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フロント・スポイラー塗装 [about My B3]

そんなこんなで入手した、アルピナ・ブルーのタッチアップ・ペイント。
コイツでフロント・スポイラーの飛び石キズをなんとか誤魔化そうと企むワケですが、筆先でチョンチョンっとやるにはあまりにもその数が多すぎます(汗)。
加えて小指の先ほどの大きさのキズもあるため、筆塗りだけでは強烈に面倒くさく、かつ仕上がりも酷いことになる予感が炸裂中。
ということで、特にキズが集中している部分のみ、スプレーを吹いて一気にカタをつけることにしました。
アルピナ・ブルーのスプレー缶は存在せず、もちろん業者さんではないのでスプレー・ガンなどは持っていない私ですが、カー用品店で今回の用途にピッタリの商品を見つけました。

Holts「エアープラス」.jpgHolts「エアープラス」。
同社のタッチアップ・ペイントをセットすれば、簡易型のエアー・ブラシになると言うシロモノです。
で、42歳のハートを掴んだのはその汎用性。
付属のカップにペイントを直接入れれば、Holtsのタッチアップ・ペイントでなくても使えるという点です。
これを使えば、アルピナ・ブルーのスプレー・ペイントが実現するワケです。
他にもいくつか足りないモノを買い揃え、以下の布陣で補修に臨むこととなりました。

−タッチアップ・ペイント
−エアープラス
−クリア・ラッカー・スプレー
−ボカシ剤・スプレー
−バンパー・プライマー・スプレー
−プラサフ・スプレー
−ラッカー薄め液
−耐水サンド・ペーパー(1000番/600番/300番)
−コンパウンド(細目/極細/超極細)
−マスキング・テープ(広幅/細幅)
−爪楊枝
−含アルコール・ウェット・ティッシュ
−カッター・ナイフ
−ウェス
−新聞紙
−水

・・・たかだか飛び石キズの補修にこんだけ要るのか?と思ったアナタ、正解です。
そう、こんなに使いませんでした(笑)。

---

少し早起きして、作業を開始。
キズと言っても凹んだり抉れたりしているワケではなく、実際は塗装がハゲているだけなので、サンド・ペーパーは使いません。
ヘタに使うと、神経質に貼られたデコレーション・ラインが剥がれる惧れが大です(汗)。
なので、補修部分周辺を洗ってウェット・ティッシュで脱脂した後、すぐにマスキングに入りました。

・・・私がB3のオーナーとなってから、約3年。
この時ほど、ALPINAのデコ・ラインを疎ましく思ったことはありませんでした(涙)。

まずは幅広のマスキング・テープとカッター・ナイフで、「ALPINA」の6文字を慎重にマスクします。
これだけでも相当疲れたのですが、極めつけは幅3mmほどのストライプ部分。
細幅のテープをストライプに沿ってズレないように貼り付け、3mmを残してカッターの刃を入れます。
吐き気を催すような息詰まる緊張感の下、ジリジリと進むOLFA製カッター・ナイフ。
しかも地面に近いところでの作業ゆえ、極めて不自然な体位・・・いや(汗)、体勢を強いられる42歳。
デコ・ラインそのものを全部ひっぺがしてやりたい!との抗し難い誘惑と戦いつつ、1時間近くかかってやっとマスキング作業を終えました。
疲れた・・・(倒)。

3本の煙草を灰にしてやっと放心状態から醒め、作業再開。
バンパー開口部からヘッド・ライト周りまでを新聞紙でマスキングし、バンパー・プライマーをサッとスプレーします。
今回は下地作りを必要とするほどのマジメな補修では無いため、プラサフを省略してペイント作業に着手。
末端価格1Lあたり34万円相当の(汗)アルピナ・ブルーのペイントをエアープラスのカップに注ぎ入れ、数回に分けてスプレーしていきます。
クリア・ラッカーを吹いてから最後にボカシ剤をペイント周辺にスプレーし、塗装を完了しました。

と言っても、スプレー塗装の範囲は飛び石キズが集中している「ALPINA」レタリング周辺のみ。
その他の部分は、タッチアップ・ペイントを直接塗っていきます。
付属の刷毛では大きすぎるため、爪楊枝を使ってこれまた根気の要る「点描」作業(涙)。
目は疲れ、肩や腰は痛みを訴え、指先は震えて思うように働いてくれません。
時折全くカンケイないところに塗ってしまった塗料を慌てて拭き取りつつ、一通りの塗装作業を終了。
2週間ほど放置した後に超極細の液体コンパウンドをかけて、今回の補修はとりあえず完了しました。

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修復、終了。.jpg頑張った甲斐があって、遠目で見る限りハゲキズはだいぶ目立たなくなりました。
もちろん、近くに寄って見れば補修の後がありありとわかるのですが、まぁこんなもんで十分だろうと思っています。
どうせまた走ってるうちにキズがつくのは目に見えていますからね。
と言うことで、私のクルマを見るときにはあまり近寄らないよう、くれぐれもお願い申し上げる次第です(伏)。
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koji

お疲れ様でした。
マスキング面倒だったでしょうね。想像しただけで吐き気をもよおしました。
でも、先の剥げ写真と比べてもの凄く綺麗になってますよ。大したもんです。(凄)

次回からは剥げるたびにアルピナグリーンに置換していけば緑の車に・・・以下略。
by koji (2008-06-01 23:52) 

ri-co父

wataさん、こんにちは!
いや〜ぁ、大変な作業だったようですね。ホント、お疲れ様です。
私なんて、自身でやったら間違いなく悲惨な結果が見えてますから、wataさんのような発想に至りません。wataさん号もさぞ喜んでいることでしょうね。ご主人様に塗り々されて。嫌ぁ、金箔とは言ってませんよ(爆)。決して!
by ri-co父 (2008-06-02 12:25) 

k7

wataさん、こんにちは。

お疲れ様でした。
ri-co父さん同様(笑)自分でやる(出来ないとも言う)事は困難かと思われます。(涙)

しかし写真を拝見するに見違えるようになりましたね!!今度写真撮らせてください。(笑)

やはり近くで見ると金粉(ラメとも言う)が見え・・・。(汁)
by k7 (2008-06-02 12:50) 

Shima

いやぁー、O型の私には決してまねのできない作業でございます。おそらくマスキングはしても結局意味を成さず最後はデコ含め青にしてしまうのが関の山です。。。
ちなみに今回の文章で喰らいついた言葉は、体・
by Shima (2008-06-02 16:12) 

zen

写真じゃあわかんないですねぇ!
除:金粉!
by zen (2008-06-02 21:56) 

wata

kojiさん、こんにちは。

>マスキング面倒だったでしょうね。

いやもう、仰るとおり。
面倒だけならばまだしも、あのクソストライプのおかげでサンド・ペーパーをかけることもできず、結果、仕上がりもイマイチとなっている始末です(涙)。

でも写真だとキレイに見えるんですね。
良かった良かった。
よし、こうなったら実物を見られないように今後はもう誰とも会わな(以下略)
by wata (2008-06-02 22:06) 

wata

ri-co父さん、こんにちは。

一瞬、業者さんに頼んで塗ってもらうことも考えたのですが、
・そんなカネは無い
・割れたりしているわけじゃないのでそこまでする必要は無い
・預けている間、乗れないのがつまんない
・どうせまたキズだらけになるのは目に見えている
・とりあえず自分でやってみたい
などの理由から、DIYにチャレンジしてみた次第です。

>wataさん号もさぞ喜んでいることでしょうね。ご主人様に塗り々されて。

いや、今回はスプレーと爪楊枝でしたが、やはりハケで丹念に塗ってやるほうが歓びも大(以下略)
by wata (2008-06-02 22:08) 

wata

k7さん、こんにちは。

>今度写真撮らせてください。

ダメです(キッパリ)。
今回の写真は、コンパクト・デジカメ故にアラが目立たないだけのこと。
k7さんがいつものようにすんごい一眼レフを構えつつ地面に寝っ転がって「下ナメズーム」でシュートすりゃ、たとえ300m先からでも汚い補修跡がバレバレです(汗)。

と言うことで、次回お会いする際は少なくとも私のB3の半径500m以内には近づかないで下さ(以下略)
by wata (2008-06-02 22:09) 

wata

Shimaさん、こんにちは。

>いやぁー、O型の私には決してまねのできない作業でございます。

・・・O型です、私(汗)。
いずれにせよ丁寧な作業とは言い難く、施工方針は「こんなもんでいいだろ」。
キズだらけよりはマシ、と言った程度に過ぎません(汗)。

>ちなみに今回の文章で喰らいついた言葉は、体・

「体位」ではなく、文中でキッチリ訂正した通り「体勢」ですのでお間違えの無いように。
横向きに寝て必死に勤しむその姿は、あたかも『菊一文字』の如(以下略)
by wata (2008-06-02 22:12) 

wata

zenさん、こんにちは。

>写真じゃあわかんないですねぇ!

そう、わかんない故に掲載しました、写真(笑)。
ちなみに1Lあたり34万円というふざけた値段の塗料ではありますが、金粉が入っているかどうかは定かではありません(汗)。
by wata (2008-06-02 22:23) 

ダブルK

おぉ!めっちゃ綺麗になりましたね♪
掛けた手間分、仕上がりに出たようで良かったですね。

と言うことで今度じっくりガン見させていただきま〜す(笑)。
by ダブルK (2008-06-03 15:59) 

mtm

マメですねぇ〜!(驚)

自分で直すなんてこれっぽっちも考えませんでした(汗)

RCの塗装ぐらいはやりますけどあのデコをマスターベーション????マスキングぅ〜の段階でアウトです!

見てるだけで首と腰が悲鳴を上げそうで。。。(撃沈)
by mtm (2008-06-03 18:17) 

wata

ダブルKさん、こんにちは。

>おぉ!めっちゃ綺麗になりましたね♪

いや、「めっちゃ」と言えるほどでは無いんですよ。
まぁ遠目でもキズだらけなのがわかると言うことはなくなりましたが、ハゲの痕跡はしっかりと残ってます。
白いキズが青いキズになっただけ、ってな感じですかね。
なので、「DIYスペシャリスト」のダブルKさんには恥ずかしくてとてもお見せできません(汗)。
by wata (2008-06-03 23:39) 

wata

mtmさん、こんにちは。

×マスターベーション
○マスキング

スプレーで片付けると決めた瞬間に、マスキングは必須業務となってしまいました。
今回はデコ・ライン部分に塗料が付着することは避けられましたが、マスキング作業はやはり拷問です。
そう遠くないうちに、デコ・ラインを思いっきり剥がしてしまいそうな気がします。
そうすれば、どんだけラクなことか・・・。

「西のキズ男」ことmtmさんも、剥がしませんか?デコ・ライン(←道連れ)。
by wata (2008-06-03 23:47) 

tom

wataさん、こんにちは。

wataさんほどではありませんが(笑)、私のB3もスポイラー、ボンネット、フェンダー、ガラスと傷がいっぱい付いています。
もはや走る限りは宿命と割り切っていますが、いつか我慢できなくなる日が来るかも知れませぬ。
とはいえ、現状はカネもないので「ま、走りには関係ないし、いいか」といった感じです。(笑)

それにしてもwataさん、マメですねぇ。(敬)
by tom (2008-06-04 08:29) 

elle-hus

 私もこのタッチアップペイントを持っていた事をwataさんの記事を見て思い出しました(笑)。そして家の中をごそごそと探し回り、約1年ぶりに対面したそいつの姿は・・・
 何と9割近くあったはずの中身が、残り1割程に減っていました。どうも閉め方が甘かったのか、シンナー成分を含む塗料はまさに空気となり消えてしまったようです(泣)。
一応暗所には保管してあったのですが・・・
 ということで、使い切れなかった場合には、蓋をきちんと閉めて保管して頂くことをお奨め致します。

最後に、ほとんどが消えてなくなってしまいましたが、残り1割の時点でその存在を思い出すきっかけを頂いたwataさんのblogに深く御礼申し上げます。
by elle-hus (2008-06-04 13:50) 

wata

tomさん、こんにちは。

>それにしてもwataさん、マメですねぇ。(敬)

いや、マメなのではなくてヒマなのでしょう(笑)。

シルバー・ボディのB3クーペは、キズが目立ちにくいかもしれませんね。
あんだけ走ってりゃ小キズだらけとなっているのも大いに頷けるところですし、また世代を超えた親近感も湧きまくりです。
tomさんも、若いうちはキズつくことを恐れずガンガン突っ走ってください。
そう、人はキズついて大人になってゆくのです・・・。
今思えば、私がtomさんの歳の頃は(脱線)
by wata (2008-06-04 19:26) 

wata

elle-husさん、こんにちは。

>深く御礼申し上げます。

いや、そんな・・・(汗)。

3,465円もふんだくる割には、アルピナ・ブルーのタッチアップ・ペイントは容器もお粗末ですよねぇ。
なので、よっぽどしっかりフタを閉めておかないとダメなのかもしれません。
ちなみに前々回の記事で触れたBMWのタッチアップ・ペイントは、購入してから5年近い今でも当時の濃度/量に変化は見られませんでした。

蒸発の危険性をお知らせ下さり、こちらこそありがとうございました。
保管の際には十分注意します。
それでも蒸発はするでしょうから、薄め液を少し入れてから保管するのもいいかもしれませんね。
by wata (2008-06-04 19:36) 

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