信州ツーリング [drive/touring]
クルマ仲間のMTさん、Kさんとともに、信州方面へ一泊のツーリングに行ってきました。
昨年の夏と同様、今回もまた避暑を兼ねて涼しげな蓼科高原に宿泊します。
・・・が、例によって宿には直行しません（笑）。
朝6時、関越自動車道/嵐山PAに集合。
MTさんのクルマは997型ポルシェ911カレラSのPDK仕様、Kさんは同じく911カレラのマニュアル仕様です。
いずれもボディ・カラーはホワイトで、ナンバー・プレートを見ないとどちらがどちらだかわかりません（汗）。
トランシーバをセットして、まずは200kmのハイウェイ・クルージングがスタート。
早朝にもかかわらず関越道はそれなりに交通量がありましたが、上信越道で長野県に入ると概ねマイペースで走れるようになります。
晴れ/小雨/濃霧と空はコロコロ変わるものの、天候は予報よりも早く回復傾向にあるようで嬉しい限り。
気分よく走り続けて信濃町ICでアウト、最寄のガソリン・スタンドで3台にハイオク・ガソリンを喰わせつつ、ここからのルートを検討しました。
長野県の北部に位置する戸隠エリアでB3を走らせるのは、これが初めてです。
「ルート隊長」を拝命した私、長野市方面からのアクセスは交通量が多いだろうと考えて北側からアプローチしたのですが、これがどうやら大正解。
昨夜までの雨でハーフ・ウェットなコンディションではあるものの、K36は涼しげな森の中を走る交通量僅少の楽しいドライビング・ロードでした。
2台のポルシェ911から放たれる強烈なプレッシャーでバック・ミラーが割れそうになったため（汗）、休憩を兼ねて戸隠神社中社に立ち寄ります。
杉の巨木に護られた社で賽銭を投げる、オッサン3名。
実に清々しい気分です。
門前町を抜けるとK36は風情のある山間路となり、タイトなコーナーを織り交ぜながら徐々に標高を下げていきます。
他にクルマはまったく走っておらず、どこまでも続く緑の中にストレート・シックス1基とフラット・シックス2基の余韻が静かに消えていきました。
鬼無里でR406にスイッチ、やや荒れたアスファルトを西にトレースしていくと、国道は2速主体で走る上り勾配の屈曲路となります。
RRレイアウトを採る911には到底敵わないものの、少しでもトラクション性能を稼ぐべくDSCの制御を緩めてB3を走らせ続け、峠のトンネルを抜けたところでひとやすみ。
雲に霞んではいましたが、雄大な北アルプス白馬連峰の眺めが、走るオッサンたちの心を癒してくれるのでした。
タイヤを削りながらR406を白馬の街まで駆け下り、R148を南下。
BMWのエンデューロ・バイク/R1200GSのオーナーでもあるMTさんによると、この日は白馬のスキー場で
「BMW MOTORRAD DAYS JAPAN 2013」が開催されているとのことで、なるほどあちこちでBMWのバイクをたくさん目にします。
国道を離れてK33→K31と快走し、美麻地区の「山品そば店」に到着しました。
ここは5年前、総勢14台での信州ツーリング時にも訪れた懐かしい店。
開店直後にも関わらず、BMWバイク軍団を始めたくさんのお客さんで賑わっています。
キノコや山菜などをつつきながら喰う蕎麦は記憶に残っていた通りの旨さで、3人はすっかりご満悦となりました（笑）。
引き続き、幹線道路を避けて山の中を走るB3と911。
K393→K497→K55→K274と、鷹狩高原や大峰牧場などを結ぶワインディング・ロードを次々とクリアしていきます。
路面はところどころ荒れていますが、先行車も対向車もほぼ皆無で、文字通り走り放題となりました。
早朝からのドライビング三昧に十分満足した3人は、早めに宿へと向かうべく安曇野ICから長野自動車道に乗ります。
諏訪ICから混雑する茅野市街を抜け、食材を仕入れて蓼科高原へ。
明るいうちから枝豆＆ビールで乾杯し、テラスで肉を焼きまくった挙句、21時過ぎには爆睡の床に就いてしまいました。
ちなみに日が落ちてからの外気温は20℃を下回り、少々肌寒さを感じるほどです。
いやはや、避暑にも程がありますねぇ。
---
翌朝は、雨。
晴れていればビーナスラインなどを走ってやろうかと思っていたのですが、それは次回の楽しみに取っておくこととしましょう。
ゆっくりと朝飯を喰って出発、R299/麦草峠を目指します。
予報では南に行くほど雨が降り続くようだったので、中央道ではなく上信越道方面へと走ることにしたのです。
天気が悪いのは残念ですが、いつもは低速車輌に前を阻まれるR299も、雨と霧のせいかほとんどクルマがいません。
ネクセン・N8000はウェット・グリップもなかなかのもので、後続のポルシェを気にしなければ（汗）、雨の山道でもマイペースで走り続けることができます。
峠を越え、八千穂高原のレストハウス脇でご休憩。
この付近はかなりの濃霧でしたが、下っていくに連れて霧も雨も上がり、R141を佐久方面に向かう頃には晴れ間も覗き始めました。
店主「お待たせしました、こちらがクルミだれ蕎麦で、こちらがゴマだれ蕎麦です」
wata「では、いただきます。・・・うーん、すりつぶしたばかりのような新鮮なクルミの風味が濃厚だな～」
K「・・・あれ？ゴマだれを頼んだんだけど、クルミの味がするぞ。ひょっとして、wataさんが喰ってるのがゴマだれじゃない？」
wata「いやいや何言ってるの、これ完全にクルミだよ。すんごいクルミの味がするもん。舌おかしいんじゃないの？」
K「じゃぁこっちのを食べてみなよ」
wata「いやそっちはゴマでしょ？・・・ん？あれ？・・・何となくクルミ的な・・・いや、そんなハズは無いと思うんだけど」
K「絶対にこっちがクルミだってば。MTさん、両方食べてみてよ」
MT「どれどれ・・・・・・うん、wataさんのがゴマだれで、Kさんのがクルミだれ。間違いない」
K「ほら！やっぱりそうだ～」
wata「（絶句→大笑い）」
K「『新鮮なクルミの風味が濃厚だ』とか『すんごいクルミの味がする』とか、よく言うよ・・・。まったくいい加減だな～」
wata「（大笑い＋涙目）」
蕎麦屋を出て、佐久南ICから中部横断自動車道の無料区間を走り、佐久小諸JCTで上信越道に合流。
渋滞が始まる前に帰るべく、スロットルを開けてハイウェイを走ります。
途中から2台のポルシェに先を譲りましたが、その加速力には今さらながら驚かされました（汗）。
交通量の増えてきた関越道、三芳SAで再集結し、解散。
渋滞寸前の新座料金所を抜け、自宅最寄のコイン洗車場で泥や虫を洗い流してから帰宅しました。
2日間の走行距離は、719km。
走行時間は9時間10分、平均速度は78.3km/hでした。
------
いやいや、楽しかった！
仲間と一緒に走るだけでなく、飯を喰ったり酒を呑んだり、クルマ談義に花を咲かせたりするのがイイんですよねぇ。
それと今回は駆け足で通過しただけですが、戸隠周辺はとてもいい雰囲気で、気分よく走れる道が他にもたくさんありそうです。
いずれゆっくりと、探りに来てやろうと思っています（笑）。
MTさん、Kさん、どうもありがとうございました。
また一緒に走りましょう！
昨年の夏と同様、今回もまた避暑を兼ねて涼しげな蓼科高原に宿泊します。
・・・が、例によって宿には直行しません（笑）。
朝6時、関越自動車道/嵐山PAに集合。
MTさんのクルマは997型ポルシェ911カレラSのPDK仕様、Kさんは同じく911カレラのマニュアル仕様です。
いずれもボディ・カラーはホワイトで、ナンバー・プレートを見ないとどちらがどちらだかわかりません（汗）。
トランシーバをセットして、まずは200kmのハイウェイ・クルージングがスタート。
早朝にもかかわらず関越道はそれなりに交通量がありましたが、上信越道で長野県に入ると概ねマイペースで走れるようになります。
晴れ/小雨/濃霧と空はコロコロ変わるものの、天候は予報よりも早く回復傾向にあるようで嬉しい限り。
気分よく走り続けて信濃町ICでアウト、最寄のガソリン・スタンドで3台にハイオク・ガソリンを喰わせつつ、ここからのルートを検討しました。
「ルート隊長」を拝命した私、長野市方面からのアクセスは交通量が多いだろうと考えて北側からアプローチしたのですが、これがどうやら大正解。
昨夜までの雨でハーフ・ウェットなコンディションではあるものの、K36は涼しげな森の中を走る交通量僅少の楽しいドライビング・ロードでした。
2台のポルシェ911から放たれる強烈なプレッシャーでバック・ミラーが割れそうになったため（汗）、休憩を兼ねて戸隠神社中社に立ち寄ります。
杉の巨木に護られた社で賽銭を投げる、オッサン3名。
実に清々しい気分です。
門前町を抜けるとK36は風情のある山間路となり、タイトなコーナーを織り交ぜながら徐々に標高を下げていきます。
他にクルマはまったく走っておらず、どこまでも続く緑の中にストレート・シックス1基とフラット・シックス2基の余韻が静かに消えていきました。
鬼無里でR406にスイッチ、やや荒れたアスファルトを西にトレースしていくと、国道は2速主体で走る上り勾配の屈曲路となります。
RRレイアウトを採る911には到底敵わないものの、少しでもトラクション性能を稼ぐべくDSCの制御を緩めてB3を走らせ続け、峠のトンネルを抜けたところでひとやすみ。
雲に霞んではいましたが、雄大な北アルプス白馬連峰の眺めが、走るオッサンたちの心を癒してくれるのでした。
タイヤを削りながらR406を白馬の街まで駆け下り、R148を南下。
BMWのエンデューロ・バイク/R1200GSのオーナーでもあるMTさんによると、この日は白馬のスキー場で
「BMW MOTORRAD DAYS JAPAN 2013」が開催されているとのことで、なるほどあちこちでBMWのバイクをたくさん目にします。
国道を離れてK33→K31と快走し、美麻地区の「山品そば店」に到着しました。
ここは5年前、総勢14台での信州ツーリング時にも訪れた懐かしい店。
開店直後にも関わらず、BMWバイク軍団を始めたくさんのお客さんで賑わっています。
キノコや山菜などをつつきながら喰う蕎麦は記憶に残っていた通りの旨さで、3人はすっかりご満悦となりました（笑）。
引き続き、幹線道路を避けて山の中を走るB3と911。
K393→K497→K55→K274と、鷹狩高原や大峰牧場などを結ぶワインディング・ロードを次々とクリアしていきます。
路面はところどころ荒れていますが、先行車も対向車もほぼ皆無で、文字通り走り放題となりました。
早朝からのドライビング三昧に十分満足した3人は、早めに宿へと向かうべく安曇野ICから長野自動車道に乗ります。
諏訪ICから混雑する茅野市街を抜け、食材を仕入れて蓼科高原へ。
明るいうちから枝豆＆ビールで乾杯し、テラスで肉を焼きまくった挙句、21時過ぎには爆睡の床に就いてしまいました。
ちなみに日が落ちてからの外気温は20℃を下回り、少々肌寒さを感じるほどです。
いやはや、避暑にも程がありますねぇ。
---
翌朝は、雨。
晴れていればビーナスラインなどを走ってやろうかと思っていたのですが、それは次回の楽しみに取っておくこととしましょう。
ゆっくりと朝飯を喰って出発、R299/麦草峠を目指します。
予報では南に行くほど雨が降り続くようだったので、中央道ではなく上信越道方面へと走ることにしたのです。
天気が悪いのは残念ですが、いつもは低速車輌に前を阻まれるR299も、雨と霧のせいかほとんどクルマがいません。
ネクセン・N8000はウェット・グリップもなかなかのもので、後続のポルシェを気にしなければ（汗）、雨の山道でもマイペースで走り続けることができます。
峠を越え、八千穂高原のレストハウス脇でご休憩。
この付近はかなりの濃霧でしたが、下っていくに連れて霧も雨も上がり、R141を佐久方面に向かう頃には晴れ間も覗き始めました。
店主「お待たせしました、こちらがクルミだれ蕎麦で、こちらがゴマだれ蕎麦です」
wata「では、いただきます。・・・うーん、すりつぶしたばかりのような新鮮なクルミの風味が濃厚だな～」
K「・・・あれ？ゴマだれを頼んだんだけど、クルミの味がするぞ。ひょっとして、wataさんが喰ってるのがゴマだれじゃない？」
wata「いやいや何言ってるの、これ完全にクルミだよ。すんごいクルミの味がするもん。舌おかしいんじゃないの？」
K「じゃぁこっちのを食べてみなよ」
wata「いやそっちはゴマでしょ？・・・ん？あれ？・・・何となくクルミ的な・・・いや、そんなハズは無いと思うんだけど」
K「絶対にこっちがクルミだってば。MTさん、両方食べてみてよ」
MT「どれどれ・・・・・・うん、wataさんのがゴマだれで、Kさんのがクルミだれ。間違いない」
K「ほら！やっぱりそうだ～」
wata「（絶句→大笑い）」
K「『新鮮なクルミの風味が濃厚だ』とか『すんごいクルミの味がする』とか、よく言うよ・・・。まったくいい加減だな～」
wata「（大笑い＋涙目）」
蕎麦屋を出て、佐久南ICから中部横断自動車道の無料区間を走り、佐久小諸JCTで上信越道に合流。
渋滞が始まる前に帰るべく、スロットルを開けてハイウェイを走ります。
途中から2台のポルシェに先を譲りましたが、その加速力には今さらながら驚かされました（汗）。
交通量の増えてきた関越道、三芳SAで再集結し、解散。
渋滞寸前の新座料金所を抜け、自宅最寄のコイン洗車場で泥や虫を洗い流してから帰宅しました。
2日間の走行距離は、719km。
走行時間は9時間10分、平均速度は78.3km/hでした。
------
いやいや、楽しかった！
仲間と一緒に走るだけでなく、飯を喰ったり酒を呑んだり、クルマ談義に花を咲かせたりするのがイイんですよねぇ。
それと今回は駆け足で通過しただけですが、戸隠周辺はとてもいい雰囲気で、気分よく走れる道が他にもたくさんありそうです。
いずれゆっくりと、探りに来てやろうと思っています（笑）。
MTさん、Kさん、どうもありがとうございました。
また一緒に走りましょう！
お疲れ様でした。ルート隊長ご苦労様でした。今回ビーナスラインは霧と雨でダメだったと思います。バンピーな路面の視界不良では台無しですから、また次回晴れた時に。
戸隠の周辺は楽しいルートがありそうですが、トレッキング客も多いので注意が必要ですね。最近老眼が進んで地図を見るのが億劫になってますが、麻績村近辺もよさそうな感じがします。また参りましょう。
by MT (2013-08-29 07:18)
ポルシェが3台に増えてるっ？
平均速度が最近インフレ気味ですね(汗) ポルシェの羽は上がったままだったんじゃないでしょうか(笑)
by ゆう320 (2013-08-29 15:57)
MTさん、こんにちは。
どうもありがとうございました。
ビーナスラインはずいぶん走っていないので、今回は･･･と目論んでいたのですが、まぁ天気には勝てませんね（笑）。
麻績村周辺は過去に二回ほど走っていますが、仰るとおりとてもイイ感じの道ばかりだったことを覚えています。
交通量の少ないワインディングで、北アルプスを望みながら快走できる県道があるんですよね。
また探訪に出かけましょう。
しかしこの村名、「おみ」とは難読にも程がありますよね･･･。
少し前まで「ませき」って読んでましたよ（汗）。
by wata (2013-08-29 20:31)
ゆう320さん、こんにちは。
はい、上信越道でたまたま同じ997型の白いポルシェに遭遇したんですよ。
傍からは、この3台が仲間のように見えますね（涙）。
ちなみに2台のリトラクタブル・リア・ウィングは、基本的に上がったままでした。
固定式かと思いましたよ（笑）。
by wata (2013-08-29 20:36)
クルミだれとゴマだれ、違いはわかりそうなものですが、
wataさんに自信満々に言われると、自分の味覚を疑ってしまいます。
MTさんがいなければ、自分が間違っていると納得してしまう所でした。
いや〜、あぶないあぶない。
今回は思う存分には走れませんでしたが、うまい蕎麦と避暑地での休養、
良い休日でした。また行きましょう。
by K (2013-08-30 01:06)
涼を求めて信州とはうらやましい。（私も東北GTに行ってきましたが）
このコース、いずれチャレンジしてみますね。
いつもありがとうございます。
どうみても周りから、セダンが純粋なスポーツカーに追い回されていたと思われていたんじゃないでしょうか。（笑）
by M郎 (2013-08-30 18:47)
Kさん、こんにちは。
いやはや、情けない･･･。
B3に間違って別のサスペンションが装着されても、「う～ん、素晴らしい乗り味だ。これぞ正にアルピナ・マジック！」とかヌケヌケと言い放つと思います。
ま、人間の感覚なんてそんなもんですよ（←そんなもんか？）。
ともあれ、おかげさまで楽しい週末となりました。
2日目の天気は残念でしたけど、いずれまたリベンジに参りましょう！
by wata (2013-08-30 23:04)
M郎さん、こんにちは。
そうですか、今夏のグランド・ツーリングは東北に行かれていたんですね！
いいなー、羨ましいなー･･･。
戸隠や白馬周辺はダイナミックで楽しい道が多いので、是非走ってみて下さい。
しかし仰るとおり、私のB3はどう考えても「2台のポルシェに追い立てられるBMW」にしか見えなかったと思います（涙）。
by wata (2013-08-30 23:09)
夏の終わりの信州いいですねー
複雑な空模様が天気の不安定さを物語ってますが、半分天気だっただけでも儲けものかもしれません
確かにクルミだれとゴマだれはそれだけ出されたらちょっと見分ける自信がないかもしれません
クルミだれは家でもたまに作りますが、疲れた体にはいいらしいですよ
by amataro (2013-09-01 11:32)
amataroさん、こんにちは。
2日目には降られたものの、予報に較べればまずまずの天気だったと思います。
信州でも白馬方面は関東からかなり遠いのですが、行く価値は大いにありますよ。
楽しい山道と素晴らしい景色、おまけに旨い蕎麦が待ってます（笑）。
×クルミだれ⇒○ゴマだれはですね、そもそも店主が間違えたのがいけないんです。
ええ、両方とも同じようなもんですから、わかりゃしませんよ（開）。
by wata (2013-09-01 18:45)