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伊豆ツーリング [drive/touring]

私は基本的に「空いた山道を自分のペースで走り、蕎麦を食い、温泉に入る」というドライブが好きです。
埼玉県に住んでいるので、上記を満たすために走るのは主に北関東や東北方面なのですが、冬の間はさすがに行けません。
というわけで、この時期は必然的に(?)静岡県/伊豆半島へ向かうこととなります。
2月初旬3月初旬に行ったにもかかわらず、3月下旬の飛び石連休を利用してまたまた訪れてしまいました。
今回は1泊です。


伊豆スカイライン例によって朝早く起き、混雑した首都高速を抜け、東名高速道路から小田原厚木道路で箱根口へ。
箱根新道を駆け上がり、熱海峠から伊豆スカイラインで山伏峠へと南下します。
この日は朝から快晴で、富士山も海も輝いていました。
山伏峠からはK80で修善寺まで下り、R136を越えてK18で西へ向かい、戸田峠まで。


仁科峠にてここからが、前回走ってものすごく気に入ってしまった旧西伊豆スカイライン(K127)→西天城高原線(K411)です。
そう、今回もこの道を走るために来たようなものです(笑)。
交通量が少ないのをいいことにアクセルを開け、3速メインで気持ちよく走りました。
標高900mの仁科峠まで一気に走り、その先のレストハウスで一休み。
ソフトクリームを食べつつB3を眺めてみると、タイヤのショルダー部がイイ感じにささくれ立っています(汗)。
そして数日前に一生懸命洗ったばかりのアルミ・ホイールは、ブレーキ・ダストで真っ黒になっていました(涙)。
結構ブレーキ使ったからな・・・。

初めてB3に乗ったとき、踏み始めにグッと制動力が立ち上がるブレーキには少々違和感を感じていました。
初期のアシストが過大に思えたのです。
しかしそれにも慣れた今では、逆に非常に扱いやすいブレーキだと思っています。
特にワインディング・ロードを(私なりの)ハイ・アベレージで走るときなどは、非常に優秀な「速度調節デバイス」として機能してくれます。
個人的には、B3のブレーキは以前に乗っていたE36/M3よりもスポーティだと感じています。

さて、仁科峠からはK59を南下して松崎まで向かいます。
この道は深い山の中を下っていく見通しの悪い一車線路。
木漏れ日の中を走るのは気持ちいいのですが、対向車が非常に見えづらいんですよね・・・。
カーブ・ミラーもろくにないため、対向車に早めに気づいてもらうようヘッド・ライトをONにしてゆっくり走っていきます。
途中の渓谷沿いでは、山桜が美しく咲いていました。


西伊豆松崎・「小邨」松崎に到着。
少し早めの昼食をと、街道から離れた住宅地の中にある「小邨(こむら)」という店で蕎麦を食べました。
ここのメニューは「もりそば」と「田舎そば」のみ。
私が食べた田舎そばは、香りものどごしも良くてあっという間に平らげてしまいました。
もうちょっと量が多ければいいのに・・・。


南伊豆・石廊崎漁港ここからは南伊豆を時計回りにぐるっと一周すべく、まずは松崎街道(K15)を東へ。
ほぼ2車線の快適なルートで、名前は凄いが標高は低い婆娑羅峠(ばさらとうげ・標高270m)を越えてR414に突き当たるまで走っていきます。
混雑した下田市街を抜け、R136から分かれたK16で伊豆半島南端の石廊崎(いろうざき)に到着しました。
港にB3を駐め、勾配のキツい遊歩道で岬を往復すると、もうヘトヘト。
やはりトシには勝てません(涙)。

K16からR136に合流、アップ・ダウンの激しい西伊豆の海岸線を走っていきます。
途中、小さな漁港の中にある無料の「平六地蔵露天風呂」に立ち寄りました。
熱くて塩分が多い湯にカラダがビリビリしますが、やはり極楽です・・・。
近くの東屋(あずまや)で風に当たりつつ煙草を喫い、汗も引いたところで出発。
松崎まで戻って再び松崎街道を走り、本日の宿へと向かいました。


西伊豆・大沢温泉付近宿にB3を置き、少し歩いて「大沢温泉山の家」の露天風呂へ。
渓流沿いの旧い静かな温泉ですが、ドバドバと湧き出す豊富な湯量にビックリです。
日暮れにはまだ時間があったため、ゆっくりのんびり湯に浸かっていました。
近くにあるソメイヨシノは五分咲きといったところ。
風呂上りに桜を眺めたあと、宿に帰りました。
今頃は恐らく満開でしょうね。

今夜の宿は、松崎の静かな山あいにある「BBRoad」。
主にバイク乗りが集う、ドミトリー(相部屋)形式の旅人宿です。
とてもキレイでしゃれた造りで、ドミトリーでなければペンションと見紛うような宿でした。
私以外のお客さんは全員ライダーの方でしたが、夜は一緒に酒を呑んで楽しく過ごせました。
これまでの独り旅の宿は温泉旅館やホテル、民宿が主でしたが、同宿の人たちと語りあえるBBRoadのような旅人宿もいいもんだなーと感じています。
また来よう、と思える宿でした。

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翌日も快晴!(嬉)
宿を出発し、西海岸沿いにR136を北上します。

西天城高原線東京方面への最短経路、すなわち土肥(とい)から修善寺経由で沼津ICへ向かうルートで帰るつもりでしたが、やはり「走れる道」で帰りたくなり、ガマンできずに宇久須(うぐす)からK410へと右折。
DSCの世話になりつつ急勾配のヘアピン・カーブを2速で駆け上り、またまた仁科峠から西天城高原線(K411)→旧西伊豆スカイライン(K127)を北へ走りました。
いやー、この道はホントに最高です。

その後は往路と同様、K18→K80→伊豆スカイライン→箱根新道→小田原厚木道路→東名高速道路と走って帰ってきました。
休日とは言え午前中の上りルートはクルマも少なく、ほとんど自分のペースでB3を走らせることができました。

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伊豆半島までは大した距離もなく、日帰りで十分に行って帰ってこれます。
そこを敢えて一泊することにより余裕もでき、渋滞にも遭わずにワインディング&カントリー・ランを存分に堪能したツーリングとなりました。

総走行距離は、580kmでした。
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童夢

こんにちはwata様、毎度拝見しておりますが何時何時も情景的な素晴らしい写真と的確な表現には恐れ入ります。
まず、私のB3の部分写真を女房のブログの方にようやく掲載しました(させました)事を御報告致します。私のシリアルは
300番台でwata様とはホイールに違いがあるようです。
さて、先だっては仕事を兼ねて私もちょっとロングなドライブしてきました。横浜から東名で裾野に抜けて、十里木高原を抜けて富士宮経由で芝川に出て、R52を通って清水の三保に出てここにて行着けの食堂で昼食。清水からはフェリーで土肥に渡り、戸田の岬でひと休み。そこから伊豆半島を縦断し河津に出て、熱川で足湯に浸かって北上して西湘バイパスで帰宅しました。タイトなコーナーの数々は慣れるまではタイミングが掴みづらく85%踏みでしたが、今後ますます楽しめる余地が沢山残されている素晴らしい車のような気がします。
ところでwata様、蕎麦通のようにお見受け致しますが北海道の音威子府そばは御賞味された事はございますか?
黒い蕎麦お薦めです。
下記サイトより注文できるようですのでお試し下さいませ。
ttp://www.northmall.jp/iroha/soba.htm

ではでは
by 童夢 (2006-03-30 19:11) 

wata

童夢さん、こんにちは。
いや、決して恐れ入っていただくほどの文章でも写真でもございません(汗)。

写真拝見しましたよ。
アルピナ・グリーンですねぇ!
アルミ・ホイールのデザインとシリアル・ナンバーから拝察するに、童夢さんのB3はE4/4型エンジン搭載車とお見受けしました(たぶん・・・)。
パフォーマンスや内外装など、私のB3(E4/6エンジン)もほぼ全く同じですけどね。

早速走らせてますね(笑)。
富士方面はしばらく走ってませんが、十里木高原あたりは気持ちのいい道が続きますよね。
しかし神奈川にお住まいなのに静岡県/三保に行きつけの食堂があるって、素晴らしいです。

えーと、私は「蕎麦通」ではなく「ただの蕎麦好き」です(汗)。
音威子府の蕎麦は、残念ながらまだ食べたことがありません。
幌加内蕎麦は現地で食べましたけどね。
他にも新得や十勝清水、ニセコなど、北海道ではあちこちで旨い蕎麦を食いましたよ。
ご紹介のサイトも覗いてみます。

最後に、お願いですから「wata様」はカンベンしてください・・・。
私には「様」と呼ばれるほどの地位も人格も一切ございませんので(涙)。
by wata (2006-03-30 20:26) 

童夢

こんばんはwataさん、童夢です。
もしかして私のはE4/4型エンジン搭載車という事ですが、328がベースで、wataさんのは330がベースという事で間違いないでしょうか。つまり、どちらかというと私のB3の方が補強材がベース車両に対して多く積まれていると考えて良いのでしょうかね(車重も重かったりして・・・)。そして更に昨晩にタイヤにエアーを入れようとしてホイールカバーを外したら「BBS」の刻印がありました。また、トランクスルーの機能が最初からありましたが、以前の323の物とは基本設計が違い、トランク側の鉄板が323では引き降ろし式だったのに対して、跳ね上げ式であってトランク上部のマグネットに付けて固定する設計で323のトランクスルー部分よりも凝ってます。
趣味でフィッシングしますのでこの部分はロッドを入れる際に最重要部分であったりもしますが。
また、何か発見したら書込み致します。wataさん。
by 童夢 (2006-03-31 21:19) 

wata

童夢さん、こんにちは。

そうですね、童夢さんのB3がE4/4型エンジン搭載車であれば、328iがベースだと思います。
ちなみに私のB3、エンジン・ルーム内の旧車台番号(×印で記されているベース車輌の番号)で検索してみたら、やはり「330i」と出ました。
http://www.bmw-z1.com/VIN/VINdecode-e.cgi

E4/4とE4/6とは基本的に同じエンジンだと思いますが、エンジン・ルームの眺めは若干違うようです。
「3.3」の文字がインテーク・マニホールドの根元に横向きに記載されているのがE4/4、ヘッド・カバーの前端に正面を向いて記載されているのがE4/6です(・・・だと思います)。
また、E4/4のエア・クリーナー・ボックスはALPINAオリジナル・パーツですが、E4/6のそれは330iの流用品のようです。

童夢さんのB3が履くアルミ・ホイールは、やはりBBS製なんですね。
私のはロナール製です。
見た目の違いはそれくらいでしょうか。
あとひょっとするとステアリング・ホイールの形状が違うかもしれませんが、未確認です(汗)。

補強材の件は知りませんでした。
ベース車輌がE46になってからはボディ剛性が格段に向上したため(或いはコスト・ダウンのため?)、ALPINAといえどもボディの補強はしなくなったと思ってました。
ということは、E4/4搭載車までは補強していたんでしょうかね。

私のB3、トランク・スルーはセンター部分だけで、スキー・バッグが仕込まれています。
リッドは童夢さんのB3と同様、跳ね上げてマグネットで固定するタイプです。
シート自体は倒れません。
倒れるシートにするには、84,000円ものオプション費用が必要だったようです(汗)。
この機能が標準搭載である日本仕様のE46/BMWセダンはシートが倒れ、かつセンター部分がトンネルになってますので、リッドの開閉方式の違いはこの差によるものではないかと思ってます。

・・・いつか、2台のB3を並べて較べてみたいものですね。
傍から見れば、「様子のおかしい男が二人いる」と思われるでしょうが(笑)。
by wata (2006-03-31 22:17) 

MUTSUMI

wataさん、童夢さん、こんばんは!
こうやって見ていると、やはりというか年式によっていろいろ違うんですね!
アルピナだけを比べることはなかなか不可能なことなので、とても参考になります。
僕のB3もほぼwataさんと同じです。・・・違うのはお顔だけでしょうか(笑)
by MUTSUMI (2006-04-01 20:10) 

wata

MUTSUMIさん、こんにちは。
私も実際に見比べたワケではないのですが、細かいところはいろいろと異なっているようですね。

製造が2000年の夏を境とするE4/4とE4/6の違いだけでなく、同じE4/6搭載車でも2001年2月を境にマニュアル・トランスミッションやクラッチが変更されたりしているようです。
MUTSUMIさんのB3 3.3は後期型の外装ですので見た目から違いますが、ひょっとすると中身も違っているかもしれませんね。
by wata (2006-04-01 20:42) 

童夢

こんにちはwataさん、MUTSUMIさん。
昨晩は所用で網代まで流してきました。生きは有料オンリーで颯爽と飛ばして参りましたが素晴らしい安定感で西湘バイパスの路面の継ぎ目も心地よく感じる事が出来まして、帰りは旧道攻めでコーナリングを楽しんで参りましたが、多少シートのホールド性に不安定感はあるものの、例の猫足が心地よくかぶりついてくれて快感でした。が、R134でホワイトのX5に勝負を掛けられて応戦。3Lタイプだったので楽勝でした。いろいろ試したかったのですかね。BMW同士では競るのではなくお互いを認めあう位の紳士でなければならないと思いますがね。x5のオーナーさんにはちょっと幻滅、若者だったので仕方ないか・・。
さて、上記のURLに接続して当方のB3のベース車両を調べましたら案の定328iをモデルとした固体という事で識別されました事を御報告致します。
ではでは。
by 童夢 (2006-04-02 11:49) 

wata

童夢さん、こんにちは。

ハイウェイ/ワインディングともに、童夢さんの感想にはとても共感できます。
どの場面でもスタビリティが非常に高く、大きなステアリング入力に対しても足がしっかりついてくる。
そんな印象を持っています。
クルマを振り回すレベルになってもB3は極めてコントローラブルだ、との話を聞いたこともありますが、残念ながら私のレベルでは確認不可能です(涙)。

しかし、X5に乗る若者、ですか・・・。
中古の3.0iでも最低400万円からのクルマですから、「普通の若者」がおいそれと乗れるハズもないですよね。
ま、彼の今後の成長に期待することとしましょう(笑)。

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以下、MUTSUMIさん始め関東近県にお住まいでない方へ勝手に補足です。

【網代(あじろ)】
静岡県の伊豆半島東海岸、温泉街で有名な熱海の少し南にある漁港の町。
童夢さんのご自宅からは、片道80kmほどの距離になる(と想定される)。
ちなみに、道端で売っている干物類はとても旨い。

【西湘バイパス(せいしょうばいぱす)】
神奈川県の西部を海岸沿いに走る自動車専用道路。
決して高速道路ではないが、高速道路的(謎)。
終着の早川ICは、箱根や伊豆への入口となっている。
カーグラフィックTVでも良く使われている道。
by wata (2006-04-02 13:17) 

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