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GT2011GW[4]5月7日:オーシャン・ビュー [drive/touring]

グランド・ツーリング最終日の朝は、6時に起床。

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温泉に入ってから宿の周りをブラブラと散策していると、下り坂の予報に反して雲は徐々に消え、見る間に青空が拡がってきました。
旨い朝飯をタップリと喰い、チェック・アウト&エンジン・スタート。
輝く太陽の下、深い青色をたたえて静かに揺れる汽水の漁港を抜けてのんびりと流します。
今日は家に帰る・・・と言いつつルートも何も決めていないのですが、まずは三方五湖周辺をじっくりと走ってみることにしました。

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観光有料道路の三方五湖レインボーラインに入り、アクセル・オン。
B3が駆け上がる空はほぼ快晴、遠ざかる五湖や若狭湾は陽の光を映して大変美しく輝いていました。
土曜の朝ですが他にクルマは殆ど走っておらず、3速を中心に思うさまのドライビングが続き、望洋のパーキングで風に吹かれつつ眺める景色は独り占め。
うーん、気持ちいい・・・。
極上の時間が、ゆっくりと流れていきました。

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レインボーラインを下りきり、K216で常神(つねがみ)と言う名の小さな半島をドライブします。
広狭混在、アップダウンの続く複雑な海岸線の道は、これまた景色と走りの両方を存分に楽しめるルートでした。
行き止まりのパーキングにB3を駐めて少し歩くと、常神岬の向こうに複雑に入り組む若狭湾を眼前に望むことができます。
天気に恵まれたこともありますが、しかし若狭/三方五湖エリアがこんなに素晴らしいとは正直予想もしていませんでした。
いや~、サイコーです。

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K216を戻ってR162に出、R27と並行する広域農道を東に走ります。
基本的に「海より山」の私ですが、海岸線も空いているため敦賀半島の海沿いをK33でトレースしてみました。
それにしても若狭の海の碧さにはビックリで、更に驚いたのが水晶浜と呼ばれるビーチの真っ白な砂。
快晴の空に輝く太陽も含め、まるで南の島にいるかのようです。
道端のベンダーで買ったコカ・コーラを乾いたノドに流し込み、そんな海をしばらくボーッと眺めておりました。

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しかし、もう昼を過ぎているというのに、今日は休憩ばかりでちっとも進んでいません。
それだけ海の景色が素晴らしいのと、まだ帰りたくないという気持ちが現れているものと思われます。
半島を横断して敦賀の市街地に入る手前にある「気比の松原」でもまたまたB3を停め、松林の木陰でのんびりと寛いだりしていました。
ま、たまにはこんなツーリングもいいんじゃないかと思います(笑)。

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遅い昼飯に何を喰おうかと考えた45歳、そういえばこの辺りでは「越前おろしそば」が好んで食べられていることを思い出しました。
早速ケータイでサーチし、敦賀市内の「千束そば」へと向かいます。
大盛りを頼んだら丸々2杯の蕎麦が出てきて驚きましたが、大根おろしがタップリと入った甘めのツユに浸して喰う二八の蕎麦は実に旨い。
トロトロの蕎麦湯で〆て、店を後にしました。

さて、もういい加減に現実と向き合い、自宅方面へとB3を走らせなきゃいけません。
最寄りのICからハイウェイに乗ればサクッと500kmで家に着きますが、ただし今からでは夕刻の渋滞に巻き込まれることは間違い無いでしょう。
しかも相変わらずの好天で、安易な高速道路走行だけにガソリンを使うのは極めて勿体無いような気もします。
もうちょっと、走るか?
・・・うん、もうちょっと走ってからまた考えようっと。

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と言うことで、敦賀ICから北陸自動車道を一区間だけ南に走り、滋賀県の木之本ICでアウト。
ここから豪快な山間路/R303で、岐阜県方面へと向かいます。
4速⇔5速、ストレートでは6速にまで入る爽快なハイスピード・クルージング。
15年前は「すれ違えない&落ちたら死ぬ」的な凶悪山岳路だったR303も、今や走行ペースは高速道路と何ら変わりません(←いいのか?)。
横山ダムからはR417を北上、クルマも少ない断崖沿いのワインディング・ロードを、クワイフ・ATBヘリカルLSDのトラクション・パワーで駆け抜けていきます。
心地良い緊張感と共に走りに走って総貯水量日本一の徳山ダムに到着、フロント・ウィンドウをキレイにしつつ小休止。
ここからトンネルと橋梁とで更に山奥へと走り、東へ向かう唯一のルートであるK270で山を抜

・・・通行止めだと?(汗)

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ここまで来て、こんな山奥まで来て通行止めとは、あんまりです・・・。
B3を降りて呆然と立ちすくんでいると、何も知らずにまんまとやってきた後続のクルマやバイクも次々にUターンして帰っていきました。
いくら悪態を吐いても通行止めは解除されないので、やむを得ず来た道を再び戻ることにします。
隙を見ては先行車をブッコ抜き、往路以上のハイペースでR417を駆け下るB3。
R303で岐阜市方面へと向かう途中の道の駅「星のふる里ふじはし」では、ダイハツ・コペンで独りドライブ中のおじさんに話しかけられました。
クルマを7台も所有していると言うおじさん、「ボクはもう70歳を超えとるんやけどな、クルマ趣味だけはやめられへんわ~」とのことでした(笑)。

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引き続きR303で山を下り、市街地に出る前にK40へとエスケイプ。
東に向かう緑の中の快適なワインディング・ロードを、独り快適に走っていきます。
傾く陽を受け、交通量の増えてきたK79で美濃市方面へと進むうちに、時刻は17時。
いよいよ高速に乗って帰るか・・・とも思うのですが、待ち構える渋滞を考えるとどうにも踏ん切りがつかないんですよねぇ。
一方で、この先には魅力的な山間のドライビング・ロードがまだまだ多数控えているという点も見逃すことはできません。
しかしこれから走るとなれば夜間走行になるのは必定、景色を楽しめないのであれば、その魅力も半減です。
うーむ・・・。

・・・仕方ない、延長するか、ツーリング(←本当に仕方ないのか?)。

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地図で宿泊地を決め、ケータイで宿を探し、1泊朝食つきのプランを予約。
美濃ICから東海北陸自動車道を北に向かってカッ飛ばし、白鳥ICに程近い「民宿さとう」にチェック・インしました。
外で飯を喰ってから宿でホースを借りて蟲だらけのB3を洗い、キレイに拭き上げて満足げな旅オヤジ。
なのにその直後、夕立の如く容赦の無い雨に見舞われたのでした(涙)。

本日の走行距離は、310km。
走行時間は5時間17分、平均速度は58.5km/hでした。

つづく。

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コメント 4

yosi

wataさん、こんばんは。

三方五湖と水晶浜は綺麗な所ですよね。
夏に海のない岐阜県民が泳ぎに行く時は若者に人気の愛知の南知多か水の綺麗な福井の水晶浜とたいてい相場が決まってましたが私の場合は地元の長良川でよく泳いでました(笑)。

K270の通行止めは痛恨ですが(当分の間)って…(泣)。

因みに同じ日のたぶん同じ頃に私もK79走ってました。仕事で(涙)。
by yosi (2011-05-17 01:10) 

wata

yosiさん、こんにちは。

予備知識ゼロで立ち寄った若狭や敦賀の海でしたが、本当にキレイでビックリ仰天しました。
日本海と言えば、「雷鳴轟く嵐の中で黒々と逆巻く大波が激しく打ちつける荒々しい岩場に褌一丁で仁王立ち」みたいなイメージがありますからねぇ(←あるか?)。

当日、yosiさんとはK79でニアミスしていたかもしれないんですね(笑)。
ちなみにK270は4月28日までが「積雪通行止」で、本来はGW期間から開通しているはずなのです。
が、そのまま引き続き「災害通行止」と言うことで、開通未定・・・。
それはそれでいいのですが、できれば山へ入る前にその旨を告知しておいてもらいたいもんです(涙)。

by wata (2011-05-17 20:07) 

ulyssenardin36000

「雨の日には車をみがいて」ですね^^
by ulyssenardin36000 (2011-05-25 18:40) 

wata

ulyssenardin36000さん、こんにちは。

その小説、若い頃に読みました。
・・・が、今回はそんなおシャレなもんではごさいません(涙)。

by wata (2011-05-25 19:10) 

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