやホコリも吸着できるだろう」と思っていたためです。
実際、洗って専用オイルを吹くだけで何度でも使えるのは実に便利でしたし、洗浄時に出てくる真っ黒い水からは集塵性能の高さを感じ取ることができました。

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今回、久しぶりに紙フィルターへと戻したのにはあまり深い理由はありません。
強いて言えば、分解されたシリンダー・ヘッドのインテーク・ポート周辺にうっすらと付着していた汚れが油汚れっぽく見えたから、ということになるでしょうか。
乾式フィルターであれば濾過しきれなかった汚れに油分が含まれることは無いと思われますが、その代わり濾過性能自体は湿式より劣るのでしょうから、まぁどっちもどっちなんですけどね(笑)。

なお湿式の場合、フィルターから飛ばされた油分がエアフロー・センサーに付着して燃料噴射制御の誤作動を誘発する、なんてハナシを聞いたことがあります。
真偽の程は不明ですが、ホントだとすればそりゃ誰がどう考えてもフィルター用オイルのつけすぎですわな~(笑)。
ちなみに私はE36/M3からB3に至るまで、そのようなトラブルには一度も遭っていません。
薄く満遍なく塗布することによりフィルター・オイル代を節約しようとしていたことが、奏功したためと思われます(涙)。


■エンジン・オイル交換

エンジン開頭手術に伴い、ディーラーでオイルも交換されていました。
銘柄は「SLX PROFESSIONAL LONGTEC LL01」とありましたから、BMW/ALPINA純正指定のカストロール製0w30だと思われます。

初回のオイル交換以降ずっと指定を無視し続けてきた私にとって(汗)、久しぶりの0w30オイルは実に新鮮でした。
エンジンはとにかく軽く吹け上がり、あたかもメカニカル・レスポンスが向上したかのような錯覚に陥りそうです。
シリンダー・ヘッド面研による多少の圧縮比アップ、および各種ムービング・パーツの脱着/清掃/交換作業によってエンジン・フィールが変わっているのかもしれませんが、オイルの違いが大きすぎてこれじゃサッパリわかりません(笑)。
不用意にディップ・スティックを引き抜けば、冷間時でもポタリと垂れる水の如きその低い粘性。
常用している0w40や10w50とはやはり根本的に違うオイルなのだということを、改めて思い知らされました。

でも…でもですね、私的にはやっぱり好みじゃないんですよ0w30は。
低フリクションで吹け上がりが軽いのはイイのですが、軽すぎてどうにも頼りなく感じてしまうのです。
アクセル・レスポンスも確かに鋭いのですが、パワーやトルクのツキがいまひとつ薄いような気がするのです。
10万kmを超え、ピストン/シリンダー・クリアランスが新車時よりも大きくなっているであろうことを考え合わせると、ひょっとして密閉性が低くなって圧縮に負けてるんじゃないか…とさえ思ってしまうのです。

それと、エンジン・オイルの最も重要な役割であるエンジン内部保護についても、イマイチ不安を拭い去ることができません。
いや、もちろんメーカーが指定する粘度&銘柄なのですから、このオイルのエンジン保護性能に全く問題が無いことは重々承知の介(←誰?)。
ですが、あの水のような粘性をこの目で見てしまうと、理屈ではわかっていても感覚的にダメなんですよねぇ…。
特に今はエンジンに厳しい季節ですので、なおさら不安に思えてしまうのです。

そんなわけで、新品エグゾースト・カムシャフトの慣らしがとっくに終わっているにも関わらず、あまり積極的に高回転域を使っていませんでした。
まぁそもそもB3のE4/6型エンジンがさほどの高回転型では無いことに加え、私自身あまり高回転域を使わないのでいいっちゃーいいんですけれど、それでも常用する中速域での「線の細さ」はやっぱり気になります。

まだまだ使える、1Lあたり3,150円の高級純正オイル。
コイツを捨てるのはやはり忍び難いものがあったのですが、前述の通りどうにも気になるため、結局1,600kmほどで交換してしまいました。

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10w50、BP・バービスレーシング。
近所のカー用品店で交換してからイグニッションを捻れば、エンジン内部の各種ムービング・パーツに分厚い油膜がネットリと絡みつく様がまざまざと脳裏に浮かびます(笑)。
ブリッピング時の軽さは確かに少々喪われましたが、それよりも安心感を得られたことのほうが遥かに大きいと思ってます。
そんなワケで、交換翌日に参加したShimaさんプレゼンツ箱根ドライブの際は、んもーアクセルベタ踏み全開走行

…と思ったのですが、最大スロットル開度は100%に届いていませんでした(汗)。

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Yuba

おいらも先日の車検の際にマイクロ交換しました。結構室内の空気の雰囲気変わりますよね。。。おいらは確かに20,000km使っちゃったかな・・・。もうちょい早めに交換したい所っすね!60,000kmはすげ〜っす。もう目詰まってんじゃないか?位の勢いですw

で、意外な事にエンジンオイルが一緒でした。バービスは入れた瞬間からエンジンが変わるので今まで入れてきたオイルの中では一番信頼感の高いオイルですねぇ。ムービングパーツのフリクションが軽くなるというよりは、きめ細やかになる雰囲気で、高速巡航時の質感が恐ろしく柔らかですよね。そろそろおいらのオイルも熱ダレな雰囲気なので交換時期かなぁと思っておりました。

ちなみにスロ開度、センサーかなんかで100%にならないとかはないですよね?毎度96%位の数値だった印象があるので。全開付近で4%手前で寸止めしているってあんまり出来ない芸当だなぁ・・・と。wataさんですから、そんなのとっくに検証済みかとは思っちゃいますが(笑)。でもM3でも結構100%踏まずに85%位で必要充分な加速してますからねぇ、フライバイとかだと制御入ってるから、奥の方はある程度のベロシティーでガスペダルを押し込むと勝手に全開に近い加速モードにされてる気がしてなりません。。。

by Yuba (2009-08-22 13:30) 

wata

Yubaさん、こんにちは。

マイクロ・フィルター、カンペキに忘れてました…。
60,000kmも交換してないってのは、クルマ好きにあるまじき行為です(汗)。
購入から全てのメンテナンス履歴をPCに遺しているんですけど、意味無いですね、こんなんじゃ(涙)。

BP・バービスはそんなに高いオイルではありませんが、性能が安定しており劣化や消費が少ないので大変気に入って使い続けてます。
既述の通りB3の指定は0w30なんですけど、夏場は10w50の「レーシング」、冬場は0w40の「ZeroNA」と決めてます。
バービス・シリーズは最近マイナー・チェンジを行ったようですが、引き続き使っていくつもりでいます。

スロットル開度は、96%止まりです(笑)。
私はどんなドライブでもアクセル・ペダルを床まで踏みつけることはないのですが、CAMP2を装着してから意味も無くテストしたりしています。
が、いつも4%足りない「寸止め状態」炸裂なんですよねぇ…。
なのでYubaさんの仰るとおり、どうやっても100%にはならないんじゃないかと思ってます。
山道を走る機会があればログを取ってみようと思いますが、恐らく最高でも50%程度で走ってるような気がしますよ(笑)。

by wata (2009-08-22 14:52) 

to_ta

wataさん こんにちは

B3購入そしてBlog開設して、丸4年ですね。おめでとうございます。

部品やオイルの交換は車と運転者の精神衛生的にとても良い事だと思います。(財布は軽くなりますが)
あと、懸念部品としてはサスペンションやバッテリーでしょうか。

>ケサラン・パサラン
 懐かしい言葉です。昔テレビで見たことがあります。確か羽毛の一部の  様なふわふわした生物?で、おしろいを食べているとか言っていました。
 まさかwataさんが、車で飼っていたとは ・・・ 違う?
 
エアフィルターを交換し、吸入空気量は変わりましたか?

by to_ta (2009-08-22 16:22) 

☆ アル ☆

wataさんの愛車に対する愛情が感じられますね。
エンジンルームもピカピカですね !

bpファンが増えてきましたね。
これもwataさんの影響でしょうか ?
私は、このところ夏冬を問わず、0w-40 ばかり入れてます。
私は空気圧のチェック、クーラント、エンジンオイルチェック位しか自分でやってません。
せめてエア位と思って、シガーライターから電源を取るコンプレッサーを買っています。
自分で整備したりすると、益々愛情が湧くのでしょうね。
by ☆ アル ☆ (2009-08-23 05:19) 

Shima

フィルターってなかなか気がつかないんですよね。私もしばらく交換してないからwataさんの書き込みはちょうどいいきっかけとなりました。CAMP2私も付けたいのですが、もう少々考察してからにします。(←何を考察だ?)
by Shima (2009-08-23 18:39) 

amataro

wataさん こんにちは

確かにフィルターってオイルと比べると忘れがちですね せめて年に1度ぐらいはチェックなり交換なりしないといけませんかね

E46では感じていたオイル交換後のフィーリングの違いが今の車では感じられませんでした
不感症になってしまったのかと心配な今日この頃であります。。。
by amataro (2009-08-23 21:05) 

zen

こんばんは。

マイクロフィルターって80年代の車にはついていないんですかね?アルピナC1やC2にもなかったような?

で、早速、B10も見てみましたが案外綺麗でしたよ。交換もこんなに簡単じゃ業者も工賃取れないですよね(笑)

BPは良いOILですよね。今はワコーズの4CT(5-40)にしていますが、前回はBPのZERONAを使用しました。
減りも少なく7,000㎞以上の使用でもフィーリングはさほど変化せず、安定していましたのでまた機会があれば使用したいです。
by zen (2009-08-23 22:07) 

こだま

こんにちは!

オイルはいつも「バーダル」を入れているのですが、そこまで「拘り」があるのではなく近所の親友から購入しているといのが一番の理由です(汗)・・・

しかし、たまたま入れた「バーダル」がとても自分には合っていて、もう何年も愛用しています・・・

その親友が限定でBPも仕入れてきて、今年に入って、その「Racing Beta」「Racing Delta」を「Z」などに入れています!

今、HP見たらもうカタログ落ちしたんですかね・・・とても、よいオイルでした。20Lのペール缶を2缶大人買いしたので、今度、「B3S」にも入れてみようかと思っています。

しかし、選ぶ粘度によってクルマの(エンジンの)フィーリングって結構変わりますよね~まあ、どれを選んでも自分の右足の感覚で交換時期と粘度を決めています。(要するに、適当!ということで:汗)
by こだま (2009-08-24 15:43) 

wata

to_taさん、こんにちは。

そういえば、この夏でB3もBlogも5年目に突入したんですねぇ。
なるほど、年を取るワケです(咳)。

サスペンションはヘタっても走れますが、バッテリーが死んだら始動できなくなっちゃいますよね。
ちなみに私のB3、新車時から丸8年が経過していますが、バッテリーの交換履歴はありません。
常々気にはなっているのですが、始動性の低下も感じられないので使い続けてます。
が、そろそろ換えなきゃいけませんね(←って何年も言ってる)。

>エアフィルターを交換し、吸入空気量は変わりましたか?

CAMP2を装着したのはエア・フィルターの交換後だったので、吸入空気量の変化はわかりません。
次回、K&Nに換えた際に答えは出るはずですが、どっちでも変わんないような気がしていますよ(笑)。

by wata (2009-08-24 20:24) 

wata

アルさん、こんにちは。

私、クルマは単なる機械だと思ってますので、愛情などはこれっぽっちも感じておらず、自分のクルマを「愛車」などと呼んだこともございません(笑)。
単に壊れるのがイヤであり、かつ自分が気持ち良く走りたいがために、チョロチョロとメンテナンスを施しているだけなのです。
カネを節約するためにカンタンなことはなるべく自分でやりたいとも思っているのですが、最近ではプラグ交換がせいぜいですね…。

BPオイルを使ってる人が増えているのかどうかはさっぱりわかりませんが、万が一そうだとしても私の影響なんぞゼロですよ。
むしろ私が使っているということで、BPを使うのをやめる人が増えてるんじゃなかろうかと思われます(汗)。

by wata (2009-08-24 20:27) 

wata

Shimaさん、こんにちは。

エア・フィルターは定期的にメンテナンスしていたのですが、マイクロ・フィルターは抜かりました…。
クルマにキレイな空気を吸わせておきながら、ドライバーは汚れた空気を吸っていたんですねぇ。
更にクルマを降りるとすぐに煙草なんぞ喫ったりしてるワケですから、人間として汚れまくりです(汗)。

CAMP2、個人的には是非とも装着してほしいと思ってます。
ShimaさんのB3と私のB3とは殆ど同じ仕様ですから、各種の管理系データが適正なのかどうかを比較してみたいんですよ。

…って、自分のためか?(←そう)

by wata (2009-08-24 20:28) 

wata

amataroさん、こんにちは。

マイクロ・フィルターは、車検毎の交換が推奨されていたような気がします。
だとすると、最低2年に1度はチェックする必要がありそうですね。
もちろん走る場所や走り方によっても汚れ方は異なるのでしょうが、いずれにせよ60,000km無交換ってのはあり得ないと思います(涙)。

ある程度の距離や期間が経過したエンジン・オイルを同じ銘柄に交換して「新油効果」を体感できないと言うことは、オイルの劣化具合が少ないと言うことかもしれませんね。
それが銘柄によるものかエンジン自体によるものかはわかりませんが、いずれにせよ喜ばしいことだと思いますよ。

by wata (2009-08-24 20:30) 

wata

zenさん、こんにちは。

BMW3シリーズでは、マイクロ・フィルターの採用はE36型からだったような気がします。
ずーっと外気導入にしていても吹き出し口にホコリが溜まらず、さすがはBMWだと驚いた記憶がありますよ。
しかしE36型のマイクロ・フィルターはダッシュ・パネルの奥深くに装着されていて、交換するのは大変だったんですよねぇ…。
私は10年間で2台のE36に乗りましたが、結局DIYでは一度も交換しませんでした(涙)。

ワコーズも、BMW乗りから強く支持されている信頼のブランドですよね。
特にメカニック系のショップで良く採用されているような印象があります。
私はかかりつけのショップを持たないのでオイル交換はいつもカー用品店で済ませていますが、10万kmを越えてそろそろ「主治医」が欲しいなぁ、なんて考えているところです。

by wata (2009-08-24 20:32) 

wata

こだまさん、こんにちは。

α/β/γ/δと言ったBPの高性能ライン・アップ「ギリシャ文字シリーズ(笑)」は、バービス・シリーズのリニューアルと同時にカタログから消えちゃったようですね…。
サーキット走行にフォーカスしたマニアックなオイルとの印象があるのですが、B3SのE5/1型エンジンは思いっきり「チューンド・エンジン」なので、不足は無いと思いますよ(笑)。

例によってオイルの「銘柄による違い」は全くわからない私ですが、0w30と10w50の違いはさすがに体感できました(笑)。
そもそも好みがある上に、私のB3はもはや10万km選手ですので、クリアランスなどのことを考えるとますます0w30の投入には二の足を踏んでしまうのです。
燃費性能や始動性能、低フリクション性能、冷却性能などを重視すれば0w30なのでしょうけれど、ドライバーと同様クルマも中年真っ盛りですので、食い物にも気をつけなきゃならんのです(涙)。

by wata (2009-08-24 20:35) 

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