代車でGo! 奥武蔵・秩父ドライブ [drive/touring]
B3は、入庫中。
なので、お借りしている代車で初冬の奥武蔵をのんびりと走ってきました。
夜明け前、埼玉の自宅周辺はこの冬いちばんの冷え込みなんじゃないかぐらいのすんごい寒さ。
その代わり風も雲も無く空気はガラスのように澄んでおり、東の空に昇る細い月の地球照が肉眼でもハッキリと見えるほどです。
混雑の始まった関越自動車道を鶴ヶ島ICで降り、霜で真っ白になった畑の中を県道で西に向かうと、これから分け入る奥武蔵の山々がどんどん近づいてきました。
陽が当たる前の鎌北湖は、とても静かです。
湖畔を少し歩いてみたものの、周囲の紅葉はほぼ終了しており、葉を全て落とした樹も少なくありませんでした。
この寒い中で糸を垂れる釣り人も少なくないのですが、何が釣れるのでしょうかねぇ。
しばらく見ていても一向に竿を上げる気配がありませんでしたので、クルマへと戻ってリスタートです。
鎌北湖の奥、県道の終点から「こんな狭い道を上がっていくのか？」と思わず呟いてしまうような左急カーブ。
いくつもの峠を結んで山々を縦走する舗装林道、奥武蔵グリーンラインへの入口です。
2009年の春と夏にB3を走らせていますが、速度域は低いものの、変化に富んだとても楽しいルートなのです。
そんな道を、今日は代車のトヨタ・アリオンA18で走ります。
5ナンバー・サイズの4ドアセダン、1,230kg、FF、1.8リッター、143ps、17.6kgm、CVT、185/65R15。
恥ずかしながら不勉強で知らなかったのですが、アリオンはカリーナの後継車種なのだそうです。
つまり、「足のいいやつ」ってことですね（←古いって）。
CVTのセレクターをスポーツ・モードに固定し、誰もいない森の中をぐんぐん上っていきます。
やがて視界がパッと拓けて、顔振峠に出ました。
西側、順光に輝く武州の山々の向こうには、直線距離にして約80km先の富士山が頭を出しています。
気温はまだ低いはずなのに、無風と陽光でポカポカと暖かく、実にいい気分です。
朝が早くて茶屋はまだ開いていなかったため、外のベンチに腰掛けて山並みを見晴るかしつつ、持参したペットボトルのお茶を一口。
いや～、清々しいですなぁ（笑）。
引き続き山ん中をどんどこ走っていくと、「関八州見晴台」の看板が目につきました。
徒歩を伴うため、過去2回のドライブでは気になりながらも通り過ぎていたのですが、今回は行ってみることにします。
急な登山道を10歩ほど登ったところで早くも「来るんじゃなかった」と後悔を始めたものの（涙）、5分ほどで着いた見晴台からの眺めは正に絶景！
顔振峠よりも高く拓けたところにあるからでしょう、真っ白な富士山は更に良く見え、石灰岩の採掘で大きく削られた武甲山の威容も間近です。
次回以降も、天気が良ければ是非立ち寄ってみようと思いました。
軽量コンパクトなボディの恩恵が大きいのでしょうか、アリオンは思ったよりも軽快に山坂道を走ります。
そもそも1.5車線レベルの舗装林道ですから、B3でもペースの上限はかなり低いわけで、アリオンを頑張って走らせても185サイズのエコタイヤが啼くことは殆どありませんでした。
刈場坂峠で小休止、大野峠を過ぎて県民の森を越えると、以降は秩父の街に向かうダウンヒルとなります。
ブレーキングでググッとノーズを沈め、ステアリングでグラッとボディをロールさせて曲がってゆく、トヨタ・アリオン。
そりゃもう、「走ってる感」炸裂です（笑）。
どこかでひとっ風呂浴びていこうと思い、奥武蔵グリーンラインを下り切った辺りで日帰り温泉を検索。
すぐ近くにあった「武甲温泉」に立ち寄ってみました。
入場料は800円、宴会場なども完備したかなり大きな施設で、地元の人などで大いに賑わいそうな雰囲気です。
私が訪れたのは開店直後の時間帯で、露天風呂も手/足/袋を伸ばしてゆったりと入ることができました。
のんびりと寛いでいるうちに腹も減りまくり、昼飯は何を喰ってやろうかと思案します。
と言うことで秩父の街中にある、小鹿野の有名店「安田屋」の支店でわらじカツ丼を喰うことに決定！
開店前にも関わらず、家族連れやライダーの皆さんで既に行列ができています。
ちなみに、本家GT［グルメ/グルマン・ツアラー］・つくばの松さんのBlogで拝見した豚みそ丼の店「野さか」も大行列で、同様に人気の高さが窺えました。
11時半を過ぎて暖簾がかかり、入店開始。
店内は2台のコタツとカウンターとでキャパシティは十数名程度、15分ほど並んでいた甲斐もあって、私はギリギリで第一陣に加わることができました（笑）。
「2枚をひとつ（一人前）」とオーダーして出てきた丼には、大きな丸いトンカツが2枚載せられています。
1枚をフタの上に退避させ、甘辛いタレのしみたわらじカツと飯を貪り喰いました。
うーん、旨い。
カツ丼的にはわらじカツ1枚でちょうどいいぐらいであり、もう1枚はカツのみを喰う感じですね。
舌も腹も大満足で店を出ると、そこには20名ほどが列を作ってお待ちかねでした。
店を出てR140を少し西へ走り、浦山ダム湖に沿った2車線路のK73を快走。
このまま飯能方面に抜けられるんじゃないかと思い調子こいて走っていたのですが、ふと目をやったカーナビ上で道が途切れていることに気づき、敢え無くUターンとなりました（涙）。
それでももう少しアリオンを走らせようと、関越道へ乗る前にK11/定峰峠に寄ってみます。
旋回中にアクセルを開けるようなマネをしなければ、コーナリングもよく粘ってくれるアリオン。
CVTの「間接感」は苦手ですが、登坂時のパワー＆トルク感や、ダウンヒルでのブレーキング・フォースも十分です。
実速はともあれ、バランスの良いワインディング・ランを楽しむことができました。
本日の走行距離は、248km。
平均燃費は11.9km/Lでした。
平均速度は測っていませんが、今回のルートであれば、B3でもあまり変わらなかっただろうと思ってます（笑）。
奥武蔵グリーンラインは、自然の中をトレッキング気分で走れるとても楽しい道です。
春や夏はもちろん、空気の澄んだ初冬の奥武蔵もまた格別でした。
またトヨタ・アリオンA18は、往復の高速道路を含めて能力に不足は無く、走らせれば応えてくれるいいクルマだと思っています。
私としてはやはりB3がイチバンなのですが、たまに違うクルマを走らせるのもいいもんですね。
とても充実した、楽しいデイ・ドライブとなりました。
なので、お借りしている代車で初冬の奥武蔵をのんびりと走ってきました。
夜明け前、埼玉の自宅周辺はこの冬いちばんの冷え込みなんじゃないかぐらいのすんごい寒さ。
その代わり風も雲も無く空気はガラスのように澄んでおり、東の空に昇る細い月の地球照が肉眼でもハッキリと見えるほどです。
混雑の始まった関越自動車道を鶴ヶ島ICで降り、霜で真っ白になった畑の中を県道で西に向かうと、これから分け入る奥武蔵の山々がどんどん近づいてきました。
湖畔を少し歩いてみたものの、周囲の紅葉はほぼ終了しており、葉を全て落とした樹も少なくありませんでした。
この寒い中で糸を垂れる釣り人も少なくないのですが、何が釣れるのでしょうかねぇ。
しばらく見ていても一向に竿を上げる気配がありませんでしたので、クルマへと戻ってリスタートです。
いくつもの峠を結んで山々を縦走する舗装林道、奥武蔵グリーンラインへの入口です。
2009年の春と夏にB3を走らせていますが、速度域は低いものの、変化に富んだとても楽しいルートなのです。
そんな道を、今日は代車のトヨタ・アリオンA18で走ります。
5ナンバー・サイズの4ドアセダン、1,230kg、FF、1.8リッター、143ps、17.6kgm、CVT、185/65R15。
恥ずかしながら不勉強で知らなかったのですが、アリオンはカリーナの後継車種なのだそうです。
つまり、「足のいいやつ」ってことですね（←古いって）。
やがて視界がパッと拓けて、顔振峠に出ました。
西側、順光に輝く武州の山々の向こうには、直線距離にして約80km先の富士山が頭を出しています。
気温はまだ低いはずなのに、無風と陽光でポカポカと暖かく、実にいい気分です。
朝が早くて茶屋はまだ開いていなかったため、外のベンチに腰掛けて山並みを見晴るかしつつ、持参したペットボトルのお茶を一口。
いや～、清々しいですなぁ（笑）。
引き続き山ん中をどんどこ走っていくと、「関八州見晴台」の看板が目につきました。
徒歩を伴うため、過去2回のドライブでは気になりながらも通り過ぎていたのですが、今回は行ってみることにします。
急な登山道を10歩ほど登ったところで早くも「来るんじゃなかった」と後悔を始めたものの（涙）、5分ほどで着いた見晴台からの眺めは正に絶景！
顔振峠よりも高く拓けたところにあるからでしょう、真っ白な富士山は更に良く見え、石灰岩の採掘で大きく削られた武甲山の威容も間近です。
次回以降も、天気が良ければ是非立ち寄ってみようと思いました。
軽量コンパクトなボディの恩恵が大きいのでしょうか、アリオンは思ったよりも軽快に山坂道を走ります。
そもそも1.5車線レベルの舗装林道ですから、B3でもペースの上限はかなり低いわけで、アリオンを頑張って走らせても185サイズのエコタイヤが啼くことは殆どありませんでした。
刈場坂峠で小休止、大野峠を過ぎて県民の森を越えると、以降は秩父の街に向かうダウンヒルとなります。
ブレーキングでググッとノーズを沈め、ステアリングでグラッとボディをロールさせて曲がってゆく、トヨタ・アリオン。
そりゃもう、「走ってる感」炸裂です（笑）。
すぐ近くにあった「武甲温泉」に立ち寄ってみました。
入場料は800円、宴会場なども完備したかなり大きな施設で、地元の人などで大いに賑わいそうな雰囲気です。
私が訪れたのは開店直後の時間帯で、露天風呂も手/足/袋を伸ばしてゆったりと入ることができました。
のんびりと寛いでいるうちに腹も減りまくり、昼飯は何を喰ってやろうかと思案します。
と言うことで秩父の街中にある、小鹿野の有名店「安田屋」の支店でわらじカツ丼を喰うことに決定！
開店前にも関わらず、家族連れやライダーの皆さんで既に行列ができています。
ちなみに、本家GT［グルメ/グルマン・ツアラー］・つくばの松さんのBlogで拝見した豚みそ丼の店「野さか」も大行列で、同様に人気の高さが窺えました。
11時半を過ぎて暖簾がかかり、入店開始。
店内は2台のコタツとカウンターとでキャパシティは十数名程度、15分ほど並んでいた甲斐もあって、私はギリギリで第一陣に加わることができました（笑）。
「2枚をひとつ（一人前）」とオーダーして出てきた丼には、大きな丸いトンカツが2枚載せられています。
1枚をフタの上に退避させ、甘辛いタレのしみたわらじカツと飯を貪り喰いました。
うーん、旨い。
カツ丼的にはわらじカツ1枚でちょうどいいぐらいであり、もう1枚はカツのみを喰う感じですね。
舌も腹も大満足で店を出ると、そこには20名ほどが列を作ってお待ちかねでした。
店を出てR140を少し西へ走り、浦山ダム湖に沿った2車線路のK73を快走。
このまま飯能方面に抜けられるんじゃないかと思い調子こいて走っていたのですが、ふと目をやったカーナビ上で道が途切れていることに気づき、敢え無くUターンとなりました（涙）。
それでももう少しアリオンを走らせようと、関越道へ乗る前にK11/定峰峠に寄ってみます。
旋回中にアクセルを開けるようなマネをしなければ、コーナリングもよく粘ってくれるアリオン。
CVTの「間接感」は苦手ですが、登坂時のパワー＆トルク感や、ダウンヒルでのブレーキング・フォースも十分です。
実速はともあれ、バランスの良いワインディング・ランを楽しむことができました。
本日の走行距離は、248km。
平均燃費は11.9km/Lでした。
平均速度は測っていませんが、今回のルートであれば、B3でもあまり変わらなかっただろうと思ってます（笑）。
奥武蔵グリーンラインは、自然の中をトレッキング気分で走れるとても楽しい道です。
春や夏はもちろん、空気の澄んだ初冬の奥武蔵もまた格別でした。
またトヨタ・アリオンA18は、往復の高速道路を含めて能力に不足は無く、走らせれば応えてくれるいいクルマだと思っています。
私としてはやはりB3がイチバンなのですが、たまに違うクルマを走らせるのもいいもんですね。
とても充実した、楽しいデイ・ドライブとなりました。
お疲れ様でした・・・笑（←なぜ笑う）
また代車で走り回ってるんですね～、Ｂ3はどうしたんですか？
今回の奥武蔵、素敵なコースですね・・知りませんでした。
しかし、本家に本家と言われると、二人とも偽物みたいじゃないですか（爆）ちなみに私も9月に安田屋へ行っていますが情報源はｗａｔａさんのブログですよ！私のＧＴ報告では2枚を頼むと1枚は最初は余るとちゃんと書いたのに・・・笑
あ、久々にいいジャンプです！
by つくばの松 (2013-12-12 00:09)
本当にwataさんは ALPINAでないといけませんね！あなたのマネをして レイダー探知機を付けました。ルームミラーに内蔵された。さいしんのやつです。中々いい出来です。ちゃんとレイダーの形まで写してくれます。 pcで 毎月更新出来るので たえず新しい 情報が入るようにicチップがはい要っているんです。とても気に入っています。 ところで 正月の集まりの日取りわ 決まりましたか？ 決まったら早めに教えてくださいね。 楽しみにしております。
by AKUA.T (2013-12-12 02:06)
つくばの松さん、こんにちは。
名前は立派ですが、奥武蔵グリーンラインは舗装林道です。
ペースは上がりませんし、誰にでもお勧めできる道ではないんですけど、松さんも是非一度走ってみて下さい。
･･･で、走った後は秩父の街で豚みそ丼の特盛と、わらじカツ丼の3枚載せですよね（震）。
跳躍写真、お褒めいただき光栄です。
ちなみに代車は「代わりの車」ですから、車種を問わず、B3と同じように走らせなければいけないんですよ（笑）。
by wata (2013-12-12 21:05)
AKUA.Tさん、こんにちは。
残念ながら、代車のアリオンにはレーダー探知機は装備されていませんでした･･･。
ま、アリオンでもB3でも、そんなに飛ばさないので要らないんですけどね（←ホントか？）。
正月に集まるかどうかは、年末に決まるんじゃないでしょうかねぇ。
ちなみに去年はこんな感じでした。
http://whiteisland.blog.so-net.ne.jp/2012-12-28
by wata (2013-12-12 21:16)
素晴らしい。 ハッキリ言って 分かりやすいです。 楽しそうです。まちどうしいな。 でも あと ２週刊て 事ですよね！
by AKUA.T (2013-12-13 00:23)
こんにちは
えぇ！鎌北の上あがってったんですか！？しかもこの季節に（汗）
アソコは勾配キツイし狭いし路面悪いしでワタシもほとんど通りません(^^;
足のいいやつがお供とはいえ・・・（驚）
狭い道がお好きでしたらあのあたりはいいですね♪ 昼間は結構車が多いですが、深夜はいいですよ！
by zdm1929 (2013-12-13 16:48)
AKUA.Tさん
そうですね、私も楽しみに待っています。
by wata (2013-12-13 23:34)
zdm1929さん、こんにちは。
鎌北からのルートは、アリオンはもちろんB3でも大丈夫でしたよ。
確かに路面はところどころ荒れていますが、ゆっくり走れば何の問題もありません。
いやむしろ、あの道を深夜に走るってーのが想像できませんよ（汗）。
近くに天文台もあるので、晴れてりゃ星がキレイだろうとは思いますが、おっかなくて行く気になれませんねぇ･･･。
夜はやっぱり、風呂入ってビール飲んで飯喰って寝るのが一番です（頷）。
by wata (2013-12-13 23:45)
wataさん、はじめまして、こんにちは。
AlfaRomeo 916 spider 3.0V6 (2001) に乗るciaoTAKUこと、50手前のジジィです。
アウェイ感イッパイではありますが、、、思い切ってオジャマします（汗）
実は先日、友人からwataさんのこのブログを教えられ、南房総へ行って参りました、アルファ3台連ねて。
コースは、早朝6時君津PA～安房グリーンライン～七里川温泉入浴～アリランラーメンと、もうまんまマネマネです（笑）
それがもう、、気持良くて、愉しくて、素晴らしいツーリングとなりました、ありがとうございます。
超早朝に出る事のメリットや、房総に素晴らしい山坂道がある事なども、目から鱗でありました。
そこで、、あんまり愉しかったものですから、一度wataさん達のツーリングにお供させて頂けたら楽しいかも、なんて考えています。。
ま、愛機はカッコつけ車で、とばすと危ない！なので足手纏いになりそうで心配ですが、、、そういう時は先行って待ってて下さい（笑）
ま、もし宜しければ、ご検討の程ヨロシクお願いします。
ではでは
by ciaoTAKU (2013-12-15 14:56)
ciaoTAKUさん、はじめまして。
コメントをいただき、ありがとうございます！
アルファのスパイダー、カッコいいですよねぇ。
私のBlogは車種とかカンケイありませんので、引き続きお立ち寄りいただけると幸いです。
どうやらciaoTAKUさんとは、クルマの年式もドライバーの年式もほぼ同じようですからね（笑）。
南房総は私も大好きで、意外性炸裂の楽しいドライビング・エリアだと思ってます。
凍結の心配も殆どありませんから、この時期は特にいいんですよねぇ。
はい、こちらこそ機会があれば是非一緒に走らせていただきたいと思います。
最近やってませんが、「明日、走ります」とBlogに告知することもありますので、タイミングが合えばどうぞお越し下さい！
by wata (2013-12-15 22:23)