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GT2007[1]9月3日(月):埼玉県→群馬県→長野県 [drive/touring]

早朝の関越自動車道下り/三芳PA。
曇り空ではありましたが、予報ではこのあと晴れる見込み。
一緒に走ってくれるクルマ仲間のk7さんと、煙草を喫いながらひとしきり与太話に花を咲かせます。
が、今日がGT2007の初日であることは未だ伏せたまま(汗)。
ということで、k7さんがドライブするALPINA B3Sカブリオレと共に北へと走ります。
前橋ICからはR17→K29と西へ向かい、榛名山へと登るK33を越えて榛名西麓広域農道へと突入しました。


広域農道でご休憩。.JPGB3Sカブリオレ.jpg個人的に好きな道の上位にランクしているこの農道、今日も交通量はほぼ皆無。
緑濃い2車線、ドライ・コンディションのワインディング・ロードを2速⇔3速で走っていきます。
相も変わらずラフな私のドライビングを諫めるDSCと、抗議の声を挙げ続けるミシュラン・パイロットスポーツ。
砂の浮くコーナーにヒヤリとする場面もありましたが、やはり楽しさ炸裂です。
三芳PAからノン・ストップで走ってきたこともあり、コースの途中で休憩しました。

k7さん「横向きましたよ、横(汗)」
wata「横?さっきの砂が浮いてたところで?」
k「ハイ・・・。ビビリましたけど、咄嗟にカウンター当ててなんとか立て直しました」
w「おぉ、さすがだねぇ!(笑)」

少しペースを落として広域農道を走りきり、K28/通称「裏榛名」で山頂までの高速ヒル・クライム。
ずっと続く登坂車線のおかげで、上りは実質2車線をフルに使えます。
先導を嫌がるk7さんに無理矢理前を走ってもらい、3速メインでその後を追いました。
首都高やターンパイクなどの高速ステージが好きだと言うk7さん、素晴らしい走りでカッコいいです。

k「いやぁサイコーっすね、この道!」
・・・先を走るのを嫌がってたクセに(笑)。

山頂まであと少しのパーキング・ロットで小休止。
危ないからヒトのクルマは運転しないっつってんのに、k7さんから「乗ってみて下さいよ〜」とのお申し出。
「じゃぁちょっとだけ・・・」と言いつつ渋々B3Sカブリオレに乗り込み、渋々シート・ポジションを合わせ、それまで閉じていた幌を手馴れた操作で渋々勝手に開ける私。
セレクター・レバーをDレンジにシフトし、おっかなびっくり走り出しました。


屋根なし。.jpg・・・いったいなんなんだ、この爽快感(汗)。
榛名の風を頬に受け、エンジンとエグゾーストの二つのサウンドに包まれながら走っていけるこの幸せ。
サイコーです、このクルマ。
しかしオープン・エア・モータリングって、こんなに楽しいものだったとは・・・。
用も無いのにスイッチトロニックのシフターを頻繁にクリックしつつ、声を上げて笑う姿を対向車のドライバーに怪訝な顔で見られながらも榛名湖畔を走ってく、そんな私は41歳(汗)。


榛名山頂、B3S×B3.JPGちょっと笑ろてるやん。.JPG榛名富士の直下にある駐車場で一休みしていると、それまでかかっていた霧が文字通り雲散霧消。
眩しい太陽とともに、深い青空が見る見るうちに拡がります。
互いのクルマの感想などを語りながらの缶コーヒー・ブレイクの後、それぞれのオーナーが再び乗り込んだ2台はK28を下っていきました。
中之条からはK234を経由、明るい山間のワインディング・ロード/K55で西へと快走し、R405に入ったところの道の駅「六合(くに)」でトイレ・タイムです。


草津「そば処 風」.jpgそろそろ腹も減ってきたので、昼飯を食うべくR292を草津方面へ。
国道を離れた見晴らしの良い高原にある「そば処 風」で天ざるをいただきました。
個人的にはもう少し太くてもイイと思える細打ちの十割蕎麦ですが、喉越しも良くツルリと腹に収まります。
店の外には、自家栽培の蕎麦の花が盛りを迎えていました。
うーん、満足。


志賀草津道路でご休憩。.jpgさて、草津からはR292/志賀草津道路を走ります。
文字通り抜けるような青空の下、時折現れ行く手を阻む先行車をパスしながら、絶景の屈曲路を駆け上がっていく2台のB3。
いや、本当に素晴らしいドライビングです。
この思いをk7さんと分かち合うべく、途中のパーキングで休憩。
涼風に吹かれつつ、二人して煙草に火を点けます。

w「サイコーだねぇ」
k「サイコーですねぇ」
w「これだけ天気がイイと、下界は暑いんだろうね」
k「暑いでしょうねぇ」
w「今日は平日だし、みんな暑い中で一生懸命働いてるんだろうなぁ・・・」
k「・・・・・・」
w「・・・・・・」
k「いや〜、サイコーですね〜!(笑)」
w「ホント、サイコーだね〜!(笑)」


万座温泉「豊国館」.jpg白根山の辺りで左折し、万座温泉へ。
小洒落たリゾート・ホテルを敢えて外し、鄙びた温泉宿「豊国館」に立ち寄りました。
真っ白な硫黄泉の露天風呂にゆったり浸かり、ここでも「サイコー」を連発する四十路コンビ。
熱くなって湯から上がると、高原の風に汗がサーッと引いていきます。
おかげさまで、出たり入ったりの繰り返し。
いわゆる「金冷法」、思いがけずの実践です(笑)。

浴後の水分補給にと自販機でお茶を買いますが、取り出そうとして「熱っ!!!」
・・・間違えて、「HOT」のボタンを押してました(涙)。
改めて購入したスポーツ・ドリンクをガブ飲みしつつ、k7さんに別れ話を切り出します。
笑いを堪え・・・いや、真摯な態度で非礼を詫びると、男らしく笑って許してくれたk7さん。
ただ一瞬、彼の足許が覚束なくなったように見えたのは、私の思い違いでしょうか。
それとも、初秋を感じさせる爽やかな風の悪戯だったのでしょうか・・・(←意味不明)。

急な山坂道を駆け下っていくB3Sカブリオレを見送り、独り再び志賀草津道路へと登るB3。
引き続きの絶景に目を奪われつつ、国道最高所である渋峠(2172m)を越えて長野県へ。
交通量も少なく、尚もハイ・ペースのドライビングです。
丸池まで下ったところでR292と別れ、K471→K502を北上。
今や全線舗装となり、一度走ってみたかった旧「奥志賀スーパー林道」です。

しかしこの道、想像以上の「ひたすら」感。
比較的明るく見通しの良い森の中を走る1.5車線路は、路面が良いこともあって走りにくさはありません。
が、とにもかくにも延々と続くこの県道・・・いや林道、その距離50km以上とな(汗)。
東名高速の東京−秦野中井間、名神道なら西宮−京都南間に匹敵するロング・ランです。
その間は無数のショート・コーナー、かつ道路以外の人造物はほとんど無し。
終着の野沢温泉スキー場に辿り着いて初めて、途中からほぼトランス状態で走っていたことに気がついた次第です(汗)。


野沢温泉スキー場.JPG放心状態でゲレンデを下り、温泉街の宿にチェック・イン。
ここ野沢温泉には、13の共同浴場があります。
早速汗を流しに向かうべく、浴衣姿に下駄を鳴らし、首にタオルをぶら下げて、オッサン丸出しで温泉街をそぞろ歩きの41歳。
で、立派な造りの「大湯」に入ったのですが、お湯がもう熱いのなんの・・・。
このままでは絶対に入れないため、誰もいないのをイイことに水をガンガン入れてやっと入浴することができました。
・・・せっかくの温泉成分、半減です(涙)。

本日の走行距離は、345kmでした。

---

k7さん、同行していただきどうもありがとうございました。
おかげで大変楽しいGT初日となりました。
これに懲りず、またご一緒していただければ幸いです。

なおk7さんにはたくさんの素晴らしい写真を撮っていただきましたので、是非こちらをご覧下さい。
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k7

wataさん、こんばんは。

wataさん目線の記事、最高です。(笑)
当日の、景色が蘇りますね〜。楽しかったなぁ〜、全てが!!

しかし、バンザイしながら(笑)運転して、思いのほかオープンドライブ楽しまれていたwataさんが印象的でした。(笑)

サプライズも最高でしたし!!(笑)

50kmのクネクネ道(驚!!)お疲れ様でした。

野沢温泉は若かりし頃、スキーで訪れた事があり、温泉街の汚い宿に泊り、晩飯でてんこ盛りの野沢菜を食べた記憶があります。(笑)

共同浴場にも行きましたがスーキーシーズンで混んでいた事もあり知らないオヤジと肩が触れながら芋洗い状態で湯に浸かりました。(気持ち悪)

今回、お誘い頂きまして本当に楽しい一日を過ごす事ができました。ありがとうございました。

ぜひまたお供させてください。

続き、楽しみにしております。(笑)

追伸・・・メタボな写真を載せて頂きありがとうございます。(爆)
by k7 (2007-09-08 20:00) 

koji

いやぁ、待望の本編が掲載されました。
相変わらずお盛んですねぇ。

一日で300km余を走破するドライブにはなかなか出掛けられないインドアな四十路の私目は、四十路世代の楽しい旅路を綴ったwata さんのブログに掲載されている写真を見て羨むのが関の山であります。

そういえば、先日のブログへの私からのコメントに頂いた返信に、『おばちゃん』の登場が予告されていましたが・・・、出し惜しみせず、旅先での『オネエチャン』との出会いのほうもひとつ宜しくお願いします。(←しつこい?いや、wata さんならきっとという期待感からツイ・・・。)

それにしても、第一話の目玉キャラがカブリツキでB3の写真を撮る k7 さんだったとは恐れ入りました。wata さんの写真で見る限り完全にカメラマンですね。(写真もお上手ですし。)
by koji (2007-09-08 20:56) 

wata

k7さん、こんにちは。

おもしろかったですねぇ。
あのまま普通に日帰りドライブだったとしても、大変充実した一日だったと思います。
いや、日帰りのほうが良かったかな・・・。
どう考えても奥志賀スーパー林道より万座ハイウェーのほうが楽しいと思われますので(笑)。

野沢にかぎらず、オフ・シーズンのスキー場って空いててなかなかイイと思います。
基本的に山の中にありますので走って楽しいですし、宿泊施設は充実かつ冬より格段に安いですしね。
ちなみに私が泊まった宿でも、当然の如く野沢菜が供されましたよ(笑)。

ちなみに「撮影しているk7さんを撮影する」のは、最早お約束。
いやむしろ、私に課せられた義務であるとさえ言えます(キッパリ)。
by wata (2007-09-08 23:23) 

wata

kojiさん、こんにちは。

300km超と言ってもそのうち100kmは単に高速道路を走ってただけですよ。
自宅の近くに走れるところが無いので、畢竟、ある程度は高速道路を使わざるを得ないのです。

k7さんのBlogをご覧になればお解りの通り、彼は完全なカメラマンです。
そのくせ写真を撮るだけのオッサンではなく、走ると速いんですから困ったもんです(←別に困らないだろ)。

・・・しかし『オネエチャン』『オネエチャン』ってまだ言いますか?
しつこいですねぇ(苦笑)。
by wata (2007-09-08 23:37) 

mtm

最近、wataさんの苦手な集会が続いてましてツーリングに行けてません。

空いた田舎道(田舎の人ごめんなさい)、山々をの自然を眺めながらのドライビングを無性にしたくなってます。(一人で・・・)
野沢温泉と聞いて学生時代のスキーを思い出しました。あの温泉街はなかなか風情があり僕も大好きです。(昔、そこでナンパもしてましたし・・・汗)

ゆっくり温泉に浸かって1日中寝ていたい、そして起きたら近くの街道を思う存分走ってまた温泉&昼寝なんて最高!(夢)
この続きも楽しみにしております。(笑)
by mtm (2007-09-10 08:50) 

wata

mtmさん、こんにちは。

無性にしたくなったら、しましょう。
私は、してます(笑)。

野沢温泉は関西方面からもスキーに来る人が結構いると聞きました。
最近のスキー場はどこも立派なリゾート・ホテルが聳えてますが、野沢温泉は本当にイイ感じの温泉街って風情ですね。
mtmさんも、青春してたんですねぇ・・・(遠い眼)。
by wata (2007-09-10 21:18) 

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