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茨城・福島・栃木ドライブ [drive/touring]

朝起きたら、いい天気。
走りに行こうと急遽思い立ったのですが、時刻は既に7時を回っていました。

JARTICの道路交通情報サイトをチェックしてみると、各高速道路ではお盆絡みの渋滞が始まっているようです。
そんな中でも常磐自動車道だけは渋滞が無さそうだったため、久しぶりに茨城方面へ行ってみることにしました。
とりあえず上(北)のほうまで行ってみようと思ったものの、渋滞一歩手前の混雑ぶりに嫌気が差し、千代田石岡ICで下りてしまった43歳。
さて、どうすべか・・・。

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こんなときは、「茨城縦断・広域農道快走クルージング」に限ります(←限るのか?)。
K64からフルーツラインに入り、5速マイペースで北上を開始。
例によって観光ルートとは無縁である故か、交通量も僅少でした。
たまに前走車に追いついても、見通しが良いために極めて安全にパスすることができます。
4速へシフト・ダウン、前後左右とも余裕を持って追い越した後は、再び5速に上げてクルージング。
実にイイ感じです。
緑の眩しい田園地帯、B3を降りてみると田んぼには米がしっかりと実っていました。
周囲の山々からは、セミの騒ぐ声が心地よく響いてきます。
いや~、ニッポンの夏ですな~(笑)。

K42/道祖神峠は、2速メインの屈曲路。
久々にアクセルを開けて走ってみたのですが、楽しいですねぇ。
絶対速度は大したこと無いものの、ネクセン・N3000のグリップ力はあまり高く無いためそれでも盛大に啼き、滑り出します。
そんなときでもBMW謹製のスタビリティ/トラクション・コントロール・システムであるDSCが暖かくサポートしてくれるため、大きく破綻するまでには至りません。
何となくB3を操っているような心地よい錯覚に浸りつつ、峠を越えて行きました。

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笠間からは、広域農道ビーフラインを快調に北上。
完全2車線のノンストップ・クルーズが楽しめる道で、ついついアベレージを上げて走ってしまいます。
そのままK33→K36→R349と結んでR461を東へ走り、途中を左折すると交通量ゼロの県北東部広域農道です。
何度か走っているこの道は、適度なアップ・ダウンと緩いコーナーとで構成された関東屈指のドライビング・ロード。
景色はさほど開けませんし、大きな街や観光地を結んでいるワケでも無いので普通に考えれば利用価値は低いのですが、純粋に「走る」ことを目的とすれば極めて魅力的な道だと思います。
うっすらと漂う靄をキセノンの光芒で切り裂きながら、誰もいない山中を4速メインで走り続けるB3。
いやもう、爽快感炸裂です。
・・・でも、腹減った(涙)。

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そんなわけで県境を越えて福島県に突入、R289沿いの「田人おやじがんこそば」で昼飯です。
ツーリングマップル」に掲載されていたこともあって訪れてみたのですが、その店名から想起される「頑固オヤジの店主+狭く旧い店構え+黒い田舎蕎麦」のイメージとは大きく異なり、「今風の若い店主+広くてキレイな店+更科のような白い蕎麦」だったのが意外でした。
二八の天ざる蕎麦をツルッと平らげ、煙草を吹かしながら午後の行動を検討。
最寄のICから常磐道で帰ってもいいのですが、この先には未踏査の道が手ぐすね引いて待ち構えている模様です(笑)。
夕方の渋滞はむしろ通常の週末より少ないだろうと勝手に判断し、B3で山奥へと向かうことにしました。

ゴージャスな2車線のR269、山の中に入った途端に1.5車線となるのはこのテの道のお約束。
ヘッド・ライトをオンにして、霧の立ち込める深い森の中を進んでいきます。
続くR349は、山間部や田園地帯などの変化に富んだ景色を堪能できる阿武隈高地の明るい快走路。
相変わらず交通量は皆無に等しく、休憩するのが勿体無いほどの気持ちよいドライブが続きます。
矢祭町からは幹線道路のR118でのんびりと南下、茨城県に入ったところでK28へと右折し、栃木県方面へと向かいました。
再び山が深くなってくるに従い、ワクワクしながらアクセルを開けるオッサン・ドライバー。
そう、県境付近にはワクワクする道が多いのです(笑)。

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福島/栃木/茨城の3県が接する八溝山に立ち寄ってみようと思い立ち、山頂への入口をくぐります。
急斜面をぐりぐり登る1-1.5車線の林道はなかなかハードで、思いのほかキレイだった路面も山頂が近づくに連れて荒れ模様となってきました。
上りきったところにB3を駐め、何だかよくわからない天守閣的な展望台へ。
この日は曇り空のために眺望はイマイチでしたが、晴れていれば素晴らしい景色が拝めるものと推察されます。

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K28に戻って尚も山奥へと突き進むと、ここでもお約束通り2車線→1車線。
栃木県に入り、すんごい山の中をK321で南下していきます。
そんなアドベンチャー・ランを終え、麓に出たところで一休み。
雲巌寺の山門付近、杉木立の道端はそよぐ風が心地よく、たいへん結構な風情です。
マイルドセブン・ライトを1本灰にし、温くなった烏龍茶で喉を湿したらリスタート。
家路に就くべく、東北自動車道方面へと向かうことにしました。

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R461で大田原の街に立ち寄り給油しましたが、そのまま最寄の西那須野塩原ICへと直行するのはつまらない。
そんなワケで、空いていそうな国道や県道をジグザグに宇都宮ICまで走りました。
山間路のようにハイ・アベレージを続けることは適いませんが、それでも見知らぬ道を気ままに走らせるのはまた楽しいもんです。
県道の左右には広大な稲田が拡がっていたりして、ICまでB3を気分よく走らせることができました。
夕刻の東北道上り線、交通量は多かったものの予想通り渋滞はしておらず、最寄のICまで比較的順調に走行。
宵闇の洗車場に立ち寄り、山道で泥だらけになったB3をササッと洗って、久しぶりに「走った」一日が終わりました。

いやー、楽しかった。
本日の走行距離は491km、最高回転数は6077rpmでした(笑)。

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Shima

恐らくカナブンの導きだとおもいますが(笑)(←だれも判らないし。。。)
最高回転数6速6077ですか。。。新幹線より早い??(爆)
それにしてもヘアピンで車を止めーの、丘に登りーの、カシャリングには感服です。。おそらくここで一番汗をかかれたのではないかと察しますが、
まぁ、どうでもいいことですね(笑)

by Shima (2009-08-14 22:13) 

wata

Shimaさん、こんにちは。

「カナブン」とか「カシャリング」とか、例によって何を仰っているのかちっともわかりませんが(汗)、足腰の弱ったオッサンは丘に登ったりせずにハイ・アングル撮影でお茶を濁してます。
なので、大した汗はかいておりませんし、6077rpmはもちろん6速ギアではございません。
6速で6000rpmも回したら、汗どころかあらゆる体液が滲みでてくるものと思われます(←浸透圧現象か?詳細不明)。

by wata (2009-08-14 22:49) 

☆ アル ☆

おっ、走りに行かれたのですね~
やっぱり、走りには蕎麦ですよね。
そう言えば、バービスゼロは良い感じです。
エッジよりも粘りがあるみたいな気がします(ちょっと表現しづらいのですが)
こういうモニターがあると、楽しみが倍増しますね。
by ☆ アル ☆ (2009-08-15 08:10) 

TOSHI

wataさん、こんにちは。

よく知ってる道の写真があって、なんだか嬉しいです。
写真3枚目の橋の段差、なんとかして欲しいですよね(笑)。

お盆休みを感じさせない快適ドライブ、さすがwataさん、さすが茨城です。
八溝山は未開の地なのですが怪しい天守閣や県道と県道を繋ぐ数々の白い道等、開拓魂を擽られまくりました。

R461→広域農道のあたり、大好きなんですよ。
飽きもせずに通ってるんですが、最近はこの周辺の探索にハマっています。
「この道なんかヤダな・・・」と思ったトコはだいたいトンデモナイ事になるんです。あれっ、ココ見た事あるような・・・もしかしてデジャヴ?とか思うのですが、若い頃にトンデモナイ目に遭った道だと気付き苦笑する・・・を繰り返しています。歳はとりたくないですねぇ・・・(苦笑)。

by TOSHI (2009-08-15 09:52) 

wata

アルさん、こんにちは。

ドライブ先で蕎麦を喰うのは、何だか久しぶりのような気がします。
5月末に諏訪で喰って以来ですから、2ヵ月半のご無沙汰でした(笑)。

BP・バービスZeroNAは、私も少し前まで使っていました。
ゴールデン・ウィークに東北地方をヘラヘラと走り回っていた時のオイルです。
私もカストロール・EDGEの0w40から入れ換えたのですが、アルさんとは異なり両者の違いはさっぱりわかりませんでした。
そう、「クルマ不感症」の称号は、やはり伊達ではないのです(涙)。

by wata (2009-08-15 13:36) 

wata

TOSHIさん、こんにちは。

広域農道には、確かにこのような段差や道を思いっきり横切る雨水溝などがつきものですよね・・・。
が、なに、知ったこっちゃありません(←大丈夫か?)。
そんなにスピード出してませんから(←なるほど)。

この辺りは、TOSHIさんのシマですよね。
いかにも怪しげな道があちこちウネっており、不安感に苛まれつつクルマを走らせるのがたまりません。
冬場から春先にかけては、山深い一本道をさんざん辿った挙句の「凍結/積雪通行止」なんてオチもあり、その際の無力感はもう筆舌に尽くし難いものがあります(涙)。
折を見て懲りずに探訪を続ける所存ですので、TOSHIさんには改めてご指南頂きたく(伏)。

by wata (2009-08-15 14:03) 

こだま

wataさんが二八の天ざるを平らげているころ、私は何故か秋田の象潟で旬の岩牡蠣に舌鼓を打っていました.・・・

おかげでB8が納車されて2週間、走行距離は2400kmを超え、無事、慣らしの終了です。 ようやく、(昔の)モンスターは長い眠りから覚めつつあるようです・・・

しかし、お互いよく走りますね~

by こだま (2009-08-15 15:57) 

wata

こだまさん、こんにちは。

旬のモノを喰うためにわざわざ現地までクルマを走らせると言うのは、極めて正当かつ論理的な行動だと思います(←そうか?)。
鳥海山の麓、象潟(きさかた)はゴールデン・ウィークに近くを走ったのですが、岩牡蠣が名産だとは知りませんでした。
私、全国各地をそこそこ旅しているくせに、道は知ってても名産とかは知らないんですよねぇ(涙)。

2週間で2,400kmとは、相変らず素晴らしいです。
ALPINA B8 4.6は、展示場の片隅やガレージに飾っておくべきクルマじゃありませんよね。
もし一緒に走る機会があれば、私なんぞV8パワーで思いっきりブッコ抜いちゃって下さい。
えぇ、思いっきり(汗)。

by wata (2009-08-15 18:05) 

DION

笠間、好きなエリアですが、
wataさんの走るところと私の好きなところは違うようですね。(笑)
こんなヘアピンカーブで車を止めてもノープロブレムな場所なのですね。
お車のお写真、素敵です。
by DION (2009-08-15 23:53) 

wata

DIONさん、こんにちは。

笠間、ちょっと調べてみたら、歴史と文化と陶芸の街だったんですね。
何度も通っているくせに、恥ずかしながら全く知りませんでした(汗)。

ヘアピン・カーブの写真は、笠間から直線距離でも50km以上離れた山ん中の林道で撮りました。
5カットぐらい撮ったのですが、クルマも人も皆無でしたので仰るとおりノー・プロブレムでしたよ(←いいのか?)。

by wata (2009-08-16 13:22) 

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