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オートマチック・ドライビング、ALPINA B3S [automobiles except My B3]

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クルマ仲間のこだまさんが所有する、ALPINA B3S。
何故かこのクルマをお借りしてドライブする機会に恵まれましたので、その印象などを書いておこうと思います。
こだまさんからは「気にしないでガンガン走らせちゃっていいからね~」と言われていたものの、「あらそうですか、じゃ、遠慮なく(⇒全開っ)」・・・なんてワケにはいきません(汗)。

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このB3Sは、「Anniversary23」という限定モデル。
リムジン・ボディ、サファイア・ブラック、ノーマル・ルーフ、左ハンドルで、ZF製の5段オートマチック・トランスミッションを積んでいます。
外装はこだまさんの好みでディテールに手が加えられており、特に黒くペイントされたALPINAクラシック・ホイールは恐ろしさ満点です(汗)。
もちろん機能面でも抜かりなく、ALPINAファブリックを貼りこんだレカロ製の電動ドライバーズ・シートを始めとして、見えないところにもいろいろと手が入っているようです。
が、エンジンや吸排気系、サスペンション、ブレーキなどは基本的にALPINAオリジナルのまま。
その辺りは変更せずに、「良いところをさらに伸ばす」との方針でさまざまなチューニングが施されている模様です。

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B3 3.3に乗る私としては、やはりB3Sのエンジン・フィールが気になるところです。
大幅に向上している数値性能はもちろんですが、Sが搭載しているE5/1型エンジンは特に高回転域の強化を目的にチューンされているハズなので、その回りっぷりやパワー感が実に楽しみではありました。
と言うことで、お借りしているクルマですからもちろんレブ・リミットまでは回さないものの、山の中をアクセル開けて走らせてみました。

・・・が、しかし。
大変お恥ずかしい話なのですが、AT車を走らせるのは生まれて初めてなんです、私(汗)。
そりゃまぁATのレンタカーなどを運転したことはありますが、それはもちろん「走らせた」なんてレベルではありません。
果たしてこのB3Sを上手く走らせることができるのだろうか・・・。
漠然と抱いていたオッサンの不安は、ものの見事に的中することになります(涙)。

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ものすごく当たり前のことではありますが、「オートマチック・トランスミッション」と言う名前の通り、変速は自動的に行われます。
従ってこれまた当然のことですが、「自分のシフト・ポイント」と「AT車のシフト・ポイント」は全く一致しないのだということに、今回改めて気がつきました。
もちろんアクセル開度などによってドライバーの意思を介入させることはできるのでしょうが、それでも変速行為そのものを機械が行うことに変わりはありません。
いわゆるマニュアル・モードでシフト操作をすれば自分の意思をクルマに直接伝えることもできますが、操作してから実際の変速までにはやはりラグがあり、その間にクルマは何mも前に進むことになります。

で、ストレートと中速ベンドの続く広域農道。
B3Sでコーナーを迎える度に「クルマのシフト・ポイント」を想定してダウン・シフト・スイッチをクリックするのですが、そのタイミングが早すぎたり遅すぎたりしてなかなかリズムに乗れません。
無意識のうちにシフト操作を行っていたMT車でのドライビングとは異なり、アタマを使わないと上手く走ることができないのです。
しかし狙った通りのポイントでB3Sがシフトしてくれると、思わず「よっしゃっ!」と小さく叫んでしまいます。
そんなシーンは数えるほどしか無かったのですが(涙)、ひょっとするとこれが本当の「人車一体となった走り」なのかもしれませんね。

MT車との違いは、もちろん変速動作だけではありません。
トルク・コンバータを介している以上、アクセル・ペダルの踏み込みと加速開始タイミングとの間にもラグが発生します。
このラグを無意識に補おうとするためか、加速時に必要以上にアクセルを開けてしまったことも何度かありました。
そんな場合でもトルコンのおかげで急激なトルク変動を引き起こすことはありませんので、結果的にトラクションの低下は最小限で済んでいるように思います。
こだまさんのB3Sが超高性能タイヤ(ピレリ・P Zero)を履いていることもあるのでしょうが、タイトなワインディング・ロードにおけるDSCの介入は、MT車のB3よりも遥かに少ないように感じました。
いずれにせよ加速を開始するまでのタイム・ラグを消すことはできないため、ワンテンポ早めのアクセル操作を意識して走らせるようにしました。

エンジン・ブレーキの利きが弱いということもまた、オッサンを悩ませてくれました(汗)。
私はエンジン・ブレーキだけで減速する時間が長い(=ビビッてアクセルを早めにリリースする)ため、B3/MTと同じ感覚で走らせていてもB3S/ATは必要な速度まで減速してくれません。
畢竟、フット・ブレーキを強めに踏むことになるのですが、その加減がわからず必要以上に速度を殺してしまったりする始末。
なので「強め」ではなく「早め+弱め+長め」にブレーキを踏むこととし、適正な減速に必要な時間を稼いで走りました。

加速・減速・変速の全てがMT車と異なる、AT車。
今回B3Sをドライブしてみて、私はAT車を思い通りに走らせることができない、ということがハッキリとわかってしまいました。
これ、結構ショックです・・・(涙)。
そもそもAT車は機械の意思で変速するクルマなのですから、私なんぞの思惑通りに変速してくれるハズがありません。
つまりAT車をスムーズに速く走らせるためには、「クルマの意思や動作に自分を合わせるテクニック」が必要なのだと思います。
MT一筋25年(汗)、常に自分の思う通りにクルマを走らせようとしてきた私にとって、これは驚嘆すべきパラダイム・シフトでした。
私の周囲にはこだまさんを含めてAT車を速くスムーズに走らせる人が何人もいますが、その人たちは本当に凄いんだなぁと改めて思いました。

しかし、「クルマはオートマの方がラクだ」なんて誰が言ったのでしょう?
・・・とんでもない、マニュアルの方が遥かにラクですよ!(涙)

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とにもかくにも「AT車とMT車との違い」があまりに大きく、肝心の「3.3とSとの違い」は殆どわからずじまいです。
ハッキリと体感できたのは、Sのエグゾースト・ノートは3.3のそれよりも太く大きい、ということぐらいですかね・・・。
エンジン・チューンや排気系の造形が違うことに加え、テール・パイプ内に仕込まれたフラップの開閉ロジックも3.3と異なるためでしょう、アイドリング時から野太いサウンドを吐いていました。

それとこのクルマ、ボディ剛性が極めて高い。
そのガチッとした剛性感は走り出してすぐにわかるほどで、私のB3とはもう全くの別モノです。
コレは「B3Sだから」ではなく、こだまさんがこのクルマに施したチューニングの結果だと思います。
ボディが一切撓まずに、路面からの入力は全てタイヤとサスペンションが処理しているという感覚は、かつて乗っていたメルセデス・ベンツ190E2.3-16を思い起こさせるほどです。
この強烈なボディ剛性がこだまさんのB3Sの乗り味を決定づけていると考えられ、それは走る/曲がる/止まるの全てに大きく影響しているハズです。
例えばハイウェイでのどっしりとした安定感は私のB3とは比べ物にならず、どこまで速度を上げて走っても大丈夫だろうという気にさせられました。
山坂道やサーキットを追い込んで走ればステア特性や限界値、および限界時の挙動の違いも顕在化するでしょうし、タイヤの減り方からして異なってくると思われます。
・・・もちろん、私にゃ追い込めませんけれどね(涙)。

あと、もうひとつ。
このB3Sのボディは、異様なまでにキレイなのです。
どうやらすんごいコーティングを幾重にも施してあるらしく、とにかくギンギラギンのビッカビカで、気持ち悪いほど(失礼)光り輝いています。
その水弾きっぷりもまたハンパではなく、トンネルの天井からボンネットに落ちてきたハズの水滴は、跡形も無く消失していました。
「軽く水洗いするだけでキレイになるよ~」とこだまさんに言われていたのですが、私なんぞがヘタに洗うと却ってコーティングを傷めてしまいそうで、恐ろしくて手が出せません。
周囲の景色を全て映しこみながらテラテラと輝くその姿、正に「黒光り男爵」です(意味不明)。

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そんなわけで、どこの馬の骨ともわからない私のような不束者に大事なB3Sを貸し与えていただいたこだまさんには、とても感謝しています。
取扱いにはものすごく気を遣いますが(汗)、おかげでいろいろと勉強になりましたし、本当に貴重な経験をさせてもらったと思っています。
このご恩返しは・・・そうですねぇ、「峠のうどん屋 藤屋」で野菜天ぷらうどんを3杯、ってなところで如何でしょうか(←恩を仇で返すのか?)。
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k7_

wataさん、こんばんは。

クリック&ドラック完了・・・AWOなし・・・っと。

まずは3点ほど
・ビビッてアクセルを早めにリリースする←(・・?
・私にゃ追い込めませんけれどね←(・・?(・・?
・「黒光り男爵」←ルネッサぁ~ンス!!(・・?

以前の飛騨ツーリングでmtmさんが私の後走ってたんですけど、ブレーキランプのつくタイミングが違って走りずらいと怒ってました。(笑)
MTだとエンブレで曲がれるようなコーナーもATはブレーキングしなければ速度が落とせないという事になるのでしょうね。

普通のATもシフトのアップ・ダウンができるものが多いですがそのタイムラグは大きく、その点ALPINAのSWTは非常に素早い変速をすると思います。ですのである程度意図したところで変わってくれます。

wataさんがAT車に抱いた感想は慣れによるものが大きいと思います。
慣れればそれこそ「サオ○ン」状態でグリグリ走れるとお察しいたしますが、お好みがあろうかと思いますので、しばらくは「両刀?」イヤ両方楽しまれるのもいいかも知れませんね。(笑)

しかし、私もこだまさんのB3Sを以前クネクネでドライブさせて頂きましたが仰るようにボディ剛性とステアリングフィールはピカ一ですね~。
こだまさんの想いが走りに現れているオンリーワンB3Sですね。

>>ハイウェイでのどっしりとした安定感

いつもベタ付けされてますので非常に良く理解できます。(汁)

と言う事で、次はBITURBOお持ちしますよ!!(ニヤニヤ)
by k7_ (2009-07-04 20:04) 

koji

こんばんは。

>とにもかくにも「AT車とMT車との違い」があまりに大きく、肝心の「3.3とSとの違い」は殆どわからずじまいです。

Sに比べて素晴らしくスムースと聞く3.3。Sユーザーとしてはその違いが非常に気になるところなんですが、致し方ありません。(←何様)

>そもそもAT車は機械の意思で変速するクルマなのですから、私なんぞの思惑通りに変速してくれるハズがありません。
つまりAT車をスムーズに速く走らせるためには、「クルマの意思や動作に自分を合わせるテクニック」が必要なのだと思います。

速く走らせるためにどうしたらいいかは全くもって謎ですが、車に合わせる必要は全く無いと思います。仰るとおり変速操作からのタイムラグはありますがそれは慣れてしまえば問題ないと思いますし。自分がここと思うタイミングで変速操作してやれば寛容なSWTが受け止めてくれちゃう気がします。MTの方がドライバーの力量もダイレクトに反映されそうで私如き軟弱ドライバーには敷居が高うございます。

それにしてもこだまさんのB3S、ツボを押さえたチューニングは流石ですね。改造と調律は似て否なるものなんでしょうね。
by koji (2009-07-04 20:26) 

wata

k7さん、こんにちは。

私は他のAT車を走らせたことが無いのでよくわからないのですが、スイッチトロニックの変速は早いらしいですね。
しかしそれでも存在するシフト・ラグ/アクセル・ラグをどうにも掴むことができず、皆さんのようにスムーズに走ることはできませんでした・・・。
仰るとおり「慣れ」によるものが大きいと思いますので、機会があれば更なる研鑚を積みたいと思います。

しかし、ステアリング裏に仕込まれたシフト・スイッチは非常にイイ感じですね・・・。
あの突起感がなんとも堪らなく、無意識のうちにイジっていることも多々ありました。
私のB3はMT仕様車ですが、ステアリングだけでもSWT用に交換し、用も無いのに年がら年中クリクリしていたいと半ば本気で思ってます。

・・・って、変?(←変)

by wata (2009-07-04 21:21) 

wata

kojiさん、こんにちは。

「3.3はSよりもスムーズだ」って話は私もどこかで聞いたことがあるような気もしますが、実際はどうなんでしょうか。
こだまさんのSは私の3.3よりもラフだとか、そんな印象は全くなかったんですけどねぇ。
この話って、高性能版のSに対するヒガミから出てきているんじゃないかと思ってますよ(笑)。

AT車をちゃんと走らせられる人は、シフトやアクセルのタイム・ラグをちゃんと理解した上で操作しているのだと思います。
と言うか、少なくとも私はちゃんと理解した上でそのクルマに合わせて操作せなアカン、と思いました。
もちろん「慣れ」も大きいのでしょうが、四半世紀に亙ってMT車しか乗っていなかった私にとっては、どうにもハードルが高すぎます(涙)。

こだまさんのB3S、どこのツボをどのように押さえているのかわかりませんが、そのボディ剛性には本当に驚かされました。
その乗り味、とてもE46ボディとは思えませんでしたよ。

by wata (2009-07-04 21:53) 

KLUM

ATを走らせるのが難しい??wataさんは私以上に”絶滅危惧種”のようです。
かつてヨーロッパにはそんな人達が沢山いたようですが、AT車の躍進によってその数は確実に減少しているみたいです。

このままAT車に乗らないように”保護”するべきでしょう(笑)。
by KLUM (2009-07-05 01:01) 

to_ta

wataさん こんにちは

私もMT派なのですが、膝を少し悪くしてからはAT車になりました。(涙)
AT車とMT車との違いを簡単に言葉で表現すると
  AT ・・・ 車を運転する
  MT ・・・ 車を操縦する  であるように思います。

VWやアウディ車で搭載されているDSG(Sトロニック)車に乗っていたことがあるのですが、ATよりもラグは少なく、すぐギヤが切り替わります。ただ、やはりMTと比べてしまうと自分の思う通りとは少し違いが出ます。

シフト(渋くなく、スコスコ入る)とクラッチ(重からず軽からず、浅からず深からず)のフィーリングが自分に合う(馴染む)のも大切な要素だと思います。

レカロシートの座り心地はいかがでしたか?
by to_ta (2009-07-05 02:34) 

mtm

なぜこのような事になったのか分からなくて夜も眠れません・・・[げっそり]
ATvsMT・・・って戦いじゃないですが僕もwataさんと同じく基本的に渋滞走らないのでMTの方が楽です!
もちろん楽しいし脳も活性化されます…(^-^)v
ところでこだま号の秘密ですが、確か発泡樹脂かなにかをボディーの中に注入していると聞いた記憶があります…(^_-)
by mtm (2009-07-05 05:27) 

wata

KLUMさん、こんにちは。

>wataさんは私以上に”絶滅危惧種”のようです。

・・・と言うことは、私はミヤココキクガシラコウモリとかウラウチヘビギンポとかブチヒゲツノヘリカメムシとかスリカミメクラチビゴミムシとかオガサワラアオズキンヨコバイとかヌマエラビルとかシノハラフサヤスデとかムニンヒメカラカサタケとかコフキニセハナビラゴケとかオオバホンフサフラスコモとかタイワンアリサンイヌワラビなどと同じ、ってことなのでしょうか。

・・・ニンゲンなんですけど、一応(涙)。

by wata (2009-07-05 17:34) 

wata

to_taさん、こんにちは。

>AT ・・・ 車を運転する
>MT ・・・ 車を操縦する  であるように思います。

うーむ・・・。
私の場合、「クルマに乗せられている」と言った感が否めません(汗)。
そもそもATは文字通り自動的に変速するのが最大のメリットなのですから、私のような半端者はヘタにシフト操作に凝ったりせず、変速をクルマに任せておいた方がいいのかもしれないとも思います。
DSGやDCT、PDKなどなど、2ペダルのロボタイズドMTも増えてきているようですが、これはこれで3ペダルMTともATとも違った感じなのでしょうね。
そんなクルマに乗ってみたい気もしますが、私じゃやっぱり上手く走れないような気がします(涙)。

レカロ・シートは、サイド・サポートがグッと張り出していてたいへんイイ感じです。
ハイ・スピードでの旋回時に威力を発揮すると思われますが、ロー・スピードで旋回している私には「猫に小判」もいいとこです(泣)。

by wata (2009-07-05 17:52) 

wata

mtmさん、こんにちは。

正直、AT車をナメていました・・・(汗)。
普段から何も考えずに運転している私のような者が高性能AT車に乗った場合、一生懸命考えないとスムーズに走らせることができないのです。
MT車以上に、漫然と運転してはダメだということに気がつきました。
あれこれ考えながら操作をし、狙い通りにクルマが反応してくれると嬉しくなったりします。
AT車にはMT車とはまた別の楽しさがあるんですね。

>発泡樹脂かなにかをボディーの中に注入していると聞いた記憶があります…

うーん、凄いコトをやってるんですねぇ。
そんなに発泡してるのなら、あまり揺らすとビールみたいに溢れ出てきちゃいませんけねぇ(←固まってるって)。

by wata (2009-07-05 18:14) 

JAY-T

こんにちは。

DSGやDCT、最近の2ペダルの進化は凄いですね。
B3Sの前はGOLF R32のDSG車に乗っていましたが、ワンクリックでシフト操作ができ、かつそのシフトスピードの速さは驚愕ものでした。
今の時代、車を速く走らせたいならAT車という選択になるのでは?と思う今日この頃です。
なんだかめんどくさいだけのMTですが、両手両足を使ってリズミカルに走れた時はやはり爽快な気分ですね。
ということで、今後もMT車しか乗らないと思います。
といいつつ、かれこれ4ヶ月も運転してませんので運転できるかどうか自信がありませんが。。。(汗

by JAY-T (2009-07-05 19:28) 

wata

JAY-Tさん、こんにちは。

AT車に慣れてしまうと確かにめんどくさいんでしょうね、MT車・・・。
しかしJAY-Tさんも私も、そのめんどくささもまた楽しからずや、ってな感じですよね(笑)。
AT車もMT車とはまた違った楽しさがあると思いますし、それを何とか会得したいと思うのですが、それには皆さんが仰るようにまずは慣れることから始めないとダメなんでしょうねぇ。

JAY-Tさん、日本を離れてもう4ヶ月ですか・・・。
白いB3SはB3ビターボに乗る「ナイス・ガイ」が夜な夜な走らせてくれているようですから、完調を維持しているみたいですよ(笑)。

by wata (2009-07-05 22:39) 

HAM@車好き

そうそう、私も同等の悩みを抱えたことがありました。
B5乗り換えたときです。

ずっと昔、12気筒乗っていたころはなんと4ATの時代ですから
乗り方も何もなかったんですけど、今回はなんとも乗り方わからなくて
レーサーの佐藤女史に教えてもらったくらいです。

どうもATだと変速工程がないのでデジタルアクセルになりがち。
ただ、その時言われたのが、”ATは右足で変速する”というものでした。
BMのコンピューターはお利口さんで、オーナーの癖を学習しますから
アクセル開度とそのスピードで変速をするようになります。
じわっとアクセル開けると、ギアは下がりませんが早めに開けると
ギアが下がります。MT乗りの方がATに乗るとどうもアクセル操作が
急になるらしいですよ。なぜならMTは何も踏まない時間というのは
クルーズ時以外ないですからね。

右手シフト→右足シフトがMTからATへの順応で一番苦労した部分です。
でも、ちょっとできるとATも楽しいですよ。
by HAM@車好き (2009-07-06 07:20) 

wata

HAMさん、こんにちは。

12気筒、懐かしいですねぇ(笑)。
大排気量でトルクフルなクルマはATを多段化する必然性が無いとも思うのですが、新しい760iは8速ATだとか。
やはり、商品力としては数字が大きいほうがいいんでしょうかね。

”ATは右足で変速する”、なるほどなぁと思いました。
しかもこのB3Sはオーナーによって徹底的に調教されているハズですので、コンピュータは「こだまさん好みの動作」をするように躾けられているんですね。
であれば、操作タイミングの異なる私が違和感を覚えるのも当然ですねぇ・・・。

正に「一見さんはお断りどすぇ」状態です(←祇園か?意味不明)。

by wata (2009-07-06 20:03) 

DION

えっ!
>AT車を走らせるのは生まれて初めてなんです。
そうなんですね。
私は一応MTで教習を受けて最初の車はMTでしたけれど、
もうAT限定みたいなものです。(笑)
今回のお写真、モノクロあり、
美しいボケの描写ありでお写真もまた素敵ですね。
素敵なブラックなアルピナ、
運転も撮影も楽しまれたご様子ですね。
by DION (2009-07-06 23:05) 

wata

DIONさん、こんにちは。

私が免許を取った頃、周囲でAT車に乗ってるヤツは誰もいませんでしたよ。
それが今やMT車に乗っていると言うだけで、周囲からは奇矯なヤツだと勘ぐられる始末。
「時代」、ですかねぇ・・・(遠い目)。

モノクロ写真は、私と同い年(1965年生まれ)の旧いレンズで撮ってみました。
私が生まれた頃の写真は白黒ばかりだったため、このレンズもモノクロ撮影に適しているんじゃないかと考えて、カメラの設定をあれこれイジってみた次第です。
しかし、黒いクルマを撮るのは難しいですね・・・。
使い走りでもなんでもやりますので、是非ともDIONさんに弟子入りさせていただきたく(伏)。

by wata (2009-07-06 23:34) 

KLUM

>・・・ニンゲンなんですけど、一応(涙)。
わかってまんがなぁ~(←何故に関西弁?)。
霊長目、ヒト科、手動変速装置付自動車嗜好属、自動変速装置付自動車運転困難属というだけです。この最後の部分が”保護”に値するわけですね(笑)。
by KLUM (2009-07-07 00:34) 

amataro

wataさん こんにちは

私もMT比率が多いのですが、過去に何度かSMG含めてAT車を所有したことがあります
私自身は右も左もATもMTもあまり違和感を感じないのですが、やはりこれは慣れによるところが多いのだと思います

車にもよると思いますが、シフトタイミングは慣れてくると右足の感覚だけでタイミングが分かってくるようになります
ベタ踏みにしたときはもちろんレブあたりでシフトアップしてくれるのですが、パーシャルに開けたときにどれぐらいの開度だとどのあたりでシフトアップするのかがなんとなく身についてくるようになると、AT車も面白くなってきます

ツインクラッチのギアなどに乗ると、もうMTの必要性を感じないなぁとつくづく思いますが、私もまだ絶滅危惧種の一員なのかもしれません
ガソリンがある限りレシプロに、MTある限りMTに。。。。 
by amataro (2009-07-07 09:09) 

ダブルK

wataさん、こんにちは。

こだまさんのB3Sは以前、ちょこっとだけハンドルを握らせてもらったことがありましたが(但しほとんど直線だけ・・・苦笑)、3.3のスムーズさにM3のパワー感が加わったような素晴らしいエンジンでした。
そして、飛騨ツーリングのときはこだまさんの横でじーーっと見ていましたが、同じAT車に乗る私にゃ決して真似出来ない、凄まじいドライビングテクニックでした。

信じられない速度でコーナーに飛び込んでいくのですが、恐怖感は「全く」無し。
動きに無駄がない、と言うか操作がとにかくスムーズなんです。
さら驚きなのがDレンジのまま、HAMさんの仰るアクセルで変速させていることでした。

凄いなぁと思いつつ、腕の無い私はとても真似できないのでSWTをカチャカチャ動かしてます。
「自分が楽しければいいんだ」と言い聞かせながら(苦笑)。
by ダブルK (2009-07-07 11:55) 

wata

KLUMさん

>霊長目、ヒト科、手動変速装置付自動車嗜好属、自動変速装置付自動車運転困難属というだけです。

お褒めいただき、恐縮です(←褒められてるのか?)。
その「自動変速装置付なんとか属」から脱したいとも思ってはいるのですが、一方で「手動変速装置付なんとか属」であることに変わり無く、故に両刀使いは困難です(涙)。

by wata (2009-07-07 20:50) 

wata

amataroさん、こんにちは。

>私自身は右も左もATもMTもあまり違和感を感じないのですが、やはりこれは慣れによるところが多いのだと思います

いや、凄いですねぇ・・・。
もしも私がLHD/RHD×MT/ATの4車種に連続して乗ったとしたら、どこかで事故ること請け合いです(汗)。
しかしながら、AT車も慣れれば楽しいのでしょうね。
アクセル開度とシフト・タイミングとの関係を掴むことができれば、私のような者でも多少は走らせることができるようになるんじゃないかと思ったりもしています。

DSCなどに大変お世話になっていながら言うのもナンですが、私はドライバーとしてできるだけ運転に直接関わっていたいと思っています。
なので、やはり3ペダルMTがいいんですよねぇ。
機械に手伝ってもらったほうが速く安全に走れることは、十分承知しているんですけどね(笑)。

by wata (2009-07-07 21:02) 

wata

ダブルKさん、こんにちは。

ダブルKさんのB3 3.3はこだまさんのB3Sと同じくAT車ですから、エンジンなどの違いをストレートに感じられたのでしょうね。
私の場合は既述の通り、ATとMTとの違いにばかり気をとられていました(汗)。

「オートマチック」なのですから、無闇に変速操作などをせずにDレンジのままで走らせるのが本来の姿なのかもしれませんね。
で、アクセル操作で変速をコントロールする、と。

・・・うーん、その域にまで達するには、B3Sを当分の間お借りしておかなくてはなりませんねぇ(←甘えるな)。

by wata (2009-07-07 21:12) 

root-t

wataさん、こんばんは。
 私にとってAT車は、BMW E30 の中古からはじまったわけですが、E34の540は酷かったですね。シフトタイミングはまるで軽自動車でしたから。
そこで、勢いあまって、ALPINA B10 V8にいってしまいました。

 あとは、ALPINA 中毒となるわけですが、それはさて置き・・・。
SWTはシフトが早いといっても、所詮、機械ですので違和感はかなりあります。
 なかなか、思うようにはいきません。2段も落とそうとすると、ご丁寧にコンピュターに拒否されます。エンジンブレーキも思うようには効きません。

新しい奴は、ブリッピングとやらで一見、気が利きそうですが、あまりに中途半端で使い物にもなりゃしない。ちっとも気が利かなくて人の邪魔ばっかり!
 嗚呼、やっぱり絶滅危惧種どころか、絶滅種には辛い渡世ですね。
by root-t (2009-07-07 22:01) 

wata

root-tさん、こんにちは。

>ちっとも気が利かなくて人の邪魔ばっかり!

厳しいですねぇ(笑)。
今回が「はじめてのオートマ車」だった私は、AT車のシフト・チェンジやエンジン・ブレーキをMT車のそれと同じように考えていたことが違和感に繋がったのだ、と考えるようになりました。
タウン・ライドならともかく、積極的に走る上では、ATは「MTのイージー・ドライブ版」ではなく「MTとは全く別のコンセプトを持ったシステム」と考えるべきなんでしょうね、きっと。
なので、シフト・チェンジやエンジン・ブレーキに頼らないようにしてみたら、いつもの峠道も気持ちよく走ることができました。
・・・って、また人様のB3Sで走りに行ったのか?(←詳細次号)

独りでフラフラと山へ走りに行くという点で、大変失礼ながらroot-tさんと私とは「同じ穴の狢」だと思っています。
しかし、「E34/540iのATが酷い⇒ALPINA B10 V8を買う」と言う、この物凄いロジックと行動力がどうにも理解できません(汗)。
そんな常人の私には、どうやら「狢」を名乗る資格は無さそうです(涙)。

by wata (2009-07-07 23:01) 

こだま

こんばんは!

せっかく自分のクルマが、いつも愛読?しているwataさんのブログに、美しい写真と共に載っているのに、忙しさにかまけて出遅れましたぁ・・・

さて、「MTvsAT」で盛り上がっていますが・・・私は現在、国産(右)MT、外国産(右)MT&AT、外国産(左)ATに乗っています。(昔は、外国産(左)MTにも10万km以上乗っていました)

一番困るのはウインカーの位置で、普段、それ以外は特に問題もなく何気なく運転しているのですが、頭の中は「AT人間なんだ!」と常々思っています。

今回もwataさんのインプレで、自分と違う!?と思ったのが、やはりブレーキの踏むタイミングとエンジンブレーキを使う量です。たぶん、今まで私はMTをATのように走らせようとしていたのかもしれません・・・私がMTを運転すると操作が下手なせいで、ATほどステア操作やブレーキに集中できないのです(涙)。

う~む、これからはエンブレを多用して自分なりにMTのリズムを掴みたいと思った次第です!

ところで、話題に出ていたB3Sのボディ剛性ですが・・・自分なりに工夫しまして、そのような結果になっています。良いか悪いか分かりませんが(たまに素の3.3に乗ると、「これがアルピナ!」と思うことがあるので:汗)、タイヤとサスの動きが分かりやすく気に入っています。

藤屋のうどん3杯は丁重にお断りしますので、その代わり、もう1本綺麗な写真満載の試乗記を期待しています!!

では~
by こだま (2009-07-07 23:06) 

wata

こだまさん、こんにちは。

途轍もないご好意に甘えまくっておきながら、この程度の記事しか書けずに申し訳ありません(伏)。
しかしこだまさん、いろんなクルマに乗りすぎですよ・・・。
「一番困るのはウインカーの位置で・・・」とか言ってる場合じゃないと思います(汗)。

>たぶん、今まで私はMTをATのように走らせようとしていたのかもしれません・・・私がMTを運転すると操作が下手なせいで、ATほどステア操作やブレーキに集中できないのです(涙)。

うーん、非常に興味深いお話ですねぇ。
こだまさんのMT操作が下手だとはまっっったく思わないのですが、私がB3S/ATをB3/MTのように走らせようとして少々ジレンマに陥ったのと、ちょうど逆なのかもしれませんね。
私の場合、コレが全く別の車種ならまだしも、同じ「E46ベースのALPINA B3」だったもんですから、MTと同じように走らせりゃイケるだろ・・・との間違った思い込みを更に強くしてしまったのだと思います。

しかし、こだまさんのB3Sのボディ剛性は本当に強烈です。
仮にトランスミッションやエンジンが同じであったとしても、私のB3とは全く違う乗り味であることは間違いないと思います。
仰るとおり功罪や好みはいろいろとあるでしょうが、特にスタビリティの著しい向上には目を瞠るものがありました。

>藤屋のうどん3杯は丁重にお断りしますので、その代わり、もう1本綺麗な写真満載の試乗記を期待しています!!

「綺麗な写真満載」ではありませんが(汗)、あとひとつだけ記事を上梓させて下さい。
「藤屋の野菜天ぷらうどん」は・・・代わりに一杯だけ喰ってきました(汗)。

by wata (2009-07-07 23:50) 

tom

wataさん、こんにちは。

テカテカ光る黒いB3Sが代車とは豪華ですねぇ。
短距離ですが、私も以前クルマを取り換えっこして「こだま」さんのB3Sをドライブさせて頂いたことがあります。
特にスタビリティの面において前期型と後期型の差って大きいなあ・・・と思っていたら実はそうではなかったと判明し、安心したような羨ましいような複雑な気分になったことを記憶しています。(笑)

ところで、3.3との違いがよく分からんとのことでしたが、アヤシイドーピングしまくっている個体ですから(←失礼だろ)ある意味仕方がないのではないかと推察されます。
分からない理由はwataさんが仰るように、ミッションの差異の方が大きいようでもありますが、慣れれば分かるのではないでしょうか。
藤屋までカッ飛んだレポートも楽しみにしています。

>>私の周囲にはこだまさんを含めてAT車を速くスムーズに走らせる人が何人もいますが、その人たちは本当に凄いんだなぁと改めて思いました。

私も常々そうなりたいとココロから思っている次第であります。(涙)

by tom (2009-07-08 11:21) 

wata

tomさん、こんにちは。

AT使いのtomさんには、私が四苦八苦してる姿が極めて滑稽に見えるでしょうねぇ。
いやホント、これだけ難しい変速機を操って、皆さんよくもまぁあんなに走れるもんだと思いますよ、つくづく(汗)。

「アヤシイドーピングしまくっている個体」なのかもしれませんが、いずれにせよ同じS52B32をベースにしているE5/1とE4/6とはチューニングの度合いが違うんですよね。
なので体感的にも違うだろうと思って臨んだのですが、結局はATとMTとの違いに戸惑うだけで、エンジンの違いにまで気がつかなかった次第です(涙)。

by wata (2009-07-08 19:16) 

TOSHI

wataさん、こんにちは。

ボクも土曜日にVWのDSGに試乗して、先週末はミッションについていろいろ考えておりました。

変速の速さや途切れない加速の事ばかり聞きますが、ボクがインパクトを受けたのはスロットル操作に対するダイレクト感です。
駆動力のロスがない加速は正にMTの加速感でした。シフトダウン・減速時のエンブレについても同様です。
トルコンなしなので当然と言えば当然なのですが、ATの亜種ではなく2ペダルMTなのだとはっきりと分かります。ボクがATで走り始めた頃に感じた違和感をDSGでは感じませんでした。
MTで首都高を渡り切る自信のないヘタレなボクには理想的なミッションです。

wataさんのATに対する違和感は、このトルコンの存在も大きいのではないかと思いました。
マニュアルモードで乗る限り、シフトのタイムラグによる違和感は慣れの範疇かな?と思うのですが、加速・減速・シフトチェンジの全てにつきまとうトルコンの「うにゃっ」としたカンジがMT乗りの方には許せないかもしれませんね。

VWではゴルフのベーシックモデルまでDSGですが、BMWだとDTCは高性能・高価格なモデルにしか採用していませんね。
個人的には刺さった2ペダルMTですが、DTC購入なんて検討の余地さえないのが困ったトコロですね。

by TOSHI (2009-07-08 23:18) 

wata

TOSHIさん、こんにちは。

ペダルは二つ、オートマ限定免許でも運転できるようですが、DSGやDTCはやっぱり「マニュアル・トランスミッション」なんですよね。
私は試乗すらしたことが無いのですが、電光石火のシフト・チェンジは楽しそうですよね~。

とにかくMT車にしか乗っていませんでしたので、トルク・コンバータの「うにゃっ」とした感覚に違和感を覚えるのは事実です。
しかしトルコンのおかげでシフト・ショックの少ない変速ができるワケですから、ロボタイズドMTが普及してもラグジュアリー・カーはATのままだろうと思ってます。

と言うことで、消える運命にあるのはやはり3ペダルMTなんでしょうねぇ・・・。
近い将来、乗るクルマが2ペダルMTしかなくなったとしたら、ダミーのクラッチ・ペダルを装着しちゃおうかな・・・なんて思ってますよ(笑)。

by wata (2009-07-10 23:18) 

E48

こんにちわ、以前のブログを参考に自己流クルマいじりをしています。中古で購入後いろいろとオリジナルへの復元に励んできました。2002年車では査定は付きませんし、どうせなら思い切っていじりまくろうと思い、この度禁断のウレタン注入をしてみました。狙いは剛性アップよりも、振動の低減・乗り心地のアップです。まず自分で試してみたかったのと格安且つセルフで行う関係で、1液性のスプレー注入できるウレタンを10本ほど用意し、サイドステップ左右から、順に行い、フロントのエンジン取付メンバー、シート下のメンバー、トランク内の左右メンバー、と施工しました。結果サスが良く動き、振動が低減、乗り心地・直進性が向上し、ワンダリングも解消と、すばらしく改善されました。以前タワーバー・CPMを入れてましたが、今回の総費用1万円対効果はクルマ人生40年間で一番でした。何より、より一体感をもってクルマを操縦できてとても楽しくなりました。やってみる価値はありますよ。。
by E48 (2013-05-28 16:38) 

wata

E48さん、こんにちは。

古い記事にも目を通していただき、どうもありがとうございます。
そうですか、ウレタン注入を敢行されたんですね。
私も施工済みのB3Sで高速道路や山坂道を走らせたことがありますが、まるで別のクルマのようなボディ剛性にビックリした記憶があります。
それが好みの乗り味かと問われると微妙ですけど、いつか気が変わったらやってみるかもしれません(笑)。

by wata (2013-05-28 21:23) 

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