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赤城山ドライブ [drive/touring]

E46型BMW M3に乗るよっちゃきさんに声をかけていただき、秋のデイ・ドライブへ行ってまいりました。

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よっちゃきさんとは大黒PAふくしまスカイパークでお会いしたことはありましたが、一緒に走るのは初めてです。
今回は紅葉見物も兼ねて北関東方面へ向かうこととなり、朝6時半に関越自動車道/嵐山PAを出発。
早朝の関越道は例によって交通量が多かったものの、それも北上するに連れて解消し、快晴の下をマイペースでのクルージングが続きます。
行程で唯一ブッコ抜かれたメルセデス・ベンツC63AMGのテールを見送りつつ、赤城PAに入って小休止。
ここから赤城山方面へと走るべく、併設のICから一般道へと出ます。

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それにしても、すんごい晴天。
突き抜ける青空をバックに聳える冠雪の山々を遠くに見晴るかしながら、青いB3と白いM3が赤城西麓広域農道を走ります。
この道はところどころにアップダウン混じりの軽いワインディング・セクションがあり、新品装着から600km程を走らせたヨコハマ・アドバンスポーツと、ソフト方向にリセッティングしたH&Rのスタビライザー・バーとによるB3の走りをチェックするにはちょうどいい感じです。
で、端的に感じたのは、タイヤのグリップ力が高いことと、ロールが大きくなったこと。
いずれも当たり前っちゃー当たり前なのですが、今日はこれからM3と一緒に山坂道を走りまくらざるを得ないと思われますので、B3の挙動を掴んでおくことは安全確保の観点からも重要なんです(汗)。

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K251で、北麓から赤城山頂を目指します。
黄金色のカラマツ林を切り裂き、放射冷却で冷え切った空気をエンジンにタップリと喰わせながら、回転計の針をレッドラインに突き刺してストレートを駆け上がる爽快感。
ブレーキング&シフト・ダウンでロング・ヘアピンに進入、ロールは従前よりも大きくなってはいますが一定の深さで安定しており、またステアリング特性も私の速度域であればニュートラルそのもので、アンダー・ステアの気配もありません。
ハーシュネスが気になるアドバンスポーツも、アクセル踏んづけて走ってりゃそんなもんは関係なく、終始頼もしいグリップ性能を発揮してくれています。
直線/カーブを問わずルーム・ミラーの中にずっと同じ大きさで映っているM3に後押しされつつ(汗)、山頂に到着。
快晴ながら冷たい風が吹く大沼湖畔の気温は1℃、周囲の山々は既に木から葉を落とし、すっかり冬支度を整えているようでした。

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K251を引き返し下山、K62で時計回りに赤城山の麓を走ります。
この道も相変わらず楽しくて、時折現れる対向車への注意を怠らなければ、基本的に走り放題。
赤や黄色に色づいた周囲の木々は朝日を浴びて輝いており、そんな秋の風景をウィンドウに流しながら走るのはまた格別です。
よっちゃきさんは赤城エリアを走るのは初めてだとのことですが、めちゃめちゃ楽しい!とご満悦の様子。
M3の素晴らしいパフォーマンスを、改めて再認識しているようにも見受けられました。
そう、こういうカントリー&ワインディング・ロードをマイペースで走らせていると、ドライビングの楽しさを本当に実感できるんですよね。

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で、よっちゃきさんのM3。
そもそもE46/M3は、ストックのままでもB3を遥かに凌駕する素晴らしいスポーツ性能を有しているのですが、よっちゃきさんはそれに飽き足らず、その道の一級品を惜しげもなくM3にインストールしています。
しかしながら本人曰く、このM3は「街乗り仕様」だとのこと。
ザックス・レース・エンジニアリングのサスペンション・キットやレカロ製のバケット・シート、BBSの軽量19インチ・ホイールにブリヂストン・ポテンザRE-11、サクラムのエキゾースト・サイレンサー、果てはドレクセラー製のLSDまで組み込んだM3が街乗り仕様だとは・・・。
・・・よっちゃきさんの住んでる街って、どんだけハードなワインディングだらけなんでしょうか(震)。

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交通量の多いR122をのんびりと北上、足尾の先からK15へと右折して山の中に突入。
曲がりくねる1-1.5車線路、その路肩はすっかり落ち葉に覆われており、ここでも秋から冬への移ろいを実感することができます。
ま、風が吹いたり落葉が進んだりして路面が落ち葉で覆われると、滑って危ないんですけどね(汗)。
粕尾峠からは左折してK58に入り、尾根伝いに快走します。
この道は全通してからまだ4年ほどしか経っておらず、滑らかなアスファルトを気持ち良く走ることができます。
やがて下りに差しかかると状況は一変、やや荒れた路面にブラック・マークが残る急勾配のタイト・ターンが連続。
迫りくるM3から逃げるべく(←なぜ逃げる?)、3速⇔2速で駆け下りました。
森を抜けたところで、路上駐車が炸裂する古峯神社を尻目に前日光林道へと右折。
「林道」ながら完全2車線の快速ワインディング・ロードは交通量も僅少、これまた走り放題です。
このまま走り続ければ再び粕尾峠越えのK15に合流するようですが、その行程の半分ほどでK246へと右折、暗い森の中の狭い道を下っていきました。

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こんな山ん中にどうしてこんな立派な施設があるのかっつーほどの山ん中にある立派な施設、「前日光つつじの湯交流館」。
ここはどうやら鹿沼市が運営する公共の施設らしく、この日も地元ナンバーのクルマで駐車場は混雑し、館内も大いに賑わっていました。
快晴、涼風、露天風呂。
いや~、最高ですねぇ。
ちょうど昼時でもあったため、風呂から上がって館内に店を出している「そばの店 遊の郷」で昼飯を喰いました。
公共施設に併設された食堂は、安いけど味はそれなり・・・との先入観があるのですが、ここはなかなか旨い手打ち蕎麦を喰わせてくれることを2年前の夏に確認済です。
よっちゃきさんと二人して座敷に陣取り、温泉上がりの乾いた喉にノンアルコール・ビールをキューッと流し込み、ジャガイモの味噌和えをつつき、野菜天ぷらを齧り、鹿沼名物のニラ蕎麦をするするっと手繰る。
嗚呼、何て幸せなんだろう・・・(涙)。
大満足のうちにリスタート、引き続きK246で街まで下り、都賀ICから北関東自動車道へ。
東北自動車道/佐野SAにて解散し、大渋滞が始まる前に帰宅しました。

本日の走行距離は、398km。
走行時間は5時間23分、平均速度は73.8km/hでした。

よっちゃきさん、今回はお声がけいただきどうもありがとうございました。
ものすごくいい天気の下で走り、話し、浸かり、喰い、とても楽しく過ごすことができました。
いつかまたタイミングが合えば、是非ともお供させていただきたいと思いますので、遠慮なくお誘いください!

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よっちゃき

wataさん本当にお世話になりました!めちゃくちゃ楽しかったです。

コース設定始め何から何までお任せしてしまいましたが、やはり走り慣れている方が選ばれる道はハズシがないです。
びっくりするほどの気持ちよさに今までの車ライフを反省、、、もっと走ろうって気になりました。

さて、たった今写真の編集と動画の切り出しが終わりました。
が、この素晴らしい写真を拝見したら気分的にはもうお蔵入りにしたいです…。
……せっかくなので恥を忍んでアップしますけどw
by よっちゃき (2012-11-05 23:43) 

wata

よっちゃきさん、こんにちは。

こちらこそ、どうもありがとうございました。
ホント、気持ち良く走れましたよね。
クルマの楽しみ方にはいろいろとありますが、今回のように季節を感じながら郊外のカントリー&ワインディングを走らせるってのも、その一つだと思ってます。
まぁ私はそんなことしかやってませんけど(汗)、よっちゃきさんにもその楽しさを少しでも味わっていただけたのなら幸いです。

写真は・・・何が素晴らしいのかわかりませんが、いずれにせよカメラがいいんですよ。
私ゃシャッターを切るだけですからね(笑)。

by wata (2012-11-06 18:44) 

nikukyu-

wataさん、お久しぶりです。

B3Sを降り、ALPINAの良さを思い知ったnikukyu-です(笑)。

いやぁ~、8枚目の写真・・・新品同様のアドバンスポーツでブラックマークを・・・・・流石です(驚)。
by nikukyu- (2012-11-06 20:09) 

wata

nikukyu-さん、こんにちは。

「8枚目の写真」と言うと、1、2、3・・・あぁ、赤城山に登る途中のパーキングの写真ですね。
確かにブラック・マークだらけですが、これは私の仕業ではありません。
タイヤがもったいなくて、できませんから(汗)。

by wata (2012-11-06 22:24) 

TAKE82

 はじめまして。
TAKE82と申します。

こちらのルートの前半を真似て、走らせて頂きました。
天気はこちらほどよくなかったですが。
K251を楽しませて頂きました。

ありがとございました。


by TAKE82 (2012-11-11 20:12) 

wata

TAKE82さん、はじめまして。

アクセス&コメントいただき、どうもありがとうございます。
こんな感じでダラダラと書いているBlogですが、よろしければ引き続きご遠慮なくお立ち寄り下さい。
どうぞよろしくお願いします!

赤城山は南斜面から登るのがメジャーで観光的なのですが、クルマを走らせるのが好きならば、絶対に北麓ルートがお勧めです。
TAKE82さんも楽しんでいただいたようで、記事にした甲斐がありましたよ(笑)。

by wata (2012-11-11 21:19) 

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