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安全性能向上施策 [about My B3]

クルマを楽しく気持ちよく走らせる上での大前提は、セイフティ・ファースト。
何よりも安全が第一だと思っています。
もちろん、安全に走れるかどうかはドライバーのマインドやスキルに拠るところが極めて大きいのですが、同時にクルマの性能に左右される部分もあるはずです。
その点、BMWはアクティブ・セイフティ/パッシブ・セイフティともに優れた性能のクルマだと思います。
で、そのアクティブ・セイフティ性能を更に高めてやれば、私のような未熟なドライバーの拙いスキルをカバーして更なる安全運転が可能になるのではないか、と考えるようになりました。

安全性能の向上で真っ先に思い浮かぶのは、ブレーキの強化。
実際、めちゃめちゃカッ飛ばすクルマ仲間には、ブレンボやAPレーシング、BMWパフォーマンスなどのすんごいブレーキ・システムに換装している人もいます。
しかしそもそもあまり飛ばさない私にとって、B3の純正ブレーキ・システムは十分以上の性能。
また、クルマの運転はブレーキよりもアクセル・ペダルを踏んでいる時間のほうが圧倒的に長いため、制動力よりむしろ路面駆動力をアップさせるほうが手っ取り早く安全性を向上させられるのではないか、とも考えました。
今以上にトラクションを確保すればより安定した走行が可能となり、それは間違いなくセイフティ・ドライブにつながると思うのです。
そこで安全性の向上を目的として、B3へのLSD(リミテッド・スリップ・ディファレンシャル)装着を考えました。

・・・って、詭弁に聞こえますかね?(←詭弁だろ)

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E46型/BMWのファイナル・ドライブは、M3を除いて全車オープン・デフ。
後輪の差動制限はASCやDSCがスリップ側のタイヤにブレーキをかけることによって実現しているため、「スポーツ・モデルたるM3以外にLSDなど不要」と言うことなのでしょう。
DSCは複雑な機構も不要でアイディアとしてはなるほどなぁと思ったりもしますが、ブレーキを使ったいわば「マイナス制御」ってのがちょっとネガティブな感じなんですよね・・・。

で、E46をベースとしているALPINA B3もまたオープン・デフであり、差動制限はもっぱらDSCに任せっきりの仕様です。
ツーリング・レベルであればもちろん何の問題もありませんが、タフなコンディションになるとそのネガティブな面が如実に現れてきます。
例えば上りヘアピン・コーナーなどに於いては、内側後輪にブレーキがかかるだけでなく、エンジン出力まで絞られてしまう始末。
結果としてB3は安定してコーナーを出て行きますが、そりゃ安定していて当然です、速度が著しく低下しているんですから(涙)。
2段階式のDSCを一段カットすれば介入のタイミングは多少遅くはなるものの、結局は同じようにブレーキとスロットルの制御が入ります。
思い切ってDSCを完全OFFにしたこともありましたが、今度はホイール・スピンでちっとも前に進まないばかりか、グリップが回復した途端にあらぬ方向へ走り出そうとするB3。
いやー、怖かった・・・(汗)。

ちなみにE46/M3には「バリアブルMディファレンシャル・ロック」という高性能なLSDが標準装備されており、それがあの素晴らしい走りの一翼を担っているのだと思います。
一方で、やはり「スペシャルなBMW」であるはずのB3がオープン・デフってのは、ちょっと寂しいような気もします。
ALPINA社は「M3じゃないんだから、DSCだけで十分だ」とでも考えたのでしょうか・・・。
結局のところDSCはあくまでも「セイフティ・デバイス」であり、LSDの代わりにはならないんですけどねぇ。

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・・・と、ずいぶん前からB3へのLSD装着を漠然と考えていたのですが、特に何もアクションを起こしてはいませんでした。
しかし最近になってクルマ仲間から「エアコンやカーナビが無くてもLSDは必需品!」的な話を聞いたりして、ちょっとマジメに考えてみる気になりました。
いや、私ゃエアコンやカーナビのほうが必需品だと思いますけどね(笑)。
まずはインターネットで調べまくりましたが、E46ベースのB3にLSDを装着した例を見つけることはできませんでした。
もちろんこんなマイナーな車種、LSDメーカーの適合表に載っているワケがありません(涙)。

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で、B3の取扱説明書には、MT仕様車の最終減速比は3.15、とあります。
ファイナル3.15と言えば、B3のベース・モデルたるE46/330i/MTの2.93とは異なり、E36/M3Bと同じ値です。
M3Bにはそもそも純正で25%ロックのZF製LSDが組み込まれていますし、適合するLSDも各メーカーからリリースされていますので、こりゃイケるんじゃないかと思いました。

しかしALPINAのパーツ・カタログを見る限り、B3のデフ・ユニットは必殺「ALPINA専用品(汗)」。
ファイナル・レシオが同じでもM3Bのデフとは別モノのようですので、M3B用のLSDがB3に流用できるかどうかはやっぱりわからないのです。
前述の取扱説明書にもご丁寧に「デフロック:設定無し」と書いてくれていますので(涙)、LSDはオプションでも用意されていないと言うことなのでしょう。
んもー、パワーもトルクも殆ど同じだしファイナルも一緒なんだから、B3にも素直にM3B用のLSD入りデフを使ってくれてりゃいいのに(涙)。

・・・とまぁ、B3にLSDを装着できる可能性はやはり不明ながら、少なくともゼロではありません。
ここから先は素人が独りで考えていても仕方ないので、プロに相談してみることにしました。
コンタクトしたのは、長野県/塩尻市にある深澤自動車
ショップと言うよりファクトリー、職人気質の・・・いや、リアル職人の社長が切り盛りするBMW専門店です。
このテの仕事は、やはり深澤さんとこに限ります(笑)。

しかし深澤自動車でも、やはり「B3にLSD」は未経験との由。
今回はデフを開けてみなけりゃわからない「現物合わせ」の作業となるため、フィッティング・パーツを数種類用意するなどして待っていてくれるとのこと。
もちろん装着できない可能性もあるのですが、ま、トライしてみなきゃ何も始まりませんからね(笑)。
そんなワケで、ドライブがてら塩尻へと赴くことになりました。

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前日は長野県内でチェーン規制が出ていた中央道も、この日はほぼ快晴。
別件で深澤自動車に行く用事があると言うMTさんのE36/328iカブリオーレとともに、快調に走っていきました。
念のため途中の八ヶ岳PAから深澤社長に電話してみたところ、天気も道路もまったく問題無しとのこと。
小淵沢付近からは路面が凍結防止剤で真っ白となっていましたが、途中で滑ることもなく無事に塩尻まで辿りつくことができました。

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挨拶もそこそこに、作業の開始です。
漂うペイントやオイルの匂い、高々とリフト・アップされたB3、唸るインパクト・レンチ。
うーん、イイ感じです(笑)。
ファクトリーの片隅には、今回用意してもらったキャロッセ製・クスコLSDタイプRSがオイルに塗れながら装着を待っています。
やがてリア・アクスルから解かれたデフ・ケースはゆっくりとフロアまで下ろされ、オッサンたちが固唾を飲んで見守る中、いよいよそのリア・カバーが外されました。

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「うーん、違うな・・・」

デフの中を覗きこみ、低く呟く深澤社長。
詳しいことはもちろんわかりませんが、素人目にもLSDが小さすぎる・・・いや、LSDと較べてB3のデフ・ケースが大きすぎるのがわかります。
試しにファクトリーにあった一回り以上も大きなE36/M3C用の中古LSDでもフィッティングを確認してくれましたが、それでもまだデフ・ケースの方がデカいとのこと。
そうか・・・ダメか・・・(涙)。

私には良くわからないのですが、社長曰くこのデフ・ケースは3シリーズ用とは思えないほどデカいのだそうです。
パワーやトルクに勝るE46/M3のそれよりも、さらに大きいとのこと。
ALPINAと言えどもゼロからケースを造ることは考えにくく、こいつもまた他車種から流用しているハズなのだそうですが、それにしてもM3用より大きいとは・・・。

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「ALPINAは『デフ・フェチ』だからねぇ」と苦笑いする社長、過去に機械式デフ・オイル・クーラーを装備したALPINA車を診たことがあると。
デフ・ケースの脇に小さなポンプがついており、それをドライブ・シャフトからベルトで駆動していたのだそうです。
まさかそんな・・・と思っていたら、ホントにやってましたよB7 Turbo(汗)。
いやはや、凄いですねぇ・・・。
そこまで「デフ・フェチ」なALPINAですから、B3に変なデフを採用することぐらいは至極当たり前なのかもしれません(笑)。
いずれにせよ今回はLSDを装着できないことがハッキリしましたので、再びデフを組みつけてもらって撤収することとしました。

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さて、ちょうど昼時となりました。
「旨い蕎麦でも喰おうか」とのことになり、店の営業車/スマート・Kを借りてMTさんとランチ・ドライブです。
で、初めて走らせたこのクルマ、めちゃくちゃ面白い。
超ウルトラ・ショート・ホイール・ベースのためかギャップではピョコピョコと跳ねるのですが、6速シーケンシャルMTのスティックをシフトさせつつアクセルを踏んづけ、後部から遠慮なく聞こえてくる600ccターボ・エンジンの唸りを耳にしながらの走りは笑顔炸裂、もう痛快そのものです。
しかしながら、このクルマを文字通り「スマートに」走らせるのはなかなか難しいんですねぇ・・・。
特にアクセルとシフトとのコンビネーション・ワークには、ある種のテクニックが必要だと感じました。
助手席で首をガックンガックンさせていたMTさんに運転を代わってもらうと、スマートは別のクルマかと思えるほどスムーズかつすばしこく走るのでした(汗)。

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B3へのオープン・デフ(涙)再装着が終わり、MTさんのカブリオーレの作業も完了して塩尻を後にしました。
エンジン吸気温は5度前後、夕陽に紅く染まる富士山を遠くに見晴るかしながらのハイウェイ・ランは、極めて爽快です。
しかもVICSによればこの日は中央道名物の「笹子トンネルから先が大渋滞」もなく、このまま順調に帰れるだろうと思っていました。
が、急遽飛び込んできた「調布IC付近を先頭に事故渋滞、通過に3時間近くかかる」との悲報に、オッサン二名は談合坂SAで作戦会議。
圏央道から関越道を回って帰るか・・・などと話しつつ、レストランで飯を喰ったりイルミネーションを眺めたりしてしばらくのんびりしていたら、渋滞は見事に解消していました。
いや~、素晴らしすぎます(笑)。

本日の走行距離は、478km。
走行時間は5時間03分、平均速度は

・・・って、ドライブの記事じゃ無いんだってば(汗)。

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こうして「安全性向上施策」を謳う中年の企ては、敢え無く潰(つい)え去りました。
いや、そもそも安全面だけを考えれば、LSDなんぞ入れたりせずにDSCに任せときゃイイんですけどね(←その通り)。
深澤社長は後日キャロッセに問い合せてくれたのですが、やはりこのデフに組み込めるLSDは無かったとのこと。
LSDメーカーは他にもありますが、根本的にデフ・ケースのサイズがヘンなのですから、結果は同じこととなるでしょう。
デフを丸ごと交換すりゃできないことは無いのでしょうが、さすがにそこまでやるつもりはありませんからねぇ・・・。

ベース車輌である330iや従兄弟たるM3とは全く別モノの巨大なデフ・ケースをわざわざ使っている、ALPINA B3。
そんな謎のデフのおかげで、LSDを組むことができなかったのです。
そう、これぞ正に「ALPINAマジック」なのです(泣)。


・・・つづく(←続かない)。

コメント(21) 

コメント 21

アル@髭爺

なるほど、B3は基本的にロードカーとして設計されている訳なんですね。
レースを走る車ではないと・・・
しかし、このバカでかいデフが、アルピナマジックとも言われる、乗り心地を作り出しているのかもしれませんね。

いやー、勉強になるなあ~
by アル@髭爺 (2010-01-10 23:22) 

HAM@八王子

FMさんということは、OSも設定が無いってことですね。
なかなか奥深いですねぇ。

そもそも、E90/92、E60のLSDはALPINAはDrexlerの物を使っていますよね。
そして、B6GT3でもDrexler社製のLSDを使っています。

きっと、いや、おそらく、ここにE46用の設定があるんだと思います、がっ!
いかんせん、コストがとんでもないんですよね、ここのLSD。

確かにチャッターノイズなんかもまったく出ませんから素晴らしいんですけどね。
by HAM@八王子 (2010-01-10 23:43) 

nino

はじめまして、ninoと申します。
E46 330i MTに乗ってます。

私の車も国産LSD非適合なのでQuaifeのATBを装着してるのですが、
B3,B3sも設定はあるみたいですよ。
品番から察するとB3系は330dと共通のようです。
ディーゼル用ならサイズも納得でしょうか?

by nino (2010-01-11 00:57) 

アル@髭爺

うーん、何故にディーゼル用のデフを使ったのだろうか・・・
まあ、LSD装着B3に私が乗ったら、返って遅くなりそうだし・・・
コーナーリング中に加速することもないし、荒れた道もあまり走らないし・・

益々wataさんとは、ご一緒出来なくなりそうです。

なんか、最初のコメント、思い切り外したみたいです。
ごめんなさい。
by アル@髭爺 (2010-01-11 01:22) 

zen

しょうがないですよねぇ。

その後深澤氏に再度問い合わせしてみましたが、B10も現物を見ないと断言はできないが、B3と同様「ほぼ無理でしょう」とのこと。

しかしここまで調べたのだから一縷の望みに期待し、暖かくなってから「深澤自動車」に行くつもりです。
by zen (2010-01-11 16:52) 

wata

アルさん、こんにちは。

デフのサイズが乗り味に影響するかどうかはさっぱりわかりませんが、最終減速比は最高速や加速などを思いっきり左右しますよね。
BMWはモデルによってファイナルを細かく使い分けていますから、「デフ交換」もチューニング・メニューのひとつとして定着しているようです。

DSCやASC/ASC+Tがあれば、LSDは別に無くてもいいんですよね。
ですので、機会があれば一度一緒に走ってくださいね(笑)。

by wata (2010-01-11 20:23) 

wata

HAMさん、こんにちは。

そう、HAMさんのB5はLSD入りなんですよね(震)。
HPなどには載っていませんが、B3ビターボやB5/B6にはドレクセラーのLSDをオプションで装着できるんですよねぇ。
B6GT3を始め、BMWのレーシング・カーには例外なくドレクセラーのLSDが使われていると聞きますので、スペックもプライスもやはり強烈なのでしょう(汗)。
もちろんストリート・ユースであれば「バキバキ仕様」では無いのでしょうが、チャタリングがゼロってのはさすがだと思います。

E46では、スモール・デフに適合するレーシング・スペックのLSDがあるようです。
ツーリング・カー選手権で走っていた320i用で恐らくドレクセラー製のモノと思われますが、やっぱり数十万円コースだそうで・・・。
もちろん、B3のエクストラ・ラージ・デフには適合しませんので、今回は見送ることと致しました(←適合してても買えないだろ)。

by wata (2010-01-11 20:46) 

kami

なんと!

有難うございます。(←何が・・汗)
先日あるところを走ったのですが、そのときにLSD欲しい!と思った次第です。滅多に走ることのないところなので、普段はまったく必要ありませんが・・。
でも、付かないのですね・・・。(涙)
私の場合はまずミッション交換か・・・。(汗)
by kami (2010-01-11 20:58) 

root-t

wata さんこんばんは。

 いろいろ苦労されてますね。苦労するのもまた楽し。違うか!
愛車の写真に掲載されている「そのまんま詐欺士」さんはLSD入れてますよ。(ATじゃないはずだけど?)

確か・・・。  いまはブログ見れないみたいですが?

 さて、対処法ですが、E46 330 MT ファイナル2.93のデフにはATSは入らないことは解っています。KAAZ,OS,CUSCOもATのみの適応MTには適応がありません。
DREXLERはいろいろあり適応しているようです。ALPINAの部品から188Kか215Kのデフらしいのでそれなりの型番(?)はあるようです。

 DREXLERを入れる。
 
 CUSCOにデフケースを作らせる。

 詐欺士さんに聞いてみる。 
 
悩み多いですね。

by root-t (2010-01-11 21:00) 

hiro

興味深く読ませていただきました。

アルピナマジックが潜んでいたとは・・・・
by hiro (2010-01-11 21:02) 

mtm

お答えしましょう[ウッシッシ]
↑の方もおっしゃるとおり、イギリスのクワイフ製のLSDに適合する物がありますよ(メーカーにも問い合わせした結果、ほぼ大丈夫だそうです)逆に是非とも試してほしいとのお返事でした。
去年の5月、ブレーキ装着の時に僕も前々から付けたかったのでアデナゥで調べてもらったんです(笑)
値段は25万円ぐらいでした。その時すでに予算オーバーだったので断念したんですがwataさん、人柱よろしくです(^^ゞ
by mtm (2010-01-11 21:02) 

wata

ninoさん、はじめまして。

ようこそお越しくださいました。
イマイチ信憑性に欠けるいいかげんなBlogではありますが(汗)、よろしければ引き続きおつきあい下さい。

しかし、ninoさんからコメントをいただいて本当にビックリしました。
かつ、とっても嬉しいです。
実は今回のLSD適合調査中に、ninoさんのBlogを思いっきり拝見させていただいていたんですよ。
勝手ながら大変参考にさせていただきました。
どうもありがとうございました。

で、私も英国方面に一筋の光明を感じ、現在その線で走っているところです。
「謎デフ」の調査結果もninoさんのご賢察と一致しており、大いに心強く感じました。
なお、その拙い調査結果は次の記事にてご報告させていただきたいと思っている次第です。

・・・ってことは、「つづく」のか?(←そう)

by wata (2010-01-11 21:06) 

wata

zenさん、こんにちは。

B10 3.2のデフ・ケースも、何だかよくわかんないんですよね・・・。
B10 3.3はBMW528iと同じモノを使っているようですので、3.2も同じような気がしています。
B10 3.2/MTだと最終減速比は2.93ですから、528i/MTとファイナルは同じなんですよね。
しかしファイナルが同じでもケースが全く違う場合があると言うことは、私のB3で証明済みです(涙)。

by wata (2010-01-11 21:32) 

wata

kamiさん、こんにちは。

B3S/ATのファイナルは3.64ですが(ですよね?)、デフ・ケースはMT仕様も含めてB3 3.3(後期型)と同じものだと思います。
つまり、巨大な「謎デフ」ですね・・・。
MTにコンバートするなら、リア・アクスルごとデフもE46/M3のそれに換えちゃえば、LSDももれなくついてきますよ(←無責任)。

「滅多に走ることのないところ」で、LSDが必要となるところってどんなところなんでしょうか。
やはり、サーキットですか?
・・・そう考えると、サーキットなど恐ろしくて走れない私にゃ、LSDなんて必要無いんですね(涙)。

by wata (2010-01-11 22:08) 

wata

root-tさん、こんにちは。

はい、いろいろと苦労してますが、その苦労がまた楽しいんですね。
乗ってるクルマはALPINAなのに、そのオーナー・ドライバーは「M」なのかもしれません(←不明)。

root-tさんもさすがによくご存知ですねぇ。
仰るとおり、私のB3のデフ・ケースはタイプ215kだと思ってます。
188kは、1999年9月以前の生産モデルに使われているようですね。
ドレクセラーに215k適合のLSDがあるとは初めて知りましたが、そのまんま詐欺士さんはそれを使われていたのかもしれませんね。
いずれにせよベラボウに高くて買えないでしょうし、万が一買えたとしても、「猫に小判」が炸裂です(汗)。

by wata (2010-01-11 22:26) 

wata

hiroさん、こんにちは。

長ったらしい記事を散々読ませた挙句、「装着できませんでした」。
・・・いや、全く以ってお詫びのしようもございません(伏)。

ALPINAをALPINAたらしめているのが専用部品だと言うことはわかっちゃいるのですが、こういうときに謎だらけで困るんですよねぇ・・・。
BMWとの共用部品であっても、その共用している車種がこれまた日本未導入だったりするもんですから、シリンダー・ヘッド修理の際にもパーツを揃えるのにずいぶん時間がかかったりもしました。
そんなワケで、「ALPINAマジック」には結構やられている次第です(笑→泣)。

by wata (2010-01-11 22:37) 

wata

mtmさん、こんにちは。

おぉ、mtmさんも検討していたんですか。
B3へのLSD装着を考えているのは私だけじゃないハズだと思っていましたが、やっぱりですね。
私も深澤社長やクルマ仲間の協力を得て、紆余曲折の末にやっとこさ英国ケント州まで辿りつきましたよ(笑)。

しかし25万円って、工賃込みだとしてもかなりのモンですねぇ・・・。
いや、ワテはそないなゼニあらしまへんさかいに、人柱はmtmはんよろしゅうたのんますわ(逃)。

by wata (2010-01-11 22:56) 

amataro

wataさん こんにちは

世の中にはいろいろなフェチがあるのだと思いますが、デフフェチって。。。 かなりニッチなフェチですねぇ
あえてB3に330と違うデフケースを取り付けた意図がよく分かりませんが、ALPINAのことですから何かしらの理由があるのでしょうね

しかし、みなさん詳しいですねぇー
by amataro (2010-01-12 10:02) 

WT

お久しぶりです

以前私がデフオイルの交換を行った際に聞いた話ではB3Sには本国設定のディーゼルターボ用デフを流用しているとの事でした

330用では厚くなったトルクに対して耐久性での不安があるのでコストパフォーマンスも考えてTD用を使っているとしたら真面目なメーカーだな....と関心した記憶があります

LSDは確かに魅力的ですけどイニシャルトルクの設定で泥沼に嵌らないようにしてくださいね~(笑
街乗りFRなので1.5WAYが基本になると思いますが、減速時の効きを良くし過ぎると直線でもロックしますから姿勢は安定するけど曲がらない車になっちゃいますよ^^
by WT (2010-01-12 12:18) 

wata

amataroさん、こんにちは。

いや、ALPINAはやっぱりデフ・フェチだと思いますよ。
まぁそもそも完成されたBMW車を更にチューニングして別のメーカーとして売っている時点で、ALPINA社は世界一の「BMWフェチ」だと思いますけどね(笑)。
B7ターボのデフ・オイル・クーラーには仰天しましたが、その他の車種でもALPINAは結構デフにこだわっているようです。
もちろんMモデルも同様ですが、エンジンやサスペンションだけでなく、この手のクルマはデフも重要なアイテムなんだな、と改めて気づかされた次第です。

今回いただいたコメントを拝見していて思うのですが、皆さん詳しいですよねぇ。
いや、本当にありがたい限りです。
私も独りで考えたりせず、最初からBlog上で皆さんにお聞きしていれば、こんなに苦労しなくて済んだかもしれませんね(涙)。

by wata (2010-01-12 23:54) 

wata

WTさん、こんにちは。

またまた貴重な情報、どうもありがとうございます。
そうなんですよねぇ、私もB3のデフの出自については同じ結論に至りました。
このような案件は自分で調べた結果が正しいのかどうか不安になることもしばしばですが、こうして皆さんから寄せていただく情報で「裏が取れる」ととても安心できますし、また大変ありがたく感じています。
Blogやってて良かった、とつくづく思いますよ(笑)。

今回装着できなかった(涙)クスコのタイプRSは、深澤自動車にお任せして1.5way&イニシャル低め&ロック率弱めに組んでもらっていました。
乗り出してから様子を見て徐々にセッティングを出して行こう、との腹積もりだったのです。
いろいろと調整できるのが多板クラッチ式LSDのメリットですが、しかし私なんぞは逆に適正値がわかんなくて疑心暗鬼になるのが目に見えてるんですよねぇ・・・。
これまで車高調整式や減衰力調整式のサスペンションを使ったことが無いのも、同じ理由によるものです(汗)。

by wata (2010-01-12 23:55) 

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