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赤城・栃木ドライブ [drive/touring]

B3が戻ってくるや否や、早速クルマ仲間のshimaさんから「赤城山あたりを走りましょう」とのお誘いです。
で、朝っぱらから混雑する関越自動車道を嵐山PAまで走らせると、shimaさんのALPINAロードスターとzenさんのB10 3.2が既にスタンバっていました。

「おかげさまで、やっとB3が戻ってきましたよ」
「どれどれ・・・ほほぅ、キレイに仕上げてあるねぇ。どこを治したのが全然わからないよ」
「あの、zenさん、治したのはそっち(左側)じゃなくて、右側なんですけど・・・」
「え?・・・あ、いや、もちろん知ってるよ。ネタだよネタ。わはははははははは」
「はははは・・・(本当にネタなのか?)」(←結果的にネタになっている)

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関越道を北上するにつれて天候は不安定になり、再集結ポイントの赤城PAでも雨がパラパラと降っていました。
しかしながら空気は既にヒンヤリとしており、それは高原地帯にやってきたことを明確に体感できるレベルです。
PAと直結している赤城ICを出て、赤城西麓広域農道を北上。
小雨の中、農耕車が残した泥ハネで汚れまくりながらも3台はカントリー・ロードを快走していきました。

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小休止の後、K251で赤城山の北面を駆け上っていきます。
南面の観光ルートとは異なり、この道はクルマも少なく痛快なヒルクライムが楽しめるのですが、今日はウェット路面に濡れ落ち葉でなかなか良く滑るんです(汗)。
連続するタイト・コーナーは勾配も急なため、3速のままだとちょいと辛い。
そこで2速に落として回るものの、不用意なパワー・オンは簡単にスキッドを招き、DSCに出力を絞られます。
だからと言って制御を切ったB3を自在に操れるだけの度量もスキルもありませんので、ギリギリのスロットル開度を探りながら走りました。
山頂、カルデラ湖の畔でご休憩。
気温は20℃を下回り、下界の蒸し暑さが嘘のような涼しさです。

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3人は赤城神社に参拝。
賽銭を投げて「事故らず/壊さず/捕まらず」と低く唱え、清々しい気持ちで引いたおみくじは久しぶりの大吉でした。
しかしながら、ソフトクリームを持つshimaさんの右手は2週間前にネコに咬まれた傷が完全に癒えてはおらず、未だに目で見てもわかるほど腫れが残っています。
今もステアリング操作やシフト・チェンジ時に痛みを感じるとのことですが、だったら完治するまでワインディングなんか走らなきゃいいのに(涙)。

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K251を引き返し、突き当たりのK62で赤城山麓を北から時計回りに半周します。
この道も何度となく走っていますが、信号や人家もほとんど無い走りまくりのワインディング・ロード。
適度なアップ・ダウンもあり、3速中心にドライビングを大いに楽しむことができます。
その先は一般車輌に混じってタラタラとR122を北上、足尾付近で右折してK15で粕尾峠へ。
1.5車線レベルのクネクネ峠道はかなりハーフ・ウェットな感じですが、そんなリスクを加味しても楽しいと思えるルートです。
狭い山道、対向車に十分な注意を払いながら先頭でアクセル踏んで走ったにもかかわらず、ドライバーが腕を怪我しているはずのロードスター、B3より一回り大きなボディのB10、いずれもルーム・ミラーに大きく映りっぱなしです(汗)。
山を下りるとK15は思川沿いの2車線快走路となり、2速でホールドしていたギアを3速から4速にまで上げました。
走り放題走ったら、路傍のパーキングで小休止。
コキ使われて泥まみれの3台を前に、腹減ったねぇ・・・なんて呑気に話をしています。

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昼飯は、西方町郊外のわかりにくいところにある「おびくにそば」。
3人とも何度か訪れている手打ちの蕎麦屋で、このエリアのドラ飯処としてはもはや定番です。
店内はほぼ満席となり、皆さんツルツルと蕎麦を手繰っていました。
我々もニラ入りの大盛り蕎麦に舞茸や野菜の天ぷらを注文、舌鼓を打ち鳴らしつつせっせと平らげます。
蕎麦と共に湯がいたニラを盛るのは栃木・鹿沼近辺ならではの喰い方らしく、確かに他の地域では見たことがありません。
このように、その土地ならではの旨いものを喰いに行くのも、ドライブの楽しみのひとつなんですよね。
大満足のうちに店を出たところで解散とし、まだ空いている東北道を都心方面へと向かいました。
zenさん、shimaさん、どうもありがとうございました!

本日の走行距離は、388km。
走行時間は5時間18分、平均速度は73.2km/hでした。

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今回走った3台のALPINA車、ベースとなっているBMW車は1世代前のZ4と2世代前の3シリーズ&5シリーズ。
いずれも出自が同じ旧い鋳鉄ブロックの直列6気筒エンジンを積み、「3ペダルの」マニュアル・トランスミッションで後輪を駆動、そのステアリングを握るのは四十路半ばから五十歳が見えてきたオッサンたちです。
クルマもドライバーも型落ち感は否めませんが(涙)、そんなんでも、人一倍楽しんでると思うんですけどね(笑)。

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つくばの松

・・・・ん~残念、行きたかったです!

いつも通りの内容のブログの再開に何故かホットします(笑)

あそこの店は舞茸がポイントですが、たぶんwataさんは嫌いでしょう・・

(私もシイタケだけでなくキノコ系は全部だめです・・・)


次回は是非・・(蕎麦でもうどんでも、何でも~!)




by つくばの松 (2012-07-23 21:34) 

tochi

おびくに

よくご存知ですね
私の地元です
この辺の野山で遊びました
by tochi (2012-07-23 21:35) 

wata

つくばの松さん、こんにちは。

松さんと言えば筑波ではなく箱根ですが(笑)、北関東あたりのノンビリ・ドライブにもおつき合いいただけるのであれば、是非ご一緒させて下さい。
昼飯は蕎麦かうどんか・・・いや、敢えて何も喰わないってのはどうでしょう(←Mか?)。

私、マイタケは大好物です。
記事にも書いた通り、今回もマイタケの天ぷらを注文してサクサクと喰いまくりました。
エノキやシメジ、ナメコ、エリンギなどなど、基本的にキノコ類は大好きなんですよ。
が、シイタケだけは喰えないんですよねぇ・・・。
それと、ワライタケやベニテングタケ、ツキヨタケなども喰えません(←「喰えない」の意味が違う)。

by wata (2012-07-23 23:01) 

wata

tochiさん、こんにちは。

「おびくにそば」は、2006年の10月に初めて訪れています。
http://alpina-b3.blog.so-net.ne.jp/2006-10-09-1
偶然見つけたわけではなく、インターネットで見つけて行ってみたのですが、蕎麦やロケーションが気に入って何度となく通うようになりました。

この辺りは自然が豊かで、里山のいい雰囲気がありますよね。
私はこの歳になって、野山(の道)で遊ばせてもらっています(笑)。

by wata (2012-07-23 23:03) 

shigella

こんにちは

>クルマもドライバーも型落ち感は否めませんが(涙)

ここに廃車寸前のドライバーが分不相応に新車に乗ってたりする現実も(^◇^;)
by shigella (2012-07-24 07:25) 

shima

お疲れ様でした。
未だに手は腫れてます。。。(悲)
B3復活よかったですね。。また夏の野山を走り回りましょう!!
by shima (2012-07-24 10:52) 

zen

こんにちは。当日はありがとうございました。修理箇所を左右間違えていたかどうかは秘密です。しかし、今や後輪駆動というたけで、絶滅危惧種に指定されかねないのに、直列6気筒のマニュアルが3台も揃うとは、わかっちゃあいますが、改めて凄いというか、何というか…。でもいいんです、この組み合わせが一番楽しいんですから。またよろしくお願いします。(伏)。


by zen (2012-07-24 12:38) 

ぽちぶらっく

いいですなぁ…おっさんの三人組。シミジミ。

あ、最後にリンクの貼ってあったS52B32の記事をじっくりと読ませて頂きました。これもまたいい記事ですなぁ。読んでいると何故だかエンジンの持つ味わいがリアルに感じられるかのような錯覚に囚われました。

BMWと言えば六発。これからもE46アルピナのサウンドを日本の山々の神に聴かせてやってくださ~い。
by ぽちぶらっく (2012-07-24 20:07) 

wata

shigellaさん、こんにちは。

クルマが旧い中古車だろうが、ドライバーが歳喰っていようが、いいんです(←いいのか?)。
新車に乗ってる人や、若さ炸裂のドライバーを、私は特に羨ましいとも思いません。
大事なのは「楽しんでいるかどうか」ってことですから、いいんです(←本当にいいのか?)。

by wata (2012-07-24 20:33) 

wata

shimaさん、こんにちは。

お誘いいただき、どうもありがとうございました。
それにしても、shimaさんが毒猫を飼っていたとは驚きました・・・(毒猫?)。
マニュアル・シフトのロードスター、あの右手で山坂道を走らせるのはとても大変だったと思われますが、大丈夫だったのでしょうか。
これに懲りず、完治したら再び走りに行きましょうね!

by wata (2012-07-24 20:34) 

wata

zenさん、こんにちは。

こちらこそ、どうもありがとうございました。
修理箇所の間違いについては不問としますが、逆にどこを治したのかわかんないほどの仕上がりだったということで良しとしましょう(笑)。
しかし、この手のクルマの楽しさにハマってしまうと、なかなか抜けられないんですよねぇ・・・。
次のクルマが見つからないどころか、探す気にもならないんですから、何とも困ったもんです(笑)。

by wata (2012-07-24 20:35) 

wata

ぽちぶらっくさん、こんにちは。

こんなオッサン・ドライバーズって、世の中的にどうなの?・・・との疑問を我ながら禁じ得ませんが、結局のところはそんなもんお構いなしに楽しませてもらっております(汗)。
リンク先の過去記事も読んでいただき、どうもありがとうございました。
「わざわざ旧型のエンジンをチューニングして積んでいた」と言うB3の成り立ちが、個人的には大好きなんですよ。
もはや「BMWと言えば六発」とも言えなくなりつつありますが、それでもいいんです。
私は自分のB3が好きですから(笑)。

by wata (2012-07-24 20:36) 

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