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B3回収ツーリング[2] [drive/touring]

和歌山県/紀伊勝浦温泉、「ホテル中の島」にて、5時に起床。
眠い目をこすりながら、グダグダの浴衣姿で露天風呂へと向かいます。

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梅雨明けか?的な空の高みには、朝日を浴びて輝く雲と月。
波の音を聴きながらちょうどいい湯加減の硫黄泉に浸かっていると、もうこれ以上走らなくてもいいんじゃないかと思えるほど寛いだ気分になってしまいます(笑)。
これまでにもドライブ/ツーリング先であちこちの温泉に入ってきましたが、ここの露天風呂は五本の指に入るだろうと思われました。
風呂から上がって涼んだら、朝食会場へ。
バイキング形式ですが魚や野菜類が抜群に旨く、特にまぐろのわさび醤油漬けは秀逸で、調子に乗って山ほど喰った挙句に腹が苦しくなる始末です(涙)。
チェック・アウト後、連絡船から遠ざかるホテルを振り返りつつ、いずれまた泊まりたいなぁと思うのでありました。

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眩しい太陽と真っ青な空の下、ちょっと暑いけどエアコンを切り窓を開けて走りましょう。
高速道路のようなR42バイパス/那智勝浦新宮道路を走り、新宮からはR168で熊野川を遡上していきます。
ゆったりとした川の流れに沿って続くロング・コーナーは実に気持ち良く、先行車輌を安全にパスしながらマイペースで走ることができました。
しかしながら、周囲には昨年9月の台風12号によるものと思われる被害がまだあちこちに残っており、対岸の三重県側を並行するK740は、数カ所で道そのものが完全に消失しているような状況です。
熊野川にも崩落の爪痕が多数見られるなど、改めて被害の大きさを痛感させられることとなりました。
一日も早い復旧/復興を願うばかりです。

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R311との併用区間を経て、川湯温泉に到着。
自宅から600km以上も離れているのに、群馬県/浜平温泉(しおじの湯)の次に多く通っている温泉です(笑)。
ここまで見てきた殆どの川は昨日までの豪雨の影響で激しく濁っていましたが、清流・大塔川は期待通り青く澄んだ水が流れ続けています。
快晴の空と熊野の山の緑も相まって、絵に描いたような素晴らしい夏の情景が拡がっていました。
ポンプで汲み入れる川の水で温度を調整しながら浸かる河原の露天風呂は、解放感抜群でもう最高です。
風呂から上がり、大塔川の冷たい流れに足を浸して十分なクール・ダウンを行ってから、川湯温泉を後にしました。
たぶん、また来ると思います(笑)。

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ここからはR168を北上、奈良県/十津川村を縦走していきます。
紀伊半島のど真ん中を南北に走る道は東からR169R168R371とありますが、いずれもダイナミックなドライビング・ロード。
どこまでも連なる巨大な山々の存在を感じながら、クルマを走らせることの醍醐味を存分に味わえる、変化に富んだ本当に素晴らしい道路群だと思っています。
3本の国道のうち、狭隘区間が多少残っているのがR168なのですが、それもビックリするような高規格道路でカバーされつつあります。
ま、正直その点はちょっと寂しいんですけどね・・・。
いずれにせよ、10年以上前にE36/M3で初めて訪れた時から、ツーリング・エリアとしての紀伊半島に対するリスペクトの念は今も変わりません。
今回もまたその想いを新たにしながら、B3を走らせていきました。

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大量のまぐろをようやく消化した胃袋が空腹を訴え始めたため、ちょうどいいタイミングで見つけた蕎麦屋に入ってみました。
十津川村の北部、R168の沿道に建つ「そば処 風庵」は、テラス席も用意されている洒落た店。
涼しい風がそよぐ店内はほぼ満席で、人気の程が窺えます。
出された「辛味大根そば」はキレイな細打ちで、辛味大根のインパクトも相まってたちまち一気喰い。
濃厚な蕎麦湯も含めて大変旨かったのですが、量が少ないんですよねぇ・・・。
チラ見した隣のお客さんの蕎麦は倍近い量があり、やっぱり大盛りを頼めばよかったと地団駄を踏んだものの、後の祭りでピーヒャララ(涙)。

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食後は引き続きR168を走り、K20で山を下りて吉野川まで出ました。
ここからK28やR370などのカントリー・ロードを結び、R369で東に向かいます。
伊勢方面とのアクセスには南側を並行するR166を使うことが多いのですが、R369は更にクルマが少ない2車線の走路で、続くR368もまた完全なるマイペース走行が可能です・・・途中までは(汗)。
松阪市境を越えた途端、R368は暗い森の中を行くリアル1車線の凶悪な山道となりました。
広かった道が未改良区間でいきなり狭くなることはよくありますが、国道的にこの狭さとクネクネっぷりはなかなか無いレベルだと思います。
わずか5kmにも満たない区間のことではあるものの、普通に走ってるだけでボディをこするんじゃないかと思わされる「酷道」でした(汗)。

時刻は16時過ぎ、そろそろ身の振り方を考えなくちゃいけません。
このまま帰ってもいいのですが、家までの距離や途中の渋滞のことを考えた瞬間に、そんな気は失せてしまいました(笑)。
念のため月曜日の休暇を取得してありましたので、スマートフォンを開いて当日割引一泊3,980円!の「スーパーホテル松阪」を予約、そのまま松阪市内まで走り、チェック・インと相成ります。

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せっかく松阪に来たのだから、晩飯は松阪牛を・・・と思ってはみたものの、私ゃそこまでゼイタクできるほど裕福ではございません(涙)。
半ば諦めてもいたのですが、宿泊したホテルのすぐ隣にある焼肉屋「一升びん」で松阪牛をリーズナブルに喰えるとのことで、入ってみました。
・・・で、それはもうビックリ仰天、回転焼肉(汗)。
炭火焼台の前、保冷されたベルトの上を流れる肉皿を見たときには思わず笑ってしまいましたけど、肉の程度や量を実際に見て選べるこのシステム、むしろ「独り焼肉」には最適かもしれません。
回らない一般席もあり、そちらは家族連れなどで大賑わいですが、肉の質などは同じだそうですから、やはり回って正解だったと思います。
とは言えさすが松阪牛、肉1枚で1,000円近い皿もあり、調子こいて喰いまくると財政破綻は必至です。
もちろん、「松阪」ではない和牛などの皿も回っていましたので、適宜取り混ぜながら旨い焼肉を安く喰うことができました。
いや~、満足です!

つづく。
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suite-spiral

つなぎのハイブリッドも、その印象論を覆す程、ワインディングでさまになっていましたが、やはりGTはB3あってこそ、ですね。

木々や清流のグリーンにALPINA blau が映えまくりですね。

ALPINA blau の輝きを支えるラメの数だけ、niceを贈りたい気分です(笑)

by suite-spiral (2012-07-18 21:11) 

wata

suite-spiralさん、こんにちは。

インサイトやフィットでのツーリングも楽しかったんですけど、やっぱりB3ですねぇ。
紀伊半島の山中は緑が素晴らしく、酸素濃度が高くてエンジンもパワー・アップしたんじゃないかって感じでした(笑)。

これまでに乗ったBMWは3台、すべて青いボディ・カラーですが、アルピナ・ブルーは大自然に映えるいい色だと思います。
純正のタッチアップ・ペイントがわずか10ml程度で3,465円ってのは、ナメてるとしか思えないんですけどね(涙)。

by wata (2012-07-18 22:29) 

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