GT2009秋[4]9月9日:「蒜山」と書いて、「ひるぜん」と読む。 [drive/touring]
芸北温泉を出発したB3は、K40→K79といきなりの快速クルージング。
曇り空ながら晴れ間も覗いており、気温は18度とエアコン要らずの快適さです。
R261を北上して広島県から再び島根県に入り、江の川沿いの静かなK40を辿っていきました。
三瓶山(さんべさん)という山の存在は、今回のGTで初めて知りました。
その山麓をぐるっと一周する20km弱の道はたいへん快適で、高原を貫くストレートや森の中のワインディングなど、コンパクトながら変化に富んだ道を大いに楽しんで走ることができました。
途中の草原で小休止を取れば、涼やかな風がマイルドセブン・ライトの煙をたちまち空の高みへと運び去っていきます。
時計回りの周回を終えて再びK40に入り、引き続き快適なカントリー・ロードを東へ駆けていきました。
R54を北に向かい、K38で再び山の中へ。
快速2車線路は例によって峠区間でいきなりの狭路となりますが、対向車も来ないためスムーズに走れます。
続くR432では市街地手前の対向車線でネズミ捕りをやっていたため、卑劣なその罠へと知らずに向かう車にパッシングをくれながらR314に合流しました。
昼時となったため、横田の街中で蕎麦を喰います。
何の変哲も無い商店街の蕎麦屋さんなのですが、予想外のその旨さには驚かされました。
奥出雲の蕎麦、侮れません(頷)。
食後にちょっと寄り道しようと思い、R314を南に下って後輩Tから聞いていた「奥出雲おろちループ」を走りました。
他のループ橋と較べ曲率が緩くて走りやすいのですが、その代わりあまりにデカくて空撮以外では一望できないほどのスケールです。
橋から引き返す途中、スイッチ・バックの出雲坂根駅付近で「延命水」という水が湧いていたため、空のPETボトルに詰めました。
オッサン、これで多少なりとも長生きできる見込みです(笑)。
横田に引き返し、黄金色の田園地帯をK107→K108と走って鳥取県入り。
この辺りからクルマは全く見られなくなり、しかも県境から先の天気は完全に晴れ模様となってきました。
5速以上でも余裕で走れる道なのに、敢えての4速4000rpmオーバーです(笑)。
K48からK286を抜け、R180→R181と結んでK113へとエスケイプ。
谷あいの2車線路を4速⇔5速で走り、続く峠道を3速でタイヤ切りつけ走りまくったら岡山県。
高原道路・R482で道の駅「風の家」に入り、売り場に残り1個となっていた蒜山ジャージー・プリンに舌鼓を打つのでした。
いやー、走った走った(果)。
ここから今日の宿は目と鼻の先なのですが、何故か予想以上に早く来てしまったため(汗)明日走るつもりだった大山へ向かうことにしました。
ファミリー・カーを遠慮なくかつ安全にブッコ抜きつつ大山広域農道で一気に高度を稼いでいくと、大山の峰々が真っ青な午後の空にババーン!と聳え立っています。
今回は主に南斜面から西側をK52→K45と走ったのですが、大山は仰ぐ場所によってまったく異なった山容を見せてくれました。
田園風景の先に柔らかい富士山のような姿を現したかと思えば、深い森を抜けた途端に空を切り裂く鋸歯の如き荒々しい姿へと山は豹変します。
もちろん周囲の道も素晴らしく、2速⇔3速のワインディングから4速⇔5速で豪快に駆け上がっていく快走路まで何でも揃ってます。
1年半前に初めて走ったときの感動が、それ以上となって甦ってきました。
K114/蒜山大山スカイラインを一気に下ると、周囲は牧草地の拡がる蒜山高原。
初秋とは言え西日本の陽は長く、18時近くになっても未だ青空が輝いています。
緑の丘陵に建つ「休暇山蒜山高原」にチェック・イン、温泉に浸かって晩飯を腹が痛くなるほど喰いました。
…そして、いねむりから目醒めた21時過ぎ。
浴衣から再びジーンズに着替えて宿を抜け出すと、Tシャツ一枚ではとても外にはいられないほどの寒さです。
長袖を着込んでB3を出し、近くの空き地まで走らせてイグニッション・オフ。
東の空に昇り始めた月の灯りにも負けず、頭上には降るような星空が拡がっていました。
煙草を燻らせながら飽くことなく天を見上げていると、はくちょう座/デネブの辺りからカシオペアへ向かって一筋の流れ星が天の川を疾っていきます。
首が痛くなるまで無窮を堪能し、冷え切った身体を温めるべく宿へと戻りました。
本日の走行距離は、334kmでした。
曇り空ながら晴れ間も覗いており、気温は18度とエアコン要らずの快適さです。
R261を北上して広島県から再び島根県に入り、江の川沿いの静かなK40を辿っていきました。
三瓶山(さんべさん)という山の存在は、今回のGTで初めて知りました。
その山麓をぐるっと一周する20km弱の道はたいへん快適で、高原を貫くストレートや森の中のワインディングなど、コンパクトながら変化に富んだ道を大いに楽しんで走ることができました。
途中の草原で小休止を取れば、涼やかな風がマイルドセブン・ライトの煙をたちまち空の高みへと運び去っていきます。
時計回りの周回を終えて再びK40に入り、引き続き快適なカントリー・ロードを東へ駆けていきました。
R54を北に向かい、K38で再び山の中へ。
快速2車線路は例によって峠区間でいきなりの狭路となりますが、対向車も来ないためスムーズに走れます。
続くR432では市街地手前の対向車線でネズミ捕りをやっていたため、卑劣なその罠へと知らずに向かう車にパッシングをくれながらR314に合流しました。
昼時となったため、横田の街中で蕎麦を喰います。
何の変哲も無い商店街の蕎麦屋さんなのですが、予想外のその旨さには驚かされました。
奥出雲の蕎麦、侮れません(頷)。
食後にちょっと寄り道しようと思い、R314を南に下って後輩Tから聞いていた「奥出雲おろちループ」を走りました。
他のループ橋と較べ曲率が緩くて走りやすいのですが、その代わりあまりにデカくて空撮以外では一望できないほどのスケールです。
橋から引き返す途中、スイッチ・バックの出雲坂根駅付近で「延命水」という水が湧いていたため、空のPETボトルに詰めました。
オッサン、これで多少なりとも長生きできる見込みです(笑)。
横田に引き返し、黄金色の田園地帯をK107→K108と走って鳥取県入り。
この辺りからクルマは全く見られなくなり、しかも県境から先の天気は完全に晴れ模様となってきました。
5速以上でも余裕で走れる道なのに、敢えての4速4000rpmオーバーです(笑)。
K48からK286を抜け、R180→R181と結んでK113へとエスケイプ。
谷あいの2車線路を4速⇔5速で走り、続く峠道を3速でタイヤ切りつけ走りまくったら岡山県。
高原道路・R482で道の駅「風の家」に入り、売り場に残り1個となっていた蒜山ジャージー・プリンに舌鼓を打つのでした。
いやー、走った走った(果)。
ここから今日の宿は目と鼻の先なのですが、何故か予想以上に早く来てしまったため(汗)明日走るつもりだった大山へ向かうことにしました。
ファミリー・カーを遠慮なくかつ安全にブッコ抜きつつ大山広域農道で一気に高度を稼いでいくと、大山の峰々が真っ青な午後の空にババーン!と聳え立っています。
今回は主に南斜面から西側をK52→K45と走ったのですが、大山は仰ぐ場所によってまったく異なった山容を見せてくれました。
田園風景の先に柔らかい富士山のような姿を現したかと思えば、深い森を抜けた途端に空を切り裂く鋸歯の如き荒々しい姿へと山は豹変します。
もちろん周囲の道も素晴らしく、2速⇔3速のワインディングから4速⇔5速で豪快に駆け上がっていく快走路まで何でも揃ってます。
1年半前に初めて走ったときの感動が、それ以上となって甦ってきました。
K114/蒜山大山スカイラインを一気に下ると、周囲は牧草地の拡がる蒜山高原。
初秋とは言え西日本の陽は長く、18時近くになっても未だ青空が輝いています。
緑の丘陵に建つ「休暇山蒜山高原」にチェック・イン、温泉に浸かって晩飯を腹が痛くなるほど喰いました。
…そして、いねむりから目醒めた21時過ぎ。
浴衣から再びジーンズに着替えて宿を抜け出すと、Tシャツ一枚ではとても外にはいられないほどの寒さです。
長袖を着込んでB3を出し、近くの空き地まで走らせてイグニッション・オフ。
東の空に昇り始めた月の灯りにも負けず、頭上には降るような星空が拡がっていました。
煙草を燻らせながら飽くことなく天を見上げていると、はくちょう座/デネブの辺りからカシオペアへ向かって一筋の流れ星が天の川を疾っていきます。
首が痛くなるまで無窮を堪能し、冷え切った身体を温めるべく宿へと戻りました。
本日の走行距離は、334kmでした。
2009-09-17 23:58
nice?(0)
コメント(16)
蒜山、大山を堪能しまくりですねぇ。
寝転んだ草原が実に気持ちよさそうです。
山道でABペダルを踏みまくって縮めた寿命を延命水で埋め合わせ…、ですか(笑)。
満天の星空を見るためにだけでも、このエリア是非とも訪れて見たいですね。
by トモ (2009-09-18 18:28)
トモさん、こんにちは。
はい、堪能しまくりです。
三瓶山を望む草原も実に気持ちよく、危うく昼寝を決め込みそうになりました(笑)。
が、
>山道でABペダルを踏みまくって縮めた寿命を延命水で埋め合わせ…
ていたワケではございません(汗)。
満点の星空を見る機会はあまり無く、この夜は久しぶりに感動しました。
ちなみにこの目で実際に見た星の数は、こんな写真のレベルではありませんでしたよ。
凄かったです、ハイ(笑)。
by wata (2009-09-18 21:24)
島根(松江)は第二の故郷なのですが
私の知らないところばっかり。(笑)
出雲そばは召し上がらなかったのですか?
それにしても青空も素敵ですが、
星降る夜空と愛車のお写真までも!
niceでございます。
by DION (2009-09-18 21:42)
DIONさん、こんにちは。
一般的に観光地と呼ばれるようなところは殆ど訪れていませんので、ご存知無いのも当然かと思われます。
島根だったら出雲大社や宍道湖ぐらい行っとけ!って感じですよね(涙)。
特に「出雲蕎麦を喰おう」と言う意識は無かったのですが、奥出雲で喰った蕎麦はとても旨くてビックリしましたよ。
星空の写真は何度か撮ったことがあるのですが、「クルマ+星空」は今回が初めてのチャレンジでした。
試行錯誤の末にようやく撮れたってのが実情であり、出来はniceでもなんでもありませんが(涙)、どうしても一度撮ってみたかった画でしたのでコレでご勘弁の程を(伏)。
by wata (2009-09-18 22:32)
wataさん、こんばんは。
とうとう、島根、そして岡山ですか。
GT2009秋(中国)も、間もなく完結ですね。
萩の観光大使である私としては、不完全燃焼。市長に叱られる・・・(爆)。
どうぞ、次回リポート9月10日には、蒜山から中国道~k262号で、萩の城下町、ってなシナリオになりませんかねぇ(猛爆)。
なりませんねぇ!。
by ri-co父 (2009-09-18 23:51)
ri-co父さん、こんにちは。
・・・・・・。
あのですね、ri-co父さんは萩の観光大使じゃありませんし、萩市長に起こられることもありませんよね(汗)。
山口県からは、ずーっと東に戻ってきています。
が、何せ県境付近=山の中ばかり走ってるもんですから、島根や広島や鳥取や岡山の各県に出たり入ったりの繰り返し。
正直、県境を何度越えたのかよくわかりません(笑)。
いずれにせよせっかくここまで東に戻ってきたのですから、遥か西の萩までこれから再び戻るのだけは、どうか堪忍してください(伏)。
by wata (2009-09-19 00:22)
こんにちは。
「蒜山」をすんなり「ひるぜん」と読めるようになっているあたり、43歳にして伸び盛りの只中にあるようですね。これも延命水とやらの力でしょうか?(笑)(普通40過ぎてからは新しい事って覚えにくいハズなんですけどね・・・。(泣))
それにしても好天に恵まれて良かったです。私は決して岡山の観光大使ではありませんが、多少なりとも面識のある方が折角あの快走エリアを走られるのなら好天が良いと思った次第です。
では、続きの大暴れ紀行楽しみにしています。
by koji (2009-09-19 15:52)
kojiさん、こんにちは。
「蒜山」、未だに油断すると「にらやま」と読んでしまいます(汗)。
「大山」は素直に「だいせん」と読めるようになったのですが、故郷の神奈川県には「大山(おおやま)」と言うメジャーな山がありますので、やはり違和感は拭えません。
難しいですねぇ・・・。
ひょっとして、「岡山」も「おかぜん」と読むのでしょうか?(←読まない)
kojiさんのBlogで初めて知った蒜山高原、昨年5月に引き続いて今回も素晴らしい好天に恵まれました。
今回の中国GTルートは前回と被らないように設定しましたが、蒜山/大山だけは必ず再訪すると決めていました。
結果、大正解です(笑)。
by wata (2009-09-19 17:50)
蒜山ジャージーヨーグルトが大の好物です。
今朝も自宅で一ついただきました。
大山と蒜山、いいですね~
触発されて、ちょっと走ってきます、明日(笑
by じゅん (2009-09-19 21:24)
じゅんさん、こんにちは。
蒜山ジャージー・ヨーグルトも定番の人気商品らしいですねぇ。
私も喰おうかと思ったのですが、残りひとつとなっていたプリンに思わず目が眩んでしまいました(笑)。
これまで日本中をそれなりに走ってきましたが、蒜山/大山はベストとも言えるドライビング&リラクゼーション・エリアだと思います。
じゅんさんの暮らす福井からであれば、1泊でも楽勝で行けるのではないかと思いますよ(←キツいか…)。
by wata (2009-09-19 22:08)
wataさん、こんにちは。
「ひるぜん」読めませんよね。
ボクも先日も八幡平を「やはただいら」と読んで大笑いしました。(←笑われたんだろ)
地名は難しいですね~。
今回も快走されてますね。天気が良くて気持ち良さ倍増というカンジです。
GTはいつも天候に恵まれていますよね。何かヒミツのおまじないのようなものがあれば教えていただきたいです。(←半分、本気です)
by TOSHI (2009-09-20 19:30)
TOSHIさん、こんにちは。
おまじないがあれば私が教えてほしいぐらいですが(笑)、今回も天気は良かったです。
基本的に「晴れる日もありゃ降る日もあるのがツーリング」と思ってはいるものの、やはり晴天に越したことはありませんよね。
タイヤのスリップ・サインが出てきてますので、なおさらです(汗)。
「にらやま」は、アカンと思いました。
「やはただいら」も、アカンと思います(涙)。
by wata (2009-09-20 21:01)
はじめまして、岡山県倉敷市の岡本(44歳)です。
いつかはB3に乗りたいと思っているので、いつも楽しく拝見しています。
この度は岡山県に来られたそうで、嬉しくなってしまいました。
事前告知があれば、蒜山高原までお出迎えに上がりましたのに。
倉敷市にも鷲羽山(わしゅうざん)スカイラインというくねくね道があります。
機会があればぜひお越しください。
by 岡本 (2009-09-21 01:33)
岡本さん、はじめまして。
コメントをいただきまして、ありがとうございます。
よろしければ、今後とも引き続きおつきあい下さい。
いつもは関東近県でしか走っていないのですが、思い切って来た甲斐がありましたよ、岡山県。
鷲羽山スカイラインは、瀬戸大橋に絡むワインディング・ロードなんですね。
今回は瀬戸内側は走りませんでしたので、次回の課題と致しましょう。
いずれにせよ中国地方には素晴らしい道が多数あり、いずれまた再訪することは目に見えておりますので、その際はご案内いただければと思います(笑)。
by wata (2009-09-21 13:53)
こんばんは。
コメントを書き込んだ翌日、京都・福知山から下道6時間かけ、
大山・蒜山に向かい、山麓を走ってきました。
いや~、最高ですね。
ほくそ笑みながら、いや、爆笑しながらハンドルを切っているwataさんが
容易に想像できました(笑
それにしても都会の渋滞は酷いですねぇ…
こちらでは上手く振る舞えば連休でも相当楽しめそうです。
by じゅん (2009-09-21 22:31)
じゅんさん
行ったんですね、蒜山まで(笑)。
初めて走ると、その素晴らしさにビックリしますよねぇ。
ちなみに私、翌日は福知山方面まで下道を…いや(汗)、山道を走りました。
あちこちを走って思ったのですが、やはり首都圏のクルマの量は異常だと思います。
地方が空いているのではなくて、東京周辺が異様に混んでいるんですね。
転勤クルマ生活、これからも十分に楽しんでいただければと思います(笑)。
by wata (2009-09-23 11:20)