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GT2009秋[5]9月10日:袋も縮む、三朝温泉露天風呂 [about My B3]

蒜山大山スカイラインを再び駆け上がっていくB3。
朝風呂→朝飯→チェック・アウト→始動前点検→イグニッション・オンで、GT6日目がスタートしました。
旅程もあとわずかとなりましたので、悔いの無いよう走らねばなりません。

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鬼女台で小休止したら、K45→K44/34と大山の東半分を走っていきます。
この区間はタイトなワインディングが多く、スリップ・サインの出始めたタイヤは急坂屈曲路でいとも容易く悲鳴を挙げ始めました。
しかしながらそもそも大した速度で走っているワケではないので、大きくバランスを崩すことはありません。
そのままK44を日本海に向かってダウン・ヒル、林立する風力発電機群を見上げてから再びのアップ・ヒル。
狭いK313をトラバースしてからK45で倉吉まで下り、白壁の土蔵を眺めつつ市内を抜けて東に走ります。

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K21沿いには、歴史ある三朝(みささ)温泉が沸いています。
ここに無料の露天風呂があるというので立ち寄ってみたのですが、街の中心を流れる橋のたもとにあるその風呂は周囲から丸見え。
まいったな~、と呟きつつ晴天の下でパンツを脱ぎ早速露天風呂に足を浸

「あっぢ!!!」

・・・物凄い熱さにとても入ることができず、タオルで前を隠しながら思わず飛び退る43歳。
素っ裸なのに風呂に入れないという、極めて情けない状態です(涙)。

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しかしながら、ここで諦めるワケにはいきません(←義務なのか?)。
止むを得ず水道の水を全開にし、それでもビリビリ来る熱さの湯へと慎重に身体を沈めました。
入ってしまえば周囲の開放感がたいへん心地良いのですが、やはり長湯は不可能です。
脇のベンチに腰かけ、奥出雲で昨日汲んだ「延命水」をゴクゴク飲みながらパンツ一丁で涼んでいると、5人ほどの女性客がしかめ面をしながら橋から離れていきました(涙)。

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だだっ広いR179を南下し、R482で鳥取県からまたまた岡山県入り。
付近には素晴らしい高原道路が拡がっており、5速メインで快調にB3を走らせていきます。
津黒高原の先を左折すると、明るい林の中をピカピカの2車線路が延びるK65です。
次々と現れる緩めのコーナーを3速ホールドで駆け抜けていく素晴らしいドライビング・ロードなのですが、峠区間はここもお約束の1車線路。
ゆっくりと峠を越え、続くK56ではギアを4速に上げて走りました。
で、いよいよ腹ペコなのですが、この山の中では食事ができるところなど皆無です。
そこで小さな村の雑貨店で弁当を買い、涼風に吹かれながら昼食と洒落込みました。

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R179を北上し、R482を東へ。
何度目かわからない鳥取県入りを経て、急坂の峠道を3速⇔2速で一気に下っていきます。
途中、旧佐治村の小さな集落に「弥留気(やるき)地蔵」というお地蔵さんがあるとのことで、お参りすべくB3を駐めて歩きました。
すると、向こうから農作業姿のおばあちゃんがやってきます。
こんにちは、と声をかけると、にこやかに話しかけてくれました。

「どちらから来なすった」
「はい、東京のほうから来て中国地方をぐるっと旅しています」
「おやまぁ」
「お地蔵さんは、この坂の上ですか?」
「そう、すぐ上。さっきロウソクを上げてきたけぇ」
「そうですか。じゃぁ私も行ってみます」
「はい、それじゃぁ気ぃつけてな」

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…たったこれだけの会話でしたが、ずいぶん前に亡くなった祖母が思い出されてなんだか暖かな気持ちになりました。
私もお地蔵さんにロウソクを上げ、旅の無事を祈ります。
よし、これでまたもや「やる気」が出てきました(笑)。

快速ワインディング・ロードとなったR482を下り終え、幹線道路のR53を右折。
南へと向かうR373はバイパスのおかげで下道の交通量がほぼ皆無となっており、おそらくバイパスよりも速く走ることができると思われます(笑)。
やがて新道と合流して志戸坂峠をトンネルで越えると、今度こそ最後の岡山県入り。
粟倉温泉の旧い国民宿舎「あわくら荘」に到着、露天風呂で汗を流し、夕食をシイタケ以外(汗)全て平らげてから地図を開いて明日のルートを検討。
GT2009秋も、いよいよ終盤です。

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本日の走行距離は、261kmでした。

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Shima

ニューラッキーですか。メモメモ。。って、絶対私の食いつきを意識して撮影したでしょ。(笑)
と、判ってて書き込みをしてしまう私も私ですが。。
今度、ショーの中身をおしえてくださいね。(爆)
それにしても気持ちよさそうなGTだったようで何よりです。
by Shima (2009-09-23 19:04) 

wata

Shimaさん、こんにちは。

>って、絶対私の食いつきを意識して撮影したでしょ。(笑)

はい、お約束ですから(キッパリ)。
露天風呂から出てクルマに戻ってカメラを出し、わざわざレンズを着け換えて現場まで戻り、ワーキング・ディスタンスを確保するために後ずさりしながら真剣にピントを合わせる私を通行人が怪訝な表情でチラ見していたのですが、Shimaさんのために(←ために?)頑張りました。

…が、ショウの中身は不明です(汗)。

by wata (2009-09-23 19:30) 

zen

最後の写真なかなかの「ぼけ」具合で良いですね←とのことです。

でも、なんでピンが「ラジューム温泉なの?」←とのことです。

以上、伝言をお伝え申し上げ候・・・
by zen (2009-09-23 22:22) 

wata

zenさん、こんにちは。

ボケ具合は、でっかくて重たい旧いレンズのおかげです。←とお伝え下さい。

「ラジューム温泉」は、灰皿や煙草よりはマシだと思ったからです。←とお伝え下さい。

以上、返答をお伝え頂きたく候・・・(汗)

by wata (2009-09-23 22:45) 

amataro

wataさん こんにちは

哀愁すら感じる最後の一枚、渋いっすねぇ~
ニューラッキーの前で古い重いレンズを抱えてピント合わせている姿を想像してニヤケてしまいました 私も相当怪しいです(笑)

しかし天気にも恵まれたようで、うらやましい限りのGTです
by amataro (2009-09-24 07:50) 

wata

amataroさん、こんにちは。

「ラジウム温泉」ではなく、「ラジューム温泉」というトコロがポイントです(←何の?)。
更に言えば、今どき珍しいプラッチックの安っぽい角型灰皿もまた、見逃せないポイントなのです(←だから、何の?)。

カメラ本体よりも重たい旧いレンズはハンドリングが極めて難しく、私のような者では全然使いこなすことができていません。
そもそも被写体に「ニューラッキー」や「ラジューム温泉」を選んでいる段階で、使い手としての資格は無いのだと思われます(涙)。

by wata (2009-09-24 20:42) 

DION

倉吉、三朝、夫の父方の親戚がいるエリアなのです。
それにしてもかなり温度の高い温泉なのですね。
でも、やっぱりお約束の足撮影のためには!(笑)
子女たるもの、決して突っ込みを入れていはいけない文言が・・・。(爆)
あっ、シイタケ嫌いなのですね。
by DION (2009-09-25 01:02) 

wata

DIONさん、こんにちは。

私は初めて訪れましたが、DIONさんはご存知のエリアだったんですね。
この露天風呂、罰ゲームかと思うほどの熱さでした…。
しかしながら、足撮影が目的で各地の温泉に入っているワケではありませんから(汗)。

>子女たるもの、決して突っ込みを入れていはいけない文言が・・・。(爆)

…そんな文言を含んだ記事なんか書いてるもんですから、女性の方にはちっともアクセスしていただいていないのだと思います(涙)。
http://smaster.jp/Result.aspx?SheetID=8364
どうか見捨てないで下さい、DIONさん(懇願)。

by wata (2009-09-25 20:26) 

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